KNOCK OUT 8.2 後楽園ホール:WBCムエタイ王座戦 重森陽太「KNOCK OUTのリングでムエタイをやると面白いよというのを見せたい」×REITO BRAVELY「ここで負けたら結局二流止まり」、渡部蕾「ONEにも出てみたい」×谷津晴之「フライ級だけど倒せるのを見せたい」

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KNOCK OUT.66(8月2日(日)後楽園ホール)のWBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦で対戦する重森陽太とREITO BRAVELY、同フライ級タイトルマッチで対戦する渡部蕾と谷津晴之のインタビューがKNOCK OUTプロモーションから届いた。(6月のカード発表会見の記事はこちら)
第6試合 WBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦 3分5R
重森陽太(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺/1位、元KNOCK OUT-RED&WKBA世界ライト級王者、元新日本フェザー級&バンタム級王者)
REITO BRAVELY(BRAVELY GYM/2位、M-1世界同級王者、WMF世界ライト級王者、元M-1 JAPAN同級王者、KOSスーパーフェザー級王者)
両者は21年10月、重森が所属していた新日本キックの大会で対戦し、重森が判定勝ちしている。
重森は31歳。昨年6月、ゴンナパーに3R KO負けしREDライト級の王座から陥落。10月、小林司を3R KOし連敗を4でストップ。12月、ロムイーサンに判定勝ち。2月大会ではREITO BRAVELYとのWBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦を予定していたが、練習中の怪我により右膝靱帯断裂・全治6週間と診断されたため欠場した。5月、ソー・バー・ヘインを3R KOした。
REITOは26歳。昨年7月、2年ぶりにKNOCK OUTに参戦し、エイ・マムリンプートングに3R KO負け。9月、乱牙を3R左ハイでKO。今年2月、重森陽太とのWBCムエタイ日本王座決定戦が中止となり、ロムイーサンとワンマッチを行いドロー。6月7日のKODO大分大会ではトゥアンサップを3R左ストレートでKOしWMF世界ライト級王座を獲得している。
第5試合 WBCムエタイ日本フライ級タイトルマッチ 3分5R
渡部 蕾[らいな](KNOCK OUT クロスポイント大泉/王者)※初防衛戦
谷津[たにつ]晴之(新興ムエタイジム/5位、NJKFフライ級1位)
渡部は18歳。24年プロデビューし、昨年前半はREDルールで藤原将裕、タネ♡ヨシキ、エイル・ルーククロンタンをKO。8月の第5代Krushフライ級王座決定トーナメント一回戦で安尾瑠輝に3R KO負けしプロ初黒星。10月のGOATでの-BLACKルールの試合では片山魁を2R左ストレートでKO。2月のKNOCK OUTでのWBCムエタイ日本フライ級王座決定戦では、ムエタイでの経験で上回るコウシ・ノーナクシンの額を2R左肘打ちで切り裂いてTKO勝ち。5月、ダン・マイ・トゥエイに判定勝ちし、8戦7勝(4KO)1敗とした。
谷津は27戦14勝(8KO)7敗5分の23歳。NJKFに所属し、24年からONEフライデーファイツに参戦し、ONEで4連勝(3KO)の快進撃を続けたが、6月にKO負けし、10月にミャンマーの選手に判定負けし2連敗。今年2月、ミャンマーの選手を53秒左ボディでKOし、35万バーツ(約170万円)のボーナスを獲得。6月14日のNJKFでのNJKFフライ級次期挑戦者決定戦では悠に判定0-2で敗れた。ONEでの戦いぶりをKNOCK OUTの山口代表が高く評価しオファーした。
重森陽太「ムエタイは日本では流行らない? 全員に『面白い』と思わせる試合をします!」
8・2「MAROOMS presents KNOCK OUT.66」の[WBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦/3分5R]でREITO BRAVELYと対戦する重森陽太。KNOCK OUTでWBCムエタイを盛り上げる旗頭を自任する重森にとっては、ここで日本王座を獲得するのはまさに不可欠な第一歩。そこに対する意気込みとは?
―― まず前回の試合はミャンマー・ラウェイとの対抗戦で・ソー・バー・ヘイン戦でしたが、いつも言っているような、理想的な「重森陽太の倒し方」ができた試合だったのでは?
