Road to ONE 2/22(月)17時~ABEMA生中継:「5年後の主役」を探せ(4):ABEMA熱血解説者・大沢ケンジHEARTS代表が“Young Guns”に喝「お前のためだけの試合をしないで欲しい」【PR】
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「日本格闘界、5年後の主役たち」をテーマに、コロナ禍で試合機会の減った若手主体のラインナップでONE Championshipが開催する「CLASTY Presents Road to ONE:4th Young Guns」(2月22日(月)渋谷TSUTAYA O-EAST/ABEMA格闘チャンネルで生中継)。BOUTREVIEWでは何人かの出場選手や関係者をピックアップして、大会まで残り1週間、4回に分けてインタビュー記事をお届けする。
最終回となる第4弾では、ABEMAのONEの中継の解説者でもおなじみ、大沢ケンジ氏に、コロナ禍で若手主体の大会が開催される意義、若い世代に期待することを語ってもらった。(聞き手:井原芳徳)(取材場所:東京 駒沢 HEARTS KIX)【広告記事】
「余裕が無い今、未来のために畑を耕すのは凄く意味がある」
今、コロナがあって若手の試合機会が減っているじゃないですか。修斗はプロの大会数はそんなに変わらなくても、若手の試合がたくさん組めなかったりして、アマチュアの大会も無くなって。パンクラスは去年は試合をたくさん組み、うちもたくさん出させてもらいましたけど、今年になってからまだ大会を開催していませんし、DEEPも試合数が減っていますよね。うちのジムだけじゃないと思うんですけど、これから伸びる選手がいるじゃないですか。若手たちにチャンスを積ませたいところで、このRoad To ONEがあるというところですね。
元々、僕が北野さん(=ABEMA格闘チャンネルの北野雄司ゼネラルプロデューサー)に言った手前もあるんですけど。北野さんがRoad To ONEをやろうと考えて『どういう大会にしようか、メインを張る選手をどうしようか』って言っていて、僕は『若手の試合が減っていますけど、埋もれている才能が絶対いると思うんですよね』って話したんですよ。今、コロナの状況で格闘技をやろうとする人も増えているんですよね。試合の需要は増えたけど、大会の供給が無くて、チャンスが減っちゃているんですね。『ABEMAで若手の大会をやったらありがたいし、意味のあるものにできるんじゃないですかね?』と言ったら、北野さんが上手く取り入れて、『Young Guns』というテーマにしてくれました。
コロナ禍でも、日本のトップどころで大会が上手く回せていて、その中で可能性のある人達も出てきていますけど、キャラクターのぶつかり合いで勝った負けたをただ消費するだけのような試合も多くなってしまっていますよね。今、格闘技界だけじゃなく、色々なところで余裕が無いじゃないですか。そんな状況でも、未来のために畑を耕すじゃないけど、そういうことをABEMAがRoad to ONEでやってくれるのは凄く意味があるんですよね。
それで今回のYoung Gunsのメンツを見ても、凄くいいじゃないですか。山北君と安芸君の試合もそうだし(※山北渓人はパンクラス、安芸柊斗は徳島在住の修斗のランカー。山北は昨年のネオブラッドトーナメント優勝者)。吉野(光)君は大阪のGLADIATORとか北海道のPFCとかONE Warrior Seriesに出ていて、修斗・パンクラス・DEEP以外から上がって来た選手ですけど、レスラータイプで結構いい選手ですね。相手の野瀬(翔平)選手もそうでしょ。まだ修斗・パンクラス・DEEPの上位に来ていなくても、可能性を感じる選手を集めてくれましたね。
「いい試合しなかったら次の大会は無いよ」
大会のキャッチコピーで「ガキには、未来しかない。」、プレスリリースで「日本格闘界、5年後の主役たち」と書かれていますけど、今回のRoad to ONEは業界の未来のためにも意味のある大会というか。これを一般の人が普通に見て、面白いと思うかはわからないけど、凄く意味があるぞって言う。ちょっと興行をやりました、じゃなく、格闘技界を救済してくれている感じがありますね。それを出ている選手たちは感じ取れよ、っていう。たくさんある試合の一つで、堅い試合で勝つんじゃなくね。『君の堅い1勝は君のキャリアを積み重ねるためだけの1勝で、試合を組んでくれた団体の特にならないし、格闘技界が何も潤わないよ』って正直言いたくなるような試合もあるじゃないですか。お客さんがその選手の次の試合を見たくなったり、コイツがアイツとやったらどうなるんだろうと想像することによって、チケットって売れるじゃないですか。
今回もコロナで大変な時期に、せっかくRoad to ONEという大会をABEMAが用意してくれたんだから、いい試合しなかったら次の大会は無いよ、って、出場する選手たちには言いたいですね。修斗やパンクラスやDEEPも大会はやっていますけど、君たちが面白い試合をしなかったら、(経営的に)紙一重だと思うんですよ。だからお前のためだけの試合をしないで欲しいなって。
