ONE Championship 2.22 シンガポール:今成正和&三浦彩佳、得意パターンで秒殺勝利。工藤政英、強豪ペッダムにKO負け
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ONE: CALL TO GREATNESS
2019年2月22日(金) シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳 photos by ONE Championship (写真はクリック・タップすると拡大表示されます)
第2試合 バンタム級(65.8kg) 5分3R
○今成正和(今成柔術)
×クォン・ウォンイル[Kwon Won Il](韓国)
1R 0’53” ヒールホールド
今成はDEEPでの活躍を経て、昨年、6年ぶりにONEに復帰し、2連敗を喫したが、10月のヤンゴン大会ではラディーム・ラーマンに83秒腕十字で快勝している。今回の相手、ウォンイルは過去にDEEPで宮川博孝に勝っている選手で、1月19日のジャカルタ大会でONEに初参戦し、Anthony Engelenに1R TKO勝ちしている。
1R、今成が30秒過ぎ、3度目のスライディングでウォンイルの左足をつかんで倒すと、ヒールホールドを極めタップアウト。わずか53秒で仕留めた。
Japanese legend Mazakazu Imanari rolls back the years with a sensational heel hook submission of Kwon Won Il at 0:53 of Round 1! #WeAreONE #CallToGreatness #Singapore #MartialArts pic.twitter.com/PDLULeV9Kd
— ONE Championship (@ONEChampionship) 2019年2月22日
第3試合 ストロー級(56.7kg) 5分3R
○三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A/パンクラス女子ストロー級1位)
×ラウラ・バリン(アルゼンチン)
1R 1’13” アームロック
三浦は14年にDEEP JEWELSでデビューし、17年からパンクラスに参戦。パンクラスでは6戦ともブラジル、韓国など海外勢との戦いで、4勝(1一本)1敗1無効試合の戦績を残し、昨年は2月、9月、11月と3連勝していた。対するバリンは、昨年6月のONE世界女子ストロー級タイトルマッチで現王者のション・ジンナンに判定負けしている選手だ。
- 三浦彩佳
1R、開始すぐから三浦が組みに行き、最初の首投げでテイクダウンに成功し、袈裟固めでガッチリ押さえる。首を抱えてバリンの左腕を両足で挟み込んで極めてタップを奪取。得意パターンが最初から決まると、セコンドの長南亮会長と抱き合い、涙を流して喜んだ。
In her ONE debut, Japanese phenom Ayaka Miura pulls out an incredible submission to finish Laura Balin at 1:13 of Round 1! #WeAreONE #CallToGreatness #Singapore #MartialArts pic.twitter.com/1lV4sWCSoi
— ONE Championship (@ONEChampionship) 2019年2月22日
勝利者インタビューで三浦は「試合前の検査で引っかかり、ギリギリまで出れるかわからず、シンガポールに来るまでも長南さんに迷惑をかけましたけど、大事な試合でやっと勝てたので涙が出ました」と話し、リングアナに「素晴らしいフィニッシュだ」と褒められると「プラン通りでいつもこの形でしか勝てていないです」と話してハニカみ、最後は3月31日の両国大会の観戦を呼びかけた。
第6試合 キックルール フライ級(61.2kg) 3分3R
×工藤政英(新宿レフティージム/RISEフェザー級(57.5kg)王者)
○ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ/WBCムエタイ世界フェザー級王者、元ルンピニー認定バンタム級1位)
2R 0’35” KO (左ストレート)
工藤は10月のシントンノーイ戦で判定負けして以来2度目のONE参戦。今回もタイ人強豪との試合が組まれた。試合場はリング。
1R、ペッダムがサウスポーに構え、左ミドルを強打し続ける。工藤は近づいて右のボディを当てて応戦するが、攻撃数での差が大きい。首相撲のブレイクはムエタイより早いものの、ペッダムが膝を細かく当ててダメージを与える。
そして2Rもペッダムが組んで膝を連打し、ブレイクがかかった後、左ミドルを工藤のボディと腕に連打する。もらった工藤が真っすぐコーナーに向かって下がってしまうと、ペッダムは左ストレートをクリーンヒット。工藤はダウンし、立ち上がろうとするがフラついたため、オリヴィエ・コスト・レフェリーがストップした。
工藤は3月23日のRISE後楽園大会のタリック・トッツ戦が決まっていたが、29日しか間隔が無く、RISEはKO負けした選手の出場停止期間が45日のため、欠場となる可能性が高い。
Thai phenom Petchdam knocks out Masahide Kudo with a POWERFUL left hand at 0:35 of Round 2! #WeAreONE #CallToGreatness #Singapore #MartialArts pic.twitter.com/pNsI6sRgTW
— ONE Championship (@ONEChampionship) 2019年2月22日
第10試合 ONEライト級(77.1kg)GP一回戦Bブロック 5分3R
×アミール・ハーン[カーン](シンガポール)
○アリエル・セクストン(コスタリカ)
3R 1’13” 裸絞め
ハーンが打撃、セクストンが組みを狙う構図。1R、セクストンが組み付こうとするが、ハーンは突き放し、プレッシャーをかけ続け、右ストレートを放つ。中盤過ぎ、ハーンが右ストレートを連打し追いかけるが、セクストンは組み付いて抱え上げて倒す。しばらくして立たれても組み付き続ける。
2R、ハーンが右ストレートを当てて、セクストンをダウンさせ追い詰める。セクストンが下から腕十字を狙うと、ハーンは離れてスタンドに戻す。その後も打撃を狙い追い詰めるが、最後はセクストンが右アッパーを当て、テイクダウンし終了する。
3R、ハーンは右アッパーのダメージの影響か?動きが落ち、セクストンが倒すと、バックマウントを奪い、裸絞めを極めてタップアウト。セクストンが苦しみながらも勝利をもぎ取った。
第9試合 ONEライト級(77.1kg)GP一回戦Bブロック 5分3R
×イブ・タン[エブ・ティン](マレーシア)
○サイード・グセイン・アサラナリエフ[Saygid Guseyn Arslanaliev](トルコ)
1R 0’25” KO (左フック)
アサラナリエフはロシアのダゲスタン出身の24歳でMMA戦績7戦6勝(4KO/2一本)1敗。ONEで6戦し2連勝中だ。1R、タンに対し、アサラナリエフが左のローを空振りさせてからスッと近づくと、左フックをクリーンヒット。タンは腰から崩れ落ち、アサラナリエフがKO勝ち。わずか25秒で強烈なインパクトを残した。準決勝ではセクストンと対戦する
Turkish superstar "Dagi" Arslanaliev takes out Ev Ting with a THUNDEROUS TKO just 25 seconds into Round 1 to advance in the ONE Lightweight World Grand Prix! #WeAreONE #CallToGreatness #Singapore #MartialArts pic.twitter.com/V9t2gJDaQz
— ONE Championship (@ONEChampionship) 2019年2月22日
第11試合 メインイベント ONEムエタイ・アトム級(52.2kg)王座決定戦
○スタンプ・フェアテックス(タイ/ONEキック同級王者)
×ジャネット・トッド(米国)
判定3-0
※スタンプが王者に
- スタンプ・フェアテックス