重森 そうですね。私のやりたいムエタイができたなと思ってます。やっぱり相手が打たれ強いというのと、ラウェイの文化的に、前に出なきゃいけないっていうのがもちろんあるので、そういったところも含めてなんですけど、普通だったらこれ以上追ってこないだろうという場面でも、しつこく追ってくるのが印象的でしたね。いつもだったらもっと自分の距離を取って闘えるところで前に出てくる競技なので、そこの競技性の違いは一瞬ちょっと感じました。
―― なるほど。
重森 ただ、私の試合が対抗戦の2試合目だったというのがよかったんですよ。1試合目、蕾君の試合を見ていたら、彼もけっこういいのを当てているのに、相手は全然……もちろん効いてはいましたけど、それでも前に出る圧力を止めずにやってくるっていうところに気づいたんです。そこでちょっと硬くなったりしちゃうと飲み込まれちゃいますけど、「ああ、こんなもんなんだな」というところを直前に見ることができて、イメージをしっかり固めることができました。そこから実際に自分でやってみて、試合の展開とかがそのイメージとうまく組み合わせられたなという感じはします。
―― 重森選手はクンクメールとも何度か闘っていますが、ラウェイとクンクメールではまた違いましたか?
重森 違いましたね。何というか……クンクメールの方がムエタイができるんですよね。何か、全然別物だなという感じもしました。クンクメールの方がもっとムエタイ寄りで、それこそKNOCK OUTに近いんじゃないですかね。KNOCK OUTを突き詰めていくと、クンクメールに近いものができるんじゃないかなと思ってて。ただ、クンクメールではどこまで「倒す」ことが評価されるのかは、まだ私は知らないですけど、強度のある攻撃をしっかり当てなきゃいけない、という点はどの選手も共通ですよね。ただKNOCK OUTは、ゴールがKOであれば、その過程はそれこそ自由なので、そこでどんどん個性を出していけて、幅になってくるのかなって思います。
―― やっぱり違うものなんですね。
重森 だからまた新しく、私の中でラウェイというものを経験として知ることができたのは、格闘家としてすごい貴重な経験をさせてもらったなと思います。
―― そして今回は、本業のムエタイで、REITO BRAVELY選手との対戦になります。2月の予定が重森選手の負傷欠場でここにスライドされたわけですが、改めて、5年前に対戦して以降、今のREITO選手のことはどう見ていますか?
重森 いつからかは分からないんですけど、ちょっと前から、私は他人と比較することをやめてるんですね。だからREITO選手のことをどう思うかというのはちょっと難しいんですけど……。試合映像とかももちろん見るんですけど、何回も見直したりはしないんですよ。わりと一発目の感覚というか、第一印象をすごく大事にしていて。
―― そうなんですね。
重森 相手の試合を100回見て、クセをいくつも探たりしても、第一印象以上に役立つものがなくて。だから直近のロムイーサン戦も見ましたし、地元の「KODO」でタイトルマッチをして、チャンピオンになった試合も見させてもらったんですけど、そこで感じた第一印象はどっちの試合でも一緒だったので、わりと自分の想定内にいてくれているなという感じはしています。
―― その「想定内」というのは、前回、5年前に対戦したときからも、大きくは変わってないっていうことですか?
重森 はい、大きく変わってはいないと思います。もちろん、全てのパラメーターが右肩上がりに上がってるとは思うんですけど、化けるとか、進化するとかいった部分では、私自身のそれよりも少ないのかなと思います。それこそ私は、彼と対戦して以降のこの5年間ですごくいろんな経験させてもらって、化けるとか、進化するとか、新しく何かを生み出すということを自分の中で絶対にできてきてるなと思うので、そこと比較すると、やっぱり自分の方が上回るかなとは思ってます。
―― その点で、いろんなことを確信して試合に臨める感じですか?
