Bigbang 12.3 横浜武道館(レポ):城戸康裕、草・MAXを2R左ハイKO。駿太&谷山俊樹、復帰戦で勝利。愛鷹亮、引退エキシ後にプロレス転向表明。一航、小巻海斗との激闘制しスーパーバンタム級王座2度目の防衛
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
葛西 キックボクシング ストライブジム
最安4,378円~!通い放題でも7,700円!選手志願者兼インストラクターも募集中!
Super Bigbang 2023
2023年12月3日(日)横浜武道館
レポート&写真:井原芳徳
城戸康裕、草・MAXを2R左ハイKO
第21試合 メインイベント2 71kg契約 3分3R
○城戸康裕(谷山ジム/元Krush・WBKF世界スーパーウェルター級王者、元MA日本ミドル級王者)※TEAM ONEから所属変更
×草・MAX(TEAM CLIMB/GRABAKA赤羽/元HEAT MMAライト級(70.3kg)王者)
2R 1’37” KO (左ハイキック)
20年11月にビッグバン10周年記念興行・谷山ジム35周年記念興行として開催されたSuper Bigbangが、年末の恒例行事化し、3年連続で谷山ジムと同じ神奈川県にある横浜武道館で開催された。
城戸は40歳。昨年11月のSuper Bigbangではジョージに2R KO勝ち。翌12月にK-1との契約が終了し、5月のRIZINでは木村“ケルベロス”颯太に判定負け。9月のラジャダムナン・ワールド・シリーズではブアカーオと初対戦したが、3Rにバッティングにより城戸が額を切りドクターストップがかかり、無効試合となっていた。5月の木村戦以降、皇治率いるTEAM ONE所属で戦っていたが、今回の所属は古巣の谷山ジム所属となっている。
対する草・MAXは42歳。MMA戦績29戦11勝12敗6分、キック戦績8戦5勝3敗。長年パンクラスを主戦場とし、20年にHEATでMMAの王座を獲得したが、昨年5月に岡野裕城に敗れ王座陥落。その後は修斗で修斗世界王者の西川大和に、パンクラスで元DEEP王者の住村竜市朗に敗れている。
1R、両者サウスポーで構え、草がプレッシャーをかけ、城戸が回る時間が続く。草はキックに挑戦する一般的なMMA選手とは違い高めの重心で構えており、キック慣れしている印象だ。お互い慎重だが、中盤から草が左ローのヒットを増やす。最後、城戸も左ミドル、ハイ等を返し、手数で巻き上げて終える。記者採点はイーブン。
2R、城戸がバックハンドブローを出せば、草もバックハンドブローをお返しするが、両者防御する。草が変わらず前に出て、城戸は周り、なかなかお互い攻撃が出ずにいると、勝本レフェリーは一時ストップし「お互いもっと攻めよう。メインだよ」と注意する。すると城戸は変わらず距離を取って回ったが、相手の不意を突くような左ハイをクリーンヒットする。草は左ミドルが来ると思って右足を上げていたようで、首筋にもらってダウンすると、うつぶせのまま動けず、レフェリーはストップ。城戸のKO勝ちとなった。
マイクを持った城戸は「紹介VTR、まあまあ笑いが起きていて良かったです」と、まずは草の名前をイジったVTRについて触れ、「1R様子見し過ぎましたけど、しっかり狙っていました」と試合を振り返った。最後は「今年最後のBigbangってことで、谷山会長が息子の俊樹を呼ぶときの挨拶の物まねをします。『おい、トシキ』。来年もBigbangよろしくね」と、城戸らしくコミカルに締めくくった。
龍斗、計量オーバーで王座はく奪も田中聡にKO勝ち
第20試合 メインイベント1 Bigbangフェザー級タイトルマッチ 3分3R
○龍斗(team NOVA)
×田中 聡(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
2R 1’45” KO (左ハイキック)
※初防衛戦を予定していた王者の龍斗がフェザー級リミットを850gオーバーし、王座はく奪、減点1。龍斗が10オンス、田中が8オンスのグローブハンデ。田中が勝った場合のみ新王者に認定
龍斗は昨年11月のSuper Bigbangでの王座決定戦で水津空良に判定勝ちしフェザー級王者に。4月大会での挑戦者決定戦で田中は神田賢吾に2R右カーフキックでKO勝ちした。6月大会での龍斗の初防衛戦が予定されていたが、田中が負傷欠場し、神田とのノンタイトル戦に変わり、龍斗は2R左ハイキックでKO勝ちしていた。7月のK-1で龍斗は久井大夢に判定負けしている。今回仕切り直しで再び試合が組まれたが、龍斗が計量オーバーしてしまった。龍斗は両足のふくらはぎをテーピングしており、足の怪我の影響で減量に苦しんだのかもしれない。
