KNOCK OUT 3.14 後楽園ホール(レポ):晃貴、森岡悠樹にダウン奪われるも1R逆転KO勝ち。風羽、前王者Kihoに判定勝ち。“狂拳”迅、3連続1R KO勝ちしREDフェザー級王座戦要求
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MAROOMS presents KNOCK OUT.62
2026年3月14日(土)東京・後楽園ホール
レポート:井原芳徳 写真提供:KNOCK OUTプロモーション
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
晃貴、森岡悠樹にダウン奪われるも1R逆転KO勝ち
第13試合 メインイベント BLACK(ノンタイトル戦) スーパーバンタム級(55kg) 3分3R
×森岡悠樹(北流会君津ジム/KNOCK OUT-BLACK&REDスーパーバンタム級王者、KICKBOXING JAPAN CUP 2024同級トーナメント優勝、スック・ワンキントーン同級王者)
○晃貴(team VASILEUS/Bigbangスーパーバンタム級王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
1R 1’55” KO (右フック)
森岡は32歳。24年末のKICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメントでは古村光、壱・センチャイジムと、過去に敗れた2人にリベンジを果たすと共に優勝した。昨年4月、BLACKルールで乙津陸を1R右ストレートでKO。6月の代々木大会での壱とのREDスーパーバンタム級タイトルマッチでは累計5ダウンを奪って3R KO勝ちしベルトを獲得した。9月のBLACK同級王座決定戦では福田拓海を1R右ストレートでKOし2冠を達成する。11月の常葉大会でのカンボジア勢との対抗戦ではサン・ラデットとダウンの応酬の末に判定勝ちした。
晃貴は27歳。父・富村誠司氏が代表を務める鳥取の米子ジムでキックを習い、同ジム出身の武尊を追うように上京し、現在も武尊と同じVASILEUSに所属する。19年1月、萩原秀斗に勝利し、Krushバンタム級王者となる。20年からスーパーバンタム級に転向。黒田斗真、小倉尚也、一航、大鹿統毅に勝利し、金子晃大、岩尾力、池田幸司にはKO負けしている。昨年6月、Bigbangに参戦し、RISEが主戦場の良星に判定勝ちしBigbangスーパーバンタム級王座を獲得。12月、サンチャイ・TEPPENGYMに2R TKO勝ちし同王座を初防衛。今回、KNOCK OUTに初参戦し、王者対決が用意された。
1R、前傾でプレッシャーをかける晃貴に対し、長身の森岡はムエタイスタイルで左ジャブ、左右のミドルを返しつつ、八角形リングの中を回って距離を取り、詰められれば首相撲で捕まえ膝を一撃して離れる。森岡は中央側に回り込むと、右ボディストレート、ミドルをヒットするが、すぐに晃貴は中央側に戻り、左ボディ、顔面へのフックを連打する。さらに晃貴が左右のパンチを振うが、森岡はカウンターの左フックでひるませると、腰の落ちた晃貴を右フックで倒し、秋谷レフェリーはダウンを宣告する。
だが晃貴は意識がはっきりしている様子で、森岡のラッシュを耐えると、再び前に出返す。両者のパンチが交錯し、スリリングな展開となるが、森岡に押されて晃貴が離れると、森岡が軽く左ミドルを振って空振りした直後、右カーフキックをヒットする。これで森岡のバランスが一瞬崩れると、森岡のガードの隙間から晃貴の左フックがヒット。下がった森岡が右フックを振うと、晃貴がカウンターの右フックをクリーンヒットする。森岡は大の字になって倒れ、レフェリーがストップした。
晃貴はKOボーナス50万円を獲得。晃貴は「どうですか?強いでしょ。これが晃貴です。KNOCK OUT、最高ですし、演出も凄いですし、お客さんも凄い入ってて、テンションが上がりました」と話した。インタビュアーの鮎貝健氏から「KNOCK OUTのベルトを目指すことはあるんでしょうか」と聞かれると「組まれたらやるんで、いつでも組んでください。自分強いんで。勝ちます」と回答した。
