RISE 6.15 エディオンアリーナ大阪:大雅、武尊&スーパーレックと戦ったプエルタス[ピュータス]と志願の一戦。白鳥大珠、再起戦は中野椋太を下したモラリと。大﨑一貴「防衛したら名古屋大会を」×政所仁「王者生活お疲れ様でした」
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RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA(6月15日(土)エディオンアリーナ大阪 第1競技場)の第1弾対戦カード発表記者会見が4月12日、東京で行われた。
大﨑一貴「防衛したら名古屋でRISEを」×政所仁「チャンピオン生活お疲れ様でした」
RISEスーパーフライ級(53kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
大﨑一貴(OISHI GYM/王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC&ルンピニー日本フライ級王者)※2度目の防衛戦
政所 仁(魁塾/1位、RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント2023優勝、WBKF世界スーパーフライ級王者、元J-NETWORKフライ級王者)
大﨑兄弟の兄・一貴は27歳。昨年のRISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントに参戦し、7月の一回戦でアイマン・ラマーをKOし、19連勝、RISE 13連勝としたが、8月の準決勝では田丸辰に判定0-2で敗れ、決勝進出を逃した。12月の両国大会ではタイのジャルンスックに延長判定勝ち。3月のRISE ELDORADOでのISKA世界王座初防衛戦ではジラリー・キャルービーを5R圧倒し判定勝ちしている。
政所は25歳。20年7月のRISEで一貴と対戦し延長判定負け。昨年7月と8月は-54kg世界トーナメントのリザーブマッチが続き、風音とルベン・セオアネに勝利したが、世界トーナメントにつながることはなく、11月の後楽園大会で行われたRISE NEW WARRIORS スーパーフライ級(53kg)トーナメントにエントリーした。同級王者・一貴への挑戦権と優勝賞金100万円を懸けたトーナメントで、政所は一回戦で花岡竜を1R KOし1年前の借りを返すと、決勝では長谷川海翔からダウンを奪って判定勝ちし見事優勝し、連勝を5に伸ばしている。
3月のRISE ELDORADOで一貴が勝利後、6月の大阪大会で政所との防衛戦を行うことが発表済だったが、今回の会見では調印式が行われ、両選手が意気込みを語った。
王者・一貴は「当日防衛するとか考えず 政所選手に必ず勝つ気持ちで戦います」、挑戦者・政所は「5年ぶり5年越しのRISEタイトルマッチ、やっとここまできたんで、当日僕の全てぶつけてベルトを奪います」と抱負を述べた。
最近の相手の試合について聞かれ、政所は「一回やって負けていますけど、強いですけど、強い時の大﨑選手で止まっていると思います。僕はあれから上がっているんで、今までチャンピオン生活お疲れ様でしたって感じですね」と一貴を挑発した。対する一貴は政所について「前回やったときから強くなっている印象がありますけど、それでもかつのは僕です」と言い張った。
政所は好調の要因について聞かれると「この5年、リベンジし続けて、リベンジ精神で、負けたからこそ成長できたと思います。大﨑選手に借りを返して、僕のリベンジを終わりにしたい」と答えた。一貴の強さについては「頑丈さですかね」と評しつつ、「正直KOで勝つことしか考えてないですね」と自信たっぷりに話した。
一貴は政所の強さについて聞かれ「色んな技が使えるところですかね」と評し、倒す自信について聞かれると「KOは狙うんですけど、勝ちが大事なんで、何が何でも勝ちます」と、慎重にコメントした。一貴は王者だが政所の地元大阪に乗り込む立場だ。一貴は「防衛したら名古屋でRISEをやって欲しい」と、勝ちたい理由の一つについて触れ、RISEの伊藤隆代表は「(名古屋大会については)今年(準備に)動いた部分もあったんですけど、大﨑一貴が言うなら、防衛したらやりましょう」と約束し「今年はスケジュールが決まっているので来年でしょうね」とも付け加えた。
大雅、武尊&スーパーレックと戦ったプエルタス[ピュータス]と志願の一戦
スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