別に若手じゃなくても、この前の(1月31日の)修斗でも、40歳でめっちゃ勝負しに行っているデビュー戦の選手がいて(寺島直人)。若い人が10出すところを、普通の年を取った選手なら5とか6のエネルギーで同じ効果を出すみたいな老獪さで戦うんですけど、あの選手は若手みたいな10出す戦い方をしていて。逆転負けしちゃいましたけど、インパクト残したなって。負けを怖がらない試合をやって欲しいですね。せっかく作ってもらったチャンスを、次の人にもつなぐような試合にして欲しいです。
メインイベントに出る平田(樹)さんも、才能に満ち溢れた、それこそ『未来しかない』選手じゃないかなと。平田さんはガンガン行くんで、いつも試合が面白いんで、いい大会になると思いますね。平田さん以外でも、ファンの人達が何選手かに『コイツ来るな』ってマークを付けられる大会になると思うんですよね。ここで勝つ選手も負ける選手も、覚えておくといい大会になると思います。◆◆◆
優秀選手に「Next Young Guns Award」を表彰
なお、今大会では、活躍した3選手に「Next Young Guns Award(ネクスト・ヤングガンズ・アワード)」として、大会メインスポンサーのCLASTYから賞金10万円が授与される。CLASTYの安蒜貴紀代表が2選手、大会当日ABEMAのライブ配信で解説を務める元ONEライト級世界王者・青木真也が1選手が選出される。安蒜氏と青木のコメントがONEから届いている。青木も上記の大沢氏の意見と通じるように「上手、綺麗は要りません。凄みを見せてください」と選手にメッセージを送っている。
◆安蒜貴紀CLASTY代表「今回このCLASTY Presents Road to ONE4th; Young Guns」に出場する選手から、優秀な選手を選ばせて頂くことは大変名誉なことと感じています。これから日本の格闘技界やファンの希望を背負い、強烈な印象を与えた選手や未来に繋がる、期待の持てる選手に応援の気持ちも含めて、選びたいと思います。選手たちの活躍を楽しみにしています。」
◆青木真也「この度、大会の優秀選手を選考するとのこと。様々な評価基準が存在しますし、表面的な格闘技ブームなのか的外れな価値基準が多いと感じています。その中でファイターが評価するファイターの重要度が増しているように思います。格闘技として、表現として質を大事にします。上手、綺麗は要りません。凄みを見せてください。仕事しろよ。仕事の報酬は仕事で返ってくるからね。」
対戦カード
第9試合 メインイベント MMA 女子アトム級 5分3R
平田 樹(フリー)※K-Clannから所属変更
中村未来(マルスジム/修斗女子スーパーアトム級(50kg)6位)
第8試合 ライト級 5分3R
長田拓也(BLOWS/修斗世界4位)
葛西和希(マッハ道場/パンクラス9位)
第7試合 フライ級 5分3R
小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A/パンクラス2位)
山中憲次(FREEDOM@OZ/パンクラス11位、ネオブラッドトーナメント2020同級優勝)
第6試合 キックボクシング 54kg契約 3分3R
有井渚海(及川道場)
平松 侑(岡山ジム/INNOVATIONバンタム級王者)
第5試合 フライ級 5分3R
吉野 光(フリー)
野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
第4試合 フェザー級 5分3R
岩本達彦(BLOWS/パンクラス15位、パンクラス・ネオブラッドトーナメント2020同級優勝)
中田大貴(和術慧舟會HEARTS)
第3試合 ストロー級 5分3R
安芸柊斗(MMA Zジム/修斗世界8位)
山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We/パンクラス8位、ネオブラッドトーナメント2020同級優勝)
第2試合 バンタム級 5分3R
前田浩平(GRABAKA)
風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)
第1試合 ストロー級 5分3R
田上こゆる(BLOWS/修斗世界7位)
リトル(GUTSMAN)
概要
大会名 CLASTY Presents Road to ONE:4th Young Guns
日時 2021年2月22日(月) 開場・16:30 開始・17:00
会場 渋谷TSUTAYA O-EAST
中継 ABEMA格闘チャンネル(生中継)
※会場観覧チケット完売
お問い合わせ サステイン 03-3788-3042
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