KNOCK OUT 11.19 後楽園ホール:バズーカ巧樹「久々のKNOCK OUTで好きなように暴れる」×TAaaaCHAN「ガンになった母にいい景色を見せたい」|壱・センチャイジム「ここを逃したら“持ってない男”」×森岡悠樹「バラエティー企画をやっている壱にムカついた」
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KNOCK OUT 2022 vol.7(11月19日(土)後楽園ホール)のバズーカ巧樹 vs. TAaaaCHAN、壱・センチャイジム vs. 森岡悠樹(第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝)の4選手のインタビューが主催者から届いた。
BLACK 64kg契約 3分3R(延長1R)
バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者、WMAF世界&MA日本スーパーライト級王者、元REBELS-BLACK同級王者)
TAaaaCHAN[ターチャン](PCK連闘会/聖域(サンクチュアリ)統一スーパーライト級王者・元同ライト級王者、元INNOVATIONフェザー級王者)
カード発表会見では相手のTAaaaCHANの印象を「ローマ字」と評したのみで、まるで眼中にない様子だったバズーカが、この試合に見据えているものとは? 東北からKNOCK OUTに初参戦するTAaaaCHANには、タイムリミットを定めた目標があるという。その実現のためにも、初戦でいきなり現役王者越えなるか?
第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦 3分5R(延長1R)
壱[いっせい]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/ルンピニー日本バンタム級王者)
森岡悠樹(北流会君津ジム)
準決勝で大野貴志を下した壱は、その試合がこのトーナメント全体で一番の山場だったと語る。「勝って当たり前」という森岡戦で見せようとしているものとは?
トーナメント準決勝をKOで制し、約1年ぶりの壱へのリベンジマッチかつ初戴冠のチャンスを得た森岡だが、試合を前に、相手の壱は『KNOCK OUT STYLE』でバラエティー対決に挑戦しているのを目撃。その心境は……?
バズーカ巧樹「久々のKNOCK OUTのリング、好きなように暴れてぶっ倒すだけ」
――直近の試合は8月に千葉で行われたテーパプット戦、ドローでしたよね。今振り返ると?
バズーカ 何もさせてもらえなかったという感じでしたね。タイ人とは2回目なんですが、首相撲の展開に持っていかれて。
――その中でドローに持ち込めたというのは?
バズーカ ……いや、自分の中では負けだと思っているので。
――6月のシュートボクシングでの黒星から不本意な結果が続いていますよね。自分ではその理由をどう考えていますか?
バズーカ 自分の実力不足というだけです。
――そんな中で、KNOCK OUTには昨年7月以来、久しぶりになります。そういった状況を踏まえて思うことは?
バズーカ 不発が続いているので、その分の全てを次の試合にぶつけようと思っています。
――先日のカード発表会見では、今回の相手のTAaaaCHAN選手の情報は「確認するまでもない」というお話でした。今も試合映像などは確認していない?
バズーカ ホントに知らない選手で、今でも情報はゼロですね。
――その状態で試合することに不安などはない?
バズーカ 不安とかは特にないです。試合するのに相手どうこうは関係ないし、相手が誰だろうとやることは変わらないので。
――では、相手に関係なく今回やろうとしていることは?
バズーカ ぶっ倒すだけです。
――ぶっ倒すために、特にやっていることは?
バズーカ 殺傷能力を上げてます。
――具体的には?
バズーカ ……そんな、何をどうこうとか考えてないんで。倒すことしか考えないで日々の練習してるだけです。
――今日は朝練ということで、早い時間にお話を伺ってますが、朝練があるのは週何日なんですか?
バズーカ 合同練習で階段を走ったり坂道ダッシュをしたりするのは、週3~4回ですかね。
――菅原道場の他の選手の公開練習などで、階段を走っている様子はお見かけします。あれは相当キツそうですね。
バズーカ ……まあ、そうですね。最初は倒れるかと思ったぐらいでしたけど、そこで気合いをもらう感じで。
――そういう練習も含めて、今の練習スケジュールというのはどういう感じですか?
