ONE Championship 11.20 シンガポール:再起戦の高橋遼伍「今までの試合は、カーフキックにこだわり過ぎていました」
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ONE Championshipはシンガポール・インドア・スタジアムで事前収録した5試合を「ONE: INSIDE THE MATRIX IV」と題し、11月20日(金)夜9時30分よりABEMA等で配信する。6日放送分では若松佑弥が1R KO勝ち、13日放送分ではONE初参戦の箕輪ひろばがONEストロー級ランカーのリト・アディワンに判定勝ちした。今回は日本から高橋遼伍(KRAZY BEE/元修斗環太平洋フェザー級王者)が登場し、18年のABEMA「格闘代理戦争2ndシーズン」優勝者のユン・チャンミン(韓国)と対戦する。高橋の試合前のインタビューが、ONE日本支社から届いた。
――前回の試合の振り返りからお伺いします。タン・リー戦はどんな試合でしたか?
高橋 試合を掴み始めたかなって時に、相手の足をキャッチしたタイミングでバランス崩して、こけて、やられてしまった。凡ミス一つで試合が終わるんだ、という良い勉強になりました。 (タン・リーは)距離の設定が遠かったのですが、ジムでの練習でも慣れていたので、距離に関しては、戸惑うことはなかったです。ローキックも相手が嫌がっていたし、やっと距離が合って来たって時だったので残念でした。タン・リーと、もう一回やりたいです。マーティン・ニューイェンじゃなくて、タン・リーともう一回やりたいですね。
――前回の試合を踏まえて、どんな練習をしていますか?
高橋 今までの試合は、カーフキックにこだわり過ぎていました。オールスタンディングで戦おうとしていたんです。でも、やっぱり自分は、MMAファイターなので、タックルしに行ったりとか、例えば、この間の試合で言えば、タン・リーのキックをキャッチして足払いでテイクダウンを取っていれば、また別の試合展開になっていたと思います。キックボクシングだけじゃなくて、MMAファイターなので、タックルとか組み技とか、そういうのをミックスさせてというのをコロナの期間中や、普段の練習でやってきました。
――レスリングの練習も多くされているかと思いますが、レスリングについてはいかがですか?
高橋 レスリングは大人になってやり始めました。弟(=高橋昭五)とか、強いレスラーの胸を借りて練習してきましたね。レスリングについては、すごい時間を割いて練習していて、打撃以上に練習しています。それなのに、今まで、それを使わずによくやって来たなって思います(笑)。右手だけ使って、左手使わずにやって来たみたいなところがあるので、次はそこをミックスさせてやらないとなって思います。特にこの間の試合(タン・リー戦)で反省しました。毎回、タックル行くって言って行っていないので、そろそろ行こうと思います。
――弟さんはとは仲は良いですか?
高橋 すごい仲良いですよ。半年間会っていなかったのですが、つい数週間前に会って、一緒にトレーニングをしました。久々に一緒に練習して、自分がすごい上達していることを感じました。半年間頑張ってやって来た効果が、次の試合で出てくると思います。弟も次の国際大会でメダルを獲ったり、上位に行けば、オリンピック出場も確定すると思うので、弟に負けてられないです。兄弟2人で、海外で活躍できることは、お互いに刺激になります。そういう意味でも、弟には負けてられないです。
――高橋選手は、お笑いの経験もお持ちですよね。最近はYouTubeにも、動画をアップしていますが、そのことについても聞かせてください。
高橋 自分は、2013年に格闘技をやりたくて上京してきました。同時に小学校の同級生とNSCっていう、吉本の養成学校に入学して1年間お笑いの勉強をしたんです。その後、2014年からは、劇場でお笑いをやっていました。でも、その当時、試合で連敗したんです。2連敗しました。その時、忙しすぎることに気づきました。劇場の練習をして、トレーニングして、バイトもして、というので格闘技で勝ち切るための練習量を確保できなくなり、お笑いを辞めて格闘技一本にしました。そこから、前回のタン・リーとの試合までは負けなしでした。お笑いも格闘技も成り上がり方がすごい似ている。 お笑いは40歳とかになってからでもまた出来るので、今は、体が動くうちに格闘技に集中しようよって思ってやっています。YouTubeは、当時の相方と一緒にやっています。良い息抜きになっていますね。
――次の対戦相手、ユン・チャンミンについてはどんな印象をお持ちですか?
高橋 番組の企画で、日本で試合をしていたのは知っています。それで、ONEデビューして連勝中ですよね。ただ、彼の過去の対戦相手がよく分からないので中々読めないですね。身体も急にでかくなったし、彼のキャリアは浅いですが、全然油断していないです。プレッシャー感じながら毎日練習しています。 また、彼は、ボクシングの選手で、フィジカルも強い。丁寧に戦う選手だなという印象です。手堅い試合をする選手だと思います。相手のグラウンドが弱いなら、タックルも行くし、コーチが戦略を考えて、それを試合でしっかり遂行できる選手だと思います。
――今回は、急な試合オファーだったかと思いますが、どんな準備をしていますか?
高橋 あまり変わらず、という感じです。いつも通りにやっています。体重も2キロ落とすくらいですね。 オファーを聞いた時に、今回断ったらまたコロナで試合がしばらくないと思いました。世の中の流れ的に、今回やらないと自分の試合はしばらくないなと思ったので、直前オファーでしたが、受けました。これを受けなかったら、また1年くらいないと思いました。
――どんな戦略で試合に臨みますか?話せる範囲でお聞かせください。
高橋 ローキックはいつも通り蹴ろうと思うし、ボクシングもやるし、でもやっぱりレスリングですね。どこかで使おうとは思っています。とは言え、打撃で行けると思ったら打撃で行きますし、試合当日になってみないと分からないですね。
――意気込みとファンへのメッセージをお願いします。
高橋 前回、タン・リーに負けているので、それでもって今回の相手は、駆け出しのファイターです。多分ONEに囲われている選手だと思うし、テレビの企画で出てきたファイターじゃないですか。自分はずっと、修斗でコツコツやり続けてきて、修斗の叩き上げなので、テレビの企画のぽっと出の選手に負けられないし、負けるわけがないって思っています。世界的に厳しい中で、僕は今年ONE2戦目なのですが、試合を2回出来ることにとても光栄に思います。しっかり結果残したいと思うので、応援よろしくお願いします!
対戦カード
第5試合 メインイベント キックボクシング 58.3kg契約 3分3R
アスランベック・ジクレーブ(ロシア)
ワン・ジュングァン(中国/ストロー級キック2位)
第4試合 コーメインイベント ムエタイ 59kg契約 3分3R
ロッキー・オグデン (オーストラリア/ストロー級ムエタイ2位・キック3位)
ジョセフ・ラシリ(イタリア)
第3試合 MMA バンタム級 5分3R
ブルーノ・プッチ(ブラジル)
クォン・ウォンイル(韓国)
第2試合 MMA フェザー級 5分3R
高橋遼伍(KRAZY BEE/元修斗環太平洋フェザー級王者)
ユン・チャンミン(韓国)
第1試合 MMA 女子61.35kg契約 5分3R
マイラ・マザール(ブラジル/女子ストロー級MMA 5位)
チェ・チョンユン(韓国)