K-1 12.9 エディオンアリーナ大阪:金子晃大、中国の19歳の新鋭と対戦「しっかり勝って鈴木真彦選手とやりたい」。無差別級T制覇のリュウ・ツァー、適正階級90kgで谷川聖哉戦。宇佐美秀メイソンが初参戦し海斗と対戦
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K-1 WORLD GP 2023 ~ K-1 ReBIRTH.2 ~(12月9日(日)エディオンアリーナ大阪)の第2弾決定カード発表記者会見が10月18日、東京で行われた。
和島大海に続き、金子晃大、リュウ・ツァーも日中対抗戦。カルP「中国と周辺国にK-1ブームを作り上げたい」
9月の横浜アリーナでのK-1 ReBIRTHで玖村将史に勝利しスーパー・バンタム級王座2度目の防衛を果たした金子晃大、K-1 30周年記念 無差別級トーナメントで3連続KO勝ちで優勝したリュウ・ツァー(中国)が、2大会連続で出場。金子はリュウと同じ中国の武林風を主戦場とする選手と対戦し、リュウは適性階級のクルーザー級(90kg)で谷川聖哉と対戦する。
先週の第1弾会見でスーパー・ウェルター級タイトルマッチ・和島大海(王者)vs. オウヤン・フェン(中国/挑戦者)が発表されたが、これで主要カードのうち3試合が日中対抗戦となる。来年のK-1の世界進出を見据えるカルロス菊田K-1プロデューサーは「中国人選手の活躍で、中国と周辺国にK-1ブームを作り上げたいです」と、日中対抗戦を並べた狙いを話す。
中国武林風の19歳の新鋭と対戦、金子晃大「しっかり勝って鈴木真彦選手とやりたい」
56kg契約 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
ラン・シャンテン[Lan Shanteng](中国/深セン盛力人和/CFP)
金子は9月のK-1横浜アリーナ大会で、1勝1敗のライバル・玖村将史を相手にK-1スーパー・バンタム級王座の防衛戦を行い、延長の末に判定勝ち。金子は昨年6月のTHE MATCHでRISEバンタム級(55kg)王者の鈴木真彦に判定負けしていることから、玖村に勝利後のマイクでは「K-1代表とはまだまだ言えなくて、鈴木選手ともう一回やらせてください。K’FESTAあたりでやらせてください」とアピールしていた。
今回の相手・ラン・シャンテンは28戦21勝(5KO)7敗の19歳。中国の武林風で21年に行われた-57.5kg級トーナメントで準優勝し、今年の中国キックボクシング選手権57kg級では3位に入賞している。会見ではシャンテンからの「チャンピオンと試合をするからには、国家のために私のプライドを懸けて全力で挑みます」等とのコメントが司会者により代読された。
金子は「自分自身の見据えている試合のためにも、国家のためにも僕も頑張らないといけないです」と、シャンテンのコメントを真似つつ意気込みを語った。「見据えている試合」について聞かれると「この前のリングでも言ったように、これをしっかり勝って鈴木選手とやりたいです。鈴木選手とファイトスタイルも似ていると思うので、しっかり勝ちたいです」と答え、勝ち方について聞かれると「大事な試合の前なので勝ち方も大事になりますし、チャンピオンとして盛り上げたいので、KOを狙いたいです」と答えた。
宮田P「いい発表ができるよう努力していきます」
金子×鈴木2の実現の可能性について、宮田充Krushプロデューサーは「結果を出したファイターが、チャンピオンが吐いた言葉なので、できるよう動いていくつもりです。先日もRISEの伊藤隆代表と久々に話す機会があり、金子選手と鈴木選手の名前も出た部分がありました。他団体のトップ選手なので、うかつなことは言えないですけど、カルロスプロデューサーが最初から言っている“開国”は、世界でも国内でも組まれる今後の動きです。ぬか喜びさせてもしょうがないんで、いい発表ができるよう努力していきます」と、言葉を選びつつも実現に動く姿勢を示した。
なお、この会見の直後、ABEMA格闘チャンネルのYoutubeで金子のインタビュー動画が公開され、「これ勝って、3月にリベンジしますよ。流れ来てるんで」「鈴木選手を見ているんですけど、一回忘れて、12月の対戦相手に向き合わないと」「勝ち方が大事」等と話している。毎年3月といえばK-1もRISEも年間最大の大会を開催する時期。金子が12月9日に大阪で試合をした翌日、RISE後楽園大会では鈴木真彦が大﨑孔稀を相手にRISEバンタム級王座の3度目の防衛戦を行うため、相乗効果で金子と鈴木の試合が注目を浴びることになりそうだ。
無差別級T制覇のリュウ・ツァー、適正階級90kgで谷川聖哉と対戦
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/K-1無差別級トーナメント2023優勝、中国キックボクシング選手権2023 90kg級優勝)
谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
リュウは27歳。中国でプロ6戦5勝1敗の成績を残した後、9月のK-1での無差別級トーナメントに出場すると、体格で勝る欧米勢相手に右ロー・カーフキックを駆使して3連続KO勝ちし優勝した。今回、ベスト体重のクルーザー級(90kg)で再来日する。元K-1ライト級王者のウェイ・ルイの後輩にもあたる。カルロス菊田K-1プロデューサーは「9月のK-1の模様は、中国とアジア諸国で『武林風リュウ・ツァーK-1優勝への道』という題名で放送され、中国とアジア諸国でK-1の知名度が上がりました。中国人選手の活躍で、中国と周辺国にK-1ブームを作り上げたいです」と話し、金子と戦うラン・シャンテンと合わせ、中国勢を重視していることをアピールした。
谷川は昨年3月のK-1無差別級トーナメントでANIMAL☆KOJI、加藤久輝を下したが、決勝でマハムード・サッタリにKO負けした。その後はK-Jeeに判定勝ちし、ステファン・ラテスクにKO負けし、7月にはAKIRA Jrに判定勝ちしている。
