Krush 2.28 後楽園ホール(レポ):石田龍大、韓国の選手を3R KOし次は関口功誠とのK-1フェザー級王座決定戦へ。前王者の寺田匠には「絶対に他の団体で負けんなよ」。塚本拓真、スーパー・ライト級王座挑戦権獲得「5月2日、後楽園を井上尚弥以上に盛り上げたい」
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Krush.187
2026年2月28日(日)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
石田龍大、韓国の選手を3R KOし次は関口功誠とのK-1フェザー級王座決定戦へ
第9試合 メインイベント 58kg契約 3分3R(延長1R)
○石田龍大[りょうた] (POWER OF DREAM/Krushフェザー級(75kg)王者)
×ク・テウォン[Ku Taewon] (韓国/インチョンYAK GYM/MKF REVOLUTION -60kg王者、HEROスーパーフェザー級 (58kg)王者)
3R 0’28” KO (左ボディフック)
石田は23歳。プロ2戦目で髙橋直輝に判定負けしたが以降は11連勝。24年6月のKrushフェザー級王座決定トーナメント準決勝では“狂拳”迅を1R右フックでKO。9月の決勝では橋本雷汰に延長判定勝ちしベルトを獲得した。昨年2月のK-1では永坂吏羅に判定勝ち。5月のKrushで松本海翔をKOし王座初防衛。7月のK-1ではダウサヤームに判定勝ちした。
1月23日に公開されたK-1公式YouTubeチャンネルの対戦カード発表動画で宮田充プロデューサーは「石田選手は次はK-1王座というところですが、なかなか整わず、試合機会が開いていました。本来Krush王座防衛戦をやってもらう流れですが、1試合特別にワンマッチを組もうということになりました」と説明した。その2日後の1月25日のKrushで関口功誠が森本直哉に3R KO勝ちし「石田選手、2月、決まっていると思いますけど、勝ったら自分とやってもらいたいので、2月、絶対勝ってください」とアピールした。宮田氏は「K-1のフェザー級王者が空位になれば、石田対関口でK-1フェザー級王座決定戦がいいと思っています」と、Krush王座ではなくK-1王座を懸けた試合のプランを明かした。2月20日、寺田匠がK-1フェザー級王座を返上し、25日にK-1との契約が終了した。すると今大会の前日の27日には、3月28日のRISE両国大会で寺田がRISEフェザー級王者の安本晴翔と対戦することが発表され、石田の試合発表から当日までに様々な動きがあった。
石田の相手・テウォンは29戦18勝 (11KO)11敗の25歳。宮田プロデューサー時代の22年11月のKNOCK OUTで龍聖と対戦し2R左ハイでKO負け。これまで韓国で2本のチャンピオンベルトを獲得し、K-1 GROUPに初参戦する。(※KNOCK OUTでの名前表記はグ・テウォンだった)
試合は石田の完勝に。1R、石田がサウスポーで構え、オーソドックスのテウォンに対し、左ミドル、ロー、ボディストレートを随所で当てる。テウォンも右ミドル、膝蹴りを返す。石田の手数がやや上だが、まだ強打でひるませる場面は作れない。記者採点はイーブンだが石田につく可能性もある。
2R、石田が右の伸びのある右の膝蹴りボディと顔面に度々当てるようになり、ミドルやローやストレートも絡め、手数差をはっきりつけて印象を作る。記者採点は石田。
すると3R、石田は序盤から左三日月蹴りを連打して先手を取ると、ガードを固めながら詰めて来たテウォンのボディに左フックをクリーンヒット。不意を打たれたテウォンはダウンすると動けず、中野レフェリーがストップし、石田のKO勝ちとなった。
石田龍大、前K-1王者の寺田匠には「絶対に他の団体で負けんなよ」
マイクを持った石田は「やっと寺田がベルト返上してくれました。やりたい選手はいっぱいいて、兼田選手も新美選手もいるんですけど、関口君が戦いたいと言ってくれていますし、僕は誰が相手でも戦う準備ができています。で、寺田に一言なんですけど、ギリギリまでベルト持ってたからには、K-1背負って、絶対に他の団体で負けんなよって思っています。これからフェザー級の中心におるのは俺なんで楽しみにしてください」とアピールし、K-1を離れた寺田にもエールを送った。バックステージでのインタビューで「寺田からK-1王座を取りたかった?」と聞かれた石田は「そうですね。強い寺田選手に勝って取りたかったです。試合できなくなるのは悔しいです。けど、どっか行った人はもう追わんでいいかな」と話し、気持ちを切り替えていた。
Krushの宮田充プロデューサーは「石田には怪我もないのにブランクを作らせました。今だから言えますが、11月の(K-1)代々木でタイトルマッチなり王座決定戦なりで考えていました。長引いたんですけど、ようやくK-1のフェザー級が馬鹿げた形じゃなく正常な形に戻ります。石田対関口の王座決定戦で流れを作りたいと思います。1月に関口、2月に石田に順番にやってくれた、本来の流れで締まったと思います」と話した。関口との王座戦について聞かれた石田は「いつでもどこでも誰とでも戦います」と答えた。
