NO KICK NO LIFE 5.28 豊洲PIT(レポ):安本晴翔、2階級上の森井洋介を3R KO。大﨑孔稀、加藤有吾との肘での切り合い制しTKO勝ち。橋本悟、引退戦は勝次にKO負け。緑川創、来年2月での引退を表明
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NO KICK NO LIFE
2022年5月28日(土) 東京・豊洲PIT
レポート&写真:井原芳徳
※NO KICK NO LIFEの通常ルールは肘有り・つかんでからの攻撃は1回のキックボクシングルール
KNOCK OUT王者・安本晴翔、2階級上の森井洋介を3R KO
第8試合 メインイベント ライト級 3分5R
×森井洋介(野良犬道場/元KNOCK OUTライト級王者、元全日本&Bigbangスーパーフェザー級王者、元WBCムエタイ&WPMF日本フェザー級王者)
○安本晴翔(橋本道場/KNOCK OUT-RED・WPMF世界・WBCムエタイ日本フェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
3R 2’18” KO (パンチと右肘の連打)
RIKIXの小野寺力代表の主催するキック大会「NO KICK NO LIFE」は1月のニューピアホールでの昼夜大会以来の開催で、前回の夜のメインで健太に判定勝ちした森井が連続出場。今回もメインを務め、2階級下の21歳の新鋭・安本と対戦した。
安本はジュニア時代から160戦勝率9割以上、24タイトル奪取など活躍。プロデビュー後も25戦22勝(12KO)1敗2分の快進撃を続け、昨年は4戦全勝、現在13連勝中だ。4月27日のチャクリキ藤原祭で森井はロムイーサン・REONに延長判定負けしたが、安本はヨーパースー・ソンニンタイをわずか56秒でKOし、明暗が分かれた。
大会後のインタビューで安本は森井戦を希望し「昔のKNOCK OUTのチャンピオンを今のKNOCK OUTのチャンピオンがぶっ倒せたらうれしい」「(2階級上だが)パワーがついてきているので、倒せる自信があります」とコメント。観戦に来た小野寺プロデューサーも「前向きに考えたい」と話し、発言からわずか2日後に正式発表となった。安本は昨年大晦日のRIZINでの那須川天心の対戦相手の候補にも挙がっており、今後RIZIN等の大舞台に進出する上で、階級を超えた戦いもできるとアピールするチャンスとなる。
安本のほうが肉付きは少し薄いが、森井より長身のためそれほど小さく見えない。1R、安本が中央側であまりステップせずじりじり前に出て、森井は細かくステップして回る構図。安本は時折スイッチし左右のミドルを放つ。森井も右ローを当てるが、まだまとめるほどにはならない。記者採点はイーブン。
2R、今度は森井が中央から圧をかける時間が長くなり、度々左右のローを当てる。安本はスイッチを繰り返し、ローやミドルを返すが、スピードはいつもより少し遅い感がある上、なかなか強打につながらない。記者採点はイーブン。
だが3R、安本はスイッチを繰り返しつつ、サウスポーからの左ミドル等の蹴りのヒットを増やし、じわじわ流れをつかむと、パンチも増やして下がらせ、左ハイをクリーンヒット。右目を負傷した森井はうずくまり、安本がパンチと肘を連打でまとめダウンを奪う。森井はダメージが大きく、安本のKO勝ちとなった。
マイクを持った安本は、対戦した森井に感謝の言葉を述べた後、PPV中継のゲスト解説の皇治に対し「6月(19日 THE MATCHで)、皇治選手、僕とやってもらってもいいですか」とアピール。皇治はリングに上がると「モテてしゃあない。まずは俺の弟のひょっとこムエタイ(=梅野源治)を倒してもらってからにして、おこちゃまランチ(=安本)を相手してもいいけど、俺(ギャラが)高いですよ」と、勝手に梅野を引き合いに出して煙に巻いた。
