THE MATCH 6.19 東京ドーム:海人×野杁正明、日本人中量級トップ対決が決定。笠原友希×中島千博、江幡睦×璃明武、内田雄大×マハムード・サッタリも追加
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那須川天心 vs. 武尊の行われる「THE MATCH 2022」(6月19日(日)東京ドーム)の第3弾対戦カード発表記者会見が5月19日に東京で行われた。前回4月22日の会見ではRISEとK-1のトップ勢による全面対抗戦と呼べるような8試合が発表されたが、今回はK-1勢とRISE以外の非K-1勢の対抗戦を含めた4試合が発表された。これで13試合が決まり、残り3~4試合を予定している。
68.5kg契約 3分3R(延長1R)
海人(TEAM F.O.D/シュートボクシング日本スーパーウェルター級(70kg)1位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 2018 65kgトーナメント優勝)、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1ウェルター級(67.5kg)王者、元同スーパー・ライト級(65kg)王者、元Krushウェルター級王者)
60kg契約 3分3R(延長1R)
笠原友希(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元フェザー級(57.5kg)王者)
中島千博(POWER OF DREAM/Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者、極真会館全日本ウエイト制軽重量級(90kg)2017優勝)
55kg契約 3分3R(延長1R)
江幡 睦[むつき](伊原道場/WKBA世界バンタム級(53.52kg)王者、元新日本フライ級(50.8kg)王者)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
100kg契約 3分3R(延長1R)
内田雄大(フリー/RISEヘビー級1位、元ホーストカップ日本ヘビー級王者)※Team Aertsから所属変更
マハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/ICF/K-1無差別級トーナメント2022優勝、Krushクルーザー級(90kg)王者、M-1世界ヘビー級王者)
昨年12月24日に那須川天心×武尊の正式決定が発表されてから2日後のSBでの試合で勝利した海人は、天心×武尊の大会での野杁戦を希望。野杁も海人との対戦に前向きな姿勢を示し、早い段階から実現濃厚と言われていた一戦だ。両者の実力・実績的にも、大会のセミファイナル相当の好カードといえよう。
海人は20年8月のRIZINでのロクク・ダリ戦以降、緑川創、日菜太、モハン・ドラゴンら相手に11連勝中。野杁も19年8月以降9連勝中。昨年9月のK-1ウェルター級王座決定トーナメントでは、安保瑠輝也らを3連続KOし優勝し、スーパーライト級とのK-1 2階級制覇を達成し、K-1 AWARDS 2021 MVPも受賞した。
4月2日のRISE代々木第1大会で海人が元RISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアをわずか41秒、右フック一撃でKOすれば、翌3日のK-1代々木第1大会で野杁は元Krushウェルター級王者の加藤虎於奈を圧倒の末に2R TKO勝ちし、来るべきTHE MATCHに向けて揃って好調ぶりをアピールしていた。
◆海人 この一戦は僕にとっては通過点で、世界に行くためのスタートラインやと思っています。圧倒的に倒します。野杁選手はK-1の中で一番強い選手ですけど、その相手に必ず勝ちます(68.5kg契約について)体重を相手に合わせるつもりでいたので問題ないです。68.5kgで話が来たので返事しただけです。
◆野杁 お待たせしました。ファン望んでいるカードがやっと発表されてうれしく思います。僕も世界とやっていきたいと思っていて、日本人で相手がいないのは海人選手と同じ立場だと思います。この2人が対戦することで、世界に挑戦する道筋が決まってうれしいです。海人選手は実力があってテクニックがあって倒せる武器を持っていて強い選手ですけど、正直レベルが違うと思うので、レベルの差を見せつけて圧勝します。K-1に圧勝できるほど甘くねえぞと見せたいです。
(いつもより1kg重い68.5kg契約について)海人選手は最近70kgや71kgで試合をしていて、少しでもそっちに合わせるじゃないですけど、僕もずっとウェルターに留まる必要も無いので、僕は何kgでも良かったので、決まった体重でやるだけです。
(ファンからの好勝負の期待について)面白い試合にはならないですね。圧勝劇で終わると思います。
笠原友希は笠原3兄弟の次男で6月3日で21歳になる。戦績23戦21勝(10KO)2敗。20年のRISEで那須川天心にKO負けしたが、以降はSBの5試合含め6連勝中で、3月のRIZIN大阪大会では元氣に1R飛び膝蹴りでKO勝ちしインパクトを残した。
中島は極真会館の日本人トップクラスで活躍後、キックに転向し19年5月のKrushでプロデビュー。キック戦績は8戦6勝(4KO)2敗。昨年10月・今年1月にかけて行われた第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメントで横山朋哉らを破り優勝し初のベルトを巻いた。これまでK-1 WORLD GPシリーズには上がったことがない。
