ONE 12.1 ルンピニー(レポ):DEEPフライ級GP準優勝の本田良介、タイガームエタイに移籍してのONE初戦はフィリピンの選手に判定勝ち
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ONE Friday Fights 43
2023年12月1日(金)タイ・バンコク:ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳
第2試合 MMA ストロー級 5分3R
○本田良介(タイガームエタイ)
×デイブ・バンギギ[Dave Bangguigui](フィリピン)
判定3-0
本田は福岡出身の32歳。MMA戦績15戦11勝(2KO/2一本)3敗1分。修斗2017年フライ級新人王で、修斗で3試合、DEEPで2試合を合わせ5連勝の後、昨年7月のDEEPで杉山廣平に判定負け。8月からのDEEPフライ級GPに出場すると、元DEEPストロー級王者、GRACHAN同級王者の松場貴志、元THE OUTSIDER 50-55kg級王者の伊藤裕樹にいずれも判定勝ちし、今年5月の決勝に進出。元修斗フライ級世界王者の福田龍彌に判定負けし準優勝に終わったものの、GPで評価を高めた(上写真はその試合時のもの)。6月にタイのプーケットにあるメガジム、タイガームエタイのトライアウトを受験して合格。今回はONE初戦であり移籍初戦にもなる。以前はCAVEに所属していた。
バンギギは28歳。MMA 11戦9勝(4KO/2一本)2敗。15年にMMAデビューし、フィリピンの大会で経験を積んだ後、19年にONEのトライアウトで2勝。以降約4年のブランクを経て、今年4月のONE Friday Fightsで復帰し、ブラジルの選手に判定勝ちしたが、8月の2戦目はウズベキスタンの選手に3R TKO負けしている。
ルンピニースタジアムでの試合のため試合場はリング。1R、本田はサウスポーで構え、左ミドルを放っていると、バンギギは片足タックルを仕掛け、本田をコーナーに押し込む。本田はバンギギの右腕をつかみつつ肘を軽く当て続ける。本田はバンギギの腕を抱えて倒し、バックを取るが、バンギギはの先の攻めを許さない。終盤、スタンドに戻り、バンギギは右フックと左ミドルをヒット。終了間際、本田が左ハイを当てると、バンギギは少しひるみ、右まぶたをカットする。
2R、本田は左ハイ、右アッパー、バンギギは左ミドル、フックを当てるが、均衡状態が続く。中盤過ぎ、本田がタックルを仕掛けるが、バンギギは切る。終盤、バンギギがプレッシャーを強め、タックルを絡めつつ左ミドル、フックのヒットを増やす。途中でバッティングがあり、本田は額から出血する。
僅差で迎えた3R、バンギギは片足タックルを仕掛けるが、本田は対処しつつ、アームロックを狙う。バンギギが本田を倒しかけるが、本田はすり抜けて立ち上がり、逆に倒し返して、コーナー際でトップキープに成功する。終盤、レフェリーのストップドンドムーブでリング中央に移動する。バンギギは下からアームロックを狙うが、本田は防御すると、残り30秒を切って、アームロックを解くことに成功する。本田が上からパウンドを当てると、疲れているバンギギは背中を向け、本田がバックマウントを奪って裸絞めを狙い終了。最後に好印象を残して終える。
記者採点は僅差だが本田。1R最後に左ハイでフラつかせ、3Rに長時間主導権を握り、最後はバックから追い詰めたことを評価した。ジャッジ3者も本田を支持し、本田が判定勝ちでONE初戦を白星で飾ることに成功した。
本田良介が
デイブ・バンギギに強打を叩き込み
ユナニマス判定で勝利本田はONE初陣で白星を飾った@ryosuke_honda46 #ONEフライデーファイツ #WeAreONE #ONEチャンピオンシップ pic.twitter.com/xZXalFn9A3
— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) December 1, 2023