修斗 7.21 後楽園ホール(レポ):住村竜市朗、ソーキに判定勝ちし修斗世界ウェルター級暫定王者に。パク・ボヒョン、緊急出場の宝珠山桃花を4Rで粉砕し女子ストロー級暫定王者に

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プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.6
2025年7月21日(月/祝)東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
住村竜市朗、ソーキに判定勝ちし修斗世界ウェルター級暫定王者に
第9試合 メインイベント 修斗世界ウェルター級暫定王者決定戦 5分5R
×ソーキ(NASCER DO SOL/世界2位、元環太平洋王者)
○住村竜市朗(TEAM ONE/世界3位、元DEEP&パンクラス同級王者)
判定0-3 (鍋久保46-48/橋本46-48/福田45-49)
※住村が暫定王者に
ブラジルのエルナニ・ペルペトゥオが正規王者に君臨するウェルター級では、5月18日のニューピアホール大会で、世界1位の墨吉涼太と3位の住村竜市朗の間で暫定王者決定戦が行われる予定だった。だが墨吉が右膝前十字靭帯損傷により欠場し中止となる。同大会では住村は皇治、矢地祐介と共にエキシビションマッチを行った。その後、7.21 後楽園大会での住村とソーキによる暫定王者決定戦が発表された。
住村は39歳。17年にDEEPで、23年にパンクラスでウェルター級王座を獲得。昨年9月、デビュー当時以来14年ぶりに修斗に帰還し、西條英成に判定勝ちすると、王座戦を希望していた。
ソーキも39歳。22年5月、田村ヒビキにKO負けし、環太平洋ウェルター級王座から陥落。23年12月に墨吉に判定負けし、昨年11月の第7代環太平洋ウェルター級王者決定戦でも墨吉に1R KO負けし、2連敗中だ。
1R、サウスポーのソーキに対し、住村は右ミドル、ハイ、ストレートを随所でヒットする。終盤、ソーキが住村のミドルをつかんで倒すが、すぐに住村はスタンドに戻す。同じパターンから、住村は上を取り返して金網際で押さえ、パウンドを当てて終える。記者採点は住村。
2R、住村が右ストレート、ミドルを当て、金網に押し込むが、膝蹴りがローブローとなり一時中断する。再開後、住村の右ミドルがまたもローブローとなり、再び中断する。住村はローブローが続いたため、片岡レフェリーから減点1が科される。ソーキは住村の蹴り足をつかんで倒すが、すぐに住村は立つ。住村が押し込む展開が繰り返され、最後は住村がオンブになったところで終わる。記者採点は住村。減点があるため9-9に。
3R、住村が右ミドル、ストレートを当て、打撃戦でやや優位に進める。中盤には住村が首相撲で捕まえ膝を当てる場面が増える。終盤、住村が右の三日月蹴りを当てる。ソーキは痛がり、片岡レフェリーはローブローと判断し一時中断する。最後、ソーキが上になるが、すぐに住村が返して上になって終わる。記者採点は住村。
4R、住村が繰り返しソーキを金網に押し込み、膝を随所で当て、主導権を維持する。ソーキだけでなく住村も疲れが溜まってきた様子で、お互い攻撃が減る。最後、住村がテイクダウンを奪って押さえて終える。記者採点は住村。ジャッジは割れ、1者が住村、2者がソーキにつける。
5R、お互い攻めあぐねるものの、住村が前に出る状況が続く。終盤、住村の右のパンチのヒットがじわじわ増え、右の三日月蹴りも当て追い詰める。だがソーキは耐えて終了する。記者採点は住村。合計45-49で住村。ジャッジ3者とも住村を支持し、住村が判定勝ちし、修斗世界ウェルター級暫定王座を獲得した。
ベルトを巻いた住村は「しょうもない試合してすみません。ソーキ選手、気持ち強かったです。(大会主催のサステインの)坂本(一弘)社長、今年中に正規のチャンピオンとやらせてください」とアピールした。最後はセコンドの皇治、青木真也、松嶋こよみと共に記念撮影した。
パク・ボヒョン、緊急出場の宝珠山桃花を4Rで粉砕し女子ストロー級暫定王者に
第8試合 修斗世界女子ストロー級暫定王者決定戦 5分5R
