KNOCK OUT 3.22 常葉アリーナ(レポ):REBELSシリーズ2026開幕。力斗、中島玲を蹴りで攻略し判定勝ち。小森玲哉、成尾拓輝から2ダウン奪い判定勝ちし龍聖に対戦要求。茂木豪汰・武内晴信・宇山京介がKO勝ち
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KNOCK OUT REBELS SERIES.9
2026年3月22日(日)福島・KNOCK OUT常葉アリーナ
レポート&写真:井原芳徳 中継:U-NEXT
KNOCK OUTは東北新幹線の郡山駅から車で1時間、福島県田村市常葉(ときわ)の山中にあるトレーニング施設「KNOCK OUT TRAINING CAMP常葉」内の常設会場「KNOCK OUT常葉アリーナ」で配信特化型大会を2024年秋から開催している。25年春からは「REBELS SERIES」と銘打ち、月1~3回のハイペースで開催してきた。冬場は雪が降るため“冬眠”状態だったが、前回11月30日大会から約3か月を経て、春を迎え、26年の常葉での倒し合いが開幕した。
去年までREBELSシリーズはKNOCK OUTのYoutubeチャンネルで配信されていたが、今回からナンバーシリーズ同様、U-NEXTでの配信に変わった。
また、REBELSシリーズでは今回から全試合の審判をJMOC(日本MMA審判機構)が担当する。JMOCは修斗・DEEP・RIZINといったMMAの試合を中心に審判を務めるチームで、KNOCK OUTではUNLIMITEDルールの試合の審判を務めていた。今回のBLACK・REDルールの試合の採点は、UNLIMITEDルールおよびMMAのようなマストシステムとなっていた。
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
力斗、元KNOCK OUT&ボクシング王者の中島玲を蹴りで攻略し判定勝ち
第9試合 メインイベント BLACK スーパーライト級(65kg) 3分3R
×中島 玲(KNOCK OUT クロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー/元KNOCK OUT-BLACKウェルター級(67.5kg)王者、元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者)
○力斗(TEAM PREPARED/元大和フェザー級王者)
判定0-3 (柴田28-29/石川28-29/福田28-29)
元プロボクサーの中島は24年3月のK-1でキックデビューし、6月の2戦目からKNOCK OUTに参戦し、12月の横浜大会で渡部太基を1R右フックでKOし、キック4戦目でKNOCK OUT-BLACKウェルター級(67.5kg)王者となる。だが昨年4月、ユリアン・ポズドニアコフにダウンを奪われ判定負け。6月の代々木大会でベルトを懸けて再戦を予定していたが、中島は練習中の怪我により欠場。8月から上京してKNOCK OUTクロスポイント渋谷に練習拠点を移し、10月大会では小川悠太に判定勝ち。12月の代々木大会ではポズドニアコフ相手に王座を懸け再戦したが1R KO負けした。今回、鈴木千裕が王座に君臨する、1階級下のスーパーライト級(65kg)に下げ、REBELSシリーズ26年開幕戦のメインで再起戦を行う。
力斗は大分出身で福岡のPREPAREDに所属する24歳。キック21戦15勝(9KO)5敗1分で、昨年11月のKNOCK OUT後楽園大会では井上舜矢に判定勝ちしている。
1R、中島がプレッシャーをかけ続け、右ローキックを散らしつつ、随所で左フックを強打し、終盤には顔面への左フックにもつなげるように。力斗はオーソドックス主体でスイッチも時折しつつ、左右のテンカオ、左前蹴りとミドルと三日月蹴りで応戦し、手数では負けないが、中島の勢いを抑えることができない。記者採点は中島だが僅差のため割れても不思議ではない。
2Rも1Rと似た構図で、中島が変わらず前に出て、右ロ―を強打し、右フック、左ボディも当てる。力斗はスイッチを織り交ぜ、変わらず右テンカオ、左ミドル、三日月蹴り等を返すが、顔面への攻撃が少ない。力斗は相手をつかんで膝を連打する反則が複数回あったため、レフェリーから警告を出される。記者採点は中島だが、このラウンドも僅差のため割れても不思議ではない。