重森 そうですね。今回はWBCムエタイの日本タイトルということもありますし、今後、WBCムエタイを引っ張っていきたいなと思っているので、今回は、100%勝たなきゃいけないと思っているんです。でもやっぱり試合なので、イレギュラーなことも起きると思うし、絶対はないとは思うんですけど、そういったイレギュラーとか、絶対が大きく覆るようなアクシデントが起きても勝てるくらいの用意はできてるんじゃないかなと思ってます。
―― 今回はWBCムエタイの王座戦が4試合あって、大会の一番大きなテーマになっています。4試合の中でも、一番そのテーマを体現する試合にしたいという気持ちも強そうですね。
重森 はい。それこそ、今回のこの4試合って、すごく面白いと思っていて。みんな個性的な選手ばっかりじゃないですか。だから全員が面白いムエタイをしてくれるだろうなとは思ってるんですけど、やっぱり、「KNOCK OUTのリングでムエタイをやると面白いよ」というのを見せたいなとは思っています。それは、展開も勝ち方も含めてですけど。
―― では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
重森 やっぱり、ムエタイの面白さを一番伝えられる試合をしたいなと思ってます。昔、著名な格闘技関係者が「ムエタイは日本では流行らない」と発言したことがあったんですよ。私も、ムエタイは正直、流行ることはないとは思います。でも、「ムエタイって面白いな」と思わせて、会場に来た人たち、配信で見た人たち全員を満足させることはできると思っていて。それができる舞台がKNOCK OUTだと思ってるんです。だからこの大会は、その最初の日になればいいなと。そして、そこの中心というか、「結局、重森の試合が面白かったな」と思ってもらえるような、そんな試合をしたいなと思います。だからそこに注目してほしいですね。
―― 分かりました。ありがとうございました!
REITO BRAVELY「5年前の敗戦から始まった大きなストーリー。自分の勝利でこれを完結させます!」
8・2「MAROOMS presents KNOCK OUT.66」の[WBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦/3分5R]で重森陽太と対戦するREITO BRAVELY。5年前の初対戦で敗れて以来、待ち望んでいたリベンジのチャンスがついにやってくる。この機会を、REITOはどう迎えようとしているのか?
―― この対戦は2月に行われる予定が、重森選手の負傷欠場で延期になって、今回実現しました。待ち遠しい気持ちが強かったのでは?
REITO そうですね、やっとできるなという感じです。でも、当初の予定通り2月にやっていたら、もしかしたら勝てなかったかもしれないとも思うんですよね。だからやっぱり、このタイミングがベストだったのかなと思いますね。この半年間で、より重森選手に対する研究ができたので。
―― しかも、6月には地元の大会で王座決定戦を行って、世界タイトルを獲得しました。いい形でこの一戦に臨めそうですね。
REITO はい。「勝ち癖」じゃないですけど、前回勝って重森戦に臨めるのは、かなり自分の中でもデカいですね。ただ試合内容としては、100%自分がやりたいことできたかと言われると全然で、やっぱり20~30%ぐらいだったかなと。重森選手が記者会見で僕のことを「ムラがある」って言ってたじゃないですか。その「ムラがある」というのは、自分自身も分かってるんですよね。今回はそのムラが出たかなと思います。
―― それは以前からなんですか?
REITO どうなんですかね? でもやっぱり、自分自身でも波があるとは思うんですよ。自分は重森選手みたいに、いつも完璧に試合ができるタイプじゃないので。ノればノるほど強くなるけど、ノらなければ「何がしたかったんだろう?」っていうような試合もしてしまうし。
―― なるほど。でも今回は、モチベーションが最高に高いですよね?
REITO そうですね。自分の中ではもう、これは大きなストーリーだと思ってるんですよ。5年前に1回負けて、そこからいろんな強いタイ人と試合したりというのを経験して、ここでまた試合が組まれるわけじゃないですか。しかもそれに、自分が欲しかったベルトが懸かっていて。これは本当に、すごくできた物語だなと思いますよ。
―― そのスタートとなった 5年前の重森戦は、今はREITO選手にとってどういうものとして残っていますか?
REITO 何回も言うんですけど、前回は何もさせてもらえなかったなというイメージが強いですね。重森選手もいろんな修羅場をくぐってきたと思いますけど、自分もいろんな試合を経験してきたので、5年前とは違う自分を見せられるのか、それともやっぱり変わらず、差が開いたままなのかというところで。自分でも本当に、やってみないと分からないなと思うので、すごく楽しみです。
―― 前回の負け以来、その差を埋めようという気持ちはずっとあったわけですね。
REITO そうですね。実は僕、ボクシンググローブでのムエタイの試合は、重森戦の後は負けてないんですよ。
―― おお、そうでしたか!