1R、田中が序盤から積極的に右カーフ、ミドル、ストレート等を放つ。龍斗は中盤から攻撃の数を増やす。終盤、田中が右ボディ、テンカオ等を増やすが、まだ差は乏しい。
2R、田中が右のカーフのヒットを増やし、龍斗が下がり気味となったが、龍斗はロープを背負いつつ、左ミドルを当ててからハイを当てると、不意打ちを食らった田中はダウンする。田中はなんとか立ったものの、横を向き、意識が定まっていない様子。それでも椎名レフェリーは続行したが、龍斗がすぐ再び左ハイでダウンを奪ったところで、レフェリーがストップした。龍斗はKO勝ちしたが、上記の通り、王者としては認定されない。
41歳の駿太、3年ぶり試合で判定勝ち
第19試合 フェザー級(肘有り・つかみ制限無し) 3分3R
○駿太(谷山ジム/Bigbangキックルール・スーパーフェザー級王者、元WMAF世界&MA日本フェザー級王者)
×TAKAYUKI(K-CRONY/元NJKFスーパーバンタム級王者)
判定2-0 (西村30-30/勝本30-29/椎名30-29)
城戸とともにBigbangで長年メインイベンターを務めた駿太が41歳にして3年ぶりの試合に臨んだ。
1R、駿太が前に出て、TAKAYUKIが周り、お互い攻撃が少ない状態が続く。終盤、駿太が前蹴りやストレートを増やすが、まだTAKAYUKIを捕まえきれない。
2R、お互い蹴り数を上げる中で、駿太が左右のミドルを増やし、右ストレートも当てると、TAKAYUKIがロープ際まで下がる。だが駿太が詰めて来たところで、TAKAYUKIが右ストレートを当ててダウンを奪う。その後もTAKAYUKIがパンチと蹴りで優位に進めるが、終了間際、TAKAYUKIが右テンカオで詰めて来ると、今度は駿太がカウンターの右ストレートでダウンを奪い返す。
3R、駿太は前に出続け、パンチ、肘を当て、TAKAYUKIは右まぶたから出血する。TAKAYUKIも下がりながらパンチやハイを返すが、駿太は最後まで手数を落とさず前に出て攻めて終える。ジャッジ1者はイーブンだったが、2者は3Rの駿太を攻めを評価し、駿太が判定勝ちした。
マイクを持った駿太は「41歳ですが、これからもっといいパフォーマンスでやっていけるか?やっていきます」と自問自答しながら宣言した。
愛鷹亮、引退エキシ後にプロレス転向表明「やっぱりリングの上でしか生きられないです」
第18試合 愛鷹亮 引退記念スーパーエキシビションマッチ 2分2R
―愛鷹 亮(力道場静岡/初代Bigbangヘビー級王者)
―実方宏介(真樹ジムAICHI/第2代Bigbangヘビー級王者)
勝敗無し
近年はK-1 GROUPを主戦場にしていた愛鷹亮が、17年10月のBigbangで2R KO勝ちした相手・実方宏介を迎え引退エキシを行った。両者は17年10月のBigbangで対戦し、愛鷹が2R KO勝ちしている。
エキシでは1R、愛鷹がパンチや後ろ廻し蹴りを当てると、実方は両手を広げ効いていないとばかりにアピールし、左ミドルをお返しする。
2R、序盤には和田良覚レフェリーに両選手が殴り合うという、お約束の余興も絡め、観客を楽しませる。だが最後は一転激しい内容で、足を止めてのパンチの打ち合いで、愛鷹がパンチを打ち続けて終了。場内は暖かい拍手に包まれた。
引退セレモニーで愛鷹はまず、力道場静岡の深澤史和会長、KRESTの渡辺雅和代表の、2人の「師匠」に花束を贈呈した。選手側が指導者に花束を渡すのは珍しいパターンだ。その後、後援会の会長と、妻で元AKB48の佐藤すみれさん、2人の子供たちが花束を贈呈した。
愛鷹は「警察官を辞めて格闘家になってから気づいたら10年になっていました。短いようで長かったです。ここまで来れたのは応援してくれた皆さんと家族のおかげです。何度も辞めようと思いましたし、練習に行くのも怖くて、格闘技を見るのも怖いこともありましたが(結婚後)6回もあきらめないでリングに立てました。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