ゲーオガンワーン、弘・センチャイジムの反撃封じKNOCK OUT 4連勝
第12試合 セミファイナル RED 61.5kg契約 3分3R
○ゲーオガンワーン・ソー・アムヌワイデッー[Kaewgangwan Sor.amnuaydes](タイ/元ルンピニー・プロムエタイ協会・True4Uスーパーフェザー級王者)
×弘[こうた]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/INNOVATION&ムエタイオープン・ライト級王者)
判定3-0 (秋谷29-28/神谷30-28/和田29-28)
ゲーオガンワーンは30歳。15年12月、ルンピニースタジアム設立記念興行でスーパーレックを下しルンピニー&プロムエタイ協会のスーパーフェザー級王座を獲得。24年6月のムエタイスーパーファイトでは大和哲也に判定勝ち。昨年8月にKNOCK OUTに初参戦し軍司泰斗を1Rサウスポーからの左肘打ちでKO。11月のKNOCK OUTでは大沢文也に判定勝ち。12月の代々木大会での軍司との再戦でも延長判定勝ちした。
弘は24歳。戦績14戦10勝 (3KO) 4敗で、INNOVATIONとムエタイオープンの王座を獲得し、KNOCK OUTに初参戦。ムエタイベースの選手で適性はあるとはいえ、いきなり強豪との試合が組まれた。
1R、ゲーオガンワーンがサウスポーで構え、プレッシャーをかけ、左ミドル、前蹴りを当てつつ、組めばコントロールして左右の膝を度々当て、肘も振って翻弄する。弘も中盤まで右ミドルを強打する場面があったが、終盤はほとんど攻められなくなる。記者採点はゲーオガンワーン。
2R、序盤こそ弘も右ミドル、膝、前蹴りを立て続けに当て、相手に攻められる前に攻めて流れを変えようとするが、ゲーオガンワーンが距離を潰すと、組み際に右肘を当て、以降は首相撲で振り回して膝を連打し、主導権を維持する。記者採点はゲーオガンワーン。
3R、弘は序盤からプレッシャーをかけ、蹴りを抑えてパンチ主体に切り替え、左ジャブからの右ストレートでゲーオガンワーンをのけぞらせ、好印象を作る、ゲーオガンワーンはその都度組み付くが、これまでのように膝を当てて攻めるというよりは、弘の追撃を封じるためといった印象だ。それでもゲーオガンワーンは泥臭くクリンチを繰り返し、ダウンはせずに点差を守り切り終了する。記者採点は弘。合計29-28でゲーオガンワーン。ジャッジ3者もゲーオガンワーンを支持し、ゲーオガンワーンが判定勝ちし、KNOCK OUT 4連勝としたが、弱点も露呈する内容となった。
風羽、KNOCK OUT初戦で前王者Kihoに判定勝ち
第11試合 BLACK 女子アトム級(46kg) 3分3R
×Kiho(KNOCK OUT GYM 調布/元KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)
○風羽[ふう](ファントム道場/シュートボクシング日本女子アトム級(45kg)1位)
判定0-3 (神谷28-30/北尻28-30/秋谷28-30)
今大会は女子は5試合と多めの編成となった。Kihoは23歳。昨年2月に菊地美乃里に判定勝ちし、5月にはNaoに3R右ハイキックでKO勝ちし、7月には森川侑凜に判定勝ち。9月のKNOCK OUT-BLACK女子アトム級タイトルマッチでは山田真子に延長判定勝ちし王者となったが、採点について大会主催者が異議申し立てを行う異例の事態となる。裁定は覆らなかったが、12月の代々木大会で再戦が組まれ、山田が判定勝ちし、Kihoはベルトを失った。
風羽は大阪出身の21歳。SBを主戦場とし立ち技戦績14戦8勝6敗。ONEでは24年11月にイスライ・エリカ・ポモガオに判定負け、RISEでは昨年8月に島田知佳に判定負けしているが、強豪との試合経験ではKihoを上回る。最近では11月のSB愛知大会でOISHI GYMの奥村琉奈に判定勝ちしている。
1R、風羽が中盤まで出入りしつつプレッシャーをかけるが、Kihoも終盤には前に出て来る。お互い右ストレートやローやミドルを当てる場面はあるものの、攻撃が少なく慎重で、均衡状態が続く。記者採点はイーブン。
