UFC 1.24 ラスベガス(レポ):ジャスティン・ゲイジー、パディ・ピンブレットとの5Rの一進一退の打撃戦制し再びライト級暫定王者に。ショーン・オマリー、ソン・ヤドンに判定勝ちし連敗脱出

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UFC 324: Gaethje vs. Pimblett
2026年1月24日(土/現地時間)米国ネバダ州ラスベガス:T-Mobileアリーナ
レポート:井原芳徳 Photos by Zuffa LLC
ジャスティン・ゲイジー、パディ・ピンブレットとの5Rの一進一退の打撃戦制し再びライト級暫定王者に
第11試合 メインイベント UFCライト級暫定王者決定戦 5分5R
○ジャスティン・ゲイジー(4位、元暫定王者)
×パディ・ピンブレット(5位)
判定3-0 (48–47/49–46/49–46)
※ゲイジーが暫定王者に
ゲイジーは37歳。23年7月、ダスティン・ポワリエ[ポイエー]に2R右ハイでKO勝ちし、UFC非公式タイトルのBMF (Baddest Mother Fucker)王者となるが、24年4月のUFC 300では5R終了1秒前にマックス・ホロウェイに右フックでKOされ、BMF王座から陥落する。昨年3月、ラファエル・フィジエフに判定勝ちし、上位をキープしている。
ピンブレットは31歳。21年のUFC参戦から5連勝で迎えた24年7月のキング・グリーン戦で1R三角絞めで一本勝ちしランク入り。昨年4月、7位のマイケル・チャンドラーに3R TKO勝ちし、連勝を7に伸ばし、今回初めて暫定ながら王座戦にたどり着いた。
ライト級王座は昨年6月にイリア・トプリアがチャールズ・オリベイラとの王座決定戦を制して奪取したが、トプリアが家庭の事情により今年の第1四半期(3月まで)は防衛できないことから、今回、暫定王者決定戦が組まれた。
なお、UFCは今年から、米国でのナンバーシリーズのペイパービュー(PPV)中継を廃止し、パラマウント社のサブスクリプション型の動画配信サービス「Paramount+」での独占配信に移行した。今回はその初の大会で、メインイベントには激闘派の人気者対決となり、両者は期待通りのタフファイトを繰り広げる。
激しい打撃戦を制したのはキャリアで勝るゲイジーだった。1R、ゲイジーがプレッシャーをかけ、ピンブレットは距離を取りつつ、右膝蹴りを顔面に当てるが、ゲイジーは引き続き前に出ると、金網際に詰めてのパンチラッシュで右アッパーを当て、ピンブレットをダウンさせる。ゲイジーはパウンドを連打し、ピンブレットが耐えると、スタンドに戻す。ピンブレットはある程度回復し、右アッパーや左ミドルをお返しする。終盤、ゲイジーの指がピンブレットの左目に入り、一時中断する。再開後、ピンブレットが右カーフを連打するが、ゲイジーは前に出てパンチを当てる。ピンブレットも首相撲から膝や肘を返すが、防戦な感が否めず終わる。記者採点はゲイジー。
2R、ゲイジーが前に出て右フックを当て、ピンブレットは左右の膝や右カーフを返しパンチも絡める。ゲイジーは序盤、終盤ともに、ピンブレットをがぶって押さえる場面もあるが、その先には目立つ攻撃には持ち込めない。だがピンブレットは消耗している様子で、残り1分を切り、ゲイジーの右フックでダウンする。ゲイジーは上から押さえて右肘とパウンドを当てて追い詰め、場内は大歓声で包まれる。ピンブレットは右まぶたから出血する。記者採点はゲイジー。
3R、ゲイジーは前に出るものの、疲れてきたか?圧力が落ちる。ピンブレットも下がりっぱなしにはならず。中央付近に立つ時間がこれまでよりも長くなる。中盤過ぎから、ピンブレットが左ミドル、右ローのヒットの頻度を上げる。終盤、ピンブレットは左テンカオ、右ストレートもヒットするが、二段式の膝蹴りがローブローとなってしまい、一時中断し、流れが寸断される。再開後、ゲイジーも左ミドル、右ストレートを当てるが、手数差は縮められず終わる。記者採点はピンブレット。
4R、インターバルを経て回復したゲイジーが前に出て右フックを当てると、ピンブレットは下がってからタックルを仕掛けるが、ゲイジーは切って潰してがぶっておさえる。スタンドに戻り、ピンブレットが左ミドルを出せば、ゲイジーは蹴り足をつかみながら左フックを当てて押し返す。その後もゲイジーが前に出て随所で右フック、アッパー、ストレートを当て、ピンブレットにダメージを与える。終盤、ピンブレットがパンチを連打するが、勢い余ってスリップし、ゲイジーがパウンドを当て、立ち際にも左ハイを当て、場内を沸かせる。記者採点はゲイジー。
5R、死闘を繰り広げてきた両者ともハグしてから試合をスタートする。逆転を狙うピンブレットはパンチを振うが、ゲイジーは耐え、右フックを当て、流れを作らせない。中盤、ピンブレットは両脇を差して押し込むが倒せず、ゲイジーは離れて押し返す。終盤、離れての打撃戦で、ピンブレットがパンチを連打し、ゲイジーはクリンチで耐えると、またも前に出返してパンチを振い、驚異的なタフさを見せつける。最後、ゲイジーがパンチを振り回すが、勢い余ってスリップしたところで試合終了。両者抱き合って称え合う。記者採点はピンブレットだが割れる可能性もある。ジャッジは2者がゲイジー、1者がピンブレットにつける。記者採点合計48-47でゲイジー。ジャッジ3者も1~2点差でゲイジーを支持し、ゲイジーが判定勝ちした。
