ONE 7.18 ルンピニー(レポ):与座優貴、3位のペッタノンからダウン奪い判定勝ち。三浦彩佳、1R勝利し11月東京大会で王座挑戦決定。和田竜光と箕輪ひろばは判定負け。谷津晴之は1R KO負け

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ONE Friday Fights 116
2025年7月18日(金)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)ONE Championship
与座優貴、3位のペッタノンからダウン奪い判定勝ち
第4試合 キックボクシング バンタム級(65.8kg) 3分3R
×ペッタノン・ペットファーガス[Petchtanong Petchfergus](タイ/3位)
○与座優貴(team VASILEUS/元K-1ライト級(62.5kg)王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝)
判定0-3
与座は27歳。17年、19歳で極真会館の世界ウェイト制大会で優勝。19年3月にプロキックデビューし、20年2月に鈴木千裕に判定負けし8戦目で初黒星。21年12月からK-1 GROUPに参戦し、23年3月に朝久泰央を下しK-1ライト級王座を獲得した。その後2連勝し、昨年3月のRISEではRISE王者の中村寛に3R負傷判定勝ち。7月のK-1では元K-1ライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレックを1R KO。9月のK-1では元ONEキック・フライ級(61kg)王者のペッダムを3R左カーフキックでKOした。今年4月17日付でK-1との契約も満了し、5日後にONEとの「独占複数試合契約」が発表された。5月23日のONEフライデーファイツではONE 6戦全勝のエルブルース・オスマノフを蹴りで圧倒し判定勝ち。現在11連勝中だ。
ペッタノンは39歳。400戦以上の経験があり、タイで活躍後、2012年にオーストラリアでトレーナーをするようになってからはタイ以外での試合が増え、17年にはエンフュージョン、19年には武林風で王者に。20年からONEに参戦し、初戦は同じタイ人のカピタンにKO負け。以降は年1試合ペースだが3連勝し、22年11月、秋元皓貴に判定勝ちしONEキック・バンタム級王座を獲得。だが23年6月のドーピング検査でステロイドの陽性反応が確認され、王座をはく奪されると共に1年の出場停止に。昨年6月の復帰戦でアラヴァディ・ラマザノフに2R TKO勝ちしたが、12月のナビル・アナン戦の計量前に体調不良を起こし入院し試合中止となっていた。
現在、ONEキックボクシング・バンタム級ランキングは、王者・ジョナサン・ハガティー、1位・ウェイ・ルイ、2位・イリアス・エナッシ、3位・ペッタノン、4位・秋元、5位・スーパーレックとなっている。ONEでは11月16日に有明アリーナ大会を控えており、与座は勝って王者・ハガティーへの挑戦、あるいは上位勢との対戦につなげたいところだ。
1R、サウスポーのペッタノンに対し、与座は最初はオーソドックスで構えていたが、スイッチを織り交ぜ、サウスポーに固定し、左のカーフキックを立て続けに当てる。だが少し見合った状態になると、レフェリーは両者に攻めるよう注意する。与座は変わらず左のカーフを当て続ける。ペッタノンも左ミドルや膝を返すが、攻撃数では劣る。記者採点は与座。ジャッジは割れ、2者がペッタノン、1者が与座につける。
2R、与座はプレッシャーを強め、執拗に左のカーフを当て続け、左フックにもつなげる。ペッタノンも随所で左右の膝、左ミドルを返すが、与座が左カーフを当て続けていると、バランスが崩れたり足が流れがちに。すると残り1分、与座が左カーフを連打して下に意識を向けさせてから、左フックを当ててダウンを奪う。与座は左カーフ、フックを当てて攻め続け、ペッタノンを追い詰める。8-10で与座が取るラウンドに。
3R、ペッタノンも左ストレート、ミドルを返すが、クリンチも増え。レフェリーから注意を受ける。それでもペッタノンはクリンチを繰り返し、足を懸けて倒し、レフェリーから警告を受ける。与座は攻撃が寸断され少し攻めあぐねる。それでもペッタノンはクリンチをし続け、ついにレフェリーはイエローカードを出し減点1に。結局お互いこのラウンドは決め手がないまま終わる。記者採点はペッタノンだが減点があるため9-9。合計26-29で与座。ジャッジ3者とも与座を支持し、与座が判定勝ちした。
