KNOCK OUT 8.18 大田区総合体育館:一斉記者会見 小笠原瑛作「ポカせず信頼を取り戻したい」、江幡塁「キックボクシングを突き通せば勝てる」、日菜太「8月18日に今年のピークを持って行く」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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KNOCK OUT「K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER」(8月18日(日) 東京・大田区総合体育館)の出場選手の記者会見が7月6日、東京・中野坂上のブシロードにて行われた。REBELSの山口元気代表がKNOCK OUTの新プロデューサーに就任から初の大会。今回はKNOCK OUT初の試みとして、4選手による1DAYトーナメントが行われる。トーナメントに出場する江幡塁と小笠原瑛作をはじめ、セミファイナルでのREBELSルール(肘無し)の試合で元ラジャダムナン3階級王者・ジョムトーン・チューワッタナを迎え撃つ日菜太ら出場選手が勢ぞろいし、来月の試合に向けての意気込みを語った。
メインイベント MTM Presents 初代KING of KNOCK OUTスーパーバンタム級(55.5kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
MTM Presents 初代KING of KNOCK OUTスーパーバンタム級(55.5kg)王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/WPMF世界スーパーバンタム級王者、ISKA K-1ルール世界バンタム級(55kg)王者)
レダ・ナライン[Reda Narain](オランダ)
MTM Presents 初代KING of KNOCK OUTスーパーバンタム級(55.5kg)王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者)
大野貴志(士道館新座ジム/WMC日本スーパーバンタム級王者)
小笠原兄弟の弟・瑛作と江幡兄弟の弟・塁は昨年6月大会で対戦し、塁が3Rに右ストレートで一撃KO勝ちし、塁はKNOCK OUT AWARD 2018のベストKO賞に選ばれていた。両者の実績も考慮し、2人が別ブロックに入る構図で抽選が行われており、今回も2人が決勝で当たるかが見所となる。
瑛作が初戦で当たるナラインは初来日の27歳。27戦26勝(11KO)1敗という驚異的な戦績で、今秋にはヨーロッパの大手キックイベント・エンフュージョンファイトでの57kg世界タイトルマッチが内定している実力者だ。
塁が初戦で当たる大野は6月9日のREBELSでのトーナメント出場者決定戦でKING強介から左フックでダウンを奪い判定勝ちしている。会見は病気のため欠席している。
瑛作は「8月18日にベルトを取って、エースとしてKNOCK OUTを引っ張りたいです。でも僕はこれまで肝心なところで負けていて、KNOCK OUT関係者は信じてくれていません」と発言。3年前に瑛作はRISEバンタム級次期挑戦者決定戦で村越優汰にTKO負けし、那須川天心との対戦を逃し、昨年は塁に敗れ、今回のトーナメント発表後の6月23日のシュートボクシングでは笠原友希を追い詰めながらも、3Rに肘で切られTKO負けしたばかり。そのため瑛作の言葉を聞いた師匠の山口プロデューサーは苦笑しながら首を縦に振る。続けて瑛作は「でも、8月18日、変わった姿を見せたいです。ポカせず信頼を取り戻したいです」と力強く宣言した。笠原戦での額の傷は昨日抜糸したばかりで「あと1か月あるので問題ない」とのこと。ナライン戦については「外国人特有の体の強さやバネに気を付けつつ、ローを蹴って潰したい」とプランを語った。決勝で塁と再戦した場合については「僕は一発もらって負けることが多いので、そこだけは気を付けて 最終的には倒して勝ちたい」と話した。
塁は「新日本キックはキックボクシングでムエタイを超えるのが目標です。タイ人と戦うことが多いですが、日本人との試合を望む人もたくさんいて、去年は小笠原選手との戦いが盛り上がり、僕自身も楽しかったです。1年経って今回はトーナメントで、さらに面白い戦いになると思います」とコメント。初戦の大野については「打ち合っていて交戦的な選手。戦うのが楽しみ」と話し、決勝は瑛作のほうがいいか?という質問には「その方が盛り上がると思います」と答えた。2試合の戦い方のプランについて聞くと「僕たちの基本であるキックボクシングを突き通せば勝てると思います」と、ここでもキックボクシングにこだわる答え。ベルトを獲得した先の展望については「まだ対戦していない選手と、このベルトを通して戦うことが実現できればいいと思う」と答え、那須川天心・武尊との対戦について改めて意欲を示した。