3R、力斗は左ジャブ、右ストレート、左テンカオを立て続けに当て、序盤はやや優位に進める。中盤、中島は左ボディ、左右のフックをお返しし、右ローも絡めて挽回する。終盤も中島が左ボディと右フックをヒット。力斗も意を決した様子で、雄たけびを上げつつパンチを振り回すが、中島はノーガードで受けてみたり、かわしたりしつつ、自分の右フックをしっかり当て、やや優位で終える。記者採点は中島。合計30-27で中島。JMOCのジャッジ3者は1Rと2Rの力斗を評価したようで、28-29で力斗を支持し、力斗が判定勝ちした。
マイクを持った力斗は「3R目、少しだけしか打ち合いを見せることができなくて、KNOCK OUTらしい試合ができなかったです」と内容を反省しつつ「代々木ではしっかり打ち合いができるよう頑張ります。チャンスがあれば山口(元気)代表、お願いします」と話し、6月21日の代々木第二大会への出場を希望した。
さらに力斗は「僕の父ちゃんが2日前が誕生日で、減量がキツくてメッセージを送れなかったけど、誕生日おめでとう。塩試合でしたが、いつかは必ず本物の一番になるんで、力斗、同じジムの武内晴信の応援をお願いします」とアピールした。最後はこの日の序盤戦でKO勝ちした武内と記念撮影した。
小森玲哉、成尾拓輝から2ダウン奪い判定勝ちし龍聖に対戦要求
第8試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
×成尾拓輝[ひろき](究道会館/HOOST CUP日本ライト級(60kg)王者)
○小森玲哉(ONE’S GOAL)
判定0-3 (柴田27-28/福田27-28/石川27-28)
成尾は23歳。日本拳法をベースとし、キック転向後はホーストカップの王者になる。27戦18勝(14KO)8敗1分と高いKO率を誇る。24年11月からONEフライデーファイツにも参戦し、3試合連続でKO勝ちし3試合とも35万バーツ(約160万円)のボーナスを獲得した。8月のチャン・チンタオ戦では2R KO負けしたが、9月のホーストカップでは安川侑己を32秒左膝蹴り一撃でKOしライト級王座防衛に成功。11月のREBELSシリーズでKNOCK OUTに初参戦すると、下地奏人を2R右ストレートでKOした。3月14日の後楽園大会での小森との試合が組まれたが、1月30日のONE Friday Fights 140で成尾がチェン・ジャーイーに3R KO負けし、KNOCK OUTルールの45日間のダメージサスペンド期間規定に抵触し、8日後のREBELSシリーズにスライドされた。
小森は29歳。KNOCK OUT出場当初は3勝1分けと好調だったが、24年8月から昨年4月までピッチ・ソムパッツ、優翔、辰次郎相手に3連敗。9月のKrushで西元也史に判定勝ちしたが、12月のKrushでは上野奏貴に判定負けした。
1R、成尾が開始すぐから前に出て小森をロープ際に詰め、右ストレート、テンカオ、左ジャブを的確に当て続ける。終盤には小森が鼻血を出すようになる。小森はパンチの打ち合いの展開から右フックを返すようになり、最後は少し押し気味になるが、成尾は強打を許さず終わる。記者採点は成尾。
すると2R、小森が序盤からパンチラッシュを仕掛け、成尾も応じると、振りの大きい成尾と対象的に小森はコンパクトに的確に当て、カウンターの左フックでダウンを奪う。中盤にも小森が右ストレートでダウンを奪う。後の無い成尾も打ち合いでパンチを返すが、流れを変えられないままラウンドを終わる。2ダウンを奪われた成尾は1月30日のONEでのKO負けのダメージの影響は無かったか気になるところだ。ポイントは7-10で小森が取る。
3R、お互い消耗が激しく、成尾が左ミドルを随所で当てるが、その先に持ち込めない。小森はクリンチで難を逃れて終える。記者採点は成尾。合計27-28で小森。ジャッジ3者も同じ採点で小森を支持し、小森が判定勝ちで死闘を制した。
マイクを持った小森は「ベルト候補、成尾選手に勝利しました。6月、龍聖選手、おそらく私のことを相手として見てもらえていないと思います。覆す努力をしますので、ぜひ僕とやってください。お願いします」と話し、6月21日の代々木第二大会での元BLACKフェザー級王者・龍聖との試合を希望した。
