KNOCK OUT 12.11 後楽園ホール:Road to 代々木の4階級王座決定戦に高校生の乙津陸&久井大夢出場。津崎善郎×クンタップのアラフォー対決も。小笠原瑛作&鈴木宙樹も出場決定
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KNOCK OUT 2022 vol.8(12月11日(日)後楽園ホール)の7カードと、小笠原瑛作、鈴木宙樹の出場が、10月27日の東京での記者会見で発表された。
9月大会でTAKERUをKOしKNOCK OUT-REDフェザー級王者となり、KNOCK OUT 2階級制覇を果たした瑛作は、ウィラサクレック・ウォンパサー氏(ウィラサクレックジム会長)がタイから招へいするタイ人選手とフェザー級5Rで戦う予定で、相手は近日発表される。
鈴木千裕の兄・宙樹は10月のボクシングからキックへの復帰戦で西岡蓮太に敗れ、今回は復帰2戦目で初勝利を目指す。
KNOCK OUTの2022年内の大会は12月11日の今大会がラストで、23年の第1弾は3月5日(日)の国立代々木競技場第二体育館大会となる。宮田充プロデューサー体制での最大のイベントを前に、今回は王座決定戦4試合が並び、チャンピオンベルトが事実上の代々木大会への切符となりそうだ。
第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級(52kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
乙津 陸[おつ りく](クロスポイント大泉)
心直[しんた](REON Fighting Sports Gym/シュートボクシング日本バンタム級(52.5kg)1位)
乙津は6戦6勝(3KO)の高校3年生・18歳。8月の新宿フェイス大会での谷津晴之戦では終了間際のラッシュでTKO勝ちし、10月の後楽園大会では、タフな酒井柚樹との激闘を、多様な攻撃と手数差で制し判定勝ちし、素質の高さを印象付けている。
心直は昨年9月の初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメントの一回戦で濱田巧に1R KO負け。今年4月のシュートボクシングでは山田虎矢太と55kgで戦い1R KO負けしているが、今回は52kgの適性体重での戦いとなる。
心直は新鋭の乙津について「無敗は無敵じゃないと思います。チャンピオンクラスとやっていないですし、僕とやるのはまだ早いと思います」と語り「僕は3連敗中で、減量もキツいと思いますけど、REDらしく赤いもの(=血)を見せて勝ってやろうと思います」と意気込みを語った。心直の話を聞いた乙津は「負け続きの奴が何か言っているんで、俺が無敵っていうのを証明します」と言い返した。
初代KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級(60kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
新田[あらた]宗一朗(クロスポイント吉祥寺/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)
久井大夢[たいむ](TEAM TAIMU)
新田は4月に櫻井健を破りINNOVATIONスーパーフェザー級王座を獲得。7月のRIZIN沖縄大会で大雅に判定負け。10月のKNOCK OUTではカミ シロに苦戦するも延長判定勝ちした。
久井は2戦2勝(2KO)の高校2年生・17歳、KNOCK OUTのアマチュアの3階級で優勝し、4月の後楽園でプロデビューし山崎尚英を2R KO。9月大会では向井貫太に3R TKO勝ちすると「ベルトを作って欲しいです」とマイクアピールし、3戦目で早くも王座挑戦のチャンスを得た。肘有り5Rは今回初挑戦となる。
新田は「勝って当たり前の試合で、インパクトのある試合をします」、久井は「アマチュアの時からチャンピオンになるのは当然と考えていたので、タイトルという意識はあんまりなくて、今回も取るだけです」と意気込みを語った。
第2代KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級(70kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM/元WMC世界・WMAF・M-1スーパーウェルター級王者)
津崎は37歳、クンタップは42歳のベテラン対決。津崎は7月の後楽園でNJKFスーパーウェルター級王者でvic.YOSHIに右フックでダウンを奪われ判定負けしたが、今回ベルト挑戦のチャンスを得た。
クンタップはウィラサクレック時代の20代には全日本キック、M-1ムエタイチャレンジを主戦場に活躍。津崎の師匠の石毛慎也とも09年のM-1スーパーウェルター級王座防衛戦で戦い引き分け防衛を果たしている。近年は巌流島に上がりで、菊野克紀、西浦ウィッキー聡生、伊藤澄哉とも戦った。10月のKNOCK OUTでは中島弘貴の攻撃を封じつつ膝、ミドルを駆使し僅差の判定勝ち。今回は肘有り5Rとなるため、クンタップの老獪さがより活きる試合となるだろう。
津崎は「王座決定戦は2度経験し、3度目の正直じゃないですけど、のどから手が出るほどベルトが欲しいです。残りの期間、クンタップ選手のことだけ考えて、当日は臨みたいです」と話し、クンタップは日本語で「ベルトを取ります。頑張ります」と意気込みを語った。
初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
11.19 後楽園大会 響波(Y’s glow/元KNOCK OUT-REDバンタム級(53.5kg)王者)vs. 古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)の勝者
工藤は4月の1年ぶりの復帰戦で加藤和也をKOし、7月大会では炎出丸に判定勝ち。10月大会ではダイナマイト柿崎を2R右のオーバーハンドフックでKOし、復帰後3連勝とすると「ダメージは無いんで、12月11日、タイトルマッチやりたいです」とアピールし、要望が通った。相手は上記のとおり響波×古木の勝者となるが、わずか3週間の試合間隔のため、選手の体調次第では延期となる可能性もあるとのことだ。工藤は「26歳でデビューして9年経って、ベルトまで時間がかかったんですけど、あきらめなければ必ず夢はかなえられると証明します。僕が絶対にベルトを取ります」と意気込みを語った。
BLACK ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)
庄司啓馬(TEAM TEPPEN)