2R、Kihoが右前蹴りを当てる場面もあるが、風羽がプレッシャーを強め、右ミドル、ストレート等のヒットを増やす。終盤、風羽は右ストレートを当て続け、Kihoは少し顔を背けるように。正味のダメージはまだ小さい様子だが、やや印象が悪い。記者採点はイーブンだが、風羽につく可能性もある。
3R、風羽は変わらず出入りのステップを続け、前に出れば右ストレートを当て、Kihoが出返せばさっと下がって距離を取り、反撃を許さない。最後、風羽が右フックで少しKihoをひるませ、いい形で終える。記者採点は風羽。合計29-30で風羽。ジャッジ3者とも28-30で風羽を支持し、風羽が判定勝ちし、王者・山田真子への挑戦に一歩近づいた。
バズーカ巧樹、剣夜に判定勝ちも不可解なダウン裁定
第10試合 BLACK 63kg契約 3分3R
○バズーカ巧樹(菅原道場/BRAID/元KNOCK OUT-RED・REBELS-BLACK・MA日本スーパーライト級王者、元KNOCK OUT-BLACKライト級王者)
×剣夜(SHINE沖縄/TENKAICHIキック・スーパーライト級王者)
判定3-0 (秋谷28-27/北尻28-27/大澤28-27)
※3Rのダウン裁定の検証の結果、ダウンは取り消され、判定0-0 (秋谷28-28/北尻28-28/大澤28-28)のドローに裁定が変わった。(詳細記事)
1R、序盤から剣夜が左フックを当ててダウンを奪う。バズーカはダメージは引きずらず持ち直す。中盤、バズーカの左ローがローブローとなり一時中断する。終盤、バズーカは右ロー、左ミドルのヒットを増やすが、その先に持ち込めず終わる。8-10で剣夜がポイントを取る。
2R、バズーカは変わらず右ローを主体にしつつ的確に蹴りを当てる。剣夜は攻撃が返せない。終盤、バズーカが左右のミドルを当て続けてから、右のバックハンドブローを当てるが、剣夜は倒れず、ダウンは免れる。記者採点はバズーカ。
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バズーカ巧樹もすかさず剣夜からダウンを奪う!
https://t.co/IXhQcTiU3d第10試合
KNOCK OUT-BLACK -63.0kg契約
3分3R
バズーカ巧樹
【@kouki_bzk】剣夜
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— KNOCK OUT(ノックアウト)公式 (@kb_knockout) March 14, 2026
3R、序盤に剣夜がバズーカの左ミドルをつかみ、和田レフェリーが「すぐ離せ。ストップ」と叫び、両者を割ろうとしたが、その直後にバズーカが飛び上がって右膝蹴りを剣夜の顔面に当たる。両者倒れると、バズーカはすぐ立つが、剣夜が顔面を押さえてうずくまっていると、和田レフェリーはダウンを宣告する。ブレイク後の攻撃のため、本来ならダウンは無効だろう。その後、剣夜は持ち直すが、バズーカが右ロー、左ミドル等を随所で的確に当て、やや優位な状態を維持する。10-8でバズーカがポイントを取る。合計28-27でバズーカ。3Rの不可解なダウンが無ければ10-9でバズーカで合計28-28のイーブン。ジャッジ3者とも28-27とつけ、バズーカの判定勝ちとなった。
サネーガーム、堀田優月を蹴りで翻弄しKNOCK OUT 2連勝
第9試合 RED(ボクシンググローブ着用) 女子48kg契約 3分3R
○サネーガーム・サックチャムニ[サネガン/Sanehngaam/Sanengarm Sakchamni](タイ/元プロムエタイ協会2階級王者)
×堀田優月[ほりた ゆずき](闘神塾/ミネルヴァ・ライトフライ級王者)
判定3-0 (北尻30-27/大澤30-29/和田30-27)
サネーガームは17歳。23年7月のBOM渋谷大会、24年1月のTOP BRIGHTS群馬大会で伊藤紗弥と対戦し、いずれも判定負け。12月のKNOCK OUT初戦では、ぱんちゃん璃奈を組んでの膝と左ミドルで翻弄し判定勝ちしている。
堀田も17歳。7戦6勝1分。K-1女子フライ級王者・SAHOの後輩で、24年12月のKNOCK OUT初戦では坂本梨香と引き分けたが、昨年10月、11月と、常葉でのREBELSシリーズに連続参戦し、RUI JANJIRAと恵音に判定勝ちした。過去3戦はBLACKルールで、今回は通常のボクシンググローブ着用ながら肘有り・首相撲制限なしのREDルールでサネーガームと戦う。
