格闘技大会ネット中継 注目番組ガイド:1.22(金) ONE 青木真也×ナカシマ、川原波輝×アディワン|1.23(土) Krush 山際和希×加藤虎於奈、大月晴明出場|1.24(日) UFC ポイエー×マクレガー
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格闘技医学会
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おうち時間のお供に、インターネットでの格闘技観戦はいかが? 近日ネット中継される注目大会の見所を紹介。
1月22日(金)21:30~
ONE Championship「ONE: UNBREAKABLE」
会場 シンガポール・インドアスタジアム
中継 ABEMA(無料)
☆青木真也×ジェームズ・ナカシマ 予想開始時刻・22:50 【対戦カード一覧】
◆ 青木真也は昨年9月のRoad to ONEで江藤公洋に判定勝ちして以来の試合。ONE本戦シリーズ出場は19年10月の両国国技館大会以来、1年3ヶ月ぶり。元ONEライト級王者で、現在も4位にランクインしていながら、なかなか本戦シリーズに呼ばれなかったが、ようやく出番が回って来た。
青木と戦うジェームズ・ナカシマは、UFCに多数の選手を送り込むLFAの元ウェルター級王者で現在32歳。レスリングをベースとし、18年11月からONEに参戦。19年8月に岡見勇信に判定勝ちし、ONE 3連勝・MMAデビュー以来12連勝としたが、昨年10月のウェルター級タイトルマッチで王者のキャムラン・アバゾフに4R TKO負けし、プロ初黒星を喫した。今回がライト級に階級を下げての初戦。12勝のうち一本/KO決着は1試合のみと、手堅い印象のあるナカシマを、経験豊富な青木がどう攻略するか。(下動画は青木とナカシマの最近の試合のダイジェスト)
第1試合では川原波輝がONE初登場。川原は昨年8月に越智晴雄に2R裸絞めで一本勝ちし、DEEPストロー級王座を獲得。その時からストロー級の選手層の厚いONEへの参戦を熱望し、試合9日前の緊急オファーだったが、ようやく念願がかなった。
川原の相手・リト・アディワンはフィリピンの名門・チーム・ラカイに所属。ONEウォリアーシリーズで3連勝後、19年10月の両国大会でONE本戦デビューを果たし、仙三(パンクラス・フライ級王者)にアームロックを極め、右腕を破壊して勝利した。続く1月のポンシリ・ミートサティート戦でも1Rアームロックで勝利。昨年10月、箕輪ひろば(修斗ストロー級世界王者)に判定1-2で敗れたが、1Rに得意のアームロックで箕輪を追い詰める場面を作った。ONE初戦から川原にとって試練の一戦。果たして結果は?
1月23日(土)17:15~
Krush.121
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(無料)
☆大月晴明×明戸仁志 予想開始時刻・18:45 【対戦カード一覧】
◆ メインイベントでは山際和希が加藤虎於奈[こおな]を相手にKrushウェルター級王座の初防衛戦を行う。レオナ・ペタスの弟・虎於奈は、8月の同級王座決定トーナメントに出場予定だったが怪我のため欠場。山際は大会2週間を切って緊急出場が決まり、一回戦では一吉に1R KO勝ち。一吉も松岡力の欠場で大会2週間を切ってからの参戦だった。山際は決勝で近藤魁成と対戦したが、魁成が1R終了間際に右手首を負傷したためレフェリーストップがかかり、山際の勝利となった。
ベルトを巻いた山際も「チャンピオンになりましたけど、実力ではなく、ラッキーだと思っています」と認める形の戴冠。しかも山際は11のBigbangでFUMIYAにバックハンドブローでKO負けしており、今回は王者らしさを見せて初防衛したいところだ。(下動画は山際×虎於奈の紹介VTR)
また、元Krushスーパー・フェザー級王者で47歳の大月晴明が、15年1月のレオナ戦での勝利以来6年ぶりにKrushに出場し、明戸仁志と対戦。バンタム級ではプロ3戦全勝の松本日向と8戦全勝の壬生狼一輝による全勝対決が組まれた。KANAに勝った壽美ら4選手による第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメントも今大会から開幕する。
1月24日(日)午前8:15~
UFC 257: Poirier vs. McGregor 2
会場 アラブ首長国連邦・アブダビ・UFCファイトアイランド
中継 UFCファイトパス(メインカードは12:00より。プレリムのみ視聴可能なスタンダードプランは月1,214円、メインカードも視聴可能なプレミアムプランは月2,699円)
☆ポイエー×マクレガー 予想開始時刻:13:40 【対戦カード一覧】(公式サイト)
◆ メインイベントではライト級2位で元同級暫定王者のダスティン・ポイエーと、4位で元同級&フェザー級王者のコナー・マクレガーが激突する。
マクレガーは18年10月、ハビブ・ヌルマゴメドフに敗れてライト級王座から陥落。復帰戦となった昨年1月のドナルド・セローニ戦ではわずか40秒でTKO勝ちした。6月に3度目の引退表明をしたが撤回し、コロナ禍を経てオクタゴンに戻って来る。
ポイエーは14年9月にマクレガーに1R TKO負けしているが、以降は好戦績を残し、17年からはアンソニー・ペティス、ジャスティン・ゲイジー、エディ・アルバレスを撃破。19年4月の暫定王座決定戦でマックス・ホロウェイに判定勝ちしベルトを巻き、同年9月の王座統一戦でヌルマゴメドフに敗れたものの、昨年6月の再起戦ではダン・フッカーに判定勝ちしている。(下動画は14年のポイエーとマクレガーの初対決以降の主要な試合の時系列でのダイジェスト)
マクレガーもポイエーもサウスポーからの左のフック・ストレートからフィニッシュに持ち込むことが多く、身長も同じ175cm。似たタイプ同士でどのような戦略を立てるか見もの。また、今大会では元ベラトール・ライト級王者・マイケル・チャンドラーのUFC初戦がコー・メインイベント(セミファイナル)に置かれ、ライト級6位のフッカーと対戦するため、メインとセットで注目だ。なお、昨年10月にゲイジーを下した後に引退表明した王者・ヌルマゴメドフが復帰を示唆しており、今大会のライト級の動向が今後のヌルマゴメドフにどう影響を及ぼすかも気になるところだ。
※主要カードの予想開始時刻は、大会進行やカード変更により、実際と異なる場合もありますので、あくまで参考程度として下さい。