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[パンクラス] 7.31 後楽園:前田吉朗、再起戦は「スカッと勝ちたい」

パンクラス "2005 SPIRAL TOUR" 7月31日(日) 後楽園ホール 【→カード&チケット】  [→掲示板]

(7/30 up) 前日計量が午後2時よりP's LAB東京で行われ、主要日本人選手がマスコミの取材に応じてくれた。
 前田吉朗は5月のPRIDE武士道でKO負けを喫し、総合プロデビュー以来の無敗記録が14でストップ。練習の中でも以前に比べて危機感を意識するようになったといい、よりキラー度の増した動きが期待できそうだ。「今年に入ってスカッとした勝ち方をしていないので、早いとこ勝っておきたい」と話し、9/3の地元・大阪大会ではセミファイナルの志田幹 vs. イヴァン・メンジヴァーの勝者と闘うことになるだろうとの見方を示した。
 その志田は3月のD.O.Gを眼窩底骨折のため欠場したが、5月から本格的な練習を再開。昨年12月以来の試合ということもあり、3R目にどこまで動くかを不安材料に上げたが、「コンディションは100%。あとは相手次第」と言い切った。その相手、メンジヴァーの映像はUFC 48のマット・セラ戦の30秒ぐらいのダイジェストしか見ていないため、昨日の公開練習のビデオを見て参考にするつもりだ。勝てば9月大阪の前田戦の可能性が高まるが、「明日の試合で勝つことしか今は考えられない」と話した。
 矢野卓見も相手のムエタイ王者・クンタップ・ウィラサクレックの情報が少ないといい、公開練習の映像を見た感想は「やりたくねぇ」と一言。過去ストライカーとの対戦経験は豊富だが「経験はあっても、結果が出てないんでねぇ。体の大きさもこれまでやった選手とは違うし。とにかく怪我しないように」と苦笑いを浮かべていた。
 桜木裕司は10日の横文大会との連続出場だが、「世界の強い選手と戦えるレベルになるまで、とにかくどんどん試合をして強くなりたい」といい、怪我さえなければ毎大会出場してもいいぐらいだという。横文の高橋義生戦についても触れ、「あの試合で一皮むけました」「ただ、やっている本人たち同士は納得できたんですが、お客さんの期待に応えられなかったので、そのお返しになるような熱い試合をしたいです」と話した。
 大会当日券は10時より発売される。アマチュアのパンクラスゲートは無く、12時に大会がスタートする。(井原芳徳)

前田・志田・矢野・桜木の相手が公開練習

(7/29 up) 後楽園大会に出場する外国人選手4人が29日、P's LAB東京で練習を公開した。
 メインで前田吉朗と対戦するコリン・マンサーは、師匠ボブ・シュライバー相手に立ち技と寝技で素早い動きを披露。アンクルホールドでの勝利を宣言し、「俺がなぜ『オランダのスナイパー』と呼ばれているか、明後日のリングでわかるだろう」と不敵な笑みを浮かべた。
 前田のライバル・志田幹と対戦するイヴァン・メンジヴァーは、筋肉質な体型とバネのある動きで印象を残した。猪木アリ状態で寝転んだまま、相手の頭に届きそうな蹴りを放ったり、立った状態からアクロバティックな回し蹴りを放って見せたが、17歳から2年間、プロレスをやっていた時期もあったといい、その素地が格闘技でも活きているようだ。「僕は柔術、ボクシング、ムエタイ、何でも出来るルチャドールさ」「いつもリングの上で新鮮な驚きを感じたいから、対戦相手のための練習をすることはない。バーリトゥード(何でもあり)なんだから、カラテキッドのような動きをやってもいいんだ」と自論を展開。日曜のリングでどのような動きを見せるか楽しみだ。
 矢野卓見と対戦するWMCウェルター級王者・クンタップ・ウィラサクレックは、ムエタイ流の威力たっぷりのミット打ちを披露しただけで、寝技は非公開。3か月前から山本喧一、高谷裕之に総合を習っているといい、ミルコ・クロコップのようなKOファイターを目指す。キックではなかなか試合が組まれないため総合にフィールドを広げ、将来は山本“KID”徳郁と闘いたいとも話していた。
 桜木裕司の相手、ロシア人のアスラン・デゼボエフは、6月のD.O.Gでは見られなかった寝技も披露。パスガードのような動きも難無くこなし、トップポジションからのパンチ連打の後にアキレス腱固めを仕掛ける動きも見せた。(井原芳徳)