大雅(TRY HARD GYM/RISEスーパーフェザー級(60kg)王者、元K-1同級王者、元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
ダニエル・プエルタス[ピュータス/Daniel Puertas](スペイン/アルティメットファイトスクール/元ISKA世界スーパーフェザー級(59kg)&スーパーライト級(65kg)王者)
元K-1王者の大雅は19年からRISEに上がり、21年11月以降、梅野源治ら相手に3勝1分負け無しだったが、昨年3月の一馬戦の前日、減量苦の影響で肺の破ける縦隔気腫となり欠場した。6月には武尊の出場したパリの大会に参戦し、ポール・カーポウィッツに判定勝ち。8月のRISEでは当時スーパーフェザー級2位の常陸と接戦の末に延長判定勝ちすると、今年1月大会でチャンヒョンの持つ同級王座に挑戦し判定勝ちし、K-1との2団体制覇を達成した。
プエルタスは31歳。18年9月のK-1で武尊とで対戦し1R KO負け(その際の日本語表記はダニエル・ピュータス)。21年から昨年までONEに上がり3戦1勝2敗で、昨年1月にはスーパーレックの王座に挑戦し判定負けしている。今回、大雅の希望で試合が組まれた。日本では武尊戦以来約6年ぶりの試合となる。
大雅は「今回の相手は滅茶苦茶強くて、自分が世界のどの位置にいるかわかる戦いになると思います。世界でも通用すると見せて、僕の階級で世界トーナメントをやってもらいます」と意気込みを語った。今回、プエルタス戦は「僕がお願いしました」といい「ONEでタイトルマッチしていて(ONEとの)契約が切れたと聞いて、もしかしたら試合できるんじゃないかと思いました」とのこと。「今までで戦った相手で一番のパワーがあって、スーパーレックと五分の試合していた、世界のトップレベルの選手だと思います」と評し「スーパーレックと比べられると思うんで、試合終わって相手にどっちが強かったか聞いてもらいたいですね」と笑顔で話した。今後も「スーパーレックといい試合をしている選手を倒していきたいです」とも話していた。
「何度でも立ち上がります」白鳥大珠、再起戦は中野椋太を下したモラリと
スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/2位、元RISEライト級(63kg)王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
ペトル・モラリ(モルドバ/キックボクシング・フェアレス/RISEウェルター級(67.5kg)1位、WKU世界-65kg級王者)
白鳥は昨年3月のRISE ELDORADOでK-1の佐々木大蔵に完勝。6月のパリでのアレクシス・ソートロン戦では、2R終盤にKOされたが、ラウンド終了後だったと判明し、ノーコンテストに裁定が変わった。12月のRISE両国大会では、SBとGLORYでかつて活躍したザカリア・ゾウガリーに3R左膝蹴りでKO勝ち。3月のRISE ELDORADOでは、今年末の65kg世界トーナメントの査定試合で、元ミドル級&ライト級王者のイ・ソンヒョンと対戦したが、1Rにソンヒョンのパンチをもらってフラついた後、ソンヒョンに組み倒された際に頭をマットに強打し、そのダメージもあって以降は調子が狂い、3R終盤にダウンを喫し判定負けしている。
モラリは9戦8勝1敗の25歳。21年6月にヤン・カッファをバックスピンキックでKOした実績があり、昨年12月の両国大会で初来日すると、RISEウェルター級(67.5kg)王者・中野椋太とのノンタイトル戦で判定勝ちした。試合後にRISEの伊藤隆代表は「ペトルは65kgでやりたいと聞いているので、今後育てたい。いい選手になる」と話していた。今回の会見でも伊藤氏は「この試合は年末の65kgトーナメントに向けての予選です。ペトルは65kgがベストでこのカードを組みました 白鳥は背水の陣なのでなんとしても勝たないといけない」と話している。
白鳥は「前回負けて自分の弱い部分が出ましたけど、何度でも立ち上がります。査定試合ですけど、これがラストチャンスなので、しっかり勝ちたいです」と意気込み。モラリについて白鳥は「まだちらっと見た位ですけど、特に印象が無かったです」と評し「ここに来ると弱い相手とやることがないんで、誰が相手でも一緒で、自分を上げるだけです」と話した。