○パク・ボヒョン[Park Bohyun](韓国/mob/世界1位)※ウエストジムから所属変更
×宝珠山[ほうしゅやま]桃花(赤崎道場A-SPIRIT/2位)
4R 1’38” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※パクが暫定王者に
修斗世界女子ストロー級戦線は、藤野恵実が昨年5月、杉本恵との初代王者決定戦で3R TKO勝ちし王者となる。9月のパンクラスで藤野はパンクラス同級王座奪還を目指し、王者のソルトに挑戦したが判定負けした。
ボヒョンは昨年8月のCOLORSで1階級下のスーパーアトム級王者・渡辺彩香を打撃で圧倒して判定勝ち。今年3月、ソルトに判定勝ちすると、藤野の王座挑戦を希望し、藤野も承諾し、7月大会で王座戦が組まれた。
ところが藤野は練習中の怪我で右眼眼内レンズ脱臼と診断され、緊急手術が必要となり欠場する。藤野に代わって世界2位の宝珠山桃花が緊急出場し、パク・ボヒョンと暫定王者決定戦を行うことになった。
宝珠山は23年から24年のインフィニティリーグの終盤戦では藤野、杉本といった上位勢に連敗したが、昨年5月、地元福岡大会で吉成はるかに判定勝ち。昨年8月の高本千代戦は2Rドロー。6月14日のCOLORS新宿大会ではAACCの2戦目の17歳・高田暖妃に判定勝ちした。7.21 後楽園での藤野とボヒョンの王座戦を福岡から上京して生観戦する予定だったが、急きょボヒョンと試合をする立場となった。
なお、開会式後、藤野がケージに登場し、欠場を謝罪し「また必ずここで試合をしたいです」と話した。
1R、ボヒョンがパンチの攻防で的確に左右のパンチを当て、やや優位に進める。金網際での組んでの展開で、お互い膝を当てるが、テイクダウンにつながらず、福田レフェリーはブレイクを繰り返す。記者採点はボヒョン。
2R、ボヒョンがまたもパンチを当てると、宝珠山のタックルを切る。だが宝珠山の立ち際、ボヒョンが片膝立ちの宝珠山の顔面に膝蹴りを当てる反則を犯し、減点1が科される。再開後、宝珠山は片足タックルから押し込んで倒し、金網際でハーフで押さえるが、ボヒョンは脱出する。ボヒョンは左ジャブをヒット。宝珠山のタックルをボヒョンは切ると、潰して上になる。ボヒョンはマウントからパウンドと肘を当て続けて、フィニッシュ寸前まで追い詰める。記者採点はボヒョン。減点があるため9-9に。ジャッジは内田龍介氏が9-9としたが、鍋久保雄太氏、橋本貴氏は9-8とする。
3R、ボヒョンがパンチを当て続け、宝珠山は鼻と口からの出血が激しくなり、苦しい状態が続く。終盤、ボヒョンが上になるが、宝珠山は下からアームバーを仕掛けてリバースする。だがボヒョンは下から足を登らせたり、鉄槌を当て、宝珠山に攻めさせない。記者採点はボヒョン。このラウンドもジャッジは内田氏が10-9とし、鍋久保氏、橋本氏は10-8とする。
4R、開始直後、宝珠山の両方の頬、口・鼻のドクターチェックが入るが再開する。流れは変わらず、ボヒョンが宝珠山のタックルを切り、パンチを当て続ける。最後は宝珠山のタックルを切り、ボヒョンがパウンドを当て続けたところで、福田レフェリーがストップした。
シモンスズキ、安芸柊斗に1R一本勝ちし関口祐冬に王座戦要求
第7試合 フライ級 5分3R
×安芸柊斗(MMA Zジム/世界6位)
○シモンスズキ(和術慧舟會HEARTS/世界9位、2024年同級新人王)
1R 4’16” 裸絞め
安芸は1月の後楽園大会での関口祐冬とのフライ級暫定王座決定戦で敗れて以来の試合。シモンは昨年新人王で3連勝中の新鋭だ。
1R、スタンドのパンチの打ち合いで、安芸がサウスポーのシモンに対し、右フックを当て、2度フラつかせて、やや優位に進める。だがシモンも左フックをお返しし、完全に安芸に流れを作らせない。すると中盤過ぎ、シモンは片足タックルを仕掛けてテイクダウンを奪うと、すぐさまバックを奪うと、裸絞めを極めタップを奪った。
安芸もシモンも、2戦連続での裸絞めでのフィニッシュ決着で、安芸は2連敗、シモンは4連勝、2連続一本勝ちに。マイクを持ったシモンは「べルト欲しいんで、関口君、今日来てるんじゃないの。俺とやるオファー待ってるよ」とアピールした。