試合後のインタビューで与座は「もっと削りたかったんですけど、ペッタノン選手上手くて、苦しい展開になってしまいました」と話した。インタビュアーが「(5位の)スーパーレックと戦いたいですか?」と尋ねると、与座は「3位のペッタノン選手に勝ったんで、タイトルを口にする権利もあると思います。(王者の)ハガティーともやりたいし、自分は強い相手なら誰でもいいんで、用意された相手に、今日以上の勝ち方で勝ちたいです」と答えた。
この試合後、与座のセコンドについていた野杁正明とスーパーボンがリングに上がり、11月の有明大会でのキック・フェザー級王座統一戦への意気込みを語った。暫定王者の野杁は「世界最強のスーパーボン選手と戦えることをうれしく思います。僕はベルトは持っていますけど、暫定なので、挑戦者なので、挑戦者らしく最強のスーパーボン選手に挑んでベルトを獲りたいです」と話した。正規王者のスーパーボンは「彼のホームタウンで(野杁に敗れた)タワンチャイのためにリベンジをします」とアピールし、両者にらみ合いを繰り広げた。
和田竜光、ウズベキスタンの新鋭ホルミルザエフに判定負け
第3試合 MMA ストロー級 5分3R
×和田竜光(TEAM WADA/元DEEPフライ級王者)
○アバズベク・ホルミルザエフ[Avazbek Kholmirzaev](ウズベキスタン)
判定0-3
和田は36歳。DEEPの王者として活躍後、18年からONEに上がり12戦6勝6敗。近年は22年6月にフライ級2位で元王者のカイラット・アクメトフに判定負けし、23年3月にアーネスト・モンティーリャに1R裸絞めで一本勝ち。昨年7月にシェ・ウェイに判定勝ち。今年1月にフライ級からストロー級に階級を下げての初戦に臨んだが、サンジャル・ザキロフ(ウズベキスタン)の打撃に手を焼き判定負けした。今回もウズベキスタンの選手との試合が組まれた。
ホルミルザエフは24歳。カザフスタンのAlash Prideで試合を重ねてから、昨年2月、ONEフライデーファイツに初参戦し、同シリーズでMMAを6戦し5勝(2KO/3一本)1敗の好戦績を残している。最近では5月にホビソン・ジ・オリベイラに2R TKO勝ちしている。
1R、開始早々にホルミルザエフが顔面狙いの右前蹴りを当てると、和田の腰が落ちる。さらに和田が右ストレート、左ミドル、パンチラッシュで追い詰め、和田は勢いに押されリングの外に出てしまう。ホルミルザエフは左右の三日月蹴りを当てるが、和田は組み付くと、腰投げ気味に倒してバックマウントを奪う。和田は執拗に裸絞めを狙い、ホルミルザエフが体をひねればツイスターを狙う。終盤、和田はバックマウントの状態から後頭部に右肘を当ててしまい、レフェリーが注意すると、ホルミルザエフは後頭部から出血し、ドクターチェックが入る。レフェリーは和田にイエローカードを出し、和田もうなずいており、了承した様子だ。ブレイクして再開し、残り時間は短く、ホルミルザエフが打撃を空振りさせて終わる。ここまでホルミルザエフが優勢だ。
2R、ホルミルザエフは左ジャブを突くが、その先はなかなか持ち込めない。中盤、和田が組み付いてホルミルザエフをコーナーに押し込む。だが倒せずにいると、ホルミルザエフは離れる。終盤、ホルミルザエフは左ジャブ、右ローをヒット。お互い疲れてきた状況だが、ホルミルザエフは自らタックルを仕掛けると、バックを取り返して終える。ここまでホルミルザエフ優勢だ。
3R、和田がタックルを仕掛けるが、ホルミルザエフは引き込んでギロチンを極める。和田が少し脱力したように見えたせいか、チェン・レフェリーはストップをかけようとして両者を振りほどこうとしたが、和田が動いたためか、すぐ続行させる。ホルミルザエフは一旦ギロチンを解除した後も再びギロチンを狙うが、極まらずスタンドに戻る。レフェリーの判断が適切だったか気になるところだ。ホルミルザエフはバックスピンキック、膝蹴り等の打撃を随所で当てる。すると終盤、ホルミルザエフがタックルを仕掛けると、バックマウントを奪い、パウンドを当て続け、主導権を維持し終える。3Rの和田はほとんど攻められない展開だった。記者採点はホルミルザエフ。ジャッジ3者もホルミルザエフを支持し、ホルミルザエフが判定勝ちした。ホルミルザエフはこの勝利で10万ドル(約1500万円)の本戦契約が認められた。
三浦彩佳、1R勝利し11月東京大会で王座挑戦決定
第2試合 MMA 女子アトム級 5分3R
○三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA/2位)
×ジュリアナ・オタロラ[Juliana Otalora](コロンビア)
1R 3’53” スカーフホールドアームロック