ソンヒョン戦での敗戦後、気持ちをどう整えたか聞かれた白鳥は「今までの負けとはまた違った感情になって、久々に悔しい思いになりました。でも結果で見返すしか無いんで。練習を再開しても首が痛かったりってこともあったんですけど、また次だと気持ちを切り替えたのも、見据えているものが変わらずあるからです。前回負けましたけどそれで終わりますという気持ちにはならなくて、そこにたどり着くにはやってやるよという気持ちです」とコメント。前回の敗戦は心身ともに影響が大きかった様子で、それでも立ち上がる強い決意を示した。
那須川龍心、フライ級王座挑戦懸けた一戦は去年敗れた相手・塚本望夢と
フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
那須川龍心[りゅうじん](TEAM TEPPEN/1位)
塚本望夢[もうむ](team Bonds/3位、元DEEP☆KICK -51kg王者)
那須川天心の弟・龍心は17歳。22年4月に高校進学と共にプロデビュー。昨年は2月のNEW WARRIORSフライ級トーナメント一回戦で塚本に判定負けしたが(下動画)、6月に相沢晟に、8月にJINに判定勝ちし、12月の両国大会では龍太郎に3R TKO勝ち。大晦日のRIZINではMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンに2R TKO勝ちした。3月のRISE ELDORADOでは、フライ級2位の松本天志に判定勝ち。試合後のマイクで龍心は「6月の大阪大会で塚本選手とどうですかね?敵地で塚本選手にやり返します。挑戦者決定戦としてやりましょう」とアピールしていた。
塚本は兵庫出身の18歳。昨年2月のフライ級トーナメント一回戦で龍心を下したが、決勝で松本に3R KO負け。だがその後は7月の大阪大会で山川敏弘を1R KOし、10月に酒井柚樹に判定勝ち、今年2月にJINに判定勝ちし3連勝中で、JIN戦後には「次、大阪でタイトルマッチお願いします。数島(大陸)選手、アンサーお願いします」とアピールしていた。
結局、大阪大会では1位に上がった龍心と3位の塚本が戦うことに。RISEの伊藤代表は「ふさわしい内容なら次期挑戦者にしていい」と話している。
◆塚本(ビデオメッセージ)今、タイに来ていて会見に出れないんですけど、この1か月、タイで無茶苦茶練習して、日本でも練習して、1位の那須川選手相手にタイトルマッチにふさわしい試合をします。那須川選手にはまた僕に負けてもらって、1からやり直してもらったらいいと思います。地元関西で負けることほど恥ずかしいことは無いんで、大声援お願いします。
◆龍心 塚本選手とはアマチュア含め3回目の対決ということで、今回勝たないと次やるのも遠のくので、今回は何が何でも勝つ執念を持って、呪ってでも勝とうと思います。
(塚本の印象)良くも悪くもファイトスタイルは全然変わっていないと思います。だからやりやすいなと思います。
(塚本の「1からやり直してもらったらいい」という発言を聞いて)大阪で恥かいてもらいます。
(塚本に2回負けていることは重りになっている?)重りにはなっていないですね。僕は追うだけで、向こうのほうがプレッシャーが懸かっていると思います。
原口健飛も出場予定
その他のカードについてRISEの伊藤代表は「原口健飛を含めたビッグマッチを調整しています」と話し、地元関西勢の主力・原口の試合を組む準備をしていることを明かした。他にも以下の関西勢同士の2試合が発表されている。元K-1 GROUPの野田蒼は、BreakingDown、RIZINでの戦いを経てRISEに初出場する。
スーパーフライ級(53kg) 3分3R
JIN(楠誠会館/MA日本バンタム級王者)
野田 蒼[あおい](月心会チーム侍/K-1甲子園2020 -55kg優勝)
フライ級(51.5kg) 3分3R
KING陸土[りくと](ROYAL KINGS)
伊藤琉之助(EX ARES)
概要
大会名 RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA
日時 2024年6月15日(土) 開場・12:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・13:30
会場 エディオンアリーナ大阪 第一競技場 [HP]
中継 ABEMA
チケット料金 VIP席80,000円 SRS席25,000円 RS席15,000円 アリーナS席8,000円 スタンドS席8,000円 スタンドA席6,000円 小中高生シート2,000円(当日販売のみ予定) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料 ※一般発売4月27日(土)
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/