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(レポ&写真) [パンクラス] 6.5 大森:ネオブラ3階級決勝進出者揃う

パンクラス "SEGA SAMMY Presents PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR"
2005年6月5日(日) 東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
観衆:430人(超満員)

 レポート&写真:井原芳徳
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第10試合 ネオブラッド・トーナメント・ウェルター級準決勝(2) 5分2R
○本田朝樹(パンクラスP'sLAB横浜)
×高本裕和(アンプラグド国分寺)
2R 2'36" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)


 足関の攻防の後スタンドに戻ると、一進一退の打撃戦。1R終盤から高本がフックの連打で攻めると、2R序盤、本田は鼻血を出しドクターチェックを受ける。だが1Rから当て続けた右ローが次第に効果を発揮。互いに大きなダメージを負いグロッキー状態ながらも、一歩も引かぬ打撃戦を繰り広げ、場内は大盛り上がりとなるが、本田が強烈な右ロー一発で高本の心も折り、最後はパンチの連打でレフェリーストップ勝ちをおさめた。

第9試合 ネオブラッド・トーナメント・ウェルター級準決勝(1) 5分2R
×太田洋平(和術慧舟會A-3)
○小路伸亮(KILLER BEE)
1R 0'09" KO (左フック→グラウンドパンチ)


 ゴング早々、小路が手合わせを要求。太田が返そうとすると、その隙を突く掟破りの左フック一撃で太田をマットに沈めた。太田陣営からは「卑怯だぞ」との野次が飛んだが、小路は涼しい顔。KIDと同じKILLER BEEの選手らしいふてぶてしさは、良くも悪くも観客に強烈な印象を残した。決勝の本田戦は昨年12月大会のパンクラスゲートの再戦。前回はドローで終わっており、今度は打撃での完全決着が期待される。

第8試合 ネオブラッド・トーナメント・ライト級準決勝(2) 5分2R
○中條 実(和術慧舟會 東京本部)
×北田俊亮(TEAM JUNKiey)
判定2-1 (大薮20-20・マスト中條/梅木19-19・マスト北田/和田20-19)


 グラウンドの攻防と、中條が寝転んでの猪木アリ状態が交互に繰り返される試合展開。1Rに中條がバックマウント、2Rに北田がマウントをどちらも1回ずつ奪うという、ほぼ互角の内容となったが、終了間際にハーフからパンチを落とした中條が勝利を手にした。

第7試合 ネオブラッド・トーナメント・ライト級準決勝(1) 5分2R
○山田崇太郎(TEAM JUNKiey)
×吉村直記(K.I.B.A.)
判定3-0 (松宮20-19/大薮20-19/梅木20-19)


 マッチョ体型の山田が、タックルでテイクダウンすると、上から鉄槌を落とし続ける攻めで2Rとも吉村を圧倒。危なげなく決勝に駒を進めた。決勝では同門・北田の敵討ちを目指す。

第6試合 ネオブラッド・トーナメント・フェザー級準決勝(2) 5分2R
×城間貴文(HYBRID WRESTLING武∞限)
○柳澤雅樹(PPT)
2R 0'35" ギブアップ (三角絞め)


 1R、柳澤がテイクダウンで上になるが、パスガードのカウンターで城間はリバーサルに成功。だが柳澤も直後にリバーサルを決め、マウント、バックマウントと一気に優位なポジションに持ち込む。城間は脱出に成功し、立ち上がった柳澤のサッカーボールキックを浴びそうになるが、すぐさま三角絞めにつかまえる。しかし柳澤はこれを逃れると腕十字。これは極まらず1Rは時間いっぱいとなったものの、めまぐるしく攻防の入れ替わる見応えのあるラウンドとなる。
 だがこの流れを見てもらえばわかるように、城間に逆転された後も、すぐさまチャンスを作り直すのが柳澤の持ち味。2R開始早々、タックルでのテイクダウンに失敗するが、柔術式にガードポジションを取り、一瞬の隙を突いての三角絞め。これが見事極まり、城間はタップした。

第5試合 ネオブラッド・トーナメント・フェザー級準決勝(1) 5分2R
×藤本直治(パンクラス稲垣組)
○井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン)
判定1-2 (松宮19-20/大薮20-20・マスト藤本/梅木20-20・マスト井上)


 接戦となったが、2Rに井上が下からの蹴り上げをクリーンヒットさせ、終盤にバックを取るなど攻勢を印象づけ、勝利をもぎとった。決勝は柳澤へのリベンジマッチとなる。

第4試合 フェザー級 5分2R
×築城 実(パンクラスP'sLAB東京)
○村田卓実(和術慧舟會A-3)
判定1-2 (和田20-19/松宮19-20/大薮19-20)


 開始間もなく、築城が強烈な左ミドルを当て村田を苦しめたが、テイクダウンに持ち込む技術は村田が上。築城も下からギロチンを仕掛け果敢に応戦したが、流れをひっくり返すことはできなかった。

第3試合 フェザー級 5分2R
△平田勝裕(和術慧舟會A-3)
△DJ.taiki(K.I.B.A.)
判定1-0 (和田20-19/松宮19-19/大薮19-19)


 1Rは平田、2RはTAIKIがパウンドで攻める展開となり、ポイント五分五分でドロー。

第2試合 パンクラス・アテナ 54kg未満契約 3分3R
○WINDY智美(パンクラスism)
×バッカス羽鳥(BBdoll)
2R 1'08" TKO (タオル投入:スタンドパンチ連打)


 バッカスは本職のストライカー相手に打撃で真っ向勝負。リーチ差を活かす場面もあったが、次第に押され、パンチの連打を浴び大量の鼻血を出す。1Rでドクターストップがかかっても不思議ではないやられっぷりだったが、2R序盤にはスタンドでギロチンを仕掛ける等最後まで勝負をあきらめず。最後はパンチの連打を浴びたところでセコンドがタオルを投入した。ここの所総合ルールで苦戦の続いたWINDYだが、打撃の破壊力の恐ろしさを久々に見せつけた。

第1試合 パンクラス・アテナ 54kg未満契約 3分3R
○伊藤あすか(パンクラス稲垣組)
×せり(SOD女子格闘技道場)
判定2-0 (和田29-29/松宮30-28/大薮30-28)


 せりの打撃に苦しむ場面もあった伊藤だが、グラウンドになるとバックマウントや腕十字で再三チャンスを作り圧倒。一本は取れなかったものの、東京勢に素質の高さを印象づけた。

パンクラスゲート フェザー級 5分2R
△片山 伸(T-Pleasure)
△工藤一郎(和術慧舟會東京本部)
時間切れ

Last Update : 06/16 02:44

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