続けて愛鷹は「次の道はプロレスラーに転向します。リングを降りようと思いましたが、やっぱりリングの上でしか生きられないです。そう思った時にある方から声をかけていただきました。飯伏プロレス研究所に入ります。12月30日に東京ドームシティホールでデビュー戦をやります。次の道でも愛鷹亮を生きていきますので、変わらず応援お願いします」と表明し、10カウントゴングを聞いた。なお、飯伏プロレス研究所には前口太尊、町田光も所属している。
谷山俊樹、2年ぶり試合でKO勝ち
第17試合 65kg契約 3分3R
○谷山俊樹(谷山ジム/WKA世界スーパーライト級王者)
×ナロンチャイ・ファンパサー(タイ/新興ムエタイジム/元ルンピニー認定フライ級9位)
3R 0’33” KO (パンチ連打)
近年はBigbangの運営側として、Youtubeチャンネル等で大会のアピール活動を熱心にしていた谷山が、2年ぶりの試合を行った。35歳の谷山に対してナロンチャイは43歳。
1R、サウスポーのナロンチャイが左ミドルを随所で当て、オーソドックスで長身の谷山が右ミドル、三日月を返す。谷山が終盤攻撃を増やすが、まだ均衡状態だ。
2R、バテ気味のナロンチャイに対し、谷山が前に出て右ミドル、膝等を度々当て追い詰める。
すると3R開始すぐ、谷山が左ハイでダウンを奪う。ナロンチャイはダメージが大きく、谷山がパンチの連打で再び倒したところで、西村レフェリーがストップした。
第16試合 71kg契約 3分3R
×藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangスーパーウェルター級王者)
○高木覚清[かくし](RIKIX)
2R テクニカル判定 0-3 (19-20/19-20/19-20)
藤村は4月のBigbangでKONZISI BADBOYに勝利し、6月大会でジョージに2R TKO勝ちし、Bigbangスーパーウェルター級王座を獲得した。
高木はBigibang初参戦。所属ジムのRIKIXの小野寺力代表がプロデュースするNO KICK NO LIFEを主戦場とし、敗れはしたが緑川創やRYOTAROといったRISEのランカーとも対戦している。なかなか交わらない選手同士の試合が組まれるのもBigbangならではだろう。
1R、高木が開始すぐから右フック、左膝、ミドル、三日月等を矢継ぎ早に当て続けて藤村を圧倒する。パンチをもらった藤村の左まぶたがふさがり気味になると、終盤、高木のローがローブローとなったところで、勝本レフェリーはドクターチェックを要請する。通常ならローブローの前にドクターチェックを入れておくべきだろう。藤村はドクターチェックも受けながらのため、ローブローの回復に集中できなかったように見えたが、試合再開すると、今度はバッティングで藤村が再びダメージを負い、すぐにラウンドが終わる。
2R開始すぐ、レフェリーはドクターチェックを要請し、ストップがかかる。ここまでの内容で判定が行われ、1Rに藤村を圧倒した高木の判定勝ちとなった。
第15試合 ウェルター級(ノンタイトル戦) 3分3R
×大輝(ハリケーンジム/チーム男鹿キック/Bigbang&AJKNウェルター級王者)
○畠山隼人(E.S.G/WBCムエタイ日本スーパーライト級王者、元NJKF同級王者)
判定1-2 (西村28-29/和田28-27/勝本28-29)
※大輝がウェルター級リミットを1.4kgオーバーし減点2。大輝が10オンス、畠山が8オンスのグローブハンデ
大輝は4月に野村太一に判定勝ちしウェルター級王者に。7月大会でもプライチュンポンに判定勝ち。9月29日のKrushに乗り込んだが、海斗に1R KO負けしプロ8戦目で初黒星を喫した。
大輝の再起戦の相手・畠山は2006年デビュー、36戦21勝13敗2分、35歳のベテラン。19年3月のBigbangで山際和希にKO負け。最近では9月17日のNJKFで吉田凜太朗に2R TKO負けしている。
1R、大輝はサウスポーで構えて前に出て、畠山は回る構図で、お互いミドル、パンチを当てるが、まだ均衡は崩れない。終盤には距離を詰めてパンチをお互い打ち合う場面が増える。2Rも似たような攻防が続き、均衡状態が続く。
3R、減点2のある大輝は圧を強め、左右のパンチを当てていると、畠山は下がって攻撃が減る。中盤以降、大輝が何発もパンチを当て、畠山をダウン寸前まで追い詰めるが、畠山は時間いっぱいまで耐えきる。ジャッジは意外にも割れたが、2者が順当に28-29で畠山を支持し、畠山が判定勝ちした。
一航、小巻海斗からダウン奪いスーパーバンタム級王座2度目の防衛
