ONE Championship 10.30 シンガポール:高橋遼伍、格闘代理戦争出身のユン・チャンミンを2Rで粉砕
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ONE Championship「ONE: INSIDE THE MATRIX IV」
2020年10月30日(金)(11月20日放送)シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳 Photos by ONE Championship
第2試合 MMA フェザー級 5分3R
○高橋遼伍(KRAZY BEE/元修斗環太平洋フェザー級王者)
×ユン・チャンミン(韓国)
2R 2’52” KO (パンチ連打)
ONE Championshipは10月30日にシンガポール・インドア・スタジアムで事前収録した試合を4週連続で配信している。11月6日放送分では若松佑弥が1R KO勝ち、13日放送分ではONE初参戦の箕輪ひろばがONEストロー級ランカーのリト・アディワンに判定勝ちした。
今回は日本から高橋遼伍が登場し、18年のABEMA「格闘代理戦争2ndシーズン」優勝者でプロ4戦全勝のユン・チャンミンと対戦した。高橋は前回1月のタン・リー戦で、相手の蹴り足をつかんでから逆にバランスを崩してしまい、そこから一気に攻め込まれTKO負けした。高橋は公式インタビューで「今までの試合は、カーフキックにこだわり過ぎていました」「キックボクシングだけじゃなくて、MMAファイターなので、タックルとか組み技とか、そういうのをミックスさせてというのをコロナの期間中や、普段の練習でやってきました」といい、練習成果がどう発揮されるか見もの。対チャンミンに関しては「自分は修斗の叩き上げ。テレビの企画のぽっと出の選手に負けられないし、負けるわけがない」と豪語していた。
1R、序盤からパンチが交錯した後、チャンミンが圧をかけ始めると、高橋は距離を取りつつ、右のカーフキック、右フックを時折当てる。チャンミンはカーフを嫌ってサウスポーに一瞬切り替える場面も。3分半過ぎ、両者が組むと、高橋が足を掛けて倒そうとするが、チャンミンは耐え、金網に押し込み続ける。パワーではチャンミンが勝っている感があるが、高橋も残り時間を考慮して無理はしていない様子だ。
2R、序盤に高橋がカウンターの右フックを当てると、チャンミンはひるみ、高橋が右のカーフを当ててから、崩して上になる。チャンミンは立つが、その後も高橋が右フックを当てると、チャンミンは金網に押し込んで休む。しばらくして離れると、中盤、高橋が右のフックをチャンミンのアゴにクリーンヒット。チャンミンはダウンし、すぐ立つがフラフラ。高橋が右アッパーも絡めたパンチラッシュでダウンを奪ったところで、レフェリーがストップした。
第2試合 総合格闘技 フェザー級
高橋遼伍が無敗のチャンミンをKO
おめでとう!@ABEMAで配信中https://t.co/ltQ2jLtmO0@ryogo_666 #InsideTheMatrix4 #WeAreONE #ONEChampionship #格闘技 pic.twitter.com/HuNi8D77sq— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) November 20, 2020
勝利者インタビューで高橋は「いつでもKOする準備はできていたので、それがたまたま2Rだっただけです。キャリアが倍ぐらい差があるので勝って当たり前です。また次の試合から勝って行きたいです。押忍」とコメントした。
◆高橋の試合後のコメント(提供:ONE Chanpionship)
――今回のユン・チャンミン戦の純粋な感想をお聞かせください。
高橋 プレッシャーを感じながら試合をしました、連敗できないからです。カラダよりも心がとても疲れました。
――試合前と試合後の対戦相手の印象で何か変化はありましたか?実際に対峙してみてどんな選手でしたか?
高橋 カラダも大きく打撃のプレッシャーが強かったです。印象に残っているのは力が強かった事です。自分の打撃の対策もしていてやりにくかったです。
――どんなゲームプランを持って試合に臨みましたか?
高橋 相手はワンツーで入ってくるので、カウンターで右のパンチを合わせる練習をしていました。自分が打撃でプレッシャーをかけれたらローキックを蹴っていく予定でした。
――ラウンド間、セコンドとはどんな会話がありましたか?
高橋 ローキックが効いているので焦らずに時間をかけて闘えと指示されました。
――コロナ状況下での試合となりました。この大会はどんな経験になりましたか?苦労したことなどありますか?
高橋 海外で試合をすると思いがけないハプニングは多々あります。それを経験するためにONEで試合をしています。コロナ禍にも関わらず、海外で試合をした、その貴重な出来事は自分の経験したかった事です。苦労した事はありません。今回のコロナの難しい経験は楽しかったです。苦労した事を強いて言うなら、ホテルの部屋で暇すぎたことです。
――次は誰と対戦したいですか?
高橋 もう1度タン・リーと試合がしたいです。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします!
高橋 自分のファイトを、生き様を見届けてくれてありがとうございます。
この勝利の瞬間の為だけに今を生きています。勝ちの味が美味しいことは自分が一番わかっています、この快感をまた味わうために、明日からまたトレーニングをします。次も勝利を見せたいと思います。
第5試合 メインイベント キックボクシング 58.3kg契約 3分3R
○アスランベック・ジクレーブ(ロシア)
×ワン・ジュングァン(中国/ストロー級キック2位)
判定2-1
第4試合 コーメインイベント ムエタイ 59kg契約 3分3R
×ロッキー・オグデン (オーストラリア/ストロー級ムエタイ2位・キック3位)
○ジョセフ・ラシリ(イタリア)
判定1-2
第3試合 MMA バンタム級 5分3R
×ブルーノ・プッチ(ブラジル)
○クォン・ウォンイル(韓国)
1R 2’00” TKO
第1試合 MMA 女子61.35kg契約 5分3R
○マイラ・マザール(ブラジル/女子ストロー級MMA 5位)
×チェ・チョンユン(韓国)
3R 4’26” TKO