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(レポ&写真) [パンクラス] 12.21 後楽園:前田&志田、揃ってKO勝ち

パンクラス "Sammy Presents PANCRASE 2004 BRAVE TOUR"
2004年12月21日(火) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

第1試合 フェザー級 5分2R
○志田 幹(パンクラスP's LAB東京)
×山本 篤(KILLER BEE)
2R 4'36" KO (膝蹴り)


 志田が切れのある右ハイとローを当てれば、山本も的確に左ストレートを当て返し応戦。スピーディーで緊張感あふれる攻防に、会場は第1試合とは思えない盛り上がりを見せる。1Rはタックルを切られ続けた山本だが、2R序盤にはテイクダウンに成功。いったんスタンドに戻り再びタックルに行くと、志田ががぶった状態で山本の顔に膝を入れる反則を犯してしまう。山本の右目のドクターチェックの後、試合は再開。この反則の影響があったのかは定かではないが、志田はその後左右のローを効かせ攻勢に転ずる。そして最後は必殺の飛び膝が見事炸裂。壮絶なKOでパンクラスフェザー級No.2対決を制した。

第3試合 フェザー級 5分2R
○前田吉朗(パンクラス稲垣組)
×築城 実(パンクラスP's LAB東京)
1R 4'02" KO (右ストレート)


 序盤、築城のギロチンに捕まってしまった吉朗だが、落ち着いて脱出すると上からパウンドを落とす。膠着状態となりブレイクがかかると、築城はハイとストレートでラッシュを仕掛ける。すると前田はカウンターの右ストレートをクリーンヒット。前のめりに倒れる築城に飛び膝気味の左ハイを喰らわしたところでレフェリーがストップした。
 試合後、第1試合で勝利し築城のセコンドについていた志田がマイクを持ち、4月の大阪大会での再戦を前田に要求。すると前田は「オイ、誰が人の勝った試合で先にマイクを持つ奴がおんねん!ぶち殺したるぞ、待っとれや!」と彼らしい返事で対戦を受諾した。正式決定ではないが、両者の対決への機運が一気に高まった。

 


 

第7試合 メインイベント ライトヘビー級 5分3R
×渡辺大介(パンクラスism/5位)
○ケステゥシャス・アルボーシャス(リトアニア/ラトビア士道館)
判定0-3 (松宮28-29/和田27-30/梅木28-29)


 アルボーシャスが重みのあるストレート、豪快な胴回し蹴りで大介に着実にダメージを与える。大介も何度かテイクダウンに成功するが、その先の攻め手に欠き、判定負けを喫した。

第6試合 セミファイナル ウェルター級 5分3R
○長谷川秀彦(SKアブソリュート/1位)
×門馬秀貴(和術慧舟會A-3/4位)
判定3-0 (廣戸30-28/松宮30-28/和田30-29)


 1R、序盤にテイクダウンに成功した長谷川が、パウンドと足関で攻勢。2R、今度は門馬が上になり肩固め等を狙うが、膠着状態に陥り、ブレイクがかかってしまう。ラウンド後半は長谷川が上になるが決め手がなく、試合は3Rへ。再三タックルでのテイクダウンを狙う長谷川に対し、門馬は膝蹴り、サッカーボールキック、さらにはスピニングチョークで応戦。結果的に上になるが、長谷川に足関を狙われるとリバースを許し、パウンドをもらい劣勢に。大きな差はなかった両者だが、1、3Rにポイントとなる攻めを見せた長谷川に軍配が上がった。
 試合後は恒例、松本天心総帥がマイクアピール。来年はミドルとウェルターのベルトをSKが奪うと宣言した。

第5試合 ヘビー級 5分3R
×謙吾(パンクラスism)
○ジェームス・リー(アメリカ/マッシュ・ファイトチーム)
1R 0'55" KO (チョークスリーパーによる失神)


 開始早々、タックルを切られたリーだが、さっとバックに回り込むと、スリーパーを極めた。不甲斐ない謙吾の試合内容に、大会後の尾崎社長も「謙吾?今日試合しましたっけ?」とチクリ。

第4試合 アテナルール -50kg契約 3分3R
○渡邊久江(AJジム)
×渡邊浩財子(SOD女子格闘技道場)
2R 1'07" KO (右ストレート)


 キックボクサーの久江が上下に蹴りを打ち分け序盤から主導権を握る。1R終盤、右ストレートで浩財子を吹き飛ばすと一気にバックへ。グラウンド状態の打撃があることを一瞬忘れてしまった様子で、動きにやや躊躇が見られ、フィニッシュには至らなかったが、ここまで危なげない試合運び。そして2R、ストレートと蹴りで浩財子を追い詰めると、右ストレートで豪快にノックアウト。アテナ初戦で勝ち名乗りを受けた。

第2試合 ミドル級 5分3R
○石川英司(パンクラスGRABAKA/4位)
×中西裕一(フリー/8位)
判定2-0 (梅木30-30/岡本30-29/廣戸30-29)


 2R途中までスタンドの間合いとコーナーでの差し合いの攻防の繰り返されるやや単調な展開に。互いにテイクダウンに成功するが、その先の攻め手に欠く。結局、3Rに石川が上からパウンドを落として少し攻勢だったことが評価され、石川の勝利となったが、中西も下から腕十字を狙い続ける等ほぼ互角に渡り合う内容。勝った石川も判定に首をかしげていた。

パンクラスゲート ライト級プロ昇格トーナメント決勝 5分2R
×宮下トモヤ(バトラーツB-CLUB)
○松本光央(グレイシーバッハVTT)
判定0-3
※松本がプロ昇格

パンクラスゲート ウェルター級 5分2R
△本田朝樹(P's LAB横浜)
△小路伸亮(KILLER BEE)
時間切れ

Last Update : 02/14 16:11

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