するとこの日、U-NEXTの生中継のゲスト解説を務めた龍聖がリング脇に登りマイクを持ち「どうやって勝つの?」と問いかけると、小森は「僕にはまだわからないです。でも勝てるだけの努力をしてきます」と笑顔を見せつつ答える。龍聖は「今日は辛抱強いいい試合でした。そんなこと言うと泣かせちゃうよ。100年早いぞ」と挑発し、小森は「望むところです。待ってます」と話して、改めて対戦を要望した。最後、小森は「REDもできるので、ゲーオガンワーンともやらせてください」とアピールした。
中継席に戻った龍聖は「泣かせちゃうと言いましたけど、やるまでもないですよね。そもそも。どうやって勝つの。段階を踏んでないというか。KNOCK OUTがやれと言うなら考えますけど、誰?っていう感じですよね」とコメントした。あくまで小森の問いかけに回答するため、場を盛り上げるために舌戦に応じただけで、対戦には消極的な様子だった。
茂木豪汰、皆川裕哉を1R KO
第7試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R
×皆川裕哉(KICK BOX/元ジャパンキック・フェザー級王者)
○茂木豪汰(上州松井ジム)
1R 1’13” KO (右ストレート)
元ジャパンキック王者の皆川は昨年12月の代々木第二大会でKNOCK OUTに初参戦したが“狂拳”迅に1R KO負け。茂木は昨年11月のREBELSシリーズで戦闘員1号に判定負け。2月のタイでの試合で勝利している。
茂木は福島の隣の群馬県沼田市在住。今回も地元から来た、野球部時代の友人たちの大声援を背に戦う。1R開始すぐ、皆川がパンチを振い、首相撲で膝を当て、先手を取ろうとする。だが、茂木がサウスポーからの右クロスで皆川をフラつかせると、左ストレートを立て続けに当てて皆川を下がらせ、右フックでダウンを奪う。皆川はすぐに立ち、パンチを振って反撃を狙うが、茂木はステップでかわしてから、皆川の右ストレートのカウンターで右ストレートをクリーンヒットし、再びダウンを奪うと、皆川のダメージが大きく、豊永レフェリーがストップした。マイクを持った茂木は「また来月も頑張るんで良かったら呼んでください」とアピールした。
川野龍輝、KROSS×OVER王者の夏目竜雅に判定勝ち
第6試合 BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R
○川野龍輝(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)
×夏目竜雅(TRY HARD GYM/KROSS×OVER KICKスーパーバンタム級王者)
判定3-0 (柴田29-28/福田30-27/石川30-27)
19歳の新鋭・川野は昨年12月の代々木第二大会で前田大尊に判定勝ちして以来の試合。夏目は10戦7勝(1KO)2敗1分の25歳。昨年12月にKROSS×OVERのタイトルを獲得し、KNOCK OUTに初参戦した。
1R、頭を近づける接近戦の中で、川野が右ロー、ハイを当てる。まだ強打で夏目をひるませるほどではないが、やや攻撃数で上回る。夏目も左右のテンカオやフックを当てるが、終盤はやや後手になってしまう。記者採点は川野。
2R、川野は右ロー、ミドルを散らしつつ、ハイも絡める。ガードの上になりがちだが、積極性を印象付けるにはいい攻撃だ。夏目も1R同様にテンカオ、フックを当てるが、攻撃数が伸びず終わる。記者採点は川野。
3R、両者バッティングが多く、揃って植松レフェリーから注意を受ける。それでもバッティングがあったため、両者に警告が入る。それでもお互い頭から突っ込む場面が絶えないが、川野が右ミドル、ハイを随所で当て、優位をキープして終える。記者採点は川野。合計30-27で川野。ジャッジ3者とも川野を支持し、川野が判定勝ちした。
VASILEUSの歩希、祐輝から2ダウン奪い判定勝ち
第5試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R>
×祐輝[よしき](OU-BU GYM)
○歩希[いぶき](team VASILEUS)
判定0-3 (福田25-30/石川25-30/柴田25-30)
1R、サウスポーの祐輝に対し、歩希がオーソドックスからの右ロー、ミドルと攻撃を散らした後、祐輝の入り際に右ストレートを合わせ、序盤からダウンを奪う。終盤にも歩希が右ストレートを連打してダウンを奪う。歩希が7-10でポイントを取る。
2Rも歩希が右ストレート、テンカオを随所で的確に当て優位に進める。記者採点は歩希。
