UFC 9.26 ラスベガス(レポ):中村倫也、ノーランカーのヒースタンドに2R裸絞めで一本負けしUFC 3勝2敗に

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UFC Fight Night: Rosas Jr. vs. Barcelos
2026年9月26日(土/現地時間)米国ネバダ州ラスベガス:META APEX
レポート:井原芳徳

LAS VEGAS, NEVADA – SEPTEMBER 25: (L-R) Brady Hiestand and Rinya Nakamura of Japan face off during the UFC Fight Night weigh-in event at Meta APEX on September 25, 2026 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
バンタム級 5分3R
○ブレイディ・ヒースタンド[Brady Hiestand](米国)
×中村倫也[りんや](アメリカン・トップチーム)
2R 4’07” 裸絞め
中村は31歳。レスリングで全日本選手権2連覇、U-23世界選手権優勝の実績を残し、21年7月に修斗でMMAデビュー。22年6月から23年2月にかけて行われたROAD TO UFCバンタム級トーナメントで全試合1Rで勝利し優勝。23年8月でのUFC初戦でファーニー・ガルシアに判定勝ち。24年2月、カルロス・ヴェラに判定勝ち。その後、アメリカン・トップチームに加入。拳の怪我の療養を経て、昨年1月に復帰したが、ムイン・ガフロフに判定負けし、プロ10戦目で初黒星を喫した。昨年8月、ネイサン・フレッチャーに左三日月蹴りからのパウンドで62秒TKO勝ち。今年3月にルアン・ラセルダと戦う予定だったが、膝の怪我により欠場することが2月に発表され、今回1年ぶりの試合となる。
ヒースタンドは27歳。MMA 10戦8勝(3KO/3一本)2敗。21年からUFCに上がりUFCでは4戦3勝1敗と勝ち越しているが、24年6月にギャレット・アームフィールドに3R裸絞めで一本勝ちしてから2年ブランクがある。
UFC公式サイトに表示される現地のオッズはヒースタンド+300、中村-380で、中村が勝つと予想する人のほうが多い。
中村のセコンドには後輩の鈴木崇矢と幼馴染の山本アーセンがつく。所属先のATT関係者はいない模様だ。試合はヒースタンドのタフさとサブミッション技術が光る展開に。
1R、ヒースタンドはタックルを繰り返し仕掛け、背後や足にしがみつき、倒そうとするが、中村は対処して離れる。中村はサウスポーで構え、左のインカーフキックやミドルを当てる。ヒースタンドもタックルはせず打撃戦に応じるようになり、右フックや左ミドルを返すように。大差はなく、やや中村の蹴りの強力さが目立つラウンドだが、顔面攻撃が乏しい。記者採点は中村だがヒースタンドにつく可能性もある。ジャッジはやはり割れており、2者が中村、1者がヒースタンドにつける。
2R、中村のほうから片足タックルを最初に仕掛けるが、ヒースタンドは切ると、アナコンダチョークを極める。やや極まりは浅く、中村は体をひねって対処して立つ。中村はタックルを仕掛け押し込み、顔面に左肘とフックを当てて印象を作る。バッティングもあるがお互いダメージは小さい様子でそのまま続行する。中盤過ぎ、中村が押し込んだ状態から膝をつかせるが、ヒースタンドは倒れるところまでは行かず立つ。終盤、やや疲れて来た中村を、ヒースタンドは金網に押し返すと、脇を差して倒す。中村が立つが、ヒースタンドは背後からしがみついて倒し、今度はバックマウントを奪うことに成功する。残り1分、ヒースタンドの裸絞めが極まり、中村は対処できずタップした。
中村はUFC 3勝2敗となり、UFC参戦当初は2連勝したが、ここ4試合は勝ち負けを繰り返す状態となってしまった。勝利者インタビューでヒースタンドは「中村はオリンピックレベルのレスラーだが先にテイクダウンした。俺の名前を覚えて欲しい。次はランカーとやりたい」とアピールした。

