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(レポ&写真) [SB] 11.5 後楽園:サワー、宍戸、菊地勝利

シュートボクシング協会 "∞-S - Infinity-S - vol.5"
2004年11月5日(金) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

第9試合 メインイベント 肘無しルール 72kg契約 3分5R  
○アンディ・サワー(オランダ/リンホージム/S-cup 2002,2004王者・SB世界Sウェルター級王者)
×クンタップ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック/WMC世界ウェルター級王者)
5R 2'12" KO (パンチ連打)


 ジェームス・マルチネス欠場により急遽出場の決まったクンタップは、ウェルター級(約67kg)の選手にも関わらず、この日は71.6kg。明らかに動きが悪いが、サワーも突然の相手変更で契約体重が70kgから72kgに変わったこともあり、動きが冴えない。3Rまで淡々とした攻防が続き、4Rからようやくサワーのパンチラッシュでクンタップがひるむように。最後もパンチ連打でサワーがクンタップを沈めた。

第8試合 メインイベント 肘無しルール 68.5kg契約 3分5R 
○宍戸大樹(シーザージム/S-cup 2004準優勝・SB日本Sライト級王者)
×チャンプアック・チョーセパサート(タイ/ISSジム/WMTC世界Sウェルター級王者)
4R 2'15" KO (パンチ連打)


 チャンプアックは69.25kgで計量オーバーにより10オンスのグローブを着用。宍戸は8オンス。
 S-CUP効果もあり、この日は一際宍戸への声援が大きかった。ファンの期待に押されるように、宍戸はストレートやローといったオーソドックスな技以外にも、飛び膝・バックハンド・関節技と多彩な技で魅了する。
 主導権を握りながらもなかなかチャンプアックを追い詰められなかった宍戸だが、4Rから右ローを多用すると、チャンプアックは右足を痛める。まともに立てなくなったチャンプアックに、最後はパンチの連打もお見舞いし、豪快にノックアウトした。
 宍戸は「次にサワー戦を組んでもらえるまで、自分は絶対に負けません」と宣言。メインイベンターとしての貫禄を感じさせた。

第7試合 肘無しルール 70kg契約 3分5R
○菊地浩一(寝屋川ジム/SB日本ウェルター級3位)
×ゲンナロン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック/BBTVウェルター級2位)
7R 判定3-0 (平10-9/角田10-9/北尻10-8)

6R 判定1-1 (平10-10/角田10-9/北尻9-10)
5R 判定0-1 (平48-49/角田48-48/北尻49-49)
※7Rに肘打ちの反則2回によりゲンナロンに減点1

 ゲンナロンの強烈なボディを何発ももらう菊地だが、ひるむことなく右ローと右ストレートで応戦。2Rには右ボディを打ち返し、右ストレートでゲンナロンをぐらつかせる。3Rにはゲンナロンがやや疲れを見せるが、4Rからは前蹴り等を使ってうまく距離を取り、有効打を当て反撃。5Rも激しい打ち合いとなり、結局判定はドローに。
 延長ラウンド、ゲンナロンは距離を取って右ミドルを当て、何度か菊地を突き飛ばす。菊地は左フックを数発当てた程度で劣勢だったが、ゲンナロンも決定打に欠き、再延長にもつれ込む。
 7R、パンチ合戦となり、ゲンナロンが反則の肘打ちを出してしまう。レフェリーの注意にも関わらず2度続いたため、減点1が宣告される。さらに終盤には菊地が左フックで追い詰め、苦戦の末、勝利をもぎ取った。

第6試合 グローブハンデマッチ 98kg契約 3分5R
○伊賀弘治(龍生塾/SB日本ライトヘビー級3位/85.9kg/10オンス)
×スチュワート・フルトン(アメリカ/XXX/97kg/12オンス)
1R 終了時 TKO (タオル投入:右足甲の負傷)


 急遽出場のフルトンの負傷により不完全燃焼に終った伊賀は「今日でヘビー級を卒業してこれからは75kgで戦う」と語り、ミドル級転向を表明した。

第5試合 フェザー級 3分5R
○石川剛司(シーザージム)
×菊田光正(寝屋川ジム)
判定2-1 (大村50-49/北尻49-50/茂木50-49)

第4試合 スーパーバンタム級 3分3R
×今井教行(シーザージム)
○タイガー石井(スクランブル渋谷)
4R 判定0-3 (8-10/8-10/8-10)
3R 判定0-1 (28-29/29-29/29-29)

第3試合 66kg契約 3分3R
○金井健治(ライトニングジム/ウェルター級)
×五味慎一郎(湘南ジム/スーパーライト級)
1R 1'17" TKO (レフェリーストップ:転倒時に後頭部を強打)

第2試合 スーパーウェルター級 3分3R
×太田義明(シーザージム)
○山口太賀(寝屋川ジム)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)

第1試合 フェザー級 3分3R
×大藪大志(シーザージム)
○ナグラーンチュ・マーサ“M16”(龍生塾)
2R 0'41" TKO (ドクターストップ:鼻の負傷)

Last Update : 11/06 00:46

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