KNOCK OUT 6.22 代々木第二:重森陽太、OFG・採点基準変更の新REDルールでゴンナパーと防衛戦「ここで適応できなかったら落ちていくだけ」。森岡悠樹と古木誠也も大会向け抱負
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KNOCK OUTプロモーションは「THE KNOCK OUT」(6月22日(日) 代々木競技場第二体育館)の対戦カード発表記者会見を4月22日に東京で行った。メインイベントとなる久井大夢 vs. 龍聖の1年ぶりのリマッチ等、2つのタイトルマッチが発表された。この記事ではREDライト級タイトルマッチ、重森陽太(王者)vs. ゴンナパー・ウィラサクレック(挑戦者)についてお伝えし、出場決定した森岡悠樹と古木誠也の談話もお届けする。
重森陽太、OFG・3R制・採点基準変更の新REDルールでゴンナパーと防衛戦「ここで適応できなかったら落ちていくだけ」
KNOCK OUT-REDライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
重森陽太(クロスポイント吉祥寺/王者、元WKBA世界同級王者、元新日本フェザー級&バンタム級王者)※初防衛戦
ゴンナパー・ウィラサクレック[Kongnapa Weerasakreck](タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、元K-1&Krushライト級(62.5kg)王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
重森は29歳で6月11日で30歳になる。今回は21年7月にスアレックに判定勝ちして獲得したKNOCK OUT-REDライト級王座の初防衛戦を行う。最近の重森は昨年9月のONE Friday FightsではOFGムエタイルールでシン・ドンヒョンを2R右ストレートで一撃KO。10月のKNOCK OUTではマルコス・リオスに延長判定勝ち。11月にはカンボジアで試合をし、現地の選手に判定勝ちしている。12月のKNOCK OUT横浜大会ではUNLIMTEDルールに初挑戦したが、MMAの倉本一真に2R TKO負け。4月3日のカンボジアでの試合ではメウン・メッカヘアに判定負けしている。
ゴンナパーは32歳。ムエタイで活躍後、16年からK-1 GROUPに参戦し、山崎秀晃、卜部功也、佐々木大蔵、安保瑠輝也らに勝利。20年12月、林健太を下しK-1ライト級王座を獲得。21年7月の初防衛戦で朝久泰央に敗れ王座陥落。22年6月のTHE MATCHではRISEの白鳥大珠を、8月のK-1では岩崎悠斗をKOした。以降はタイに戻り休養していたが、昨年4月のKrushで復帰し、塚本拓真に判定勝ち。7月のK-1では与座優貴に1R KO負け。9月のKrushでは上野空大に3R TKO勝ちちしたが、ライト級(62.5kg)リミットを1.65kgオーバーしてしまった。今年2月、KNOCK OUTに初参戦し、ベースとするムエタイに近いREDルールでの試合で、古村匡平に判定勝ちしている。
KNOCK OUTの山口元気プロデューサーは「まずゴンナパー選手の出場を許可してくれたK-1さんにお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。ゴンナパー選手、前回古村選手を見事破って、もうこれはタイトルマッチしかないだろうということで、重森選手とのタイトルマッチを6月に持ってくることにしました。重森選手にとっては正念場の試合になるかなと思っています。KNOCK OUTは採点基準が変わって、倒しに行く姿勢を取るとルールに明記しています。蹴ってポイントで勝ったとかいう試合をしてたら、まず勝てないですね。倒しに行く姿勢を明確に見せてインパクトをしっかり残さないと勝てない、重森選手にとってはかなり厳しい戦いになると思いますけど、これをクリアすれば、また新たな段階に入れるんじゃないかなと思ってます。ゴンナパー選手も前回のオープンフィンガーの試合もしっかり順応していたように見えましたし、重森選手にとってはキャリア最大の戦いになるのかなと。十分王座交代もあり得る試合だと思っています」とこの一戦について説明した。
重森は「今回、ゴンナパー選手という日本人なら皆さん知っている非常に知名度の高く強い選手との一戦が防衛戦といった形で決まったことを、本当に誇りに思っています。ライト級ってすごく強い選手が今KNOCK OUT-REDに集まってきている印象があります。ベルトを守るだけではなくて、団体の価値とかも意識をしながら、しっかりと防衛をしていきいです」と意気込みを語った。
ゴンナパーの前回の試合を見ての感想を聞かれ、重森は「本人も言ってましたけど、やっぱり肘ありルール、ムエタルルールの方が得意だっていうのは、あの試合で十分見られたかなって思いますので、さらに今回、防衛戦だから5Rになると思うんですよ」と話していたが、山口氏から「3R」と聞かされると「5だと思ってたんですけど、3ならばアレですけど、かなりゴンナパー選手のポテンシャルが引き出される試合になるのかなって思いますので、そこを倒すことに価値があるのかなって思ってます」と、少し戸惑いながらコメントした。
山口氏も話した採点基準やラウンド数の変更について、重森は「5Rの試合が少なくなって、3Rでアグレッシブな試合が求められるというのは、KNOCK OUTだけではなくて、世界的に格闘技の風潮が変わってきているので、順応していかなければいけないと、最近の試合を通じて感じたところではあります。そこでこういった大きな一戦ですので、後に引けないというか、ここで適応できなかったら落ちていくだけで、この先ないので、そこは適応させます」と力強くコメントした。
坊主頭もその気持ちの表れで、重森は「やっぱり今までのままじゃダメだなと、覚悟の意味を持って坊主にしました。自分の理想とやってる試合が違うなっていうのもありました。前回もですけど、負けた時は100%相手を称賛したい、『これは勝てないわ』って思いたいんですけど、私の負けはただ自分が弱かっただけっていうのがあって。自分自身変わらなきゃいけない。新たな一歩を踏み出す、新しいステージに行くための覚悟として坊主にしました」と説明した。
森岡悠樹、壱・センチャイジム戦は壱のONEでのダメージ次第に
森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者、KICKBOXING JAPAN CUP 2024 スーパーバンタム級トーナメント優勝)の出場も発表された。対戦相手は未定だ。