REITO はい。ドローとかはあったし、Krushとか、KNOCK OUTでもBLACKルールだと何回か負けてはいるんですけど、オープンフィンガー(OFG)じゃないボクシンググローブでのムエタイルールでは負けてなくて。それは今回につながるものがあると思ってます。
―― その点だけで見れば、重森選手を超えているかもしれないですね。
REITO はい。その自信っていうか、本当に重森選手ともう1回やって勝つために、今までいろんな試合をしてきて。負けてこなかったのもそうですし、いろんなタイ人ともやってきて、タイトルも獲ったというのが、全て8月2日のための物語なんだろうなって、自分はもうそんな風にしか思ってないですね。
―― では改めて、どんな形でこの物語を完結させたいですか?
REITO やっぱり今回は、玄人というか、目が肥えてる人たち向けの、技術合戦になると思うんですよね。5Rだし、OFGのREDルールみたいに、打ち合って倒し、倒されみたいな面白い試合にはならないと思うんです。でもその中でも、どこかでタイミングというか隙があれば、倒しに行こうとは思ってます。お互いそうだとは思いますけど、向こうは自分を制圧しようとしてくると思うので、制圧されないように自分の距離で闘って、どっちかの歯車がズレたら、試合が決まるんじゃないですかね。
―― では重森選手の歯車を狂わせるようなことをしていきたい?
REITO そうですね。重森選手も自分の距離でやれば強いでしょうけど、自分も自分の距離でやれば、重森選手に負けないぐらい自信があるので。だから本当に、どっちかの歯車がズレてしまったら、たぶん取り返しがつかないと思うんですよね、5Rでは。本当にその駆け引きで自分が勝っていこうと思います。
―― では気持ちとしては、5Rフルに使ってもいいという感じですか。
REITO その方が面白いんじゃないですか。倒せるタイミングがあれば倒しに行きますけど、そんな、2、3Rで倒せるような選手じゃないし。5Rじっくりかけて、泥臭くても勝つという感じですね。
―― そうすると体力、スタミナはもちろん、集中力もかなり必要そうですね。
REITO そうですね。やっぱり精神的にもメチャクチャ疲れそうですよね。だから試合が終わったら、1週間ぐらい休もうかなと思ってます。
―― では、その先のことは考えていない?
REITO はい。そんな先のことを考えて挑めるような相手じゃないので。今はもう目の前の重森陽太という選手だけのことを考えてやらないと、失礼ですからね。自分より格上だし。やっぱり、「自分はこのタイトルを獲ってKNOCK OUTのベルトも狙いたいです」とは簡単に言えないですね。プロの世界って、勝てば自ずと結果がついてくるし、そういう話も出てくると思いますけど、負けたら結局何も残らないじゃないですか。だから本当に、重森選手に勝つという、そこだけですね。
―― それこそ近年にない大勝負ですね。
REITO 本当にそう思います。ターニングポイントというか。ここで勝てば一気にトップ戦線に上がれるし、負けてしまえば結局二流止まりの選手というか、「やっぱりトップ戦線には行けないんだな」となってしまうので。もう格闘技人生のターニングポイントですよね。自分も今年26歳になって、今一番脂が乗って、波に乗れる年なので、ここで勝って、このまま波に乗っていきたいなと思っています。
―― では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
REITO WBCムエタイ、3分5Rという中での空間というか、会場をピリついた雰囲気にしたいんですよね。自分と重森選手の駆け引きによって、ピリついた空気感を作り上げるというか、みんなが手に汗握るような試合をしたいなと思っています。相手もたぶん、そう思ってくれてると思ってるので。今回のWBCムエタイでも、そういう試合ができるのは自分と重森選手だけなのかなと思いますし。他にも強い選手はいっぱいいますけど、「ザ・ムエタイ」のジム同士が闘うという点では、この試合が一番ですからね。そういうピリついた空気感を、お客さんに楽しんでもらえたらなと思っています。
―― 分かりました。ありがとうございました!
渡部蕾「もらわずに倒すスタイルですぐに倒すと思うので、瞬き厳禁で!」
8・2「MAROOMS presents KNOCK OUT.66」の[WBCムエタイ日本フライ級タイトルマッチ/3分5R]で谷津晴之と対戦する渡部蕾。2月に日本王座を獲得して初防衛戦を迎える彼は、今回どのようなテーマを持って臨んでいるのだろうか?
―― 前戦は5月、ミャンマー・ラウェイとの対抗戦でした。あの試合を今振り返ると?
渡部 倒し切りたかったですね。相手はタイプ的に初めてな感じで、全然倒せないし、硬いなって思いました。
―― 攻撃の手応えはあったんですか?