大会後のインタビューで安本は「ハイは狙っていました。多少は重かったですけど、動きは良かったです。ライト級はナチュラルな体重で行けると思いました。計量前は(水抜きで)落としてなくて、前日にご飯を抜いたぐらいです。減量していないと試合って気持ちにならなかったので、試合前はちょっと心配でした。これからも強い選手を倒したいです。ライト級に限らず、フェザー級、スーパーフェザー級でも、肘有りでも肘無しでもどっちでもOKです。皇治選手がやってくれるならやります」と話した。
大﨑孔稀、加藤有吾との肘の切り合い制しTKO勝ち。THE MATCHのRISE勢との合同練習の成果も活かす
第5試合 55.5kg契約(スーパーバンタム級相当) 3分5R
×加藤有吾(RIKIX/WMC日本スーパーバンタム級王者、岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント2021優勝)
○大﨑孔稀(OISHI GYM/BOMバンタム級王者、元J-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者、RISEフェザー級(57.5kg)11位)
5R 2’20” TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる額のカット)
加藤はNO KICK NO LIFEを主戦場とし、1月のNO KICK昼の部では宮元啓介の引退戦の相手を務め判定勝ち。3月のINNOVATION岡山大会では壱・センチャイジムを3R KOしている。
大﨑兄弟の弟・孔稀は昨年6月、RIZIN東京ドーム大会での那須川天心のボクシングエキシビションマッチの相手に抜擢され注目を浴びる。だが9月のRISE DoA -53kgトーナメントは計量オーバーで失格に。3月のRISEでの再起戦では一気にフェザー級(57.5kg)まで上げ、RISE同級11位の龍翔に判定勝ちした。試合後のマイクでは1週間後のRISE代々木大会への出場を熱望し、その後も6月19日のTHE MATCHでのK-1フェザー級王者・軍司泰斗との試合を希望していたが、その3週間前のNO KICK NO LIFEでの試合が決まった。57.5kgではパワー不足な感が否めなかったため、スーパーバンタム級相当の55.5kgでどの程度の動きをするか見もの。加藤も上り調子で、アフターTHE MATCH、およびアフター天心時代のスーパーバンタム級の主役争いを占う一戦ともいえる。
今大会の裏メインとも評された一戦は好勝負に。1R、孔稀がプレッシャーをかけ、お互い右のカーフをヒット。孔稀は左インローも絡める。終盤、加藤は左フックをクリーンヒットし孔稀が少しのけぞるが、ひるむことなく動き続ける。記者採点はイーブン。マストでつけるなら加藤か。
2R、加藤が左右のボディを当てるが、パンチで詰めると、孔稀は左右の肘を合わせるように。終盤、孔稀は左ジャブ、右カーフのヒットを増やしつつ、右ボディストレートをお返しし、やや優位で終える。記者採点はイーブン。つけるなら孔稀か。
3R、孔稀が左ジャブ、右アッパー、右肘を立て続けに当て、右ローも絡める。流れは完全に孔稀。加藤は鼻血を出し苦しそうだ。だが中盤過ぎ、加藤が孔稀のボディへのパンチを当ててから、左肘を当てるようになると、孔稀は右まぶたを切り、ドクターチェックが入る。最後は孔稀がパンチと蹴りをまとめ終える。記者採点は加藤。
4R、危機感を持った様子の孔稀はパンチの手数を上げ、じわじわ加藤を追い詰める。孔稀はアッパー、フック、そして肘を当て続け、終了間際に左肘でダウンを奪う。記者採点は8-10で孔稀。