なお、宮田氏は、ONEが4月からスタートする日本での新シリーズ「ONE SAMURAI」について、「Krushとしてはどういうスタンスか?」と聞かれると「申し上げることは何もないです。K-1は須藤元気プロデューサーがしかるべきタイミングで発信すると思いますけど、現時点でKrushだけで、どうなるかは申し上げるタイミングではないです。他団体さんがこの件について色々コメントしているのを見たんですけど、僕の立場から申し上げることは特にありません」とだけコメントしている。
塚本拓真、近藤拳成を圧倒し稲垣柊のスーパー・ライト級王座挑戦権獲得
第8試合 セミファイナル Krushスーパー・ライト級(65kg)次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
×近藤拳成 (TEAM3K/AJKNスーパーライト級王者、K-1甲子園2016 -65kg優勝)
○塚本拓真 (K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定0-3 (西村28-30/豊永28-30/梅木29-30)
この一戦の勝者は5月2日の後楽園大会で稲垣柊のKrushスーパー・ライト級王座に挑戦する。両者とも9か月ぶりの試合となる。
近藤三兄弟の次男・拳成は26歳。昨年2月のK-1でヴィクトル・アキモフにKO勝ちしK-1 GROUP 3連続KO勝ちとしたが、5月のK-1では佐々木大蔵に延長判定負けしている。
塚本は28歳。24年、拳成の弟・魁成、不可思に判定勝ちしたが、ゴンナパー、佐々木大蔵に判定負け。昨年4月29日のKrushでは岩﨑悠斗を2R KO。自ら志願し1か月弱先の5月25日のKrushに出場しヴィトー・トファネリに3R左ローでKO負けした。
1R、近藤は左ミドル、ボディフック、塚本は右ミドル、膝蹴り主体で、途切れず打ち合い、最後はお互い右ストレートを当てるが、どちらもひるまず均衡は崩れない。記者採点はイーブン。
2R、同様の蹴り合いが続くが、その中で塚本が執拗に右ミドルを当てつつ、右ストレートも当てていると、次第に右ストレートのヒットが増える。終盤には近藤が後退し、ロープやコーナーに詰められる時間が続く。記者採点は塚本。
3Rも塚本ペースが続き、塚本が右ミドル、左右の膝を当てつつ、右ストレートを度々当てる。近藤は鼻血を出し、防戦状態で終了する。記者採点は塚本。合計28-30で塚本。ジャッジ3者も塚本を支持し、塚本が判定勝ちで5月2日の後楽園大会での稲垣の王座への挑戦権を獲得した。
マイクを持った塚本は「前回(昨年5月)の負けで色々考えました」と話すと、涙を流し「シルバーウルフは現役時代の魔裟斗さんがいて、大宮司(進)さんという素晴らしいトレーナーがいてくれるのに、今、ベルトが一本も無いんですよ。だから俺がベルトを取ってシルバーウルブの大宮司さんに届けたいです」と話した。さらに塚本は「5月2日、隣の東京ドームで(ボクシングの)井上尚弥と中谷潤人があるかもしれないし、名前を出しても勝てないかもしれないけど、俺は後楽園ホールをそれ以上に盛り上げたいです」とアピールした。
KNOCK OUTから帰還の石田協、“DARUMA”健太に3年半越しリベンジ
第7試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
דDARUMA”健太(K-1ジム蒲田チームアスラ)
○石田 協[かの](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/THE KNOCK OUT FIGHTER UNLIMITED -66kgトーナメント優勝)
判定0-3 (西村28-30/岡田28-29/梅木28-30)
両者は22年9月、Krush-EXでの揃ってのデビュー戦で対戦し、激しいパンチの打合いの末、石田が3R終了間際に左ストレートでKO勝ちしている。
DARUMAはその後、Krushでは4連勝と好成績を残すが、昨年4月に大石昌輝に判定負けし連勝が止まり、10月のウェルター級王座決定トーナメント準決勝で齋藤紘也に判定2-0で惜敗した。齋藤は12月の決勝で大石に判定勝ちし優勝し王者となっている。
石田はDARUMA戦に続き水上陽生戦でもKO勝ちしたが、23年1月の3戦目で坂本優輝にKO負け。その敗戦後、一時は練習が疎かになったが、先輩の山崎秀晃のジムでトレーナーを務めるうちに練習に復帰し、昨年7月のKNOCK OUTのUNLIMITED 66kgトーナメントを制し賞金100万円を獲得する。その後もUNLIMITEDのプロのワンマッチでMMAの選手相手に2連勝。多様な相手との試合経験を経て成長し、3年ぶりにKrushのリングに戻ってくる。
1R、石田がサウスポーで構え、オーソドックスのDARUMAに対してプレッシャーをかけ、距離が詰まると右フック、左ストレートを当て、印象を作る。DARUMAも左右のロー、カーフ、右ハイを当て、はっきりと差をつけさせない。記者採点は石田だがイーブンもありうる。
2R、石田がパンチを当てると、DARUMAが組み付き、UNLIMITED慣れした石田が崩して倒す展開が繰り返され、レフェリーは注意の累積で警告を出す。終盤、DARUMAが右ミドルを効かせつつ、右ストレートを当てる展開を繰り返し、やや優位で終える。記者採点はDARUMAだがイーブンもありうる。
