ONE Championship 7.12 マレーシア:森本“狂犬”義久、RISEからONEへ初参戦「クソ前座だから、マジでムカつくんで、熱い試合がしたい」AbemaTV中継金曜19時冒頭から必見
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ONE Championship「ONE: MASTERS OF DESTINY」(7月12日(金) マレーシア・クアラルンプール:アクシアタ・アリーナ)で、RISEフェザー級(57.5kg)2位の森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK)がONE初参戦を果たす。
森本は5月19日のRISE後楽園大会で篠塚辰樹との延長に及ぶ死闘を制し判定勝ち。大会前の篠塚との舌戦での「拉致して拷問したい」といった過激発言は話題を呼び、試合9日前にYoutubeのAbemaTV公式チャンネルにアップされた紹介VTRは30万を超える再生数を記録した。
森本のONE初戦の相手はジョシュ・トナー(オーストラリア)。対外国人で、篠塚戦のような舌戦ができないことは「刺激が足んない」と話す森本だが、「ONEに出てるタイ人、マジヤバいなって感じですね」「楽しみですね。そういう超強い奴らがいるところに入って、結果残していけたらいいな」「賞金トーナメントにも出たいですよね。自分の拳で金を稼ぐってのがマジでカッコいいですよね」と、ONEでの活躍に向け気合十分だ。プレリミナリー第1試合という扱いに「クソ前座だから、マジでムカつくんで」とも話すが、そういった不満も試合へのエネルギーに変える。AbemaTVでの金曜19時からの生中継冒頭から見逃せない。(取材:井原芳徳 7月3日 パラエストラ葛西・浦安 西葛西ジムにて収録)
――まず、5月の篠塚戦の反響が大きかったですが、振り返っていかがですか?
森本「試合前から試合まで、全部楽しかったですね。次の相手が面識の無い外人だから、ちょっと物足りないというか、刺激が足んないっすね」
――篠塚選手のような挑発があると逆に燃えますか?
森本「そうですね。生意気なこと言って来て欲しいですね。マジムカつくんですけど、それも楽しいというか」
――あれは練習のモチベーションになりましたか?
森本「かなりなったね」
――あの試合自体が久しぶりの試合でしたが、それを含め、内容的にはいかがでしたか?
森本「久しぶりだから、間合いが遠く感じましたね。それ以外は、思いっきりやったから、違和感は無かったですね」
――ボクシング出身の篠塚選手のパンチは効きましたか?
森本「効いたってパンチは別に無かったけど、速かったですね。キックボクサーとの違いを感じましたね」
――ローキックを効かせるのは狙い通りでしたか?
森本「あれは狙い通りで、2Rぐらいから削れて、倒せるかなって思ったんですけど、アイツも気が強かったのかな。気合が入っていましたよ」
――後楽園ホールの歓声も凄くて、独特の雰囲気でした。
森本「気持ちよかったですね。第1試合でしたけど」
――第1試合になりましたけど、逆に盛り上げてやろうと発奮材料になりました?
森本「アイツに付き合う形で第1試合になったのはちょっと気に入らなかったんですけど(※篠塚が3月の試合の一夜明け会見を寝坊で欠席したペナルティで、第1試合に回された)、第1試合、逆にいいなって。すぐ終わるし、その後ゆっくりできるじゃないですか。一番時給高くないですか?」
――どういう割り算をすればいいかはわかりませんが(笑)。試合自体は延長まで行き、かなり接戦になりました。勝因は?
森本「気持ちじゃないですか?気持ちを強く持っていたほうが勝った。それだけです」
――それからONEの試合が決まりましたが、試合間隔としては2カ月ほどで比較的短いですよね。オファーをもらった時はどうでしたか?
森本「俺、2カ月に1回ぐらいで試合をしたいんで、ちょうど良かったし、やっと出れるし。ONEと契約してから怪我とかで、なかなか出れなかったから、うれしい」
――篠塚戦のダメージは無かった?
森本「無いですね」
――ONEのキックの試合を観ていてどういう印象ですか?
森本「ONEに出てるタイ人、マジヤバいなって感じですね」
――RISEで那須川天心選手と戦ったロッタン選手も活躍していますし、森本選手の宿敵の工藤政英選手もペッダム選手にKO負けしましたね。ONEでは今までより高いレベルの戦いになると思って、ヤバいなと感じた?
森本「そうですね。練習量も増えたし、楽しみですね。そういう超強い奴らがいるところに入って、結果残していけたらいいなって思って。楽しみです」
――今回の相手、ジョシュ・トナーの1月のONEでの秋元戦とかを見ていかがですか?
森本「はっきり言って、全然強くないと思うんですよ。前に出てどんどんパンチを振ってくるけど、その圧力に飲まれなければ、簡単だと思うし、俺的には得意な選手ですね」
――テクニック的なところはそんなに怖くない?
森本「圧力もテクニックの一つなんだろうけど、問題無いと思います」
――秋元戦では右ストレートでダウンを取っていますが。
森本「そんなに気にしていないですね。特に光るものが無い選手だなって」
――どういう勝ち方をしたいですか?
森本「アイツを下がらせる。前に出て来る選手だから、思いっきりこっちが圧力をかけて、逆に下がらせられれば、チョー楽な試合になると思う」
――その上で3Rの中で倒したい?
森本「倒したいですね」
――今回はオープンフィンガーグローブでの試合ですか?
森本「そうです」
――オープンフィンガーグローブを着けて練習してみていかがですか?
森本「ブロックが使えないんで、難しいですね。アッパーとか凄い入っちゃんですよね。ガードして固まらないように、ずっと足で動く感じですね」
――攻撃の部分は?