バズーカ 基本は朝走って、夜にジムワークという感じですね。まあ昼間もほとんど練習なんですけど。
――菅原道場の練習の厳しさ、選手たちの練習熱心さはよく耳にします。やはり相当キツいものなんですか。
バズーカ まあ……端からはどう見えるか分かりませんけど、当たり前のことなんで、キツいとは思わないですね。それが仕事なんで。
――その練習の中で、手応えとか達成感とかを感じることというのはありますか?
バズーカ 手応え……基本、試合でも練習でもそうですけど、満足したりはしないので。試合でも何かダメな点が必ず出てくるので、その繰り返しです。
――これまでキャリアを重ねて、タイトルも複数獲っていますよね。その中で、ふと「ここまで来たなあ」と思ったりすることというのもないですか?
バズーカ ベルトを巻いたりしたら、形としてはチャンピオンですけど、自分は負けちゃったりもしているので本当のチャンピオンとは言えないんで、勝ち続けて本物のチャンピオンを目指してるってことですね。
――では「本物のチャンピオン」になれたら、その時には達成感を感じるんでしょうか。
バズーカ まあ、そう自分が感じたら、達成感はあるんじゃないですかね。でも今の時点ではまだそう感じてないので、まだまだ上を目指していかないとと思ってます。
――その中で、今回の試合はどういう位置づけですか?
バズーカ 本当にただの通過点なので、ただ倒すことだけ考えて、それ以外は何もないです。
――今度の試合でいい倒し方ができたとしても、満足感はないだろうと?
バズーカ 「ないだろう」というか、「ない」です。勝って当たり前なんで、あとは自分の勝ち方にこだわります。
――「勝って当たり前」と思っている試合に緊張感を保つのは難しくないですか?
バズーカ まあ、そうですね。でも、「勝って当たり前」は裏返せば「負けたら終わり」ということでもあるので、いいプレッシャーにはなります。
――なるほど。ところで、バズーカ選手が対戦を希望していた西岡蓮太選手が10月の後楽園大会に出場してメインで勝利しました。どう感じましたか?
バズーカ 会場で試合を見て「やっぱりな」とは思いました。「こうなるだろうな」と思った通りになった感じで。
――それで自分の感情が動いたというようなことは?
バズーカ 感情……。それは特にはないです。「やり返したい」という思いは最初からあるので、それが強くなったり弱くなったりということはないです。
――西岡選手との再戦を早く実現させるためにも、この試合でもいい勝ち方を……という考えは?
バズーカ もちろん、勝たないと始まらないので、「やるために勝つ」とかそういうことは考えてないですけど、全部含めて勝たないといけないし、今は次の試合のことしか考えてないです。勝ったらその後に考えます。
――では最後に、今回の試合で特に注目してほしいポイントはどこでしょう?
バズーカ 久々のKNOCK OUTのリングで、好きなように暴れるので、それを見といてください。
TAaaaCHAN「バズーカ選手が怖いのはメンチ切るとこだけ。自分の目標のために勝ちます」
――先日のカード発表会見は欠席でしたが、バズーカ巧樹選手の発言にはどう思いましたか?
TAaaaCHAN 面白い選手だと思いましたね。俺のことを「ローマ字」って言ってましたけど、「ローマ字vsカタカナ」の図式になるのかなと思って(笑)。
――「試合映像は見る必要もない」などの発言がありましたが……。
TAaaaCHAN いや、ジムごとにそれぞれのスタイルがあると思うので、あそこは見ないスタイルなんだろうなと思っただけで、ああ言われてムカついたとかは特に。面白そうだなと思ったぐらいですね。まあ俺ももうちょっと若かったら、噛みつき返したりしてたかもしれないですけど、もうベテランと言っていいキャリアに入ってきたので、そんなにイラつくこともないです。
――では逆にバズーカ選手の印象は?
TAaaaCHAN 試合映像見ましたけど、メンチ切ってくるところだけじゃないですかね、怖いのは。まあ、メンチのわりにはうまい選手だなとは思いますけど。
――警戒するところは?
