ONE 1.28 有明アリーナ:武尊が会見「僕のパンチか、スーパーレックの蹴りかという試合になる」。5日前に試合の那須川天心とは「試合内容でも勝負できる」
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ONE 165: Superlek vs. Takeru(1月28日(日)東京・有明アリーナ)の記者会見が11日、東京で行われた。(会見写真提供:C)AbemaTV,Inc.(C)ONE Championship)
メインイベント ONEキック・フライ級(61.2kg)チャンピオンシップ 3分5R
スーパーレック・ギャットムーカオ[キアトモー9](タイ/ギャットムーカオジム/王者、ONEムエタイ同級1位、元ルンピニー認定スーパーフライ級&バンタム級王者)※2度目の防衛戦
武尊(team VASILEUS/挑戦者、ISKA K-1ルール世界ライト級王者、KGPライト級王者、元K-1スーパー・フェザー級・フェザー級・スーパー・バンタム級王者、元Krushフェザー級王者)
スーパーレックは28歳。12~13年にルンピニースタジアムでムエタイのスーパーフライ級とバンタム級の王座を獲得。16~17年には日本でヤスユキ、小川翔にKO勝ち。19年からONEに参戦すると、21年2月にイリアス・エナッシのONEキック・フライ級王座に挑戦し判定負け。その後はONE 8連勝、他団体含めると10連勝中。22年5月には内藤大樹に判定勝ち。昨年1月のONEキック・フライ級王座決定戦ではダニエル・ピュータスに判定勝ち。3月にダニエル・ウィリアムスをKOして初防衛した。その後も3連勝したが、9月にロッタンのONEムエタイ・フライ級王座に挑戦した際には、スーパーレックが計量オーバーし、ノンタイトル戦に変わり、2Rにスーパーレックが肘でダウンを奪い判定勝ちしている。
武尊は32歳。22年6月のTHE MATCH 2022で念願の那須川天心との大一番に臨んだが、ダウンを奪われ判定負けし、連勝が35でストップした。試合8日後の記者会見で一時休養とK-1スーパー・フェザー級王座の返上を発表。8月には右膝を手術し、10月末日をもってK-1およびKRESTとの契約を解除。昨年5月にONEとの契約を発表。6月のパリの再起戦ではベイリー・サグデンを5R終了間際に左ハイでKOした。9月にはロッタンとスーパーレックの一戦をルンピニーで生観戦していた。11月末に1月の有明大会開催とロッタンと武尊の一戦が発表されていたが、1月5日にロッタンが左拳を怪我したことを公表した。一方、スーパーレックは1月13日のONEファイトナイト18でエリアス・マムーディを相手に王座防衛戦を予定していたが、マムーディも負傷欠場することから、28日の有明大会で武尊と防衛戦を行うことが、5日に発表された。
11日、東京で記者会見が行われ、スーパーレック、武尊、ONEのチャトリ・シットヨートンCEOが出席した。
会見冒頭にチャトリ氏は「もし武尊がこの試合でベルトを獲得した場合、世界的スターになりますから、日本で武尊の雄姿を見られるのは今回が最後になるかもしれません」「今回実現しなかったロッタン対武尊はもしかしたらアメリカで行われるかもしれません」と話し、有明アリーナでの生観戦をファンに呼びかけた。さらにチャトリ氏は「私は5Rまで行かず、2~3Rでの決着を予想しています」「この試合を見るためにロッタンは来場します」と語ると共に、「ロッタンはONEでボクシングルールで那須川天心と戦いたいと話しています」ともアピールした。
両選手が登場し、フェイストゥフェイスを行った後、檀上で着席した王者・スーパーレックは「また日本で戦えてうれしいです。世界トップクラスの武尊選手と戦えることに興奮しています。勝って強さを証明したいです」「試合はKO決着になると思います」と話した。
挑戦者の武尊は「ロッタン選手と戦うために何カ月も準備していたので、悔しい気持ちもあったんですけど、これ以上無い相手を用意してもらったので、断る理由がないと思いました。格闘家人生がここで終わったとしても、このベルトを巻くために全力を尽くしたいです。ONEという世界最高の団体のチャンピオンを倒し、僕が世界最強だと証明したいです」と意気込みを語った。
カード変更での気持ちの切り替えについて聞かれると「もしかしたらこれが日本でやる最後の試合になるかもしれないし、そうなった時にこれ以上の試合は無いと思い、気持ちを切り替えました」とコメント。スーパーレックの印象については「ムエタイのテクニック、蹴りの強さは素晴らしいものを持っているので、僕のパンチか、スーパーレックの蹴りか、という試合になると思います」と語り、「5Rあるんで、必ずどっちかが倒れる試合なると思うんで、僕がKOしてベルト巻きたいです」と宣言した。