渡部 1回目のダウンを取った時とか倒した感覚があって「来たな!」って思ったんですけど、普通に立ってきて両手を広げてきたりしたので、ビックリしました。
―― そこはやっぱり外国人だなという感じでしたか?
渡部 そうなんですかね? あれがミャンマー人なのかなとは思いました。終わった後に挨拶したんですけど、顔も全然傷ついてなかったので、やっぱり人種的に強いのかなと思いました。
―― 手応えがあっても倒れなくて、焦った部分はありましたか?
渡部 焦ってはいないですけど、1Rが終わった時にセコンドに「強い」ってセコンドに言ってて。2Rでも倒せなくて、ちょっとイラ立ちが大きかったですね。
―― 今回はWBCムエタイ王座の初防衛戦で、谷津晴之選手との試合となりました。相手の印象は?
渡部 ONEでは勝ってるけど、日本では勝ってないなっていう印象しかないですね。ただ、最近の試合のフルの動画がなくて、KOシーンとかしか見れてないので、実際のところは試合になってみないと分からないですけど。
―― では、リングで向かい合ってみてどうするかという感じですか?
渡部 そうですね。いつも通り楽しんで、最終的には倒して勝ちたいと思っています。
―― WBCムエタイの試合ではありますが、前回同様、「ムエタイをしよう」という意識は……。
渡部 特にないですね。やっぱり自分の闘い方、自分のスタイルでやるのが一番強いと思うので、無理に相手に合わせずに、自分のやりたいことだけやって勝ちたいです。
―― 谷津選手はムエタイジムの所属でタイ人のトレーナーに教わっています。渡部選手はタイ人との対戦はまだないですが、ムエタイ的なリズムなどは気になったりしますか?
渡部 いや、別にそんなに気にならないですね。コウシ・ノーナクシン選手とやった時も、別にやりにくさはなかったですし、自分の攻撃はやっぱり当たるなと思いました。
―― では、今回も5R戦ですが、流れで早く決められれば決める?
渡部 そうですね。もう1Rからガンガン行こうと思ってます。
―― 初防衛戦ということは意識しますか?
渡部 いや……あんまり、「防衛戦」っていう実感がないですね。もうベルトは持ってるので、普通に試合をやるだけという感覚ですね、自分としては。タイトルマッチだっていうところも、あんまり特別な感覚はないです。
―― 前回の王座決定戦でもそうでしたか?
渡部 いや、あの時は相手もコウシ君だし、初タイトルが懸かっていて「勝てば日本一だ」と思ったので、メチャクチャ特別感がありました。でも今回に関しては、もういつもとほぼ同じ、ワンマッチっていう感覚です。
―― ちなみに谷津選手は、以前に乙津陸選手と対戦していますよね(2022年6月)。その時のことを聞いたりはしましたか?
渡部 話してないです。けっこう前の試合なので、あんまり参考にはならないなと思って。映像もYouTubeにもなかったですし。ただ、あの時は会場に見に行ってたので、最後、3Rの3分ちょうどで倒したという印象が強いです。
―― 前回の王座決定戦はヒジでカットして勝ちました。ヒジも含めて、「ムエタイらしい技」を意識したりはしますか?
渡部 前回も、そこは全然意識してなくて。作戦としては「当てて倒す」だけだったんですよ。毎試合、そんなに具体的な作戦っていうのは、あんまり決めてないんです。 大まかに決めて、あとは試合当日、自分でやってみてどうか、みたいな感じで。今回も自分を磨いてきたので、そこで何が合うかですね。狙ってる技も、あると言えばあるんですけど、そんなにムエタイの技というわけでもないし。いろんな技を使って倒せたらいいなと思ってます。
―― 今回の試合、何か特別なテーマみたいなものはありますか?
渡部 今回、陸君と2人でタイトルマッチなので、そこが一番ですね。自分の次の次の試合が陸君の試合なので、最高なつなぎ方をしたいです。
―― そして、2人でベルトを巻くと。
渡部 はい。そこが一番です。
―― 今回勝ったら、その後に関しては?
渡部 今年、ONEにも出てみたいですね。それから年内に、あと2試合ぐらいできればいいかなと思ってます。
―― 相変わらず、年末の大会は避けたい感じなんですか?