三浦は34歳。昨年1月の有明大会でストロー級からアトム級に階級を落とし、平田樹に判定勝ち。4月のアトム級での試合はジヒン・ラズワンの怪我により中止に。10月にラズワンとの試合が改めて組まれ、三浦は計量をクリアしたが、ラズワンの計量オーバーにより再び中止に。11月のONE 169ルンピニー大会ではアトム級でマカレナ・アラゴンに1R Vクロスアームロックで一本勝ちしランクイン。今年2月のカタールでのONE 171に参戦すると、リトゥ・フォガットに1R膝十字で一本勝ち。2試合連続で5万ドル(約750万円)のボーナスを獲得している。
オタロラは29歳。地元コロンビアの大会で23年3月にプロデビューし昨年9月の試合まで3連勝し、4戦目でONEに初参戦する。
試合は三浦のワンサイドゲームに。1R、三浦が開始すぐからタックルを仕掛けてコーナーに押し込み、首投げで倒して袈裟固めで押さえる必勝パターンに持ち込む。三浦は鉄槌を当ててから、両足で相手の腕を挟んでスカーフホールドアームロック(Vクロスアームロック、通称・あやかロック)を仕掛ける。三浦は解除すると、執拗に肩固めを狙う。すると終盤、三浦が再びVクロスを極めタップを奪った。
三浦はこれで5連勝。勝利者インタビューではアナウンサーから、三浦に11月6日の東京大会でのMMA女子アトム級王者・デニス・ザンボアンガへの挑戦権が与えられたことが発表された。三浦は「ストロー級で取れなかった忘れ物をしっかり獲りたいです」と涙を浮かべながら話した。
箕輪ひろば、チャンス作るも判定負け
第1試合 MMA ストロー級 5分3R
×箕輪ひろば(STF/元修斗世界ストロー級王者)
○イ・スンチョル[Lee SeungChul](韓国)
判定0-3
箕輪は25歳。修斗の王者として活躍後、20年からONEに参戦し、リト・アディワン、アレックス・シウバに判定勝ちしたが、22年1月にジャレッド・ブルックスに判定負け。23年4月にはボカン・マスンヤネの再三のローブローに苦しみ押さえ続けられ判定負け。昨年1月の有明大会ではグスタボ・バラートに長時間押し込まれ判定負け。昨年7月、ジェレミー・ミアドに判定勝ちし、連敗を脱出した。今回1年ぶりの試合となる。
スンチョルは26歳。23年12月と昨年3月の大阪でのGLADIATORで2連続TKO勝ちし、昨年8月と12月にONEフライデーファイツに出場し、フィリピンとベトナムの選手相手に連続TKO勝ちしている。現在9連勝中で、全ての試合でフィニッシュ勝利している。
1R、箕輪がスンチョルをコーナーに押し込むが、なかなか倒せず、中盤、スンチョルが押し返し、テイクダウンに成功する。スンチョルはがぶった状態で頭に膝を当てるが、すぐに箕輪はタックルを仕掛けて押し返す。スンチョルは背後に回ってバックマウントを奪いかけるが、スンチョルは潰して正対して脱出し、再びがぶって頭に膝を当てる。終盤、箕輪がテイクダウンを奪うが、スンチョルは背中を付けない。箕輪はしつこく組み付くが、その先に持ち込めないまま終わる。ここまでスンチョルが優勢だ。
2R、最初はパンチで打ち合うが、箕輪は右ストレートをもらうと、すぐにタックルを仕掛け、1R同様の試合運びに。だがここでもスンチョルが足を掛けて倒して優位に進める。中盤、箕輪がオンブになってバックを狙うが、またもスンチョルは潰し、がぶって膝を当て、コーナーに押し込んでパンチを連打する。すると終盤、ようやく箕輪がバックを奪い、両足でしっかり捕獲する前に裸絞めを極め、足4の字ロックで動けなくしつつ締め上げる。スンチョルは苦しそうな表情を浮かべるが、耐えて終える。箕輪が挽回するラウンドに。
3R、またも序盤に打ち合いで、スンチョルが左ストレートを立て続けに当て、箕輪は少しひるんでしまう。箕輪はまたもタックルに行くが、ここでもスンチョルはがぶって潰して頭に膝を当てる。その後もスンチョルはがぶっての膝、立ってからも左ボディを強打する。終盤、コーナー際の押し合いで膠着するとレフェリーはブレイクする。スンチョルが左フックを当てれば、箕輪も左を当て返すが、スンチョルが組んで押し込み続けて終える。
記者採点はスンチョル。2R箕輪が裸絞めでフィニッシュ寸前まで追い込んだが、それ以外の局面ではスンチョルが大半の時間を支配し、パンチや膝といった打撃を度々当て続けていたことを評価した。ジャッジ3者もスンチョルを支持し、スンチョルが判定勝ちした。
箕輪は自身のYoutubeに試合直後にコメント談話をアップし「想像以上に相手のフィジカルが強くて、2R・3Rに対応できませんでした。SNS等で暖かい言葉を受け取っていますし、そうでいないお言葉も受け止めているつもりですが、全ては自分が結果を出せなかった責任なので、重く受け止めています。それでももう一度チャレンジさせてください」と話している。
第5試合 ムエタイ 117ポンド(53.1kg)契約 3分3R
○アイザック・モハメッド[Isaac-mohammed](アルジェリア/フランス)
×谷津晴之(新興ムエタイジム)
1R 2’54” KO (右ハイキック)
