森本「その分、自分のパンチもガードの間をすり抜けるから、お互い様だから、そんな気にして無いですね。いつもより殴られるかも、ぐらいです。その分こっちも当てられるし、楽しみなんですよね」
――MMAの選手からアドバイスをもらいますか?
森本「もらいますね。『オープンフィンガーのほうが硬くて痛い』とか『殴っても殴られても骨が折れやすい』とか。でも逆に『普通のグローブの方が効く』とも聞きますし」
――試合場は金網?
森本「リングと聞いています」
――ONEだと水抜き禁止の減量システムです。
森本「順調ですよ。たぶん問題無いです。前回の試合が終わったばっかだし」
――海外での試合は初めてですか?
森本「初です。めっちゃ楽しみですよ」
――今回もまた第1試合です。
森本「クソ前座だから、マジでムカつくんで、熱い試合がしたいですね。バッチリ覚えてもらって」
――別にONE側が篠塚戦を見て「こいつは第1試合での盛り上げ要員だ」って考えたわけじゃなく、普通に前座扱いって感じですよね。とはいえ、ひとまずONE進出を果たすわけで、いよいよ本格的な勝負だ、ここまで来たぞという感慨はありますか?
森本「うん、ある」
――ただ、冒頭に「面識の無い外人だから、刺激が足んない」と話されていたように、RISEの工藤戦や篠塚戦のような舌戦ができなくて、ちょっと困っていますか?
森本「スポーツマンみたいになっちゃいそうですよね(苦笑)。もうちょっと刺激が欲しいですよね。ムカつきたいから、相手(トナー)のインスタ見つけてコメント入れたんですけど、そいつ、いい奴系で、普通のさわやかな返事が返ってきちゃって。苦手なタイプです」
――そういうストレスはRISEで発散する感じになりそうですね(笑)。RISEにも並行して上がれますが、RISEでの目標は?
森本「今年中に工藤にリベンジして、RISEフェザー級のチャンピオンになりたいですね。一番なりたい」
――開催中のRISE WORLD SERIESのトーナメントにも強い外国人選手が集まっていますから、その辺にも絡みたいですよね。
森本「絡んで行きたいっすね。そいつらの中で工藤って大したポジションじゃないし、そいつがRISEの王者だし、そいつに俺が負けてるのはマジ悔しいから、早くぶっ飛ばして上に行きたいですね」
――工藤選手は7月21日のRISE大阪大会で、スアキムと大雅とも戦ったタリソン・ゴメス・フェレイラとやりますよね。
森本「アイツいいっすね。試合面白いんで、そういう奴とやりたいですよね」
――戦いたい選手も多いですし、常に試合がしたいという感じが伝わってきます。
森本「その方が楽しいですよ、日々が」
――今年からAbemaTVでのRISEの中継が始まり、ONEも前から中継されていますし、試合を広く観てもらう機会が増えたとも感じますか?
森本「感じますね。AbemaTVは強いですね。篠塚戦の後、街を歩いていたら、3回ぐらい声をかけられましたよ。ラーメン屋に行ったら格闘技が好きなオヤジがいて、タダにしてくれたんですよ(笑)」
――ONEは10月13日の両国国技館大会も決まりました。
森本「めっちゃ出たいですね。そのために頑張りますよ」
――ONEはキックのトーナメントをやっていて、優勝賞金が約1億円というのも刺激的かと思います。
森本「賞金トーナメントにも出たいですよね。自分の拳で金を稼ぐってのがマジでカッコいいですよね。マクレガーとか、憧れます」◆◆◆
AbemaTV「ONE Championship クアラルンプール大会」完全生中継!
放送日時:7月12日(金)夜7時~
放送チャンネル:格闘チャンネル、AbemaGOLDチャンネル
視聴URL:https://abema.tv/channels/fighting-sports/slots/E2TMJeK5Ye5s8K
【対戦カード】
▼メインイベント/フェザー級キックボクシングワールドグランプリ準々決勝
ジョルジオ・ペトロシアン vs ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー
▼第14試合/ストロー級
アンジェラ・リー vs ミッシェル・ニコリニ
▼第13試合/ライト級
エブ・ティン vs 阿部大治
▼第12試合/フライ級
アブロ・フェルナンデス vs グルダーシャン・マンガット
▼第11試合/アトム級
ジヒン・ラズワン vs ジョマリー・トーレス
▼第10試合/バンタム級
トロイ・ウォーゼン vs チェン・ルイ
▼第9試合/フライ級・キックボクシング
秋元皓貴 vs ケニー・ズィー
[プレリム]
▼第8試合/アトム級・キックボクシング
カイティン・チュワン vs ジャネット・トッド
▼第7試合/ライト級
パク・デソン vs 江藤公洋
▼第6試合/フライ級
アレクシ・トイヴォネン vs 藤沢彰博
▼第5試合/バンタム級・ムエタイ
サイフル・メリカン vs モハメド・ビン・マムード
▼第4試合/ストロー級
エイドリアン・マティス vs リー・ジェー
▼第3試合/アトム級
ポージェナ・アントニア vs ビー・ニューイェン
▼第2試合/フェザー級・ムエタイ
ジョージ・マン vs ソーグラー・ペッティンディーアカデミー
▼第1試合/フライ級・キックボクシング
ジョシュ・トナー vs 森本”狂犬”義久
ONE Championship 7.12 マレーシア:ペトロシアンとペットモラコットが再戦。秋元皓貴、阿部大治、江藤公洋、藤沢彰博が出場