1R、堀田はサウスポーで構えて前に出るが、サネーガームは開始すぐから左の前蹴りで吹き飛ばす。お互い慎重な攻防が続くが、終盤にサネーガームが右ミドルを当て、詰めて来た堀田を首相撲で捕まえて膝を連打し、主導権を維持する。記者採点はサネーガームだがイーブンもありうる。
2R、お互い攻撃が少ない状態が続くと、中盤、センチャイ・レフェリーが両者に攻撃を促す。その後もお互い攻撃は増えないが、サネーガームが左右のミドル、組んでの膝でやや優位に進める。すると終了間際、サネーガームの右ミドルのタイミングで、堀田が右のバックハンドブローを放つと、ボディにもらったサネーガームが押される形で倒れる。レフェリーはダウンを宣告したが、サネーガームが抗議し、カウント後にインターバルに入る。インターバル後、審判団が審議し、ダウンが取り消される。記者採点はサネーガームだがイーブンもありうる。
3Rもサネーガームが変わらず、随所でミドル、膝を当て、堀田は思うように攻められないまま終了する。記者採点はサネーガームだがイーブンもありうる。合計30-27でサネーガーム。僅差のラウンドが続いたため1者は30-29としたが、2者は30-27と差をつけ、サネーガームが判定勝ちした。
“狂拳”迅、3連続1R KO勝ちしスラサックとのREDフェザー級王座戦要求
第8試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R
○“狂拳”迅(WIZARD)
×竹内賢一(Ten Clover Gym 世田谷/元Bigbangフェザー級王者)
1R 2’46” KO (左フック)
迅は22歳。K-1 GROUP推薦で昨年10月にKNOCK OUTに初参戦し、REDルールで辰樹と対戦し1R右ストレートでKO勝ち。12月の代々木大会でも元ジャパンキック王者の皆川裕哉を1R左フックでKOすると、小笠原瑛作が返上したREDフェザー級王座への挑戦を希望していた。
竹内は28歳。39戦26勝 (9KO) 11敗2分。昨年11月にKNOCK OUTに初参戦し、祐輝を3R終了間際に左膝蹴りでKOしている。
1R、迅がプレッシャーをかけ、竹内が八角形リングを活かし回って距離を取る。中盤、迅の左インローがローブローとなり一時中断する。再開後、変わらず迅がプレッシャーをかけ続ける。お互い攻撃が少なかったが、終盤、迅が右カーフキックを当て、少し竹内のステップがぎこちなくなると、隙を逃さず迅が左ストレートを当ててダウンを奪う。迅は竹内をコーナーに詰め、パンチを的確に当て続けると、右アッパーで竹内の腰が落ち、左フックで倒したところで、秋谷レフェリーがストップした。
迅は「K-1から来ました狂拳。これがKNOCK OUTでしょ、山口さん。もうそろそろタイトルマッチでええでしょ。先月タイ人が勝ったと思うので、やらせてください」とアピールし、2月大会で古村光に判定勝ちしたスラサックとの王座決定戦を希望した。
女子初UNLIMITEDは鈴木万李弥が判定勝ち
第7試合 UNLIMITED 女子54kg契約 3分3R
○鈴木万李弥(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺/KPKB女子バンタム級王者)
×タイソンRINA(TEAM TEPPEN)
判定3-0 (橋本29-28/西川29-28/豊永29-28)
両者ともUNLIMITEDルールには初挑戦。女子のUNLIMITEDルールの試合はこれが初となる。
鈴木は近年はキックに専念しているが、名古屋の志村道場時代にはMMAも並行していた。昨年9月のKNOCK OUTでは、BLACK女子バンタム級で愛来に1R KO勝ち。11月に福岡のKPKBでHotaruに判定勝ちしKPKB女子バンタム級王座を獲得している。
RINAはKNOCK OUT初参戦。キック戦績8戦3勝3敗2分。地元関西のDEEP☆KICKやRISEで試合を重ね、最近では昨年9月のホーストカップで美伶に判定負けし、12月のSTRIKE NEXUSでは府川いづみに判定勝ちしている。