5R、孔稀の出血が続いたため、ドクターチェックが入るが再開。孔稀優勢の流れは変わらず、孔稀がパンチの連打で加藤を追い詰めた後、右肘の連打で加藤の額を切り裂き血だるまに。加藤の傷口は深かったようで、すぐさまレフェリーがストップした。
マイクを持った孔稀は「肘有りで第一線でやっている加藤選手が相手で、切られた時は焦って、ギリギリの勝負でした。加藤選手、ありがとうございます。普段、RISEの肘無しでやっているんですけど、肘有りでも勝てると見せられたと思いました」と、肘有りで3本のベルトを取ったにも関わらず謙虚に話した後、「解説している皇治選手、肘有りルールでどうですか」とアピールした。
大会後のインタビューで孔稀は「肘で切られて焦りましたがセコンドの指示通り動いて反撃できました。加藤選手がパンチをまとめてきたところに肘を当てる練習をしていて、それが勝ちにつながったと思います。55kgのほうが適正な感じですけど、57.5kgも出たいんで、両方やっていくつもりです。皇治選手はやらなさそうな感じですけど、やってみたいですね」とコメントした。
なお、孔稀はTHE MATCHに出場するRISE勢の合宿に参加しており「右アッパーを(那須川天心にボクシングを指導する)葛西(裕一)トレーナーに教えてもらって、それがダメージを取れたんで、滅茶苦茶良かったです。凄いメンバーとの練習を乗り越えたのも自信になりました。天心選手と一緒にスパーリングをやったりして、いろいろアドバイスをいただいて、そういう経験が試合につながったと思います」と明かした。
橋本悟、引退戦は勝次にKO負けも「後悔は無いです」
第7試合 橋本悟引退試合 63.5kg契約(スーパーライト級相当) 3分5R
×橋本 悟(橋本道場/INNOVATION&ムエタイオープン・スーパーライト級王者 、元INNOVATIONライト級王者)
○勝次(藤本ジム/WKBA世界スーパーライト級王者)
5R 1’08” KO (左右のフック連打)
橋本は現在35歳。2010年にプロデビューし44戦し、宮越慶二郎、山口侑馬、水落洋祐、北川“ハチマキ”和裕ら数多くの王者と激闘を繰り広げて来た。最近では4月3日のスック・ワンキントーンで鈴木真治に判定負けしている。勝次はホームリングの新日本キックでの試合が続き、最近では3月13日の大会で般若HASHIMOTOと引き分けている。
1R、勝次が圧をかけ続け、右ローや左前蹴りを当てる。橋本も右ストレート、ローを返すが、お互いまだ手数は少ない。記者採点はイーブン。
2R、勝次は右ローのヒットを増やし、終盤にはパンチの連打も絡めて右ローにつなげて倒しにかかる。記者採点は勝次。勝次は「骨に効かせるローを意識した」と大会後話している。
3R、勝次は右ローを当て続け、パンチも当て、じっくりダメージを与えてから、終盤には左肘で橋本の額を切り裂き、差を印象付ける。5Rで戦い慣れているためか、試合の組み立てもしやすそうだ。記者採点は勝次。
4R、勝次が序盤からパンチをまとめると、橋本の傷口が開いて血が出たためドクターチェックが入る。再開後、後が無いと判断したか?橋本は前に出てパンチを振るう。勝次は後退し、疲れも見え始め、印象を悪くする。記者採点は橋本。
最終5R、両者抱き合ってからスタート。一進一退の激しいパンチの打ち合いを繰り広げるが、さすがに橋本は限界だった様子。勝次が右と左のパンチを連打すると、橋本は真後ろに倒れダウン。立ち上がろうと動くも、力が入らず、大成レフェリーがストップした。試合後退場する橋本に対し、大きな拍手が起こった。