谷川はリュウのロー・カーフ対策について聞かれると「空手家はローとボディでは倒れません。気合・根性です。リュウが195cmセンチなら(180cmの僕でも)ハイキックも届きます」とコメント。無差別級トーナメント優勝者に勝てば大きい一戦に向け「僕はこれまでいいところまで行って落としてきました。今はK-1に全て賭けてやっています。人生全て懸けて挑みます。とにかく絶対勝ちます」と熱弁した。
宇佐美秀メイソンがK-1初参戦。海斗と対戦
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
海斗(LEGEND GYM)
宇佐美秀メイソン(Battle Box/ISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・ウェルター級(67kg)暫定王者)
海斗はTHE OUTSIDERに2度出たことがあり、17年からKrushを主戦場にし、20~21年は木村“フィリップ”ミノル、近藤魁成、寧仁太・アリ、安保瑠輝也相手に4連続KO負け。今年3月のKrushでは松岡力に判定負けしたが、9月のKrushではBigbang&AJKNウェルター級王者の大輝を1R KOし、格の違いを見せつけた。
メイソンはRIZINを主戦場とする宇佐美正パトリックの弟。フルコン空手をベースとし、ボクシングでも西日本U15大会で準優勝。母の母国・カナダの刑務所に約2年入っていたが、更生のため格闘技を再開し、昨年4月のPOUND STORMでプロMMAデビュー。12月のINOKI BOM-BA-YE×巌流島でのキックルールの試合では、アルバート・クラウスに判定勝ちした。3月のKNOCK OUT代々木大会では杉原新也に判定勝ち。9月のKNOCK OUTではフランス人選手とのISKAタイトルマッチが組まれ、1R KO勝ちしベルトを獲得した。今回、地元大阪でのK-1への参戦を志願し、KNOCK OUTの山口元気プロデューサーも承諾し、K-1に初登場する。
海斗はメイソンのクラウス戦について「おじいちゃんをいじめているようにしか見えなかった」と評しつつも、メイソン自体については「センスはめっちゃある」と警戒し「倒して寧仁太君のKrushのベルトを狙いたいです」と意気込みを語った。
メイソンは海斗について「アゴの弱いブンブン丸君」「大振りのパンチは僕には当たらない」とけなした。今後のK-1継続参戦にも前向きで「チャンピオンクラスとやって、最終的には(K-1ウェルター級王者の)野杁(正明)選手とかとやっていきたい」とコメント。「今は(野杁と)差がありますけど、キックを始めてから1年ちょっとでここまで来ていて、練習もめっちゃやっているんで、何年か後は(野杁に勝つことは)全然ありうると思います」と豪語した。
松岡力、ジョムトーンに「階級下げてきて、そんな甘い世界ちゃうぞ」
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム/元ラジャダムナン4階級王者、元WBCムエタイ世界3階級王者、クンルンファイト70kgトーナメント2016準優勝、元ボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級王者)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushウェルター級王者)
ジョムトーンは3月に和島大海のスーパー・ウェルター級王座に挑戦しローキックで延長TKO負け。7月大会ではウェルター級に階級を下げ、寧仁太・アリに判定勝ちしている。松岡は3月に海斗に勝利して以来の試合。
松岡は「昔から憧れていたジョムトーン選手と戦えるので楽しみです。僕も自分で言うのもなんですけどテクニシャンなので、ハイレベルなテクニック合戦をお見せします」と、最初は敬意をこめてコメントしていたが、最後はジョムトーンについて「ボクシングでも世界チャンピオンなれなくて、K-1でもスーパー・ウェルター級でもチャンピオンなれなくて、階級下げてきて、そんな甘い世界ちゃうぞと見せたいです。僕のほうがK-1長いんで」と対抗心を見せた。
アビラル、K-1 GROUP 2戦目の璃久と対戦
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/HEATキックミドル級王者)
璃久[りく](HIGHSPEED GYM/元シュートボクシング日本スーパーウェルター級2位)
アビラルは3月のK’FESTAでジョーダン・ピケオーにKO負けして以来となるK-1 GROUP出場。8月にホームリングのHEATでヤン・チャンウォンにKO勝ちしている。
璃久はシュートボクシングの元ランカー。今年7月のKrushでK-1 GROUPに初参戦すると、森田奈男樹を3R右フックでKOした。大阪のチーム吉鷹で週1回、K-1スーパー・ウェルター級王者の和島大海と練習しており、森田戦後のマイクでは「和島さん、絶対俺ベルト取るから」と和島に呼びかけていた。
アビラルは「自分が負けてる和島選手の舎弟みたいな感じなので、ぶっ倒してチャンピオンに近づきます」と挑発。璃久も「これからその舎弟に負けるで」「アゴの潰れたチーターを潰す」「なんでまたK-1に出れるんや。ここでやるか」と言い返すと、両者近寄って乱闘寸前となり、スタッフが制止する一幕もあった。
大岩龍矢、ライト級初戦はK-1大阪常連の篠原悠人と
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級王者、K-1甲子園2015 -65kg優勝)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangライト級王者)