TAaaaCHAN そんなに怖いところはないですかね。でも、殺傷能力を上げたみたいなことは言ってたので、少しは注意しときたいですね。
――今回、KNOCK OUTには初参戦ですが、自分のファイトスタイルを自己紹介すると?
TAaaaCHAN 面白い試合をする選手だと思いますし、リング上の姿を見ていただければ分かると思います。私事になるんですけど、今年のはじめぐらいに地元での試合で、「あと3年以内に強いヤツと戦ったり、大きい会場で試合をしたい」と言ったんですね。何で3年かというと、母ちゃんがガンになってしまって、「3年だけ頑張ってくれ」って言ってて。その間にもうちょっといい景色を見させてあげたいなと思ってるんです。そういう目標があるので、もしよかったらKNOCK OUTのお客さんとも共有して、一緒にいい景色を見られたらなと思ってます。
――今回はKNOCK OUT現役王者との対戦です。ではここで勝って、そのまま王座を狙いにいく……?
TAaaaCHAN もしそういう風に組んでいただけたらすごくありがたいですし、目標にはすごく近づけると思います。
――では今のモチベーションとしてはお母さんのことが一番で、そのためにいろんなことを目指すという感じなんですね。
TAaaaCHAN そうですね。東北の田舎のジムですし、露出する機会もあんまりないじゃないですか。俺も31歳になって、格闘家としては引退とかも近づいてくると思うし、自分の花を咲かせるだけじゃなく、ジムの後輩とかキッズたちも少なからずいるので、そういう子たちのための種まきにもなるかなと思って、目指してるところはあります。
――ではその上で、バズーカ選手とどういう試合をしてどう勝ちたいですか?
TAaaaCHAN もちろん勝つ前提でいくんですけど、結局はフタを開けてみて、っていうところですね。4連続KO勝利中で、3年近く負けてなかったんですけど、8月の新潟での試合でコケちゃって。連勝中は倒せる動きができてたんですけど、8月は倒せる相手に欲が出ちゃってポカして負けた感じだったんですよ。なので今回はよかった時の動きをまた出して倒せればと思ってます。
――そして次につながればと。
TAaaaCHAN 今回バズーカ選手に関しては、現役王者というところが大きいです。僕も聖域(サンクチュアリ)のベルトを持ってるんで、タイトルマッチじゃなく、現役王者同士でワンマッチで戦えるというところが面白いんじゃないかなと。
――では自分も現役王者として、王者同士の対戦で負けられないという意地がある?
TAaaaCHAN 正直、それはそんなにないですね(笑)。
――ええっ、自分から振っておいて!(笑)
TAaaaCHAN まあ、自分は背負える分を背負ってるだけなんで、自分のベルトの重みとかはそんなに感じてないです。ベルト持ってなくても強いヤツもいますしね。ただ現役王者同士の対戦っていうのが、客観的に見てお客さんからすると面白いのかなと。
――では最後に、今回の試合で特に自分のここに注目してほしいというポイントは?
TAaaaCHAN 「TAaaaCHAN」という人間を見てもらいたいです。リングの上で活躍するためにSNSとかもやってたりするんですけど、リング上でもリング外でも自分を見ていただければと思ってます。
壱・センチャイジム「勝つのは当たり前、いかに魅せるか。ベルトを巻いてからがスタートなんで」
――『KNOCK OUT STYLE』ではバラエティー対決お疲れ様でした!
壱 前半の大食いと瓦割りはダメだったんですけど、後半は足ツボでエグい差をつけて圧勝、イケメン対決も当然の勝利だったので、巻き返すことができてよかったです。
――ところで試合前の時期にあんなにわんこそばを食べて、大丈夫だったんですか?
