RISE 2.23 後楽園ホール:数島大陸、フライ級王座奪取後初戦はペッティンディーからの刺客と「“神の左”でぶちのめします」。フライ級では塚本望夢×JIN、末國龍汰(空龍改め)×麗也も。梅井泰成×安本晴翔も決定
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RISE 176(2月23日(金/祝)後楽園ホール)の対戦カード発表記者会見が1月13日、東京で行われた。RISEフライ級王者の数島大陸は、ここのところクマンドーイら実力者のタイ人選手を多数送り込んでいるペッティンディーアカデミーからの刺客・クンスックと対戦する。今大会には同級2位の塚本望夢、3位の末國龍汰(空龍 改め)も参戦。RISEの伊藤隆代表は「タイトルマッチは無いですが、若手を多数起用して、エース候補を発掘したい」と話しており、RISE年間最大のイベント「RISE ELDORADO」3月17日 東京体育館大会の先を見据えた編成となっている。
52kg契約 3分3R(延長1R)
数島大陸[りく](及川道場/RISEフライ級(51.5kg)王者)
クンスック・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/True4Uスーパーフライ級3位)
数島は15戦11勝(6KO)2分2敗の21歳。22年10月、RISEフライ級初代王者決定戦で田丸辰に判定負け。その後は昨年2月にPRANDAM BRAVELYをKOし、7月に松岡宏宜に判定勝ちする。田丸が階級アップのため王座を返上し、10月に行われた第2代王者決定戦で、数島は松本天志に判定勝ちし王者となった。
クンスックはムエタイ戦績89戦60勝27敗2分の22歳。タイのテレビ局・True4Uのスタジオマッチのランカーだ。構えはサウスポー。ペッティンディーアカデミーからは昨年クマンドーイらが参戦し、猛威を振るっている上、RISEルールへの適応力が高いため、クンスックも数島にとって脅威となりそうだ。
◆数島
RISEのベルトを取って、ここからがスタートだと思っています。タイから来てもらうんですけど、僕の“神の左”をさく裂させます。キックボクサーは泣かないぜ。
(クンスックの印象)1試合しか見てないのでまだなんとも言えないです。当日リングの上で色々考えながらやることになると思います。
(同じ大会でフライ級の他の4選手がいることで意識するか?)たぶん比べられると思ったんですけど、自分の動きしたら必然的にランカーと王者の違いを見せられる。王者になってまた変わったなと思ってもらえるよう仕上げます。
(4選手の話を聞いて興味を持ったか?)正直興味を持った選手はいないです。末國選手に一回負けているんでリベンジしたい気持ちはありますけど、それぐらいです。
(どういう勝ち方をしたい?)ずっとフライ級やっていて 倒せる軽量級を目指しています。でもここ2試合は倒せていないので、倒すことでRISEの価値も上がって来ると思います。“神の左”で顔も腹もぶちのめします。
フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
塚本望夢[もうむ](team Bonds/2位、元DEEP☆KICK -51kg王者)
JIN(楠誠会館/MA日本&ジャパンカップキックボクシング・バンタム級王者)
塚本は兵庫出身、13戦10勝(3KO)3敗の18歳。22年4月に数島に判定負けし、昨年2月に松本にKO負けしているが、7月の大阪大会で山川敏弘を1R KOし、数島が王者になった10月大会では酒井柚樹に判定勝ちした。
JINは大阪出身、12戦8勝(2KO)4敗の17歳(3月で18歳になる)。昨年8月にRISEに初参戦し那須川龍心に判定負けしている。
◆塚本
ちょうど1年前にトーナメントで負けたんで、自分へのリベンジだと思っています。相手どうこうじゃなく自分との勝負なんで、僕の試合に注目してください。(JINの印象)印象って印象はないですけど、身長がデカいぐらいですかね。僕が9分間支配する、遊びみたいな試合になると思います。
(王者の数島を意識する?)次にタイトルマッチするの僕やと思っているんで、試合でしっかり見せたいです。
◆JIN
正直今のままやと望夢に勝てないんで、残り1カ月半、真剣に頑張って、みんなに笑顔になってもらえるよう頑張ります。(塚本の印象)色が黒くて同階級のトップ選手で、パンチも蹴りも速くて、今のままやったら負けると思います。(今後の練習について)2部練習やったのを今は3部練習に変えて、館長とずっと過ごします。
フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
末國龍汰[すえくに りゅうた](フリー/3位)※空龍(くうりゅう)改め。空修会館から所属変更
麗也(team AKATSUKI/元ISKAインターコンチネンタル&新日本フライ級王者)※治政館から所属変更
末國は広島出身の19歳で戦績14戦8勝(3KO)4敗1分1無効試合。21年9月のKNOCK OUTでは花岡竜に判定負け。22年1月のRISE初戦で数島に判定勝ちしたが、3月のDEEP☆KICKで塚本に判定負け。12月のBOMでは強豪・吉成名高とムエタイルールで戦い5R判定負けした。昨年2月のRISE NEW WARRIORSフライ級トーナメントでは優勝者の松本に一回戦で判定負け。その後、広島を離れ埼玉に引っ越し、志朗の所属するBeWellジムを練習拠点にし、約1年ぶりの試合で本名で再始動する。
麗也は28戦17勝(6KO)5敗6分の28歳。19年9月に風音に3R KO負けして以来4年半ぶりにRISEに出場する。その試合で引退したが、21年2月のNO KICK NO LIFEで復帰。昨年のNO KICK NO LIFEバンタム級トーナメントでは5月の準決勝でHIROYUKIに判定負け。11月に治政館を離れ、team AKATSUKIに移籍しての初戦となる。
◆末國
試合をしていない1年の間にブチ強くなっているんで、そこを見せられる試合をできたらと思います。
(麗也の印象)53kgから落としてきたのもあってパワーとか体の強さはあると思いますけど、パワーがあっても当たらなかったら意味無いんで気にしていないです。
