ONE 8.30 ルンピニー(レポ):INNOVATION王者 新田宗一朗、ONE 2戦目はダウンの応酬の末に3R KO負け。NJKF王者 嵐、ONE初戦はイマッド・サヒに2R KO負け
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
リバーサルジム久喜WINGS
未経験者でも大丈夫!様々な年代の会員さんがキック・柔術・MMA等を楽しくトレーニング!今なら入会金等無料!
ONE Friday Fights 77
2024年8月30日(金)タイ・バンコク:ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳 写真:(C)ONE Championship
INNOVATION王者・新田宗一朗、ONE 2戦目はダウンの応酬の末に3R KO負け
第2試合 ムエタイ フライ級 3分3R
○オマール・ドリッシ[Omar Drissi](イタリア/WBCムエタイ欧州ライト級王者)
×新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)
3R 2’16’ KO (右ストレート)
新田[あらた]は5月のONE Friday Fights 65でONEに初参戦し、ジャン・ジンフー(中国)とダウンの応酬を繰り広げ判定負けした。8月4日のKNOCK OUTで山本太一に1R TKO勝ちし、約1か月の間隔でONEに再登場した。
対するドリッシはONE初参戦の23歳。戦績40戦28勝12敗。
1R、ドリッシがプレッシャーをかけ、右ストレートを当て、首相撲で捕まえ膝を当てて主導権を握る。新田も左フックをカウンターで返す場面もあったが、ドリッシはひるまず圧力をかけ続ける。終盤、ドリッシが新田をコーナーに詰めると、右ストレート、左アッパーを的確に当ててダメージを蓄積させると、終了間際に右フックをこめかみに当ててダウンを奪う。記者採点は10-8でドリッシ。
だが2R、新田が下がりながら左ローを当て続けると、それでも出て来るドリッシに左フックを効かせると、さらに左フックを連打してダウンを奪い返す。ドリッシはダメージが大きく、下がるようになり、クリンチで休む。すると次第にドリッシが回復し、パンチを返して挽回し、首相撲からの左膝蹴りの連打で倒すが、ボントゥー・レフェリーはダウンを宣告しない。新田はダメージが大きいが、右肘でドリッシの額を切り裂く。記者採点は8-10で新田。
3R、新田は前に出るものの攻撃を返せず、ドリッシが右ストレート、左ジャブ、アッパー等を的確に当て続け主導権を維持する。終盤、ドリッシは首相撲からの右ストレートを効かせてから、右ストレートでダウンを奪う。新田は立とうとしたものの、ダメージが大きく、レフェリーがストップした。
DYNAMITE Omar Drissi earns a dramatic third-round KO! #ONEFridayFights77 | LIVE NOW
Live TV broadcast in 190+ countries (check local listings)
Also available on ONE YouTube and ONE Facebook (geo-restrictions may apply)
Also available on https://t.co/eBUfsOlZOd… pic.twitter.com/8ErcBdbpBF— ONE Championship (@ONEChampionship) August 30, 2024
NJKF王者・嵐はイマッド・サヒに2R KO負け
第4試合 ムエタイ 121ポンド(54.88kg)契約 3分3R
○イマッド・サヒ[Imad Salhi](スペイン/モロッコ)
×嵐[坂本 嵐](キングジム/NJKFバンタム級王者)
2R 1’40” KO (左ミドルキック)
NJKFの新鋭・嵐は19歳。21年にデビューし、今年2月にNJKFバンタム級王者に。4月のNJKFでは桂英慈と引き分け、7月の新日本キックでは川端駿太に1R KO勝ちしている。今回初の海外進出となる。
サヒはWBCムエタイ地中海フライ級、Extreme fighters バンタム級王座獲得の実績がある。昨年8月のRISE後楽園大会では鈴木真彦と対戦しており、左右のテンカオと右ミドルを駆使したが、2Rに鈴木に左ボディを効かされ、右ストレートをもらいKO負けしている。これがプロ唯一の黒星だ。
嵐はNJKF 11.10 後楽園&KNOCK OUT 12.30 横浜武道館大会で行われる肘有り55kgトーナメント「KICKBOXING JAPAN CUP 2024」にエントリーしている。
1R、嵐が前に出るが、長身で体格の勝るサヒは距離を取りつつ、右膝、ハイ、ストレートを当てる。中盤、嵐は右ボディを連打してから、右フックにつなげ挽回する。鈴木同様、ボディ攻撃から活路を見出す戦略か?だが、その後、サヒの左ミドルがローブローとなり一時中断する。終盤、サヒは距離を取り時折スイッチしつつ、左右のミドルを的確に当て続ける。嵐はなかなか入れなくなる。記者採点はサヒ。
2R、サヒは変わらず距離を取り、スイッチを繰り返し、左右のミドルを当て続ける。嵐は左ミドルを右腕にもらいがちで、ガードが少し下がる場面もあり、自身のパンチの空振りも続く。すると中盤、サヒがサウスポーで前に出て、右ストレートをアゴに当ててから左ミドルを腕にヒット。嵐はダウンすると、四つん這いの状態から立とうとしたが、力が入らず崩れて尻もちをついたところでボントゥー・レフェリーがストップした。
SIZZLING Imad Salhi stops Arashi Sakamoto with a sick combo!
#ONEFridayFights77 | LIVE NOW
Live TV broadcast in 190+ countries (check local listings)
Also available on ONE YouTube and ONE Facebook (geo-restrictions may apply)
Also available on… pic.twitter.com/dMtztHMVfq— ONE Championship (@ONEChampionship) August 30, 2024