壱 まあ収録は少し前だったし、僕と龍聖君は減量がほとんどないので、大丈夫でした。
――そして放送された番組を見て、森岡選手は相当ムカついてるようなんですが……。
壱 本当に強いヤツは、遊んでるフリをしててもメチャクチャ練習してるんで、森岡君も表面上だけ見てムカついていればいいんじゃないですかね。そもそも僕は努力を表に出すタイプでもないですしね。
――なるほど。今回は「自分のためのトーナメント」と言い放って準決勝を無事突破して、次も勝てばその言葉通りになります。その自信はバッチリですか?
壱 僕からすると、自分以外の3人で一番要注意人物だったのは、大野貴志選手だったんですよ。
――準決勝で勝った大野選手ですか。
壱 僕が今まで戦った中でも一番の突進ファイターだと思っていたので、僕のミドルキックをかいくぐって、江幡塁選手を追い込んだような突進力を見せていたら、自分に止められるかなというのがこのトーナメントで一番のネックだったんです。それを止められたということで、僕はあの一戦で自信がさらに増しました。僕のミドルキックは、どんなにフィジカルが強い選手にも通用するなと。次は森岡選手ですけど、彼は前回の試合がパパッと終わっちゃって、まあ炎出丸選手はケガしてたとか言ってましたけど、あの試合で森岡選手が掴んだものは何もないと思うんですよ。
――ほう。
壱 ケガしてた相手に早い時間で勝ったわけですよね。僕は大野さんとの試合に勝ってまた新しい自信を得たので、決勝戦ではそこでもまた経験の差が出ちゃうなと思ってます。
――では、壱選手としてはすでにトーナメントの山場は越えたということですか?
壱 越えましたね。あれでさらに自信もつけて、森岡選手は学ぶことのできなかった準決勝を通過して、2人が戦うことになるから、あの日にまた実力差がついてると思います。
――ただ、森岡選手は壱選手に負けてからの1年間、リベンジのために戦ってきました。「追う者」の気持ちからくる強さは侮れないのでは?
壱 それがあっても、今回は負けないと思いますね。実力差があるので。死に物狂いでくるとは思うし、それは周りからも言われるんですけど、僕のスタイル的には死に物狂いでこられた方が対処しやすいので。
――いなしやすいと。
壱 そうです。前回の大野選手も「絶対ぶっ倒す」って言ってたし、その前の海老原竜二選手も「ぶっ倒す」って言ってましたよね。僕はああいうタイプはすごくやりやすいんですよ。森岡選手も前回より気合いが入ってるんだったら、僕としては前回よりやりやすくなるはずです。僕からすると、そういう相手の穴って突きやすいんですよ。
――なるほど。
壱 僕は今回の試合は、勝つのは当たり前で、大事なのは魅せることだと思っているので、最終的にはKOで終わらせたいんですけど、「KOシーン以外でもこんなに魅せることができるんだ」と思わせるのを試合のテーマにしています。
――では、短期決戦は狙わない。
壱 そうですね。痛めて痛めて痛めつけてあげようかなと。前回も2Rに森岡選手は腹が効いて、3Rにヒジでダウンを取って勝ったので、今回も2Rからスタートして、効き始めたら5Rもかけずに、どこかのラウンドで決めようかなと思ってます。
――青写真はできていて、あとは実行するだけと。
壱 今回は自信もあるし、けっこう追い込んでますからね。森岡選手はバランスのいい選手だと思いますけど、唯一の欠点は、めちゃくちゃスタミナがないことだと思うんですよ。だから今回、僕はそこで勝負しようと思っているので、スタミナには力を入れてます。
――森岡選手によれば、スタミナは問題ないというぐらい練習したとのことでしたが。
壱 僕は、森岡選手が今までやってきたどんな相手よりも重いミドルと、彼がムカつくようなテクニックをいっぱい持っているので、それで彼がムカついてワーッと向かってきた時点で、気づいたらスタミナは減っているということになると思います。僕は頭は悪いですけど、「ファイターIQ」だけは高いと思うので、今回はそこで勝負します。
――勝てばいよいよKNOCK OUTのチャンピオンですが。
壱 けっこう念願ですよ。何だかんだ4年ぐらい前に初参戦して、タイトルマッチもトーナメント含めて瑛ちゃん(小笠原瑛作)に2回負けて、3度目の正直なので。そして僕はKNOCK OUTの舞台では瑛ちゃん以外に負けたことはなくて。なので、ここを逃したら「持ってない男」だと思うので、今回は普通に勝ちます。
――その意味では、ものすごく入れ込んでいるというわけではない?