(王者の数島は意識する?)倒すパンチを持っていますけど、今は目の前の選手に集中しています。
(リングネームから本名に戻した理由)練習場所を変えて全部一新しました。
(広島を離れ、志朗のいる埼玉のBeWellを新たな練習拠点に選んだそうだが、その理由は?)志朗選手のファイトスタイルが元々好きで選びました。(志朗から学んだことは?)全てですけど、特に頭の使い方が勉強なっています。今回の試合でそれが見せられると思います。
◆麗也
RISEは今回2回目で、前回19年9月にKO負けして そこから色々あったんですけど、RISEで活躍したいとずっと思っていたので、試合を組んでもらえてうれしいです。階級を落として本気でRISEのタイトルを狙いに来ました。3位の空龍選手…、と認識してたんですけど、末國選手とやって勝って、今年中にタイトル狙いたいです。
(末國の印象)全体的にバランスが取れた印象で、気持ちが強いのかなと思ったんですけど、前回の試合でお腹を効かされていたんで、その辺どうかなって感じですね。
(王者の数島は意識する?)安定感のあるチャンピオンですけど、キャリアは僕が上なので、しっかり勝ってその後も勝ってタイトルに挑戦したいです。
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
梅井泰成(Mouton/2位、元王者)
安本晴翔[はると](橋本道場/4位、WPMF世界・WBCムエタイ日本フェザー級王者、元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
梅井は22年8月、門口佳佑に判定負けしRISEフェザー級王座から陥落。昨年2月の再起戦でも魁斗に判定負けし、10月の試合も開始早々のウォームの蹴りがローブローとなり、ダメージは大きくドクターストップがかかりノーコンテストと、悔しい状況が続いている。
安本は22年12月のRISE&SB両国大会でSBルールで川上叶に延長判定負け。今年3月のK-1では斗麗に判定勝ち。5月には肘有り5Rで2階級上の髙橋聖人に判定勝ち。8月のRISE大阪大会ではRISEフェザー級1位・SB同級2位の魁斗と対戦するが、終了間際に右フックをもらってダウンし逆転判定負けした。11月大会では澤谷大樹に判定勝ちすると「来年は絶対門口選手を倒す」とアピールしていた。
◆梅井
安本選手がRISEに来た時からずっと戦いたいなと思っていて、日本のフェザー級でもトップクラスやと思うんで、倒したら、タイトル戦に向けていいマッチが組まれると思います。自分にとって積み上げる年なので、一発目を乗り越えて積み上げたいです。
(安本の印象)速いし攻撃のキレも凄いですよね。他団体でいっぱいタイトルを取っていただけあってさすがやと思います。オールラウンダーな感じです。レベルの高い攻防ができると思います。その中でKOシーンが作れたら最高だと思います。
(王者・門口の最近の印象について)まあ強いです。最近の試合も見ているんで。でもまだ門口選手の名前を口に出す位置にいないんで、門口選手の名前を出せるぐらいになってから戦いたいです。
(前回のノーコンテスト後の進化について)あの試合は8カ月ぶりで、まさか37秒金的で終わるとは思わず、ネタにしたくてもできない感じでした。股間の痛みはしばらくあったんですけど、できることから動き始めて、その試合でできなかったこととかを詰めてやってきましたし、韓国合宿に行ったり練習してきました。チャンヒョン・リー選手のジムで、ほぼスパーリング合宿で、1日15Rぐらいやりました。(チャンヒョンともやった?)やりました。滅茶苦茶デカいです。
◆安本
今年中にフェザー級のベルトを取りたいので、勝って次に進みたいです。
(梅井の印象)前チャンピオンで強いのもあって上手さもあると思います。技術の攻防だったり、とてもレベルの高い試合ができると思っています。
(王者・門口の最近の印象について)滅茶苦茶強いと思います。他団体との交流戦でしっかり勝っているので強いと思います。
(最近は負けがあり、怪物的イメージが落ちてきているが?)負けたのは自分の落ち度ですけど、こんなもんじゃないと思っています。魁斗戦は油断があり、いい勉強になった感じです。
その他の決定対戦カード
ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
伊藤澄哉(戦ジム/2位)
足利也真登[やまと](Fight Club Rush./DEEP☆KICK -63kg王者、元S-1ミドル級王者)
女子アトム級(46kg) 3分3R(延長1R)
百花(魁塾/3位)
小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
伊東龍也(HAYATO GYM/13位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg優勝)
松永 隆(新宿レフティージム)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野口紘志(橋本プレボ/7位、Stand up King of Rookie 2023 -67.5kg優勝)
中村 龍(フリー)
フェザー級(57.5kg) 3分3R
翔磨(多田ジム/DEEP☆KICK -55kg王者、HOOST CUP日本バンタム級王者)
竹内賢一(Ten Clover Gym/S-BATTLE KICKフェザー級王者、元Bigbangフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R
指田 烈(TEAM TEPPEN)
野村勇人(GONG-GYM坂戸)
フライ級(51.5kg) 3分3R
伊藤琉之助(EX ARES)
弾丸風太(TEAM KAZE)
概要
大会名 RISE 176(ライズ ハンドレッドセブンティシックス)
日時 2024年2月23日(金/祝)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円 A席4,000円 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/