1R、お互い蹴りを出しつつ、パンチ主体で攻めるが、ヒットは少なく均衡状態が続く。終盤、鈴木の左ストレートでRINAがスリップし、鈴木が上からパウンドで襲い掛かり印象を作る。記者採点は鈴木。UNLIMITEDの採点はラウンドマストだ。
2R、お互いパンチを振うが、振りが大きく、空振りが多い。その中でRINAのパンチのヒット数がやや上回る。鈴木が組んで膝を当てる場面もあるが、その先にはつながらない。記者採点はRINAだが割れても不思議ではない。
3R、鈴木は左ミドル、組んでの膝を当てるように。RINAも変わらずパンチを返す。終盤、鈴木が左ミドルを連打し、足を掛けて倒してから、サイドで押さえパウンドを連打し、差を印象付けて終える。記者採点は鈴木。合計29-28で鈴木。ジャッジ3者も同じ採点で、鈴木が判定勝ちした。
第6試合 RED スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
○優翔(team NOVA)
×セントリー・クンクメール[Sentry Kunkhmer](カンボジア)
判定3-0 (秋谷30-28/北尻30-28/和田30-28)
19歳の龍希、3連続1R KO勝ち
第5試合 BLACK バンタム級(53.5kg) 3分3R
×工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
○龍希(SUCCEED GYM)
1R 1’35” KO (右飛び膝蹴り)
龍希はKNOCK OUTアマチュア優勝を経てプロ4戦2勝(2KO)2敗の19歳。今回は38歳のベテランを圧倒する。
1R、開始すぐから龍希がパンチと右の顔面狙いの飛び膝蹴りのラッシュで先手を取る。中盤、少し落ち着くが、右のカーフキックを的確に当て続けて下がらせると、両手を広げて挑発してから、右ストレートでダウンを奪う。工藤は立ったがダメージが大きく、龍希が右の飛び膝蹴りで倒したところで、神谷レフェリーがストップした。
龍希はこれで3連続1R KO勝ちに。インタビューでは「誰が相手でも今日みたいな結果になると思うので、1個ずつ駆け上がります」と淡々とコメントした。
NANA、初のOFG戦はパンチで2ダウン奪い判定勝ち
第4試合 RED 女子バンタム級(53.5kg) 3分3R
○NANA(エスジム/WMA世界女子スーパーフライ級王者、元ミネルヴァ・スーパーフライ級王者)
×エミリー・チャン[Emily Chong](香港)
判定3-0 (大沢30-25/センチャイ30-25/和田30-24)
NANAはKNOCK OUTでは24年6月にルシア・アプデルガリムに判定勝ち。昨年7月にはザリーナ・イスラモバに判定負けしている。
チャンはKNOCK OUT初参戦の20歳。タイで練習し、ONEフライデーでは2戦1勝1敗で、KOKOZに判定勝ちし、ジュニア・フェアテックスに判定負けしている。
1R、OFGマッチ初挑戦のNANAが、序盤からワンツーでの右ストレートをクリーンヒットしダウンを奪う。その後もガードの甘いチャンにパンチを的確に当てる。
2R、チャンは右ローを返す頻度が上がるが、NANAも右ローを当てつつ、随所で右ストレートやフックを的確に当て、左ジャブでものけぞらせて印象を作る。すると終了間際にNANAが右フックでまたもダウンを奪う。
3R、NANAは右ボディと左ストレートのコンビネーションを決め、左右のパンチを当て続け、主導権を維持して終え、判定勝ちした。和田良覚ジャッジは30-24と採点しており、3Rはダウンは無かったが、10-8とつけたようだ。
第3試合 RED ライト級(62.5kg) 3分3R
△秋田巴琉(キング・ムエ/元スック・ワンキントーン・スーパーフェザー級王者)
△渡辺翔也(D-BLAZE)
2R 0’35” テクニカル判定0-0 (北尻20-20/和田20-20/センチャイ20-20)
※2R偶発的なバッティングにより秋田が左まぶたをカットしドクターストップがかかり、その時点までの内容で判定
辻井和奏、KNOCK OUT初戦はRUl JANJIRAに苦戦も判定勝ち
第2試合 RED 女子スーパーフライ級(52kg) 3分3R