今泉破ったDJ.taikiも連戦。全カード決定

(7/22 up) フェザー級・DJ.taiki(K.I.B.A.) vs. 村田卓実(和術慧舟會A-3)が決定し、全カードが揃った。taikiは7/10の横文大会に緊急参戦し、修斗の強豪・今泉堅太郎相手に大アップセットを起こした。ダメージは無く、桜木裕司同様連続出場となる。村田は6月の大森大会で築城実から勝利を奪っている。昨年10月のDEMOLITIONでtaiki(当時は本名の畑大樹)と村田は対戦しドローに終わっており、今回は決着がつくか?
 なお、当初出場予定だった竹内出は、今大会を欠場する。当日券は10時より全席種販売。開場時間(11:30〜11:55)には、近藤有己が購入グッズにサインをしてくれるとのこと。

志田、実力者メンジヴァーと対戦。桜木連戦

(7/15 up) フェザー級3R・志田幹(パンクラスP'sLAB東京) vs. イヴァン・メンジヴァー[Ivan Menjivar](カナダ/トリスター・ジム)、ヘビー級2R・桜木裕司(掣圏会館) vs. アスラン・デゼボエフ(ロシア/マルプロジム)が決定した。
 志田は昨年12月に山本篤を膝蹴りでKOして以来の試合出場。プロ10戦目にして初の国際戦に挑む。初参戦のメンジヴァーは中米のエルサルバドル出身の23歳の新鋭。03年7月にAFCで前修斗世界ウェルター級王者のビトー“シャオリン”ヒベイル、04年6月にUFCでマット・セラとの対戦経験を持つ。2戦とも敗れるが判定まで持ち込み、総合の通算成績は19戦15勝3敗1無効試合。ムエタイ、レスリング、柔術をベースとする実力者だ。
 桜木は10日の横文大会との連続出場。一本負けを喫したが、相手の高橋義生が打撃を封印していたためダメージが無く、連戦が可能となった。相手のデゼボエフはロシア・北オセチア共和国で軍隊術を学んだ選手。6/11のD.O.Gでスチュワート・フルトン(XXX)を右フックでKOした。

前田吉朗、リングス・オランダ王者と対戦

(7/11 up) 前田吉朗の相手が、リングス・オランダの70kg級王者・コリン・マンサー(Colin Mannsur)に決まった。マンサーはスリナム(オランダの植民地だった中南米の国)生まれの31歳。ボブ・シュライバーの弟子で、総合23戦11勝10敗2分、ムエタイ30戦18勝(12KO)10敗2分。総合は95年12月から始め(デビュー戦のルールは不明)、リングス・フリーファイト・オランダ王者を01年には65kg級、04年には70kg級で獲得している。リングス・オランダは、日本のリングスが活動休止後も、リングスの名前を冠して自主興行を継続している。

ヤノタク、ムエタイ現役王者と対戦

(7/6 up) 矢野卓見がパンクラスルールでムエタイの強豪・クンタップ・ウィラサクレックと戦うことが決まった。
 総合初挑戦のクンタップはムエタイ歴15年、戦績98戦71勝(21KO)18敗9分の25歳。WMCウェルター級(-66.68kg)王座を保持し、同級ではラジャダムナンで最高3位、ルンピニーで最高2位まで上り詰めたことがある。昨年8月のMAキックで同ウェルター級王者の白須康仁と肘無しルールで対戦するも、ローブローの反則減点2により判定負け。11月にシュートボクシングでS-CUP王者・アンディ・サワーと対戦。直前のオファー、肘無し、一階級分違う72kg契約という不利な条件で5R戦い、KO負けを喫している。日本では今ひとつ真価を発揮できずにいるが、実力は本物。どれだけ総合の練習をしているのか未知数だが、立ち技に関してはヤノタクの脅威となるだろう。
 ヤノタクは過去に典型的なストライカータイプとは総合ルールで3度対戦。01年12月のDEEPでランバー・ソムデートに判定負け、02年5月のパンクラスで佐藤堅一(当時はMAキック王者)に三角絞めで勝利、04年1月のZST-GPでレミギウス・モリカビュチスにパワーボムで失神KO負けという結果を残している。一概にクンタップと過去の3選手を比較することはできないが、ストライカー相手に苦い経験を積んでいるヤノタクが、どういう戦略を立ててくるかが見物だ。(井原芳徳)