第6試合 ライト級 5分3R
×西尾真輔(シューティング宇留野道場/世界5位)
○シヴァエフ(リバーサルジム新宿Me,We/世界8位、2024年同級新人王)※有永道場TeamResolveから所族変更
2R 5’00” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
西尾は1月の後楽園で環太平洋王者のエフェヴィガ雄志に挑む予定だったが、計量前に緊急搬送され不戦敗となっており、今回が再起戦。昨年新人王のシヴァエフは山口から上京し名門Me,Weに移籍しての初戦だ。
1R、開始すぐ、シヴァエフがタックルを仕掛けるが、西尾は切ると、がぶった状態からダースチョークを狙い続ける。スタンドに戻ってからも西尾が左フックを当てるなど、やや優位に進める。記者採点は西尾。
2R、シヴァエフがタックルを仕掛け、今度はバックを取りかけるが、西尾は許さず、体をひねって上になる。スタンドに戻ると、パンチの打ち合いが続くが、西尾はガードが甘くなりがちで、シヴァエフが左右のフックを効かせ、西尾を下がらせる。シヴァエフはパンチ、膝蹴りで攻め続ける。シヴァエフは途中疲れが見え、攻めあぐねる場面もあったが、最後、残りの力を振り絞って前に出て、左右のストレートを立て続けにヒット。金網際に倒れた西尾に、シヴァエフがパウンドを連打したところで、レフェリーがストップした。
第5試合 バンタム級 5分3R
×青柳洸志(修斗ジム神戸/世界9位)
○中野剛貴(KRAYZY BEE/NAUGHTY HOUSE)
2R 4’43” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
青柳は大阪大会を主戦場とし、エダ塾長こうすけ、藤川智史、奇天烈、西村大地相手に4連勝中で、今回キャリア10年目で後楽園ホール大会に初登場した。中野は3月の後楽園大会で松下祐介から度々ダウンを奪い判定勝ちしている。
1R、中野がサウスポーからの左ストレートでダウンを奪い、上になって追撃を狙うが、青柳は防御してスタンドに戻す。スタンドの攻防の後、今度は青柳がタックルからテイクダウンに成功し上で押さえる。立たれても青柳はすぐ抱えて倒してまたも上になる。終盤、青柳はトップキープするが、その先に持ち込めず終わる。記者採点はダウンを奪った中野だが、押さえ込む時間が長かった青柳につく可能性も十分ある。ジャッジは割れ、1者が青柳、2者が中野につける。
2R、序盤こそ青柳がまたもタックルで倒して上になるが、中野はその先を許さずスタンドに戻す。中野は青柳のタックルを切ると、サウスポーからのパンチ、左膝、ミドルのヒットをじわじわと増やす。すると中野が青柳を金網際に詰めてパンチを連打してダウンを奪うと、最後はパウンドを当て続けたところで、レフェリーがストップした。
ストロー級リーグ、黒部和沙は判定勝ちで勝ち点8に
第4試合 インフィニティリーグ2025 ストロー級 5分2R
○黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA/世界8位/勝ち点5→8)
×マッチョ・ザ・バタフライ(コブラ会/世界4位/初戦)
判定3-0 (松村20-18/片岡20-18/橋本20-18)
5月から開幕したインフィニティリーグ。黒部は友利琉偉に1R一本勝ち。当初の規定では、計量オーバーした相手との試合だと、どのような結果でも2点しか入らなかったが、ファンや関係者からの意見を受け、規定が改善され、通常の1R勝利と同じ勝ち点5が授与された。
1R、黒部がスタンドの展開で時折パンチを当て、やや優位に進める。中盤、黒部がテイクダウンを奪うと、すぐにバックマウントを取り、そのままキープし、執拗に裸絞めを狙う。最後は腕十字に切り替えるが、極まらず終わる。記者採点は黒部。
2R、金網際で上下が目まぐるしく入れ替わる、スクランブル状態が続くが、中盤過ぎ、黒部が上になると、パスガードしてマウントを奪い、肩固めを仕掛ける。極まらないと黒部は解除してバックマウントを取り、またも裸絞めを執拗に狙う。最後までバックから狙い続け、最後はツイスターになりかけたところで終わる。記者採点は黒部。合計20-18で黒部。ジャッジ3者も黒部を支持し黒部は判定勝ちした。リーグ戦の勝ち点は3点増え、合計8点となり、首位の座をキープしている。