第14試合 Bigbangスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分3R
○一航(新興ムエタイジム/王者、元WMC日本・WBCムエタイ日本・NJKFバンタム級王者)
×小巻海斗(真樹ジムAICHI/挑戦者)
判定3-0 (西村30-28/勝本29-27/椎名30-27)
※一航が2度目の防衛
一航は昨年9月に鬼山桃太朗に判定勝ちしBigbangスーパーバンタム級王者となり、今年1月に愛瑠斗に判定勝ちし初防衛に成功し、今回2度目の防衛戦。小巻は6月大会で蘭丸に判定勝ちし、王座挑戦権を獲得した。
1R、リーチの勝る一航が左ミドル、右ローを当てつつ、左右のフックも当てる。小巻は細かく動いて右ローを返しつつ、左ボディ、フックを時折強打する。どちらもまだ崩れない。記者採点はイーブン。
2R、一航がパンチを当てつつ、左ミドル、左右の膝を当てていると、次第に小巻は動きが落ち、右ローをもらうとスリップするように。小巻のパンチで一航は鼻血を出すが、勢いは落ちず、終盤には左フックでダウンを奪う。記者採点は10-8で一航。
3R、一航が左右のミドル、膝、ロー、パンチを当て続け優勢を維持する。小巻も耐えて必死に左ボディ、フックを返し、場内を沸かせるが、一航の勢いは最後まで止まらず終了。記者採点は一航。合計30-27で一航。一航が激闘を制して判定勝ちし、王座を防衛した。
山際和希、トファネリと引き分け連勝ストップ
第13試合 66kg契約 3分3R
△山際和希(谷山ジム/元Bigbang&Krushウェルター級王者、Bigbang Explosionウェルター級トーナメント2022優勝)
△ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館/FIGHT DRAGON ー70kg級王者)
判定0-1 (勝本29-30/椎名29-29/少29-29)
山際は1月大会でプライチュンポンに判定負けしたが、その後もBigbangに上がり続け、森本一陽、政斗、KONZISI BADBOY相手に3連勝している。トファネリはRISEで中野椋太と麻原将平に勝利しているが、K-1 GROUPでは苦戦し、ここ2年は佐々木大蔵、稲垣柊、鈴木勇人、近藤魁成に負け続けている。
1R、プレッシャーをかけるトファネリに対し、山際は随所で右ローを当てる。まだ差は乏しい。
2R、山際は執拗に右ローをヒット。トファネリは耐えて右のカーフを随所で返す。お互いなかなか崩れない。山際の蹴り数が勝っていて若干だが優位か。
3R、山際は変わらず右ローを当てるが、トファネリも右の奥足狙いのインローを多用して対抗するように。攻撃の減った山際に対し、最後はトファネリが左ミドル、後ろ廻し蹴り等の攻撃を増やして終える。ジャッジは1者がトファネリを支持し、2者がイーブンとし、ドローとなった。
スーパーライト級王者・琢磨が東本央貴を圧倒
第12試合 64kg契約 3分3R
○琢磨(OFA/Bigbangスーパーライト級王者、元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者、元NJKFフェザー級王者)※フリーから所属変更
×東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 (椎名30-26/和田30-26/少30-27)
琢磨は6月のBigbangで仲川広汰に判定勝ち。9月大会にも連続出場すると、加藤港とのBigbangスーパーライト級王座決定戦で3R KO勝ちしている。東本は長年K-1 GROUPに上がり、昨年11月には大月晴明に延長判定勝ちしたが、今年は稲垣柊、大沢文也に敗れている。
1R、サウスポーの東本に対し、琢磨が左の前手を突きながらプレッシャーをかけ、右ストレート、ボディストレート、ミドル、膝等を度々当てて東本を圧倒する。
2R、東本もパンチやローを返すようになるが、琢磨も右ストレート、ミドル、膝を当て続け、終盤には東本の左ミドルに合わせて右ストレートを当ててスリップさせる。
3R、琢磨は細かく右のストレートや膝をヒット。東本もローを返し、琢磨はクリンチが増えるが、終盤、右ストレートでダウンを奪う。これで点差を広げ、琢磨が完勝した。
ポッシブルK、2R KO勝ちし琢磨の王座挑戦熱望
第11試合 スーパーライト級 3分3R
×平澤優聖(士道館植野道場/MA日本ライト級王者)