○辻井和奏(BRING IT ONパラエストラAKK/元スック・ワンキントーン女子フライ級王者)
×RUl JANJIRA(JANJIRA GYM)
判定2-1 (センチャイ30-28/神谷28-29/和田29-28)
辻井は21歳。23年10月のスック・ワンキントーンでKOKOZに判定勝ちし女子フライ級王座を獲得。タイのローカル大会で試合を重ね、24年2月のRWSでタイ人選手に判定勝ち。6月のスック・ワンキントーンではカンボジア人選手に右の顔面前蹴りでTKO勝ち。11月にONEフライデーに初参戦しOFG着用のムエタイに初挑戦したが、タイ人選手に判定負けし、プロ9戦目で初黒星を喫したが、この試合で「試合中初めて『めっちゃおもろい』と思っちゃって」といい、OFGムエタイに魅力を感じ、KNOCK OUT-REDルールに参入した。昨年1月、鈴木咲耶に判定勝ちし、スック・ワンキントーン王座を防衛したが、その後返上している。
RUIは25歳。戦績12戦4勝(1KO)7敗1分。昨年10月の常葉大会でKNOCK OUTに初参戦し、堀田優月に判定負けしたが、一進一退の好勝負を繰り広げていた。
1R、14センチ長身の辻井がサウスポーで構え、右の前手と前足で距離を取る。辻井は左ミドルを当てるものの、当たりは軽めだ。RUIも前に出るが距離を詰められない。中盤から辻井が首相撲でRUIを捕まえ続け、左右の膝蹴りを連打し、印象を作る。記者採点は辻井。
2R、辻井が首相撲からの膝を当てつつ、肘も絡めるが、近距離でRUIも右のフックと肘を返していると、中盤のRUIの右フックで辻井は少しひるみ、印象を悪くする。終盤もRUIが細かくパンチを当て続ける。辻井は組むものの、膝を当てるためよりも、防御が主体といった印象だ。記者採点はRUI。
3R、首相撲で辻井が膝を連打するが、RUIは右肘、アッパーを返し、どちらも譲らぬ展開に。だが中盤、RUIが左右のフックを連打すると、辻井は少し苦しそうに組み付いてしまう。終盤も組んで来る辻井に対し、RUIが右アッパー、フック。肘、ボディを的確に当て、主導権を維持して終える。記者採点はRUI。合計28-29でRUI。ジャッジは1者がRUIを支持したが、2者は辻井の膝蹴りを重視したようで、辻井の判定勝ちとなった。RUlは連敗となったが、今回も評価を高める試合内容だった。
覆面ファイター・戦闘員1号、UNLIMITED初戦は2R TKO勝ち
第1試合 UNLIMITED フェザー級(57.5kg) 3分3R
○戦闘員1号(EX ARES/DEEP☆KICK -57.5kg王者)
×西村虎次郎(誰ツヨDoJoy)
2R 2’14” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
戦闘員1号は昨年11月のREBELSシリーズで茂木豪汰とBLACKルールで対戦し判定勝ちし、今回2戦目はMMAの練習経験の活きるUNLIMITEDに挑んだ。西村は空手をベースとしUNLIMITEDで3戦1勝2敗。
1R、スタンドの打撃戦が続き、西村が積極的にパンチを振うが、戦闘員1号がブロックとスウェーで対処しつつ、自分の右ストレート、左膝蹴りを的確に当てる。西村は空手の癖が残っているのか、顔面の防御が甘い。記者採点は戦闘員1号だが西村につく可能性もある。
2R、戦闘員1号の右ストレートのヒットが次第に増える。西村はタックルを仕掛けて打開を図るが、戦闘員1号は切って潰し、パウンドで追い詰める。西村は立って逃れるが、戦闘員1号がパンチを当て続ける。西村がロープを背に顔を背け、防戦一方となったところで、リング脇の審判員がストップを要請する笛を鳴らした後、豊永レフェリーがストップした。
戦闘員1号は試合が終わると、トレードマークの黒いマスクをすぐに着けた。勝利者インタビューでは戦闘員2号と称するセコンドが代わりにマイクを持ち「僕、一番面白いでしょ。次は肘有りもできるんで、ゴンナパーとやらせてください」とアピールすると、ゴンナパーより2階級下の戦闘員1号は手で×マークを作って必死に否定した。
「オープンフィンガームエタイに転向します」前RISE王者 小林愛理奈がKNOCK OUTに参戦表明。目指すは打倒ONE王者ペッディージャー



























