修斗 5.16(昼)ニューピアホール(レポ):中池武寛、緊急メインで1R KO勝ち。黒部和沙、1R勝利も相手の計量オーバーでリーグ勝ち点は2のみ|試合中止の住村竜市朗、7.21 後楽園でソーキと世界ウェルター級暫定王者決定戦
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プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.3
2025年5月18日(日)東京・ニューピアホール
レポート&写真:井原芳徳
ウェルター級 5分3R
―岩﨑大河(大道塾/パラエストラ東京/Naughty House/ミドル級世界1位)
―アレクシス・カンポス[Alexis Campos](ベネズエラ/マスタージャパン・ベネズエラ)
中止 (岩﨑の計量3.7kgオーバー) [関連記事]
中池武寛が緊急メインで1R KO勝ち
第6試合 メインイベント フライ級 5分3R
○中池武寛(パラエストラ小岩)
×岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)
1R 1’51” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
世界ウェルター級暫定王者決定戦、岩﨑大河の試合が相次いで中止となり、急きょ、中池と岡田のルーキー対決がメインイベントに格上げとなった。中池は修斗7戦6勝1敗の18歳、岡田は修斗4戦4勝の23歳。両選手とも3Rは今回が初だ。
1R、中池がプレッシャーをかけ、開始すぐからタックルを仕掛ける。テイクダウンは奪えなかったが、離れると中池がパンチを振い続け、左ストレートをクリーンヒットしてダウンを奪う。中池の足にしがみつく岡田に、中池がパウンドを当て続けたところで、片岡レフェリーがストップした。
マイクを持った中池は「KOできてうれしいです。次回、すぐやりたいんですけど、強い相手当ててもらったらいつでもやるんで」とアピールした。
試合中止の住村竜市朗、7.21 後楽園でソーキと世界ウェルター級暫定王者決定戦
能登半島復興支援チャリティー スペシャルエキシビションマッチ
住村竜市朗(TEAM ONE/修斗ウェルター級世界3位、元DEEP&パンクラス同級王者)
皇治(TEAM ONE/元ISKA K-1ルール世界ライト級(61kg)&HEATキック・ライト級(60kg)王者)、矢地祐介(フリー/元修斗環太平洋&PXCフェザー級王者)
墨吉涼太(世界1位)が右膝前十字靭帯損傷のため欠場し、住村との世界ウェルター級暫定王者決定戦が中止となったことから、住村と同門の皇治、練習仲間の矢地によるチャリティエキシが行われた。
住村と矢地が2Rエキシをした後、皇治が登場したが、皇治が裸絞めを狙ったところで、矢地が住村側に寝返り、皇治に裸絞めを仕掛けタップを奪い、ファンを楽しませた。
なお、エキシの後、7月21日の後楽園ホール大会で、住村の暫定王座決定戦を改めてマッチメイクすると、大会主催のサステインの坂本一弘代表が発表した。皇治が「正規王者(=エルナニ・ペルペトゥオ)はよ呼んでください」と話すと、坂本代表は「冬に呼びましょう」と約束した。その後、ソーキの暫定王座戦の相手は世界2位のソーキになることが発表された。
ソーキはビデオメッセージを寄せ「7月21日、元気いっぱいの住村さんにお願いできるのを楽しみにしています」等と話した。住村は「日本人誰もやっていない、3団体のメジャー団体を制覇する夢があるので、しっかり今年、その夢かなえたいと思います」と話した。
渡部修斗の妻・青野ひかるが参戦表明
チャリティエキシの前の告知タイムには、これまでDEEP JEWELSを主戦場にしてきた、青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)が登場した。青野は「これから修斗に参戦させていただきます。私の夫は渡部修斗で、その父(=優一)は修斗初代ウェルター級王者で、私自身もアマ時代は修斗で戦ってきました。私には修斗の遺伝子が流れています。修斗のアトム級のチャンピオンベルトを家族の元に持ち帰れるように頑張ります」と話した。初戦の時期や相手は未定。
黒部和沙、1R勝利も対戦相手の計量オーバーでリーグ勝ち点は2のみ
第5試合 52.6kg契約 5分2R
○黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA/世界8位)
×友利琉偉(パラエストラ小岩)
1R 4’24” KO (レフェリーストップ:グラウンド肘打ち)
※友利が計量でストロー級の52.2kリミットを0.4kgオーバー。友利は各ラウンド減点1。勝敗内容関係なく黒部がインフィニティリーグ2025ストロー級の勝ち点2を獲得。
今大会から5選手参加の「インフィニティリーグ2025ストロー級」が開幕し、来年1月まで行われる。これまでは1R一本or KO勝利で4点だったが、今年からは5点で、2Rフィニッシュも3点から4点に増える。判定勝ちもこれまで2点だったが、3-0は3点、2-0または2-1は2点となる。(引き分けはこれまで同様、両選手に1点が加点)
試合は格上の黒部の完勝に。1R、黒部は開始すぐ、バックスピンキックを当て、右カーフを連打し、友利をひるませる。黒部はタックルで倒し、金網際で上から押さえ、随所でパウンドを当てる。終盤、黒部はマウントを奪い、左肘を当て続けたところで、片岡レフェリーがストップした。
試合後、北森代紀リングアナから勝ち点2と説明されると、黒部は「5ポイント入ると思ってたんですけど、2ポイントみたいですみません」と戸惑いながら話しつつ「実力の差は見せられたと思います。友利選手も計量オーバーしていても、高校生なんでまだこれからです。気合入っていて良かったです。一緒にインフィニティリーグを盛り上げられたらと思います」と、友利を称えた。ABEMAの生中継の解説を務めた朴光哲氏も「計量オーバーしなかったほうが勝ったらポイントがそのまま入るみたいにしたほうがいいですよね」と話しており、計量クリアした選手が報われる改善はすべきだろう。
第4試合 インフィニティリーグ2025ストロー級 5分2R
○旭那 拳(THE BLACKBELT JAPAN/世界6位)
×田口恵大(RISING SUN)
2R 3’31” 裸絞め
旭那は修斗15戦9勝6敗、田口は修斗2戦1勝1敗。1R、経験と実績で勝る旭那が序盤からテイクダウンを奪うと、中盤過ぎにパスガードに成功し、サイドで押さえる。終盤、旭那が金網際でコントロールを続け、腕十字を仕掛ける。これは間一髪で田口が逃げ、最後は上からパウンドを落として終える。記者採点は旭那。
2R、田口が右ストレートを当て、ひるんだ旭那はタックルをすぐ仕掛けて難を逃れ、バックマウントを奪う。田口は右まぶたを腫らしつつも、足4の字ロックで捕獲し、おたつロックも駆使し、最後は裸絞めで絞め落とし、リーグ戦4点を獲得した。
旭那は「しっかりここ勝って、またトップ戦線に必ず戻るので、注目お願いします」とアピールした。
第3試合 ストロー級 5分2R
×牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)
○友利幸汰(パラエストラ小岩)
判定0-3 (内田18-20/豊島18-20/鍋久保17-20)
第2試合 2025年度新人王決定トーナメント バンタム級一回戦 5分2R
○瀬戸口怜久[れく](パラエストラ小岩)
×塚本竜馬(ROOTS)
2R 1’26” KO (レフェリーストップ:ボディへの左膝蹴り→グラウンドパンチ)
第1試合 フライ級 5分2R
○恐山陸奥太郎(TEAM SALT)
×輝龍(ROOTS)
判定2-0 (田澤20-18/豊島20-18/内田19-19)