○ポッシブルK(K’GROWTH/シュートボクシング日本ライト級(62.5kg)1位)
2R 1’59” KO (左フック)
平澤は9月大会で太陽を2R右ハイキックでKOし、連続でBigbangに出場する。ポッシブルKは35戦20勝(9KO)15敗の31歳でBigbang初登場。デビュー当初はRISEを主戦場とし、17年から現在までSBにレギュラー参戦。一時は勝ち負けを繰り返す状態だったが、ここ5試合はNEXUSの2試合含め全勝で、9月のSBでは基山幹太との死闘の末に4R KO勝ちしインパクトを残した。
1R、サウスポーのポッシブルKとオーソドックスの平澤の双方がミドルを当てるなど中盤まで互角だったが、終盤。ポッシブルKが左インロー、ミドルを効かせてから、右アッパーを当ててダウンを奪う。
2R、ポッシブルKもパンチをもらう場面もあったが、左ミドル、ローを絡めつつ、右フック、アッパー等を当て続け、最後は左フックでダウンを奪う。平澤はダメージが大きく、勝本レフェリーがストップした。
完勝のポッシブルKは「スーパーライト級のチャンピオンとタイトルマッチがやりたいです」と話し、琢磨の王座挑戦を希望した。
第10試合 67.5kg契約 3分3R
×松山 翔(菅原道場/MA日本スーパーウェルター級王者)
○野村太一(KBスポーツジム)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
第9試合 フェザー級(肘有り・つかみ制限無し) 3分3R
○竹内賢一(Ten Clover Gym 世田谷/元Bigbangフェザー級王者)
×KAZUNORI(T-KIX GYM)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第8試合 56kg契約 3分3R
○吏亜夢[りあむ](ZERO/NJKFバンタム級4位)
×蘭丸(team AKATSUKI)
判定3-0 (29-28/30-27/30-28)
板橋武留、峯大樹相手にドロー防衛
第7試合 Bigbangバンタム級タイトルマッチ 3分3R
△板橋武留(健成会/王者)
△峯 大樹(若獅子会館/挑戦者、RKSバンタム級王者)
判定1-0 (少30-29/椎名29-29/和田29-29)
※板橋が初防衛
板橋は今年1月のBigbangバンタム級王座決定戦で萩原秀斗に判定勝ちし王者に。9月のKrushでは吉岡ビギンに判定負けしている。峯は6月大会でのバンタム級王座挑戦者決定戦で鈴木太尊に延長判定勝ちし挑戦権を獲得した。
1R、離れた距離からお互い慎重に蹴り合う展開。2Rはパンチの比重が上がり攻撃数もお互い増え、僅差だが板橋の左ミドル、右フックが目立つ内容に。
だが3R、峯の左の前手でのフックが度々さく裂するように。左ハイ、左ボディも絡め、板橋を苦しめる。意外にも1者は板橋を支持したが、2者がイーブンとして判定はドローとなり、板橋の防衛となった。
マイクを持った板橋は「みっともない試合をして申し訳ないです」と内容を反省し「もっと上を目指します」とアピールした。
第6試合 58kg契約 3分3R
○竹添翔太(インスパイヤードモーション)
×夏気(TEAM RHAPSODY)
3R 0’43” TKO
第5試合 スーパーフェザー級 3分3R
○天河[てんが](健成会)
×石川 慶(team NOVA)
2R 0’35” KO
第4試合 特別試合(アマチュア) 2分2R
×SUZUKI MANABU(谷山ジム)
○中村 健(フリー)
判定0-3
第3試合 特別試合(アマチュア) 2分2R
○川口秀樹(G&Best)
×小室浩一(務所族)
2R 1’08” TKO
第2試合 フェザー級 3分3R
×修羅斗(谷山ジム)
○高田 優(湘南格闘クラブ)
判定0-3 (28-30/26-30/27-30)
第1試合 フライ級 3分3R
○小林拓斗(T.G.Y)
×西槇隼汰(パワーオブドリーム)
判定2-0 (29-29/30-29/30-28)
オープニング第3試合 57.5kg契約 3分3R
○安 晟太(サクシードジム team EXCEED)
×春暉(ドラゴンテイル)
2R 1’58” TKO
オープニング第2試合 アマチュア 女子45kg契約 2分2R
△ゆっピーJSK(治政館江戸川道場)
△池田想夏(MIYABIジム)
判定
オープニング第1試合 アマチュア 女子45kg契約 2分2R
△優波(菅原道場)
△山下 夢(TEAM DEVIL 666)
判定