なお、23日にボクシング3戦目を控える天心が、10日の記者会見で、武尊へのメッセージを求められ「『絶対に負けるなよ』っていうことだけ言いたいです」「僕がいなくなった今、彼がキックボクシングなんですよ。キックボクシングとして、負けてほしくない」等と話したことについて、武尊は「エールを送ってもらって、うれしく思いますけど、負けるつもりはないです。天心選手は今ボクシングで頑張っているので、直接戦うことはないかもしれないですけど、本当に試合内容でも勝負できるかなと思うし、お互い負けるなよという気持ちはあると思うんですけど、お互いいい刺激になればいいのかなと思います」とコメントした。
対戦カード
メインイベント ONEキック・フライ級(61.2kg)チャンピオンシップ 3分5R
スーパーレック・ギャットムーカオ[キアトモー9](タイ/ギャットムーカオジム/王者、ONEムエタイ同級1位、元ルンピニー認定スーパーフライ級&バンタム級王者)※2度目の防衛戦
武尊(team VASILEUS/挑戦者、ISKA K-1ルール世界ライト級王者、KGPライト級王者、元K-1スーパー・フェザー級・フェザー級・スーパー・バンタム級王者、元Krushフェザー級王者)
ONEサブミッショングラップリング・ライト級(77.1kg)チャンピオンシップ 10分1R
ケイド・ルオトロ(米国/Atos/王者)
トミー・ランガカー(ノルウェー/Wulfing Academy/挑戦者)
キック 156.5ポンド(70.99kg)契約 3分3R
マラット・グレゴリアン(アルメニア/ヘマーズジム/フェザー級(70.3kg)2位、元K-1スーパー・ウェルター級(70kg)王者、元GLORYライト級(70kg)王者)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ/シッソンピーノンジム/フェザー級(70.3kg)3位、ONEムエタイ同級2位、元GLORYライト級王者、元ルンピニー認定ウェルター級王者)
特別ルール 187.25ポンド(84.94kg)契約 3分3R
秋山成勲(チームクラウド)
ニキー・ホルツケン(オランダ/チーム・ホルツケン・ヘルモン)
※オープンフィンガーグローブを着用し、1R目はボクシング、2R目はムエタイ、3R目はMMAで争われる。決着はKOまたは一本のみで、時間切れの場合はドローとなる。
MMA ライト級(77.1kg) 5分3R
青木真也(フリー/元王者)
セージ・ノースカット(米国/チーム・アルファメール)
MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R
ゲイリー・トノン(米国/イヴォルブMMA/チーム・ヘンゾ・グレイシー/1位)
マーティン・ニューイェン(オーストラリア/ベトナム/キルクリフFC/3位)
MMA 女子アトム級(52.2kg) 5分3R
平田 樹(フリー)
三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)
MMA フライ級(61.2kg) 5分3R
ダニー・キンガット(フィリピン/チーム・ラカイ/2位)
若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA/4位)
MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ/Coach Quan University/2位)
山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We/元パンクラス・ストロー級王者)
MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R
箕輪ひろば(STF/3位、元修斗世界ストロー級王者)
グスタボ・バラート(キューバ/アメリカン・トップチーム/4位)
キック ヘビー級 3分3R
ラーデ・オパチッチ[Rade Opacic](セルビア/KBKSチーム)
イラジ・アジズプール[Iraj Azizpour](イラン)
概要
大会名 ONE 165: Superlek vs. Takeru
日時 2024年1月28日(日)開場・未定 開始・17:00(予定)
会場 東京・有明アリーナ [HP]
中継 ABEMA(5,500円)
チケット販売 楽天チケット(料金は下の表参照)