渡部 年末は大きなチャンスをもらえるならやりたいですけど……できれば試合は12月前半とかに終わらせて、年末はゆっくり過ごしたいです(笑)。でも、オファー来たらやるしかないので。
―― では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
渡部 「もらわずに倒す」というのが一番の目標で、それが自分の理想のスタイルなので、そこを見てほしいですね。すぐ倒すと思うので、瞬き厳禁で見ていてほしいです。
―― 分かりました。ありがとうございました!
谷津晴之「右のパンチに自信があります。KOして初のタイトルを獲ります!」
8・2「MAROOMS presents KNOCK OUT.66」の[WBCムエタイ日本フライ級タイトルマッチ/3分5R]で渡部蕾と対戦する谷津晴之。ムエタイジム所属ながら「ムエタイ5割、キックボクシング5割の動き」と自らを評する彼は、このタイトル挑戦でどんな闘いをしようとしているのか?
―― 谷津選手の参戦は2022年8月の乙津陸戦以来、2回目ですよね。KNOCK OUTはあの頃からだいぶ変わったと思うんですが、今のKNOCK OUTについてはどういうイメージですか?
谷津 勢いがすごいですよね。僕が乙津選手とやった時ももちろんすごく大きい団体だったんですけど、今は日本を代表する団体になっていて、出られることがすごく光栄ですね。
―― 注目している選手とかはいますか?
谷津 階級は違うんですけど、久井大夢選手は僕よりも若いのに、いろんなとこで試合して、試合スパンも短いので、「すごいな」と思って見てました。
―― 今回はWBCムエタイのタイトルマッチですが、まずこのWBCムエタイへの挑戦ということについては、どういう気持ちですか?
谷津 いや正直、僕が挑戦できるなんて、全然想像もしてなかったんですよ。僕が中学生ぐらいの時にNJKFで、松谷桐選手と沖縄の仲山大雅選手がWBCムエタイ王座を懸けて闘った試合を生で見ていて、「メッチャ強いなあ」と思ってたんですよ。だから今回、その同じベルトを懸けて自分が試合すると考えるとすごく感慨深くて、絶対獲りたいと思っています。
―― 対戦相手はチャンピオンの渡部蕾選手です。どういう印象ですか?
谷津 若くて勢いもあって、強い選手だと思ってます。一番警戒しているのは左ストレートで、フェイントと前蹴りがすごくうっとうしいなという印象がありますね。
―― 2月に渡部選手がタイトルを獲った試合は、ヒジで勝ちました。そのあたりはどうですか?
谷津 ヒジも警戒はしてるんですけど、でもそれよりはやっぱり左ストレートですね。あと、すごく距離感がうまい選手だと思うので、3分5R、相手の距離感に入っちゃったらまずいかなというところはすごく警戒しています。
―― 今回はWBCムエタイルールで、谷津選手はムエタイジムの所属ですが、渡部選手はスタイル的にムエタイとは全然違いますよね。
谷津 そうですね。ムエタイではない動きをすごくしてくる選手だと思います。ただ正直、僕も、新興ムエタイジムの所属で、ムエタイのジムではあるんですけど、ジムの先輩とかよりはムエタイ寄りではないのかなと自分でも思っていて。でも先生もムエタイの先生なので、ムエタイ5割、キックボクシング5割という動きをできる選手だと自分で思っています。渡部選手がキックボクシング寄りの動きで来るなら、そのイヤなところを突くスタイルを今、頑張って対策してるので、どっちでも対抗できるように練習してきました。
―― 最終的にはどう勝ちたいと思っていますか?
谷津 渡部選手は今、KNOCK OUTの若手の中でもすごく注目されている選手だと思うし、今まで1回しか負けてなくて、このルールで彼を倒すのは僕みたいなタイプなのかなと自分でも思っているので、派手にKOで倒したいなと思ってます。
―― 何で倒したいですか?
谷津 自分は右のパンチにはすごい自信を持っているので、右フック、右ストレート、右ボディストレート、どれかを当てていきたいですね。
―― ここで勝ってWBCムエタイのタイトルを獲ったら、その後はどうしたいですか?
