KNOCK OUT 6.7 常葉アリーナ(レポ):“狂拳”迅、古村光を右ストレートで沈め4連続1R KO勝ちし8.8 大阪大会でのREDフェザー級王座戦が内定。中島玲、井原浩之に判定勝ち

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KNOCK OUT REBELS SERIES.11
2026年6月7日(日)福島・KNOCK OUT常葉アリーナ
レポート:井原芳徳 中継:U-NEXT
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
“狂拳”迅、古村光を右ストレートで沈め4連続1R KO勝ちし8.8 大阪でのREDフェザー級王座戦が内定
第6試合 メインイベント RED フェザー級(57.5kg) 3分3R
×古村 光(FURUMURA-GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者)
○“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)
1R 2’51” KO (右ストレート)
KNOCK OUTの配信特化型大会「REBELS SERIES」。今回は空位のREDフェザー級王座戦線を占う一戦がメインイベントに置かれた。メインの両者とも地方在住だが、チケットの手売りを気にせず試合に専念できるのが、REBELS SERIESの長所でもある。
古村兄弟の弟・光は佐賀出身の25歳。昨年、ONEフライデーファイツで2戦し、5月にカイス・モハメッドを1R KOし、9月にソンサイ・ラオラネサンを2R KO。10月のシュートボクシングではプロムエタイ協会王者のサタントンに判定負け。11月の常葉大会でのミル・ブン・ティエン戦は偶発的なアイポークにより古村にドクターストップがかかり、開始わずか36秒で無効試合に。今年2月の後楽園大会ではスラサックに判定負け。3月のONEフライデーではアダム・メサウディに判定勝ちし、ONE 3連勝としているが、KNOCK OUTでは24年9月のプランダム戦以来勝ち星から遠ざかっている。
狂拳は京都出身の22歳。K-1 GROUP推薦で昨年10月にKNOCK OUTに初参戦し、REDルールで辰樹と対戦し1R右ストレートでKO勝ち。12月の代々木大会でも元ジャパンキック王者の皆川裕哉を1R左フックでKO。今年3月の後楽園大会でも竹内賢一を1R左フックでKO。3連続1R KO勝ちとすると、2月に古村に判定勝ちしたスラサックとのREDフェザー級王座決定戦を希望した。
ダウンの応酬を制したのは“狂拳”迅の狙いすました拳だった。1R、古村がサウスポーで構えて中央に立ち、狂拳がオーソドックスで構えてロープ側に立つ構図となり、古村が積極的に左ミドルやインローを当て、左ストレートにもつなげる。すると古村は、左ストレートを空振りさせた後、右の前手でのフックをヒット。少し狂拳がひるみ、八角形リングの中で左にステップして追撃をかわすと、やや攻めに偏った古村に、右のフック、ジャブを当て返すように。中央付近での攻防になると、狂拳は右の縦肘も放つ。古村は変わらず前に出て、左ミドルを強打すると、狂拳はよろめく。すると残り1分のアナウンスの後、古村は右ジャブと左ストレートのコンビネーションで前に出てから、狂拳をロープ際に詰めての右ジャブストレートでダウンを奪う。
だが狂拳は笑顔を見せ、すぐに立ち上がると、前に出返し、両者パンチが交錯するスリリングな展開に。すると古村が左インローを当ててから前進してきたところで、さっと下がった狂拳が、古村が再び左インローを蹴ってきたところに合わせて右ストレートをクリーンヒット。真後ろに倒れた古村はマットに後頭部を打ち付け、伸びた状態になり、意識は戻るが動けず、すぐさま豊永レフェリーがストップした。狂拳はこれで4連続1R KO勝ちとなり、KOボーナス20万円を獲得した。
マイクを持った狂拳は「古村選手、ありがとうございました。おかげで強くなれました」と感謝を述べ、中継席の山口元気プロデューサーに向けて「山口さん、もう文句ないですよね」と呼びかけると、山口氏は「8.8で」と即答し、8月8日の大阪・タケダハムはびきのコロセアム(羽曳野市立総合スポーツセンター)大会での王座戦を約束した。狂拳は「8.8、タイトルマッチみたいなんで、応援お願いします」とアピールした。山口氏は王座戦の相手について「僕の中では決まっているので、近々発表したいと思います」と補足している。
中島玲、井原浩之に判定勝ちし連敗2で脱出