第3試合 インフィニティリーグ2025 ストロー級 5分2R
×田口恵大(RISING SUN/勝ち点0)
○友利琉偉(パラエストラ小岩/勝ち点0→2)
1R 2’17” 反則失格
1R、スタンドで見合った後、友利が右ストレートを立て続けに当て、田口を下がらせ、上からパウンドを当て追い詰める。金網際での組んだ攻防で、田口の膝蹴りがローブローとなり、友利のダメージが大きく一時中断する。結局、友利はうずくまったまま回復せず、ドクターストップがかかった。田口は反則失格扱いとなり、友利は1Rフィニッシュ勝利相当の勝ち点5を獲得した。
(追記:大会2カ月後の9月28日、主催のサステインは「規定ラウンドに達さずに試合が終了したこともあり、トーナメントルールにあります『何らかの理由によって試合が行えなかった場合には相手選手に2点が与えられる』に相当すると考え、友利選手の勝ち点を5から2に変更することと致します」と訂正している)
女子スーパーアトム級リーグ、村上彩が2R一本勝ち。erikaはドロー
第2試合 インフィニティリーグ2025 女子スーパーアトム級(50kg) 5分2R
△erika(THE BLACKBELT JAPAN/元RISE QUEENミニフライ級(49kg)王者、元ミネルヴァ・アトム級(46.26kg)王者/勝ち点2→3)
△嶋屋 澪(SISU MMA&BJJ/初戦→勝ち点1)
判定1-0 (福田20-18/橋本19-19/鍋久保19-19)
erikaはキックボクシングのRISEの元王者で、昨年12月の修斗でのMMAプロデビュー戦で吉成はるかに判定勝ち。5月のリーグ戦初戦では村上彩の寝技をしのぎ判定勝ちしている。
1R、両者サウスポーで構え、erikaが左ローを当てていたが、嶋屋がerikaの左ローのタイミングで左ストレートを当ててダウンを奪う。erikaはすぐ立つが、またも嶋屋が左ストレートを当てて倒す。立ったerikaは首相撲で捕まえ膝を当て続ける。ブレイクがかかってもerikaは首相撲からの左膝の攻撃を繰り返すが、嶋屋は耐え、erikaはその先に持ち込めないまま終わる。嶋屋は終盤には左ハイも当てる。記者採点は嶋屋。
2R、erikaはしつこく首相撲で捕まえて膝を当て続ける。すると終盤、erikaは立ったまま背後に回りこみ、オンブになり、そのままグラウンドに引き込み、バックマウントから裸絞めを仕掛ける。結局、完璧に絞め上げるまでには至らず終了する。記者採点はerika。合計19-19でイーブン。ジャッジ1者が意外にもerikaにつけたが、2者は順当にイーブンとし、ドローとなった。
第1試合 インフィニティリーグ2025 女子スーパーアトム級 5分2R
○村上 彩(修斗GYM東京/元DEEP JEWELSミクロ級(44kg)王者/勝ち点0→4)
×片山智絵(修斗GYM大阪/初戦)
2R 4’49” 腕ひしぎ十字固め
1R、金網際の押し合いの後、村上がテイクダウンを奪いトップキープする。片山も足を登らせるなど抵抗し、村上はその先に持ち込めなかったものの、スタンドに戻った後、再びテイクダウンを奪う。村上は上からパウンド、肘を随所で当て、攻勢を印象付ける。記者採点は村上。
2R、村上がテイクダウンを繰り返し、マウントを奪ったり、上からパウンドを当てたりと、優位に進める。だが片山もその都度、リバースしたり、スタンドに戻してパンチの打ち合いを繰り広げる等して、場内を沸かせる。だが残り30秒を切り、村上は片山の左ミドルをつかんで倒すと、立った状態からトップで押さえこまず、横に回って、すぐ腕を取りに行き、素早く腕十字を極める。片山はしばらく耐えたがタップし、村上が2R一本勝ちで勝ち点4を獲得した。
オープニングファイト 2025年度新人王決定トーナメント2回戦 バンタム級 5分2R
×御前昴史(パラエストラ小岩)
○福元大貴(リバーサルジム立川ALPHA)
1R 3’42” KO (右ストレート)

