3R、歩希が変わらず右ストレート、テンカオ主体で攻め続ける。最後、祐輝もようやくパンチと膝が当たり始めるが、逆転につなげられず終わる。記者採点は歩希。合計25-30で歩希。ジャッジ3者も同じ採点で、歩希が判定勝ちした。歩希は2月のKNOCK OUT初戦は引き分けで、今回初勝利となった。
武内晴信が逆転KO勝ち
第4試合 RED ライト級(62.5kg) 3分3R
○武内晴信(TEAM PREPARED)
×麻太郎(健心塾)
2R 2’53” KO (左フック)
武内は大分、麻太郎は大阪出身で、両者とも2002年2月8日生まれという共通点がある。1R、初参戦の麻太郎が伸びのある左右のストレート、右のカーフキックを的確に当て、やや優位に進める。記者採点は麻太郎。
2R、武内が右ストレート、ロー、麻太郎が右テンカオ、肘、左ミドルをヒット。互角の状態が続くが、終盤、麻太郎がヒットを増やし、若干だが優位で終える。記者採点は麻太郎だが見方によってジャッジは割れそうだ。
3R、均衡状態が続くが、終盤、お互い倒そうとパンチと肘を振るい、激しい打ち合いに。すると終了間際、武内の右フック、麻太郎の右肘が交錯した後、武内が左フックにつなげるとクリーンヒット。隙を突かれた麻太郎は真後ろに倒れ、ダメージが大きく、すぐさまレフェリーがストップ。武内が劇的な逆転KO勝ちをもぎ取った。
中継のゲスト解説を務めた龍聖は麻太郎について「ポイントで流せた試合で打ち合いで応戦して、KNOCK OUTを体現したじゃないですけど、あっぱれというか評価できると思います」と称えた。
武内はREBELSシリーズの名物の一つである、KO勝ちだとファイトマネーが2倍になる「ダブルUPボーナス」を獲得している。
第3試合 BLACK ライト級(62.5kg) 3分3R
○宇山京介(KNOCK OUTクロスポイント渋谷)
×宗雅[むねまさ](フリー)
2R 2’53” TKO (レフェリーストップ:右ローキック)
1R、宇山がサウスポーの宗雅にプレッシャーをかけ続け、右ミドル、ストレート等を随所で当て、優位に進める。宗雅はひるむことはないが、攻撃が返せないため印象が悪い。記者採点は宇山。
2R、宗雅も左ミドルを返すようになり、ミドルの応酬で渡り合うようになる。だが宇山が右の奥足狙いのローキックを当てるようになると、次第に効き目を発揮し、終盤、右奥ローでダウンを奪う。宗雅は立ったがダメージが大きく、宗雅が右奥ローで再びダウンを奪ったところで、長瀬レフェリーがストップした。宇山はこれでキック7戦6勝(3KO)1分となった
第2試合 RED(ボクシンググローブ着用) スーパーライト級(65kg) 3分3R
△須田知希(Katana Gym)
△加藤大智(React Gym Shonan)
判定1-0 (柴田29-27/福田28-28/植松28-28)
1R、パンチと膝蹴りの攻防が続き、終盤、パンチの打ち合いの中で、須田の左ハイキックが炸裂し、ガードが甘くなっていた加藤はダウンする。須田が10-8でポイントを取る。
2Rは加藤が持ち直し、随所で右のパンチを当てるが、須田を追い詰めるほどにはならない。記者採点は加藤。
3R、加藤が随所で須田をロープ際に詰めて右フックを強打して追い詰めるが、ダウンは奪えず終わる。記者採点は加藤。合計28-28でイーブン。ジャッジは1者が須田を支持するが、2者は2Rも加藤につけ、28-28としドローとなった。
第1試合 BLACK バンタム級(53.5kg) 3分3R
×馬上一樹(REX GYM)
○早川悠太(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)
判定0-3 (福田26-30/石川26-30/柴田26-30)
早川は昨年7月にKNOCK OUTアマチュアで優勝し、今回プロデビュー戦。馬上はプロデビュー後7連敗。両者プロ初勝利を狙う戦いから、26年のREBELSシリーズは幕を開けた。
1R、早川がサウスポーからパンチを当て続けて優位に進め、2R、左ストレートでフラつかせ、豊永レフェリーはダウンを宣告する。中盤から馬上はパンチを返して巻き返すが、反則となる組んでの膝の連打をしてしまい、攻撃が寸断されてしまう。3Rも早川が左ストレートを的確に当てて主導権を維持し、早川が判定勝ちした。