壱 ああ、そうですね。会見でも言いましたけど、瑛ちゃんに勝ってベルトを獲るというのは目標でしたけど、瑛ちゃん以外に勝って獲るベルトというのは、その後に僕がKNOCK OUTを引っ張っていくためのスタートでしかないので、ここをゴールにしちゃダメなんですよ。自分に覚悟をつけるためのベルトであって、ここで「この試合だけは!」と入れ込んでいたらKNOCK OUTを引っ張っていくには小っちゃいんじゃないのかなと思うので、ここは普通の1試合として勝ちます。
――では最後に、今回特に注目してほしいポイントはどこでしょう?
壱 今回見てほしいのは、イケメンとベルトのコンビネーションですね。
――上はイケメン、下はベルトだと。
壱 勝って巻くのは前提として、そのコンビネーションを楽しんでほしいですね。
森岡悠樹「バラエティー対決なんかやってるからだって、分からせてやりますよ!」
――10月22日と29日の『KNOCK OUT STYLE』は見られましたか?
森岡 ああ、見ました。バラエティー企画をやってましたね。
――対戦を控えた相手が大食いや瓦割りで競っている姿をTVで見るという、珍しい経験だったと思うんですが……率直にどう思いましたか?
森岡 まあハッキリ言うと、ムカついたというのが一番ですね。ああ、やっぱりあっちが推されてるというか、期待されてるなということで。
――やっぱりそうなりますよね。
森岡 あんなはしゃいでる姿をTV画面を通してみるという経験は今までなかったし……せいぜいインタビューで相手も気合い入ってて、煽られるというぐらいはありましたけどね。でもまあ、逆にいいモチベーションにはなりましたよ。
――「ふざけんなよ」と、新たな気持ちも湧いてきているわけですね。現時点でご自分の仕上がりはどうですか?
森岡 前回、準決勝の炎出丸戦から試合感覚も短くて、練習も休まずできたので、前回以上に仕上がりがよくて、いい感じだと思いますね。
――特に手応えを感じている部分は?
森岡 スタミナに関しては一切不安がなくなりましたし、練習量も増やして、また倒すことを意識して練習しているので、それがハマってきているんじゃないかと思います。
――今回は王座決定戦なので5Rになります。そこに関しては?
森岡 5Rはこれまで1回しか経験してないんですけど、練習がいい感じにできているので、特に心配はないかなと思ってますけど。
――5Rフルに戦うことになるかどうかは分かりませんが、フルラウンドになっても戦えるスタミナは必要ですよね。
森岡 そうですね。壱選手が特に5Rの方が得意だろうなと思う選手なので、そこに勝てれば本当に本物なんじゃないかなと、自分の中でも思うところはあります。
――前回、初めて5Rを戦ったのは6月の士門PKセンチャイムエタイジム戦(判定負け)ですね。その時はどうだったんですか?
森岡 思ったほどは気にならなかったですね。最後の最後まで攻めることができて、思ったよりは動けました。そのおかげで、今回も特に心配はないかなという感じです。
――改めて、今はどういう試合を見せたいと思っていますか?
森岡 本当にあと一つ勝てばベルトだし、相手も壱選手で、倒してリベンジしたいです。僕は今まで負けた相手と再戦するのも、これが初めてなんですよ。
――ああ、そうですね。
森岡 今まで何回か負けてますけど、全員にリベンジしたいと思ってるんです。だからこういう機会がもらえて本当にありがたいですし、このチャンスを生かしたいです。
――リベンジ成功イコール王者ということなので、そうなればこれまでに負けた相手との再戦もしやすくなるでしょうし。どこから考えてもキャリアの中で大事な一戦ですね。その分プレッシャーはないですか?
