KNOCK OUT 6.22 代々木第二:久井大夢と龍聖、「THE KNOCK OUT」メインで1年ぶり再戦。リベンジ目指す龍聖「憎たらしい存在」、王者・久井「いろんな相手がおる中の一人」
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KNOCK OUTプロモーションは「THE KNOCK OUT」(6月22日(日) 代々木競技場第二体育館)の対戦カード発表記者会見を4月22日に東京で行った。メインイベントとなる久井大夢 vs. 龍聖の1年ぶりのリマッチ等、2つのタイトルマッチが発表された。
KNOCK OUTは後楽園ホールをホーム会場として使用しているが、近年は年1~2回、後楽園よりも大規模な首都圏の会場でも大会を開催している。大規模大会は昨年12月の横浜武道館大会以来半年ぶり、代々木第二体育館大会は1年ぶりとなる。今回の大会名「THE KNOCK OUT」について、KNOCK OUTの山口元気代表は「RED・BLACK・UNLIMITED、全てのKNOCK OUTのルールを並べて、これがKNOCK OUTだというものを、シンプルにファンの皆さんに見せていこうかなと思っています」と説明している。
メインイベント KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(60kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久井大夢(TEAM TAIMU/王者、RED同級王者、元BLACKライト級王者、元クンクメールワールドチャンピオンシップ60kg級王者)※初防衛戦
龍聖(BRAID/挑戦者、元BLACKフェザー級(57.5kg)王者、ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)※Team KNOCK OUTから所属変更
久井は大阪出身の19歳。昨年6月のKNOCK OUT代々木大会8月にはチョット・サレイヴァントンを1R終了1秒前、胴廻し回転蹴りでKO。9月の福岡大会ではペップンソンに判定勝ち。11月の常葉大会ではロムイーサンに延長判定負け。12月のREDスーパーフェザー級王座決定トーナメントではピッチ・ソムパッツと下地奏人下し優勝。4月3日のカンボジアでの試合ではチョムラウン・クンクメールに判定負けしている。
龍聖は24歳。昨年6月に久井大夢に判定負けしプロ18戦目で初黒星。12月の再起戦ではブライアン・ガビオに判定勝ちし、ISKA世界王座を獲得。3月のONE日本大会ではスリヤンレックに判定勝ちしている。
この試合が今大会のメインイベントとなる。山口代表は「1年ぶりの再戦ですね。龍聖選手にとってはリベンジの機会です。ISKAのタイトルも取り、ONEで実力を証明して、自力で久井選手のタイトルマッチにこぎつけました。久井選手にとってはこの1年間の成長の差を見せつける試合でもあります。2人とも伸びている段階でのまたリマッチということで、僕も楽しみにしています。大会名のTHE KNOCK OUTにふさわしい試合になるんじゃないかなと思っています」とこの一戦への期待を述べた。
王者・久井は「前回の試合はダウン取ってから、勝ちに行ったっていう感じだったんですけど、今回は倒しに行って最高の勝ち方で勝ちます」「前に試合した時から再戦すると思ってたので、今の龍聖選手に自分がどれだけ通用するのか挑戦します」と意気込み・心境を語った。最近の龍聖について久井は「ISKA取ってONEでも勝ってすごいなと思っていて」と評しつつ「それでも自分は龍聖戦から7試合して、肘ありなんですけどベルトを2本取って。勝ちも負けもあったんですけど、経験積んでこの試合に挑むんで、この再戦だけは絶対に勝ちます」と述べ、この1年の自身の成果をアピールした。
挑戦者・龍聖は「僕の中で、前回の試合は終わったと思っていないので、4R目のつもりで続きから全開でいきたいと思います」と抱負。「1年間、夢に出てくることもまだありますし、本当にコイツに勝たないと、人として男として死ねないと思うので、何があっても呪ってやるくらいのつもりで絶対に勝ちます」とリベンジへの熱い思いを述べ、前回対戦後の久井の黒星について「よくコツコツ負けるなみたいな。それじゃKNOCK OUT(の王者)にふさわしくないんじゃないのかなと思います」と毒を吐いた。
Team KNOCK OUTからBRAID(ブレイド)に所属名が変わることについて、龍聖は「(22年8月以降)TRY HARD GYMを辞めてから、チームというかフリーな感じで、ジムにしっかり所属していませんでした。KNOCK OUTジム調布、クロスポイント吉祥寺や、ノップさん(=師匠のノッパデッソーン氏)のところや、伊原道場(越谷)に行ったりしていました。ノップに教えてもらうのは変わらないんですけど、今、東京に在住していて、自分の兄ちゃんみたいな存在のバズーカ(巧樹)がこのタイミングで東京でジムをやることになって、腰を据えて拠点を持つのはすごくいいのかなと思いました」と説明した。