森岡は31歳。昨年11月のKICKBOXING JAPAN CUP 2024 スーパーバンタム級トーナメント一回戦では真琴と引き分けたが、真琴の計量オーバーにより森岡が準決勝に進出。12月のKNOCK OUT横浜大会の準決勝では古村光に判定勝ちし、決勝では壱・センチャイジムとのダウンの応酬を制して2R TKO勝ちし、過去に敗れた2人にリベンジを果たすと共に優勝した。4月6日の大会ではREDバンタム級(53.5kg)王者の乙津陸を1R右ストレートでKO。試合後のマイクではBLACKスーパーバンタム級王座決定戦を壱と行いたいとアピールした。だが壱は4月18日のONEでマイサンカンに判定負けしている。
会見では森岡と壱のカードは発表されず、森岡の出場のみ発表された。KNOCK OUTの山口元気プロデューサーは「壱選手のこの間のONEの試合が終わったばかりですし、どのくらいのダメージなのか考慮に入れながら、6月のカードを最終的に決めていきたいです。森岡選手はタイトルマッチがやりたいということなので、なるべく前向きにはいきたいと思ってますけれども、ちょっとまだお待ちください」と説明している。
森岡は「壱とのタイトルマッチが自分の希望なんですけど、100%万全の壱とタイトルマッチやってKNOCK OUTを盛り上げたいというのがあるんで、それが可能じゃなかったら、他にふさわしい相手を用意してもらいたいです」「どうなるんだろうなって自分の気持ちもあるんですけど、6月の試合は決定してるんで、それに向けて全力で準備するだけです」とコメントした。
もし壱と戦う場合、山口氏はREDルールでの壱の防衛戦という形を希望しているが、森岡は「BLACKでやっていける自信があってBLACKでベルト取ってやろうと思ったら、急に壱が(リングに)上がってきたんで、その場のアレでBLACKって言ってしまったんですけど、壱とケリつけるならREDの方がいいのかなって山口さんからの打診があって、確かにそうだなってのもあったので、壱とやるならREDでオープンフィンガーで殴り合いたいと思っています」と話し、山口氏の提案に同意した。また、森岡は「他の対戦相手だったらBLACKでもREDでもいいですし、他面白い相手用意してくれるんでしたら、自分はUNLIMITEDでもやってやろうと思っているので、ぜひ楽しみにしていてほしいです」とも話している。
古木誠也「BLACKフェザー級のベルトにつながる試合がしたい」
古木誠也(フリー/元KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)王者)の出場も発表された。対戦相手は未定だ。
古木は28歳。昨年10月大会では國本真義に判定勝ちし4連勝していたが、12月の横浜武道館大会でのISKA K-1ルール・インターコンチネンタル・バンタム級(55kg)王者決定戦の前日計量で1.95kgオーバーし、対戦相手のドスティン・オルティスが試合を拒否したため試合中止に。古木はBLACKスーパーバンタム級王座を返上し、4月大会ではフェザー級に階級を上げ、辰樹に2R右ストレートでKO勝ちし、現在5連勝中だ。
古木は「フェザー級に上げてフェザー級のベルトも狙っていくんで、盛り上がるような相手と盛り上がる試合をしたいです」とコメントした。
KNOCK OUTの山口元気プロデューサーは「(KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の)栗秋祥梧がMMAとUNLIMITEDの練習に専念していたら、体がだいぶ大きくなって、フェザーに落とすのが難しいかもという状況です。今、フェザー級って混沌した状況で、そこに古木選手がどう入っていくか、それが興味を持てるようなカードを組んでいきたいと思っています」と説明した。
栗秋との王座戦になるかわからない状況だが、フェザー級王座に向けての意気込みを聞かれるた古木は「やっぱり上げたからには、ベルトをずっと狙っているので、どんな相手でもベルトにつながるような試合をしたいです」と述べた。
KNOCK OUT 6.22 代々木第二:久井大夢と龍聖、「THE KNOCK OUT」メインで1年ぶり再戦。リベンジ目指す龍聖「憎たらしい存在」、王者・久井「いろんな相手がおる中の一人」
対戦カード
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
メインイベント KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(60kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久井大夢(TEAM TAIMU/王者、RED同級王者、元BLACKライト級王者、元クンクメールワールドチャンピオンシップ60kg級王者)※初防衛戦
龍聖(BRAID/挑戦者、元BLACKフェザー級(57.5kg)王者、ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)※Team KNOCK OUTから所属変更
KNOCK OUT-REDライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
重森陽太(クロスポイント吉祥寺/王者、元WKBA世界同級王者、元新日本フェザー級&バンタム級王者)※初防衛戦
ゴンナパー・ウィラサクレック[Kongnapa Weerasakreck](タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、元K-1&Krushライト級(62.5kg)王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
出場予定選手
森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者、KICKBOXING JAPAN CUP 2024 スーパーバンタム級トーナメント優勝)
古木誠也(フリー/元KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)王者)
概要
大会名 THE KNOCK OUT
日時 2025年6月22日(日) 開場・12:00 本戦開始・14:00
会場 国立代々木競技場第二体育館 [HP]
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP席最前列100,000円 VIP席50,000円 SRS席30,000円 RS席20,000円 S席10,000円(アリーナまたはスタンド) スタンドA席 6,000円 ※当日券500円アップ ※6歳未満は入場無料。座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ(先行発売中) イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/