勝利者インタビューでゲイジーは「(ピンブレットは)本当にすごい奴だ。素晴らしい人生をみんなと共有できることに本当に感謝している。コーチは1Rの後、俺に怒っていたけど、俺はこういう試合が大好きで、自分をコントロールするのが難しいくらいだ。チャンピオンは前に進む。俺はそれを証明した。最高の気分だ」と話した。
ショーン・オマリー、ソン・ヤドンに判定勝ちし連敗脱出
第10試合 コーメインイベント バンタム級 5分3R
○ショーン・オマリー(3位、元王者)
×ソン・ヤドン(5位)
判定3-0 (29-29/29-29/29-29)
オマリーは31歳。22年10月に元王者のピョートル・ヤンに判定2-1で勝利すると、23年8月、アルジャメイン・スターリングの4度目の防衛戦の挑戦者に抜擢され、2R TKO勝ちしベルトを獲得した。24年3月にはキャリア唯一の黒星を喫した相手・マルロン・ヴェラに判定勝ちし初防衛に成功したが、9月にメラブ・ドバリシビリに判定負けして王座陥落。昨年6月、ドバリシビリとの再戦でも3Rノースサウスチョークで一本負けした。
ヤドンは28歳。15年に日本の巌流島に出場したことがあり、中国のWLF等で試合を重ねた後、17年からUFCに上がり、15戦11勝3敗1分。24年3月、ピョートル・ヤンに判定負けしたが、昨年2月にヘンリー・セフードに負傷判定勝ちしている。
1R、スタンドの打撃戦が続き、前に出るヤドンに対し、長身のオマリーがジャブ、前蹴り、関節蹴りを当てつつ距離を取る構図が続く。ヤドンも右ローを当てるが、深入りはしない様子だ。オマリーはバックスピンキックを当て、手数ではやや上だが、お互い攻撃が少ない状態が続く。残り1分を切り、ヤドンはタックル一発でテイクダウンに成功し、トップで押さえるが、オマリーは下からしがみついて追撃を封じて終える。記者採点はオマリーだが割れても不思議ではない接戦だ。ジャッジ3者もオマリーを支持する。
2R、スタンドで見合う状況が続いた後、ヤドンは中盤、タックルを仕掛け、倒せないが金網際で背後からしがみつき、腿にコツコツと膝を当てつつコントロールする。終盤、ヤドンはテイクダウンに成功しトップキープする。ヤドンが体を起こすと、オマリーはオモプラッタを狙い、ヤドンが対処しスタンドに戻す。立ってすぐ、ヤドンは左フックを当てて印象を作る。ヤドンは左ジャブもヒット。オマリーは蹴りを出すものの、かわされる場面も多く、攻めあぐねている感は否めない。記者採点はヤドン。
3R、ヤドンが変わらずプレッシャーをかけ、パンチを振う。オマリーはスイッチを織り交ぜつつステップで距離を取り、左右のミドルを当てる。さらに左ジャブも随所で当てていると、ヤドンは鼻血を出すように。オマリーは顔面への右膝蹴りも当てる。ヤドンはタックルを繰り返すが、勢いが落ち、オマリーに切られ続ける。記者採点は僅差だがオマリー。合計29-28でオマリー。ジャッジ3者もオマリーを同じ採点で支持し、オマリーが判定勝ちした。試合後、オマリーは12月にドバリシビリに勝って王者となったピョートル・ヤンとの再戦を希望した。
第9試合 ヘビー級 5分3R
○ワルド・コルテス・アコスタ(5位)
×デリック・ルイス(8位)
2R 3’14” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第8試合 女子フライ級 5分3R
○ナタリア・シウバ(2位)
×ローズ・ナマユナス(6位、元ストロー級王者)
判定3-0 (29–28/29–28/29–28)
第7試合 フェザー級 5分3R
×アーノルド・アレン(6位)
○ジーン・シウバ(10位)
判定0-3 (27-30/28-29/28-29)
第6試合 バンタム級 5分3R
○ウマル・ヌルマゴメドフ(2位)
×デイヴソン・フィゲイレード(6位、元フライ級王者)
判定3-0 (30–27/30–27/30–27)
※フィゲイレードが計量2.5ポンドオーバー。対戦相手にファイトマネーの25%を譲渡
第5試合 ミドル級 5分3R
○アテバ・グーティエ
×アンドレイ・プリャエフ
判定3-0 (30–27/29–28/29–28)
第4試合 ライトヘビー級 5分3R
○ニキータ・クリロフ(13位)
×モデスタス・ブカウスカス
3R 4’57” KO
第3試合 フライ級 5分3R
○アレックス・ペレス(11位)
×チャールズ・ジョンソン(13位)
1R 3’16” TKO
※ペレスが計量2.5ポンドオーバー。対戦相手にファイトマネーの25%を譲渡
第2試合 ヘビー級 5分3R
○ジョシュ・ホキット
×デンゼル・フリーマン
1R 4’59” TKO
第1試合 ウェルター級 5分3R
×アダム・フューギット
○タイ・ミラー
1R 4’59” TKO