森岡 いや……全くないというとあれですけど、トーナメントも壱選手が優勝候補という形で言われていたし、一度負けた相手だったこともあって、プレッシャーは感じてないです。自分が挑む形になっている分、モチベーションも高いですし、ベルトが目の前まで来ているのも分かってますけど、そんなに変な気負いとかプレッシャーはないです。
――周りの期待の声もあると思いますが、そこも力になっている?
森岡 周りは期待してくれているのが分かってるので、それはヒシヒシと感じます。当日はいつもより多くの方が応援に来てくれるみたいですし。KNOCK OUTのベルトを北流会君津ジムに持ち帰るという気持ちも強いですし、そこのプレッシャーが全くないとは言わないですけど、いい形で力になっていると思いますね。
――しかしチャンピオンになって活躍するようになれば、『KNOCK OUT STYLE』でバラエティー企画も巡ってくるかもしれないですよ(笑)。
森岡 いやあ、今は考えられないですけどね(笑)。やってみたい気持ちもありますけど。
――ちなみに森岡選手の場合、例えば彼らが食べていたわんこそばは、何杯いけそうですか?
森岡 僕は全然食べれないんですよ(笑)。大食いは全然自信ないんでダメですね。そもそもバラエティー的なことが得意かって言われたら、そんなことははないので……。でもまあ、チャンピオンになってああいうところにも出られるようにならないといけないですよね。オファーがもらえたらうれしいでしょうし、自分が団体に必要な選手ということであれば呼ばれると思うので。
――そういうことも含めて、今よりも先に行きたいという感じですよね。
森岡 そうですね。まず今はベルトが本当に目の前だと思いますし、壱選手へのリベンジもあるので、KNOCK OUTらしくしっかりと倒して勝ちたいですね。バラエティー枠で番組に出てた壱選手をぶっ倒したいという気持ちは強いです。そんなことしてるから負けるんだぞというのを、分からせてやらなきゃいけないんで。
――俺との試合前にそんなことやってるからだと。では最後に改めて、今回の試合で特に注目してほしいポイントはどこでしょう。
森岡 今までは一撃で倒す練習もしてたんですけど、今回はチャンスがあればラッシュを仕掛けて倒しにいこうと思っているので、1Rから注目してほしいと思います。最初からチャンスがあればいくので。
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無し
BLACK フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
龍聖(NOPPADET GYM/KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)※フリーから所属変更
グ・テウォン[Ku Taewon](韓国/YAK GYM/MKF REVOLUTION -60kg級王者)
BLACK 64kg契約 3分3R(延長1R)
バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者、WMAF世界&MA日本スーパーライト級王者、元REBELS-BLACK同級王者)
TAaaaCHAN[ターチャン](PCK連闘会/聖域(サンクチュアリ)統一スーパーライト級王者・元同ライト級王者、元INNOVATIONフェザー級王者)
第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦 3分5R(延長1R)
壱[いっせい]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/ルンピニー日本バンタム級王者)
森岡悠樹(北流会君津ジム)
BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
響波(Y’s glow/元KNOCK OUT-REDバンタム級(53.5kg)王者)
古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)
RED 50.8kg契約 3分3R(延長1R)
老沼隆斗(STRUGGLE/元REBELS-REDスーパーフライ級王者)
阿部晴翔[はるか](チーム・タイガーホーク)
RED スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
NIIZUMAX!(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーライト級1位)
仲川広汰(Ten Clover Gym)
BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
山崎尚英(スタートゲートジム)
アックス斧田(KIBAマーシャルアーツクラブ)
BLACK スーパーフライ級(52kg) 3分3R
柿﨑 瑠[るい](クロスポイント大泉/KNOCK OUTアマチュア(22年2月)アダルト55kg優勝)
新井昂弥[たかや](Ten Clover Gym)
概要
大会名 MAROOMS presents KNOCK OUT 2022 vol.7
日時 2022年11月19日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥12,000 S席¥8,000 A席¥6,000 ※当日券500円アップ ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ チケットぴあ 出場選手・所属ジム
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