◆笠原 中島選手はテクニックがあって変則的で強い選手ですけど、ここで勝って倒して僕が次のスターになるので僕に注目してください。
◆中島 1月にKrushのチャンピオンにならせていただき、このような素晴らしい大会に選んでいただきありがとうございます。笠原選手は身長が高く好青年で素晴らしい戦い方をしていて、飛び膝蹴りも背が低い僕にとっては恐怖でしかないです。小さい選手がどう攻めるかを見てほしいです。今日出席した野杁選手以外3人はKrushのKruhsチャンピオンなので、Krushのチャンピオンは強いんだぞと見せたいです。
江幡兄弟の兄・睦は約50戦のキャリアのある31歳のベテラン。長年打倒ムエタイ路線を貫き、13~15年に3度ラジャダムナン王座に挑戦したがいずれも判定負け。20年9月のRIZINの良星戦の勝利をきっかけに対日本人・肘無しにも進出したが昨年7月からのRISEの53kgトーナメント一回戦で風音に延長判定負けし、4月のRISE代々木大会で鈴木真彦に判定負けし、苦戦が続いている。
璃明武はK-1アマチュアAクラストーナメントで優勝後、18年にKrushでプロデビューし13戦11勝(4KO) 2敗。昨年8月から10月の第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで優勝し王者に。今年2月のK-1第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントではムエタイベースの一航を初戦で下したが、準決勝では優勝者の金子晃大にKO負けした。
◆江幡睦 キックボクサーとしてこの大会をとても楽しみにしていました。戦うことの無かった団体と戦うことでキックボクシングの発展につながるので楽しみです。K-1の中村プロデューサーは前回の会見で対抗戦は今回きりだと言っていましたが、僕もK-1サイトに圧倒的に勝てば、次回は無いと言えないと思っています。だからこそこの大会が歴史的な大会になると思います。この大会で歴史を変える試合をします。必ず璃明武選手を倒します。璃明武選手はとてもスピードが速くいい選手だと思っています。
◆璃明武 出場するだけじゃ意味がないので、インパクトのある勝ち方をしたいです。相手はキャリアと攻撃力のある選手です。絶対倒しますと言われましたけど、必ず自分がKOします。
内田は伝統派空手をベースとし、近畿大学空手道部時代に全日本学生大会で優勝。15年末のRIZINでMMAデビュー。17年からオランダのピーター・アーツ氏の元でキックを習い、以降はキックの試合が中心に。最近では岡崎章太、森孝太郎、マウンテン RYUGOらをKOしている。
サッタリは21年11月からK-1/Krushに上がり8戦全勝7KO勝ちの快進撃を続けている。4月のK-1代々木大会での無差別級トーナメントでは最軽量の82.5kgながら、K-Jee、京太郎、谷川聖哉を下して優勝し「天心と武尊のイベント出ます」とマイクアピールしていた。
◆内田 今までチーム・アーツでしたが、今回からフリーになりました。試合が決まり、モチベーションが上がって楽しみです。サッタリ選手は凄く目が良くて、冷静に試合する選手という印象です。
◆サッタリ 試合決まった。良かった。(ここまで日本語でここから英語)相手はチャンピオンで強い選手です。ベストを尽くし素晴らしいパフォーマンスを見せます。
大会を全試合生中継するABEMA PPV ONLINE LIVEの概要が発表された。料金は5500円。天心または武尊の各応援チケットは7700円。ABEMAプレミアム会員はいずれも20%引きの4400円と6160円で購入できる。また、発売開始直後に完売したチケットについて、6月上旬に追加席が発売されることも発表されている。(※追記:会見の翌日の20日、21日午前10時よりイープラス、チケットぴあ、ローソンチケットにて追加席を販売すると発表された)
なお、会見冒頭、THE MATCHの実行委員の一人であるRIZINの榊原信行CEOは、5月9日・16日発売の週刊ポストで、RIZIN関係者と暴力団の交際を認める榊原氏の発言が流出したと報じられたことに不満を述べ、「僕の個人的なことで世紀の一戦に水を差し、便乗されてしまうことは残念です。今日集まっているメディアの皆さんには前向きに便乗してほしいです。くたびれた親父の話題で便乗したり、揚げ足を取って話題を取るとかやめましょうよ。そんなのはSNSで個人でやることでいいじゃないですか。大会の縁の下の力持ちとして引き続き頑張る所存です」と話した。
対戦カード
※ルールはキックボクシングルール。肘無し、つかんでからの攻撃は1回。蹴り足をつかんでからの攻撃は天心×武尊のみ有効
メインイベント 58kg契約(試合3時間前62kg) 3分3R(延長1R)
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級(57.15kg)王者、ISKAフリースタイル世界フェザー級(57kg)王者、ISKAオリエンタル世界バンタム級(55kg)王者、元RISE同級王者)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者、元同フェザー級(57.5kg)&スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushフェザー級(58kg)王者)
53kg契約 3分3R(延長1R)
風音(TEAM TEPPEN/RISE -53kgトーナメント2021優勝、RISEスーパーフライ級(53kg)1位)
黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード/ K-1バンタム級(53kg)日本最強決定トーナメント2021優勝)
