ONE 5.31 ルンピニー(レポ):タイ在住の本田良介、パンクラスランカーの野田遼介との日本人対決で完勝。新田宗一朗&志賀将大は中国勢に判定負け
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ONE Friday Fights 65
2024年5月31日(金)タイ・バンコク:ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳
第2試合 MMA ストロー級 5分3R
○本田良介(タイガームエタイ)
×野田遼介(ALLIANCE/パンクラス・ストロー級6位)
判定3-0
本田は33歳。修斗2017年フライ級新人王。22年8月からのDEEPフライ級GPで越智晴雄、松場貴志、伊藤裕樹に判定勝ちし、決勝で福田龍彌に判定負け。昨年6月にタイのプーケットにあるメガジム、タイガームエタイのトライアウトを受験し合格。12月にONE Friday Fightsに初参戦すると、ストロー級に階級を下げ、デイブ・バンギギ(フィリピン)に判定勝ちしたが、3月の2戦目はサンジャル・ザキロフ(ウズベキスタン)に2R TKO負けした。
野田は27歳。パンクラス2018年ネオブラッドトーナメント・ストロー級優勝。その後もパンクラスのストロー級戦線で戦い、21年に山北渓人、22年に八田亮に判定負けし、昨年7月に植松洋貴に1R TKO勝ちして以来の試合となる。
ONE Friday FightsでのMMAでは初の日本人対決となったが、実績・体格で勝る本田が差を示す内容に。1R、スタンドでお互い慎重な攻防を続けた後、中盤、サウスポーの本田が、オーソドックスの野田に対し、右のジャブ気味のストレートを当ててダウンを奪う。本田はすぐ上で押さえ続ける。終盤、野田が下から腕十字を狙うが、本田は対処しつつパスガードすると、ギロチンチョークを極める。レフェリーはキャッチサインを出すが、野田が耐えて辛うじて脱出して終える。
2R、野田が左ハイを当てると、本田が蹴り足をつかんで倒す。野田は下から足を登らせるが、本田はパワー差も活かして上から押さえ続け、時折パウンドを当て主導権を維持する。膠着状態が続いたため、残り30秒にレフェリーはブレイクするが、目立つ攻防の無いまま終わる。
3R、野田が序盤から積極的にパンチを振い、手数は増えるが、本田をひるませるほどにはならない。野田は頭から突っ込みがちで、序盤と終盤に累計2度バッティングがあり、その都度中断する。本田は手数が少なく疲れ気味だったが、残り1分に野田がタックルを仕掛けると、潰す余力はあり、倒して上になると、最後はマウント、バックマウントでパウンドをまとめ、改めて差を印象付けて終える。記者採点は本田。ジャッジ3者も本田を支持し、本田が判定勝ちした。
第4試合 ムエタイ フライ級 3分3R
○ジャン・ジンフー(中国)
×新田[あらた]宗一朗(クロスポイント吉祥寺/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)
判定3-0
新田は昨年7月のKrushで目黒翔大に判定負けして以来の試合。今年2月のKNOCK OUTで優翔と戦う予定だったが、龍聖と共にインフルエンザに観戦し欠場していた。今回ONE初参戦だ。対戦相手のジャン・ジンフーは、ONE Friday Fightsでこれまで3戦し1勝2敗で、いずれもタイ人相手のKO決着で、昨年8月の試合では勝利ボーナスを獲得している。
1R、開始すぐからジンフーが前に出てパンチを振って来るが、防御が甘くなり、10秒過ぎ、新田がカウンターの左フックを当て、早くもダウンを奪う。だがジンフーはすぐ回復し、打合いを続け、新田が応じていると、今度は中盤、ジンフーが右ストレートを当ててダウンを奪い返す。新田もダメージは小さい様子ですぐ立つ。その後も打ち合いが続くが、ジンフーが左ボディを効かせ、最後はロープに詰めて左右のボディを連打し、差を示して終える。
2R、ジンフーは変わらず左ボディを連打し、さらに首相撲からの膝蹴りでも新田を苦しめる。新田は苦しそうな様子が表情にはっきりと出てしまう。すると中盤、新田の左の縦肘のカウンターで、ジンフーが左の縦肘を当ててダウンを奪う。その後もジンフーが手数を落とさず攻め続ける。
3R、ジンフーは攻め疲れている様子だが、新田のダメージの蓄積と消耗の方が大きく、ジンフーが随所で左ボディを当て、顔面へのパンチや肘も絡め、手数差をキープし終了する。2Rにダウンを奪ったジンフーが順当に判定勝ちした。
第1試合 ムエタイ 118ポンド(53.52kg)契約 3分3R
○ハオ・シュアイ(中国)
×志賀将大(エスジム/NJKFバンタム級(53.52kg)1位、元NJKF&WKBA日本バンタム級王者)
判定3-0