大会終了後の引退式で橋本は「お父さん、お母さん、大学まで行ったのに勝手に仕事辞めて格闘技やってごめんなさい」と話しながら涙を流し、最後は10カウントゴングを聞きリングを降りた。インタビューでは「やり切りました。これで勝ったら続けようと思ったかもしれないですけど、負けたのでスッキリしています。後悔は無いです。勝次選手のローも痛かったです。両親は試合を初めて見に来てくれました」と話した。通算戦績は45戦21勝(13KO)21敗3分。勝率五分での引退となる。
緑川創、T-98に完勝。来年2月での引退を表明
第6試合 71kg契約 3分5R
○緑川 創(RIKIX/元WKBA世界スーパーウェルター級王者、元新日本ウェルター級王者)
×T-98[タクヤ](フリー/元ラジャダムナン・WBCムエタイ日本・INNOVATION・REBELS-MUAYTHAI・スーパーウェルター級王者、元WPMF世界・ルンピニー日本ミドル級王者、元WBCムエタイ日本・WPMF日本・INNOVATIONウェルター級王者)※クロスポイント吉祥寺から所属変更
判定3-0 (秋谷50-48/大成49-48/能見50-47)
両者は東京の成立学園高校の野球部出身で、T-98が1年先輩で、寮生活で一緒だった間柄。揃ってキックボクサーとなり、13年4月のREBELSで対戦し、緑川が判定勝ちしている。今回は9年ぶりの対戦。緑川は1月のNO KICK NO LIFE夜の部でプライチュンポンに判定勝ちしたが、12月のRISEでRYOTAROに判定負けし、4月24日のMuayThai Super Fightでは小原俊之に肘で切られTKO負けしている。T-98は20年12月のREBELSで松倉信太郎に判定負けして以来約1年半ぶりの試合。昨年春にクロスポイント吉祥寺を離脱し、フリーとなり再始動する。
1R、緑川が右フックを時折放つが、まだクリーンヒットにはならず。T-98は終盤、右ローを増やすが、まだ与えるダメージは小さい様子だ。記者採点はイーブン。
2R、T-98は圧力を強めるが、緑川は動きを読んで回って距離を取り、右フック、カーフキック、肘をヒットし続け優勢。終盤の右のカーフでT-98の足が少し流れる。記者採点は緑川。
3Rも基本的に同じ構図。緑川やや優勢だが、T-98も右ローとミドルのヒットが終盤に増え、少し持ち直す。記者採点はイーブン。
4R、T-98の右ローが増えて来たが、緑川が右肘を当てると、T-98は側頭部を切り出血し、ドクターチェックが入る。再開後、T-98もパンチを当てるが、緑川も返し、一歩も引かない。記者採点は緑川。
5R、T-98がしつこく前に出続け、パンチを振るうが、なかなかクリーンヒットにつなげられず。緑川もパンチとローで応戦し、逆転を許さず終える。記者採点はイーブン。合計50-48で緑川。ジャッジ3者も同様で、緑川が9年ぶりの再戦でも勝利し返り討ちを果たした。
大会後のインタビューで緑川は「来年2月(11日のNO KICK NO LIFE)大田区総合体育館大会で引退します。それまでカウントダウンで強い選手とやり続け、最強目指して頑張ります」とコメントした。緑川のトレーナーでもある小野寺プロデューサーは「大田区総合体育館にNO KICK NO LIFEが帰ってきます。緑川のやりたい相手との試合を実現できるよう準備します」と話した。年内の大会は会場側と調整中だという。
第4試合 特別ルール(組んでからの連打可能) バンタム級 3分5R
△藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/元WPMF世界スーパーバンタム級王者、元全日本・WBCムエタイ日本・ルンピニー日本バンタム級王者)
△麗也JSK(治政館/元新日本&ISKAインターコンチネンタル・フライ級王者)
判定1-1 (ノップ48-49/秋谷49-48/大成48-48)