55kg契約 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級(55kg)王者、元WBCムエタイ日本&ホーストカップ日本同級王者
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
55kg契約 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE -55kgトーナメント2020優勝、RISE -53kgトーナメント2021準優勝、ISKAムエタイ世界バンタム級(53.52kg)王者)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/第3代K-1スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント2022準優勝、元Krushスーパー・バンタム級王者)
55kg契約 3分3R(延長1R)
江幡 睦[むつき](伊原道場/WKBA世界バンタム級(53.52kg)王者、元新日本フライ級(50.8kg)王者)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
60kg契約 3分3R(延長1R)
笠原友希(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元フェザー級(57.5kg)王者)
中島千博(POWER OF DREAM/Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者、極真会館全日本ウエイト制軽重量級(90kg)2017優勝)
62kg契約 3分3R(延長1R)
中村 寛(BK GYM/RISEライト級(63kg)3位、元DEEP☆KICK -60kg王者)
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)
62kg契約 3分3R(延長1R)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEライト級(63kg)10位)
芦澤竜誠(DRAGON FISH/元INNOVATIONフェザー級(57.15kg)王座)
63kg契約 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISEライト級(63kg)1位・元王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1&Krushライト級(62.5kg)王者、元WPMF世界スーパーライト級(63.5kg)王者)
65kg契約 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE -63kgトーナメント2020優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1&Krushスーパー・ライト級(65kg)王者、元Krushライト級王者)
68.5kg契約 3分3R(延長1R)
海人(TEAM F.O.D/シュートボクシング日本スーパーウェルター級(70kg)1位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 2018 65kgトーナメント優勝)、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1ウェルター級(67.5kg)王者、元同スーパー・ライト級(65kg)王者、元Krushウェルター級王者)
71kg契約 3分3R(延長1R)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/元RISEウェルター級(67.5kg)王者、同ミドル級(70kg)2位、元J-NETWORKウェルター級王者)
和島大海(月心会チーム侍/K-1スーパー・ウェルター級(70kg)王者)
100kg契約 3分3R(延長1R)
内田雄大(フリー/RISEヘビー級1位、元ホーストカップ日本ヘビー級王者)※Team Aertsから所属変更
マハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/ICF/K-1無差別級トーナメント2022優勝、Krushクルーザー級(90kg)王者、M-1世界ヘビー級王者)
概要
大会名 THE MATCH 2022
日時 2022年6月19日(日)開場・12:00(予定) 開始・14:00(予定)
会場 東京ドーム
中継 フジテレビ系(当日夜2時間枠。天心×武尊は生中継)、ABEMA PPV ONLINE LIVE(全試合生中継/5500円。天心or武尊応援チケット7700円。ABEMAプレミアム会員は各20%引きの4400円・6160円)
チケット料金 VVIP1列目300万円 VVIP2列目200万円 VVIP3列目100万円 VIP席30万円 SRS席10万円 RS席5万円 SS席3万円 S席25,000円 A席15,000円 ※5月21日(土)10:00よりイープラス、チケットぴあ、ローソンチケットにて追加席を販売
チケット販売 イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、K-1.SHOP、RISEオフィシャルショップ
お問い合わせ K-1公式サイト RISE公式サイト RIZIN公式サイト