篠原は昨年8月に与座優貴にKO負けしたが、昨年12月の大阪大会では弘輝に判定勝ちし、今年7月の両国大会では龍華に判定勝ちし2連勝中。大岩は3月に國枝悠太にKO勝ちしたが、6月の横浜大会では横山朋哉に判定負け。今回はスーパー・フェザー級からライト級に階級を上げる。
篠原は「6年連続で地元の大阪大会に出させてもらってうれしいです。ここ数試合、ただ勝ったってだけで、内容では見せられていません。面白い試合をしないといけないので、大岩選手ならバチバチで行けると思います」と抱負。大岩は階級アップについて「純粋にそっちのほうがいい試合できると思いました。いつも10kg近く落としていますし、年齢も年齢なんで(※1月で32歳になる)無理して落とす必要ないと思いました」と説明。篠原の印象を聞かれ「爆発しきれなかった天才」と皮肉りつつも、「トラッシュトークや乱闘が流行っていますけど、ただ面白い試合をして会場を盛り上げる。そこが一番大事です」と話し、試合内容でアピールしたい考えを示した。
対戦カード
K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
和島大海[ひろみ](月心会チーム侍/王者)※3度目の防衛戦
オウヤン・フェン[Ouyan Feng](中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/挑戦者、WLF武林風 -70kg級世界王者)
K-1 WORLD GPミドル級(75kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
ハッサン・トイ(トルコ/チーム・トイ/王者、元WLF武林風 -65kg級王者、元WFCA欧州-68kg級王者)※初防衛戦
松倉信太郎(team VASILEUS/挑戦者、WPMF世界スーパーミドル級王者、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、Krush YOUTH GP 2012 -70kg優勝、K-1甲子園2009 -70kg優勝)
K-1 WORLD GPバンタム級(53kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード/王者、K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント優勝)※初防衛戦
石井一成(ウォーワンチャイ・プロモーション/BOM・WBCムエタイ・WPMF世界スーパーフライ級王者、IBFムエタイ世界フライ級王者、元WPMF世界・True4U・KNOCK OUT同級王者、元プンパンムアン・ミニフライ級王者)
56kg契約 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
ラン・シャンテン[Lan Shanteng](中国/深セン盛力人和/CFP)
女子アトム級(45kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1女子アトム級王者、元Krush同級王者)
ルシール・デッドマン[Lucille Deadman](オーストラリア/デイラーメイド・ムエタイ/WBCムエタイ豪州女子ミニフライ級王者)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/K-1無差別級トーナメント2023優勝、中国キックボクシング選手権2023 90kg級優勝)
谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
海斗(LEGEND GYM)
宇佐美秀メイソン(Battle Box/ISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・ウェルター級(67kg)暫定王者)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム/元ラジャダムナン4階級王者、元WBCムエタイ世界3階級王者、クンルンファイト70kgトーナメント2016準優勝、元ボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級王者)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushウェルター級王者)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/HEATキックミドル級王者)
璃久[りく](HIGHSPEED GYM/元シュートボクシング日本スーパーウェルター級2位)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級王者、K-1甲子園2015 -65kg優勝)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangライト級王者)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2023 ~ K-1 ReBIRTH.2 ~
日時 2023年12月9日(日) 開場・未定 開始・未定
会場 エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場 [HP]
中継 ABEMA(生放送|無料)、U-NEXT(生放送|2,189円/月)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドS 18,000円 アリーナA 10,000円 スタンドA 10,000円 スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/