セミファイナル REBELSルール(肘無し) 3分3R(延長1R)
日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者)
ジョムトーン・チューワッタナ(タイ/元ラジャダムナン3階級王者、元プロボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級王者)
日菜太は「ジョムトーンは中国のクンルンファイトのトーナメントで強い選手たちに勝って準優勝しているので、今の世界の70kgのトップクラスなのは間違いありません。でももっと上にシッティチャイ、ペトロシアン、アラゾフといった強い連中がいます。彼らにチャレンジするにはジョムトーンは避けて通れない壁です」と改めて今回の試合の位置づけを語った。
5月の会見で日菜太は「ジョムトーンに勝って、その後も凄い活躍をしたら、来年1月4日と5日の(KNOCK OUTと系列会社の)新日本プロレス東京ドーム大会の中で僕の試合を組んで欲しい」とアピールしていた。今回の会見でも「東京ドームの中でプロレスファンに滅茶苦茶ブーイングされたいですね。同じ階級のガチガチの強豪が相手でもいいし、120kgぐらいあるプロレスラーが相手でもいい」と発言。「一般の人が知っている立ち技の選手と言ったら、武尊選手、那須川天心選手、RENA選手だと思います。僕ら新生KNOCK OUTの選手もそういう存在になるのが目標で、僕らKNOCK OUTもメジャー団体に上がっていけるよう頑張ります」と、これらのアピールを通じ見据えることについても語った。
とはいえ日菜太は6月9日のREBELSで、シュートボクシングの元日本王者・坂本優起を相手に苦戦。試合前から満身創痍で、左足の怪我で左ミドルを思うように出せず、延長判定2-0という薄氷を踏むような勝利だった。今回のコンディションも気がかりだが、日菜太は「今、32歳で、怪我との戦いです。さっき控室でも45歳の大月晴明さんが、疲れる練習ばっかりじゃなく、練習の切り捨ても必要と話されていて、説得力がありました。僕も切替の時期ですね。8月18日に今年のピークを持って行き、勝って、望まれれば11月か12月に試合して、来年1月の東京ドームに向けてアピールしたいです」と話した。
新生KNOCK OUTは「選手育成の強化」を新たな柱に加え、「K.O TRYOUT(ケーオー・トライアウト)」の参加者募集を行っていたが、山口プロデューサーは「明日、書類審査を通過した32名がトライアウトの本番を迎えます。全国から面白い選手がたくさん集まりました」と報告した。さらに「トライアウトの総監督を橋本道場の橋本敏彦会長が務めます。参加選手は4チームに分かれ、選手同士が戦うだけでなく、リーダー役の現役トップ選手も最後は戦います。今のところ重森陽太選手と町田光選手がリーダーに決まり、残り2人は調整中です。10月と11月のKNOCK OUTで対戦し、最後に大将戦で勝敗が決まります。4チームの練習風景や葛藤を、TOKYO MXの番組(金曜夜11時~)で密着取材して紹介します」と詳細を明かしている。(※右上写真は山口氏と、共に会見の進行役を務めたクロスポイント所属の川島えりさ)
K.O CLIMAX 部門のその他の出場選手のコメント
63.5kg契約 3分5R
◆宮越慶二郎(拳粋会宮越道場/WBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者)前回、前々回とREBELSでいい勝ち方ができました。大晦日のRIZIN出場が目標なので、相手が誰であろうと関係なく、またいい勝ち方をしてアピールしていきたいです。KNOCK OUTには(森井洋介にKO負けし、重森陽太と引き分けたため)いい思い出が無いので、初白星をあげたいですね。
◆鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)宮越選手には10年ぐらい前に負けているので(※10年12月の藤原祭で2R肘によるカットでTKO負け)、過去の自分との戦いにもなります。思いっきり頑張ります。
72.6kg契約(ミドル級相当) 3分5R
T-98(クロスポイント吉祥寺/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者、元ラジャダムナン・INNOVATION・REBELS-MUAYTHAI同級王者、元WPMF世界ミドル級王者)
斗吾(伊原道場/新日本ミドル級王者)
※両選手とも欠席
62kg契約 3分3R(延長1R)
◆良太郎(池袋BLUE DOG GYM/REBELS-MUAYTHAIライト級王者)雅選手とは過去にやっていますけど(※16年10月のREBELSで雅が判定勝ち)、過去に関係無く、2人で盛り上がる試合がしたいです。KNOCK OUTに1人ぐらいこういうキャラがいてもいいでしょ?