大谷は4月のRIZIN TRIGGERでRIZINに初参戦し力也に1R TKO勝ち。7月のKNOCK OUTではRIZINでブレイクした梅野源治の肘有りルールの相手に抜てきされるも、3R終了間際に右肘で切られTKO負けした。今回は肘無しのBLACKでの戦いだが、梅野との激闘の経験が活きるだろう。庄司は8月の新宿大会でカミ シロに判定負けしたが、9月の後楽園では般若HASHIMOTOに判定勝ちしている。
大谷は「気持ちのぶつかり合いになる前に終わらせます」、庄司は「同じ“しょうじ”仲間という印象です。何がなんでも勝ちに行きます」とコメントした。
RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
大野貴志(士道館新座ジム/元WMC日本&Bigbangスーパーバンタム級王者、元MA日本バンタム級王者)
古村 光(FURUMURA-GYM)
大野は過去にDyki、村越優汰、小笠原瑛作、良星、江幡塁に敗れているが、約55kg戦線で3本のベルトを取り、上位勢の好敵手として活躍してきた32歳。9月のKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメントで壱・センチャイジムに判定負けしたが、3年ぶりの試合とは思えない動きを見せ、国内上位集団への復帰の可能性を感じさせた。
古村は約1年ぶりのKNOCK OUTで、最近は地元九州や愛知のホーストカップといった地方での試合が続き、昨年12月には5R判定負けに終わったもののタイで活躍する強豪・福田海斗との試合も経験した。
大野は「負けた選手があれこれ言ってもしょうがないんで、次、ちゃんと勝って、3月(の代々木)に出してもらえるような熱い試合をします」と話した。佐賀在住の古村は会見を欠席している。
BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
小倉尚也(スクランブル渋谷)
加藤和也(ドージョーシャカリキ)
小倉は近年Krushを主戦場としているが、元々はKNOCK OUTの前身のREBELSとも並行参戦していた。現在、元K-1プロデューサーで現KNOCK OUTプロデューサーの宮田充氏がクロスポイント&スクランブル勢の選手の試合の交渉窓口を務めており、K-1 JAPAN GROUPも了承の元、今回KNOCK OUTに上がることになった。Krushで内田晶、晃貴、岩尾力相手に3連敗中で、再浮上のきっかけをつかみたいところ。対する加藤は4月のKNOCK OUTで工藤“red”玲央にKO負けしている。
小倉は「最近結果が出ていなかったので、新しい刺激をもらうのはうれしいです。KNOCK OUTの選手にも刺激になると思うので、いい試合をします。しばらく(Krushルールでは)首相撲が無かったですが、実は得意なので、組んで来たら痛い目に合わせます」、加藤は「3月の代々木につながるいい試合をしたいです。伝統派空手のバックボーンを活かした戦いをしたいです」と話した。
また、会見後半には、ぱんちゃん璃奈(フリー/KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王者)が登壇した。ぱんちゃんは4月に左膝前十字じん帯を断裂し、手術を経て現在はリハビリをしており、来年3月の代々木大会での復帰を目指している。足が使えないためボクシングの練習を中心にしていることから、3月の代々木の前の1月あたりに、ボクシング形式のエキシビションマッチを希望。「ボクシング転向は考えていない」としつつ、エキシについては「どの競技の方でも、強い選手、戦ってくださるとうれしいです。私をボコボコにしたい方、連絡ください」とアピールした。
対戦カード
第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級(52kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
乙津 陸[おつ りく](クロスポイント大泉)
心直[しんた](REON Fighting Sports Gym/シュートボクシング日本バンタム級(52.5kg)1位)
初代KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級(60kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
新田[あらた]宗一朗(クロスポイント吉祥寺/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)
久井大夢[たいむ](TEAM TAIMU)
第2代KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級(70kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM/元WMC世界・WMAF・M-1スーパーウェルター級王者)
初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
11.19 後楽園大会 響波(Y’s glow/元KNOCK OUT-REDバンタム級(53.5kg)王者)vs. 古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)の勝者
BLACK ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)
庄司啓馬(TEAM TEPPEN)
RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
大野貴志(士道館新座ジム/元WMC日本&Bigbangスーパーバンタム級王者、元MA日本バンタム級王者)
古村 光(FURUMURA-GYM)
BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
小倉尚也(スクランブル渋谷)
加藤和也(ドージョーシャカリキ)
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無し
出場予定選手
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級王者・元同スーパーバンタム級王者、WPMF世界同級王者、ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)
鈴木宙樹[ひろき](クロスポイント吉祥寺/元REBELS-BLACK -60kg級王者)
概要
大会名 MAROOMS presents KNOCK OUT 2022 vol.8
日時 2022年12月11日(日)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥12,000 S席¥8,000 A席¥6,000 ※当日券500円アップ ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/