谷津 今はもちろん、所属しているNJKFのベルトも狙ってますし、WBCの方ではやっぱりインターナショナル、世界とつながると思うので、そこを狙っていきたいなっていうのはありますね。
―― 今回、獲ったら初タイトルですね。
谷津 そうなんですよ。NJKFフライ級のタイトルマッチは、過去に3回ぐらいやってるんですけど、ベルトが欲しいです。ジムの後輩とかでも、もうベルトを持ってる子もいますし、ずっと長い間応援してくれてる人たちに、ここで一つ、形として恩返ししたいというのがあるので、獲りたいですね。
―― 最近はONEで経験もけっこう積んでいますよね。それは自分としては、どう生きていますか?
谷津 海外、タイでの試合だし、しかもONEは会場も大きくてお客さんの盛り上がりもすごくて、出るときはいつもすごく緊張するんですけど、その経験が生きて、最近の日本での試合は、試合自体を楽しめているというか、試合前から緊張より楽しみの方が大きいですね。やっぱり海外での経験を積んだから、自信……なのかは分かんないんですけど、海外でやってきてるんだぞっていう自負にはつながってると思います。
―― では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
谷津 僕らのフライ級は最軽量ですけど、僕はその中でもKO率は高いと思ってますし、フライ級だけど倒せるっていうところをしっかり皆さんに見せたいと思うので、そこに注目して見ていただきたいですね。
―― 分かりました。ありがとうございました!
対戦カード
第10試合 BLACK メインイベント スーパーウェルター級(70kg) 3分3R
漁鬼[りょうき](SHINE沖縄/KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級王者、TENKAICHI&BEASTウェルター級王者)
吉宗、(心誠塾/岡澤道場/KROSS×OVER KICKスーパーウェルター級王者)
第9試合 セミファイナル RED ライト級(62.5kg) 3分3R
バズーカ巧樹(菅原道場/BRAID/元KNOCK OUT-RED・REBELS-BLACK・MA日本スーパーライト級王者、元KNOCK OUT-BLACKライト級王者)
吉田凛汰朗(VERTEX/Road to Muaythaiスーパーライト級王者、元NJKF同級王者)
第8試合 WBCムエタイ日本フェザー級王座決決定戦 3分5R
福田海斗(キング・ムエ/1位、IMSA世界フェザー級王者、元True4uバンタム級&スーパーフライ級王者、元ムエサイアム中部スーパーフライ級王者、元WPMF世界&プロムエタイ協会フライ級王者)
竹内賢一(TenCloverGym世田谷/7位、元Bigbangフェザー級王者)
第7試合 WBCムエタイ日本スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
壱[いっせい]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/WBCムエタイ日本&ムエタイオープン・スーパーバンタム級王者、元KNOCK OUT-RED同級王者、元ルンピニー日本バンタム級王者)※初防衛戦
乙津 陸[おつ りく](KNOCK OUTクロスポイント大泉/6位、KNOCK OUT-REDバンタム級(53.5kg)王者)
第6試合 WBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦 3分5R
重森陽太(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺/1位、元KNOCK OUT-RED&WKBA世界ライト級王者、元新日本フェザー級&バンタム級王者)
REITO BRAVELY(BRAVELY GYM/2位、M-1世界同級王者、WMF世界ライト級王者、元M-1 JAPAN同級王者、KOSスーパーフェザー級王者)
第5試合 WBCムエタイ日本フライ級タイトルマッチ 3分5R
渡部 蕾[らいな](KNOCK OUT クロスポイント大泉/王者)※初防衛戦
谷津[たにつ]晴之(新興ムエタイジム/5位、NJKFフライ級1位)
第4試合 BLACK ライト級(62.5kg) 3分3R
乱牙(フリー/元NKBライト級王者)
隼大[はやと](Y’ZD GYM)
第3試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R
茂木豪汰(上州松井ジム)
大渕 翼(React Gym Shonan)
第2試合 RED 女子スーパーフライ級(52kg) 3分3R
辻井和奏[わかな](BRING IT ONパラエストラAKK/元スック・ワンキントーン女子フライ級王者)
ルアンペー・コマンドジム[Ruanphae](タイ)
第1試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
横山晏輝[はるき](リーブルロア/KROSS×OVER KICKフェザー級王者)
我如古[がねこ]優貴(タイガーキック沖縄)
概要
大会名 MAROOMS presents KNOCK OUT.66
日時 2026年8月2日(日)開場・17:30 開始・17:50
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP席 70,000円 SRS席 30,000円 RS席 20,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※指定席完売。当日立見券4,000円を16時より後楽園ホール1F券売所にて販売 ※6歳未満は入場無料。座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/