◆雅 駿介(PHOENIX/ムエタイオープン&スック・ワンキントーン・ライト級王者)良太郎選手を控室で見たらピコ太郎みたいでした。試合では僕の攻撃で倒してピヨピヨさせて、ピヨ太郎にしてやります。
58kg契約 3分5R
◆駿太(谷山ジム/Bigbangスーパーフェザー級王者)安本君のInstagramに、彼が小さい頃に僕と撮った写真が載っていて、滅茶苦茶感動し、感慨深かったです。その気持ちを試合に出したいです。テクニック合戦になると言われますけど、そこはそもそも僕は得意じゃなく、やるつもりは無いですね。5Rある中で、もちろんテクニックが無いといけないですけど、一番は気持ちを見せたいです。
◆安本晴翔(橋本道場/REBELS-MUAYTHAIフェザー級王者)憧れの駿太選手と戦えることをうれしく思います。尊敬していたんですけど、僕がKOで倒します。駿太選手のYouTubeチャンネルも見ていますね。今、顔が怖いんですけど、前は優しかったんですよ(そう話すと駿太はサングラスを外して笑顔を見せる)。テクニックで負けないよう、いい試合をして勝ちたいです。
63kg契約 3分3R
◆大月晴明(マスクマンズ/元K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級(60kg)王者、元WPKC世界ムエタイ&全日本ライト級王者)丹羽選手は日本拳法の動きをうまくキックボクシングの中で使って結果を出している選手です。僕は武道好きで、日本拳法の人との試合は初めてなので楽しみですね。丹羽選手にボコボコにされても、最後まで立って、チャンスがあれば強い一撃を入れたいです。
◆丹羽圭介(TEAM KSK/REBELS 63kg級王者)僕が35歳で、大月選手が45歳で、合わせて80年分の集大成のような試合になると思います。色んな人の叡智を集結した「ニワールド」を駆使し、爆腕レジェンドの大月選手をぶっ倒したいです。勝ったらKNOCK OUTの63kgの王座決定トーナメントを開催して欲しいです。
REBELSルール(肘無し) 女子46kg契約 3分3R
◆ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)この中で私が一番キャリアが浅いですけど、選んでいただいた以上は一番輝いた姿で大きな舞台に立ちたいです。私も祥子選手と同じでムエタイスタイルなので、蹴りもやりたいですけど、練習しているパンチや回転技も出したいです。
◆祥子(JSKキックボクシングジム)私は出産のブランクがあり、プロで活動しているのは実質2年ほどです。大きな舞台で注目されている選手との試合を組んでもらったので、自信を持って戦いたいです。私はムエタイが好きなので、テクニックを駆使するフィームースタイルで戦いたいです。
REBELS division の出場選手のコメント
スーパーバンタム級 3分3R
◆炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)相手は今、ノッっている選手ですけど、世の中の厳しさを教えたいです。でも同じ沖縄出身の後輩なので、いい試合をして盛り上げたいですね。
◆壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/LPNJ(ルンピニー日本)バンタム級王者)沖縄出身の大先輩の炎出丸さんの胸を借ります。KNOCK OUTのバンタム級王座ができれば、どんどん絡みたいです。前回の試合で肘の手応えを感じたので、炎出丸さんを切り裂いてみたいです。
52.5kg契約 3分3R(延長1R)
◆蓮沼拓矢(ノーナクシンムエタイジム東京)去年濱田選手と戦って勝っていますけど、油断せずしっかり仕上げ勝ちたいです。
◆濱田 巧(team AKATSUKI)色んな人に覚えてもらえる試合をします。入場から盛り上げたいです。
63kg契約 3分3R
◆与座優貴(橋本道場/極真会館2017全世界ウェイト制軽量級(70kg)優勝)空手からキックに転向して初の外国人が相手なので、純粋に楽しみです。6月のREBELSは判定勝ちで、納得の行く試合ができなかったので、今回は最低でもKOで勝てるようにしたいです。
※対戦相手のジョニー・オリベイラ(ブラジル/トーエルジム/新日本ライト級6位)は欠席。
REBELSルール(肘無し) 80kg契約 3分3R
◆ロッキー川村(パンクラスイズム横浜/元パンクラス・ライトヘビー級&ミドル級王者)俺のバルボアブローで梅屋敷(※大田区総合体育館の最寄り駅)までぶっ飛ばしてやる。
◆吉野友規(STURGIS新宿ジム)輝かしい成績残している方と戦えてうれしいです。思いっきり踏み込んで思いっきり殴ります。
オープニングマッチ フェザー級 3分3R
浦林 幹(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKバンタム級王者)
塚本勝彦(TORNADO)
オープニングマッチ 57.5kg契約 3分3R
新田宗一郎(クロスポイント吉祥寺)
神田賢吾(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
概要
大会名 K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER
日時 2019年8月18日(日) 開場・13:00 開始・14:00
会場 大田区総合体育館
チケット料金 柵内VIP(特典付き)50,000円 アリーナS 20,000円 アリーナA 12,000円 アリーナB 10,000円 1FスタンドA 8,000円 2FスタンドB 6,000円 2FスタンドC 4,000円 ※当日券は各1,000円アップ
チケットh販売 チケットぴあ(Pコード:843-143)
お問い合わせ キックスロード 03-4500-4840 http://www.knockout.co.jp/