第5試合 セミファイナル BLACK 67kg契約 3分3R
○中島 玲(KNOCK OUT クロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー/元KNOCK OUT-BLACKウェルター級(67.5kg)王者)
×井原浩之(ハーデスワークアウトジム/IPCC日本ウェルター級王者、元MA日本ミドル級王者、元RKSスーパーウェルター級王者)
判定3-0 (植松30-27/渡辺30-27/橋本30-27)
元プロボクサーの中島は24年6月のキック2戦目からKNOCK OUTに参戦し、12月、渡部太基を1R右フックでKOし、キック4戦目でKNOCK OUT-BLACKウェルター級(67.5kg)王者となる。だが昨年4月、ユリアン・ポズドニアコフに判定負け。10月の後楽園では小川悠太に判定勝ち。12月の代々木大会では王座を懸けポズドニアコフと再戦したが1R KO負けした。今年3月の常葉大会では1階級下のスーパーライト級(65kg)に下げ、力斗と対戦したが、蹴り技に苦戦し判定負けした。
それから3カ月、中島は再び常葉の八角形リングに登場することに。大会2週間前に発表された対戦相手の井原は広島在住の42歳。62戦29勝30敗3分。西日本の大会に頻繁に出場し、最近では5月24日のKPKB福岡大会で那稀に判定1-2で惜敗し、2週間隔でリングに上がる。
1R、長身の井原が八角形のリングの中で回り、ジャブを突きつつ、左右のミドルを度々当て、左ミドルの軌道で左の膝蹴りも織り交ぜて突き刺す。中島は前に出続け、時折左ボディを強打し、左フックにつなげる場面もあるが、手数では劣る。終盤、中島は左ハイ、右ボディも絡める。井原は細かく蹴り続けつつ、左ジャブを振りつつ組んで左膝をヒットして離れ、すぐに左前蹴りで突き放し、テクニシャンぶりを印象付けて終える。記者採点は正味の攻撃数で上回った井原。ジャッジは倒しに行く姿勢で上回ると評価したか?3者とも中島につける。
2Rも中島がボディフック、井原が左右のミドルと膝を主体に攻める構図が続く。中島がボディを当てても、井原は慣れて来た様子で、1Rのように動きが落ちることは乏しくなる。とはいえ中島も果敢に前に出続けていると、終盤、左ハイを放つと、井原も左ハイを返してきたところで、カウンターの右ストレートをクリーンヒット。井原が後ろにひるむ。中島はバックハンドブローで追撃しようとするが、井原にブロックされる。井原は八角形リングの中で左に回って追撃を封じて回復する。中島はパンチを出しつ続けるが、井原はブロックで耐え、すぐにミドルを返し続け、タフさを印象付ける。記者採点は中島。
3R、挽回を狙う井原が前に出る構図に変わり、左ミドルや膝を度々当てる。中島はある程度あえて受けている様子で、強打は許さず、随所でロー、ボディを返し、膝蹴りも絡める。残り1分を切ると、中島はギアを上げ、顔面とボディへのパンチのヒットを増し、右ハイ、左膝蹴りにもつなげ、手数差をつけて終了する。記者採点は中島。合計29-28で中島。ジャッジ3者とも30-27で中島を支持し、中島が判定勝ちした。中島は連敗を2でストップ。山口元気プロデューサーは敗れた井原についても、ムエタイベースのテクニックと打たれ強さを評価し「ぜひ次はREDルールで」ともコメントしている。
第4試合 BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R
○夏目竜雅(TRY HARD GYM/KROSS×OVER KICKスーパーバンタム級王者)
×渋江健司(Y’ZD GYM)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第3試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
○加古大晴(team Bonds)
×清水龍一(React Gym Shonan)
判定2-1 (28-29/29-28/29-28)
第2試合 アマチュア UNLIMITED 58kg契約 2分3R
×髙木 逞[たくま](和術慧舟會HEARTS)
○今村りんたろう(FIGHTER’S FLOW)
1R 終了時 TKO (ドクターストップ:有効打による上唇のカット)
第1試合 アマチュア UNLIMITED 58kg契約 2分3R
○市尾宗太郎(和術慧舟會HEARTS)
×城地樹人(FIGHTER’S FLOW)
2R 1’06” KO (グラウンド状態での膝蹴り)