前田吉朗再起戦。志田・ヤノタク・竹内出場

(6/21 up) 今大会に前田吉朗(パンクラス稲垣組/フェザー級)、志田幹(パンクラスP'sLAB東京/フェザー級)、矢野卓見(烏合会/ライト級)、竹内出(SKアブソリュート/ミドル級1位)の4選手の出場が決定した。吉朗は5月のPRIDE武士道でKO負け。総合プロデビュー以来の無敗記録が14でストップした。聖地・後楽園で“吉朗伝説”第2章が始まる。

J太郎とNUKINPO!が再戦

(6/7 up) ライト級2試合、滝田J太郎(和術慧舟會東京本部) vs. NUKINPO!(パンクラスP'sLAB東京)、飯田崇人(和術慧舟會A-3) vs. 井上和浩(インプレス)が決まった。
 J太郎とNUKINPO!は04年1月のDEMOLITIONで対戦。NUKINPO!に敬意を示したJ太郎がこの時限定で「takinpo?」というリングネームを使い、判定で勝利している。今回はNUKINPO!がホームリングでリベンジを狙う。両者とも矢野卓見に敗れており、再浮上のきっかけを掴みたいところ。
 飯田と井上も再浮上のために落とせない一戦。飯田は昨年5月の後楽園大会で野沢洋之(スタンド)に僅差の判定で敗れて以来の参戦。一方、井上は修斗で世界ランキングに名を連ね、鳴り物入りで昨年10月にパンクラス初参戦するも、NUKINPO!の膝十字固めの前に大逆転負けを喫して以来。今回井上はライト級に落とし不退転の覚悟で挑む。両者のパワフルなファイトに注目だ。
 チケットは6月26日(日)発売。なお、今大会は昼12時からスタートするのでご注意を。

 

パンクラス "SEGA SAMMY Presents PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR"
2005年7月31日(日) 東京・後楽園ホール
開場・11:30 開始・12:00


第7試合 フェザー級 5分3R
前田吉朗(パンクラス稲垣組)
コリン・マンサー(オランダ/チーム・シュライバー)

第6試合 フェザー級 5分3R
志田 幹(パンクラスP'sLAB東京)
イヴァン・メンジヴァー(カナダ/トリスター・ジム)

第5試合 ライト級 5分3R
矢野卓見(烏合会)
クンタップ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/WMCウェルター級王者)

第4試合 ヘビー級 5分2R
桜木裕司(掣圏会館)
アスラン・デゼボエフ(ロシア/マルプロジム)

第3試合 フェザー級 5分2R
DJ.taiki(K.I.B.A.)
村田卓実(和術慧舟會A-3)

第2試合 ライト級 5分2R
滝田J太郎(和術慧舟會東京本部)
NUKINPO!(パンクラスP'sLAB東京)

第1試合 ライト級 5分2R
飯田崇人(和術慧舟會A-3)
井上和浩(インプレス)



■ 入場料金:
SS ¥12,000- A ¥9,000- B ¥6,500- C ¥5,000- D ¥4,000- 立見 ¥3,500-
※当日券は一律500円増し。10:00より販売。

■ 一般チケット発売日:6月26日(日)

■ チケット発売所:
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード594-040)
ローソンチケット 0570-00-0403(Lコード32135)
CNプレイガイド 03-5802-9999
イープラス http://eee.eplus.co.jp/ (パソコンもケータイも同じアドレス)
楽天チケット http://ticket.rakuten.co.jp/pancrase/
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
大山アメリカン 03-3962-6443
レッスル池袋 03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
水道橋・マニア館 03-5276-0304
アイドール新宿 03-3371-5211
ファイター 03-3354-1903
フィットネスショップ水道橋 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778
格闘技・プロレス図書館 闘道館 03-3512-2080
イサミ尚武堂 03-5214-6487
ゴールドジム 03-3645-9434
パンクラス 03-5792-0815
※ぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイドは全国各地の窓口でお買い求め頂けます。

■ お問い合せ:パンクラス 03-5792-0815

Last Update : 07/30 16:54

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