「1年前の試合から自分が一番成長したと思う部分」を聞かれた龍聖は「人としての心構えですかね。負けを知ったことでいろんなことも知りました。去年からたくさんの支えでISKA世界タイトルを取って、ONEの日本大会もあって、今またいい波に来ています。こういう時こそ小さな感謝を忘れずにっていうのを、敗戦から教えてもらいましたね」と述べた。対する久井は同じ質問に「自分は結構何回も試合して、海外でも試合して、色々経験積んでやってきてるので、前よりレベルアップしてると思うし、自分の強くなった姿を見てもらいたいです」と答えている。
メインイベントとなることについて、久井は「絶対倒して勝ちます。いい勝ち方、最高の勝ち方でこの大会を締めくくります」と話し、龍聖は「いつも通りの僕の試合をすれば、THE KNOCK OUTを見せられると思うので、僕のための大会だと思うんで、本当にコイツのための大会じゃなくて、僕のためでしかないんで、そういう試合を見せたいなと思います」と述べ、対抗意識をむき出しにした。
王座戦後の展望について聞かれた龍聖は「ちょっと前だったらK-1の軍司(泰斗)君とやりたいですとか、そういうありきたりな答えしかなかったんですけど、ONEで試合をして、KNOCK OUTをさいたまスーパーアリーナに持っていくというのが、僕のこの日本のキックボクシング界でKNOCK OUTでやらなきゃいけないことだと思ってるし、それできるのは今僕しかいないと思いますし、僕が引退まで絶対やりたいことです。日本が低迷してて、格闘技もいろんな流れがある中で、憧れられるヒーローになりたいです。僕がHIROYAさんに子供の時憧れたみたいに、次は僕が憧れられる立場になって、龍聖がいるからKNOCK OUTに出たい、キックボクシングやりたいと思ってもらえるようになりたいです。ヒール役とかもやってきましたけど、子供たちのヒーローになりたいです」と熱くコメントした。同じ質問に久井は「防衛したまだまだ僕にはやりたい未来があるので、とりあえずはこの試合に完全に集中して倒すことだけ考えて練習しています」とコメントしている。
「お互い一言で相手の存在のことを表すなら?」という質問にも、龍聖が「邪魔っていうか憎たらしい存在ですね」と答えたのに対し、久井は「僕は別に、なんやろな、いろんな相手がおる中の一人かなって思ってます」と、挑発をいなすようにクールにコメント。両者のマインドの違いが、再戦においてどう表出するかも気になるところだ。
KNOCK OUT 6.22 代々木第二:重森陽太、OFG・採点基準変更の新REDルールでゴンナパーと防衛戦「ここで適応できなかったら落ちていくだけ」。森岡悠樹と古木誠也も大会向け抱負
対戦カード
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
メインイベント KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(60kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久井大夢(TEAM TAIMU/王者、RED同級王者、元BLACKライト級王者、元クンクメールワールドチャンピオンシップ60kg級王者)※初防衛戦
龍聖(BRAID/挑戦者、元BLACKフェザー級(57.5kg)王者、ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)※Team KNOCK OUTから所属変更
KNOCK OUT-REDライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
重森陽太(クロスポイント吉祥寺/王者、元WKBA世界同級王者、元新日本フェザー級&バンタム級王者)※初防衛戦
ゴンナパー・ウィラサクレック[Kongnapa Weerasakreck](タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、元K-1&Krushライト級(62.5kg)王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
出場予定選手
森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者、KICKBOXING JAPAN CUP 2024 スーパーバンタム級トーナメント優勝)
古木誠也(フリー/元KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)王者)
概要
大会名 THE KNOCK OUT
日時 2025年6月22日(日) 開場・12:00 本戦開始・14:00
会場 国立代々木競技場第二体育館 [HP]
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP席最前列100,000円 VIP席50,000円 SRS席30,000円 RS席20,000円 S席10,000円(アリーナまたはスタンド) スタンドA席 6,000円 ※当日券500円アップ ※6歳未満は入場無料。座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ(先行発売中) イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/