43歳のベテラン・藤原は、1月のNO KICK NO LIFE昼の部でHIROYUKIに3R飛び膝蹴りでTKO負け。麗也は昨年2月のNO KICKで現役復帰し、1月のNO KICKと同じ日に後楽園で行われたジャパンキックでは、NJKFスーパーバンタム級王者の日下滉大を4R右フックでKOしている。
1R、藤原がサウスポー、麗也がオーソドックスで構え、ミドル、ローなどの蹴り主体の攻防が続く。その中で麗也の蹴り数が上回り、終盤にはパンチの連打、飛び膝も絡め、手数多く攻める。記者採点は麗也。
2R、麗也が蹴り数でやや上回っていたが、中盤以降、藤原が首相撲で捕まえて膝を連打し反撃する。記者採点はイーブン。
3R、麗也は差をつけようと、開始すぐからパンチの連打と膝で藤原を苦しめる。すると二段式の左ハイを当てると、藤原は右まぶたを切られ、ドクターチェックが入る。再開後、麗也はパンチ、藤原は膝を当て、五分に戻る。記者採点は麗也。
4R、麗也がパンチ、藤原が組みを狙う展開で、麗也のパンチがやや目立つ展開が続く。記者採点はイーブン。途中、北尻レフェリーは、攻撃を伴わない組み付きが多いとして、両者にイエローカードを出すが、麗也には不要のように思えた。
5R、藤原は執拗に組もうとするが、なかなか膝蹴りにはつなげられず。麗也も疲労が溜まり、パンチを少し当てる程度で終える。記者採点はイーブン。合計48-50で麗也。ジャッジはタイ人で元ラジャダムナン王者のノップ氏のみ麗也につけたが、日本人の2者は麗也を支持せず、三者三様のドローとなった。
第3試合 70kg契約 3分3R
○髙木覚清[かくし](RIKIX)
×森本一陽(ネクストレベル渋谷/元J-NETWORK&Bigbangスーパーウェルター級王者)
判定2-0 (秋谷29-28/ノップ29-29/北尻29-28)
髙木は1月のNO KICK NO LIFEに出場予定だったが蜂窩織炎(ほうかしきえん)となり欠場。3月の故郷岡山での試合では剛王に1R KO勝ちした。森本は3月のシュートボクシング愛知大会で2年ぶりに復帰し、イモト・ボルケーノに判定負けしている。
1R、髙木が圧をかけ、右カーフ、左ミドルを効かせつつ、バックスピンキックやバック肘も当て好印象。2R、森本もパンチを当てるが、髙木が右カーフ、左ミドル、左肘等を多く当て優位を維持する。3R、森本も肘とパンチを当て挽回したが、点差は十分縮められず、髙木の判定勝ちとなった。
第2試合 52kg契約(スーパーフライ級相当) 3分3R
―薩摩3373(TARGET/元MA日本&REBELS-MUAYTHAIフライ級王者)
―平松 弥(岡山ジム/INNOVATIONフライ級王者)
中止
※平松が計量54.0kgで2kgオーバー。薩摩は51.9kgでクリア
第1試合 54kg契約 3分3R
○HIROYUKI(RIKIX/元新日本フライ級&バンタム級王者)
×平松 侑(岡山ジム/INNOVATIONバンタム級王者)
1R 0’35” KO (右三日月蹴り)
HIROYUKIは1月のNO KICK NO LIFEで藤原あらしにKO勝ち。3月のINNOVATION岡山大会でのオープンフィンガールール着用ムエタイトーナメントの初戦で花岡竜にダウンを奪われ判定負け。4月10日のシュートボクシングでは内藤啓人に投げで2ポイントを奪われ延長に持ち込まれたが、打撃で圧倒し判定勝ちしている。平松も3月の岡山でのトーナメントに上がり、準決勝でMASA BRAVELYに判定勝ちしたが、決勝で花岡に1R KO負けしている。今回は花岡に敗れた選手同士の顔合わせとなったが、HIROYUKIがレベルの差を見せつけることに。
1R、サウスポーの平松に対し、HIROYUKIが開始すぐから右の蹴りを当て続け、三日月蹴りをクリーンヒットすると、平松がダウン。平松は立ち上がりファイティングポーズを取ったが、すぐうずくまり、レフェリーがストップした。