3R、挽回を狙う石田が開始すぐから前に出てDARUMAをコーナーに詰め、右フックの連打でダウンを奪う。だが石田は倒れたDARUMAにも右フックを当ててしまい、レフェリーから注意を受ける。その後も石田が前に出て、積極的にパンチを振るい、主導権を維持して終了。ダウンを奪った石田が判定勝ちし、3年半越しのリベンジを果たしたが、倒せなかったせいもあってか笑顔は無かった。
伊藤健人 引退セレモニー「自分に負けないよう歩んでいきます」
、伊藤健人 (K-1ジム蒲田チームアスラ/元Krushライト級王者)の引退セレモニーが行われた。伊藤は34戦15勝 (5KO)15敗4分の32歳。14年にデビューし、同年11月の新生K-1旗揚げ大会のプレリミナリーファイト第1試合に出場した過去もある。24年2月、里見柚己を38秒KOし、苦節10年でKrushライト級王座を獲得する。同年7月、大岩龍矢に判定勝ちし王座陥落。続く12月の児玉兼慎戦でも判定負け。昨年2月のKrushライト級GP 2025一回戦で昇也にKO負けして3連敗を喫し、昨年末に引退を表明していた。
引退セレモニーではスポンサー、家族、チームメイトやトレーナー、そして2度戦った里見が花束を贈呈した。伊藤は感謝の言葉を述べ「格闘家を引退させていただきますが、これからも格闘技で学んだ負けない気持ち、折れない心、やりきる力をセカンドキャリアで活かし、自分に負けないよう歩んでいきます」と話し、10カウントゴングを聞いた。
第6試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
×内田竜斗(チーム・タイガーホーク/K-1カレッジ2021 -55kg優勝)
判定2-0 (豊永30-29/岡田30-30/中野30-29)
1R、お互い慎重だったが、終盤、藤田がプレッシャーをかけ、内田をコーナーに詰めるようになると、右フックを当ててひるませ、好印象を作る。直後に内田は組み付き、レフェリーから注意を受ける。
2Rも藤田がプレッシャーをかけ続けてペースを握るが、正味のクリーンヒットは乏しい。3Rも同様に藤田がペースを握り続けて判定勝ちした。
第5試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×愛瑠斗[えると](RAUSU GYM)
○嶋 拓実(K-1ジム横浜チームオルカ)※K-1 GYM横浜infinityから所属名変更
判定0-3 (豊永28-29/西村28-29/島村28-29)
1Rからパンチの打ち合いの展開で、お互いひるませるスリリングな内容に。すると2R終盤、嶋が左フックでダウンを奪う。
3R、愛瑠斗が右カーフ、左右の膝蹴り、左ミドルを何発も当て、嶋をダウン寸前まで追い詰めるが、嶋も随所で右ストレートを当て返して、時間いっぱいまで耐えきり終了。1点差を死守し、嶋が判定勝ちした。
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×山浦力也(北斗会館/K-1甲子園2018 -60kg優勝)
○寺島 想[こころ](AX GYM/K-1カレッジ2020 -60kg優勝)
2R 2’18” KO (右カーフキック)
1Rから寺島が左三日月蹴り、右カーフキックを効かせ、主導権を握る。2R中盤、寺島が右カーフキックでダウンを奪う。倒れた山浦の腰に、寺島は右ローキックを当てる反則を犯したが、レフェリーから注意は入らず、山浦が10カウント以内に立つと続行する。寺島が再び右カーフキックでダウンを奪うと、レフェリーがストップし、寺島のKO勝ちとなった。マイクを持った寺島は「この内容じゃダメ。来年ぐらいにベルトを取りたいです」と話した。
第3試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
דTANK”和将(K-1ジム蒲田チームアスラ)※関川和将 改め。DTS GYMから所属変更
○来希(TEAM ONE)
判定0-2 (豊永29-29/岡田29-30/梅木29-30)
第2試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス)
×マルコ・ダニエル[Marco Daniel](ボリビア/ブラジリアン・タイ/X FORCE ONEキック・ライト級(63kg)王者)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)
第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
○伊藤 渚(K-1ジム川口ブルードラゴン)
3R 1’41” KO (パンチ連打)
プレリミナリーファイト第3試合 フライ級(51kg) 3分3R
×湯桶勇成(K-1 GYM BLOWS)
○榊原統羽[とわ](TAD)
3R 1’32” KO (左フック)
プレリミナリーファイト第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
○近藤壮真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
×後藤 力(TEAM ONE)
判定3-0 (28-27/28-27/28-27)
プレリミナリーファイト第1試合 女子アトム級(45kg) 2分3R
×KAI(ARROWS GYM)
○服部華鈴(キング・ムエ)
判定0-3 (29-30/29-30/29-30)



















