RIZIN 8.18 名古屋ドルフィンズアリーナ:朝倉海、堀口恭司を68秒KOし番狂わせ。浜崎朱加が快勝。浅倉カンナ判定勝ち
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GOOD SPEED presents RIZIN.18
2019年8月18日(日) ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
レポート:井原芳徳 写真:(C) RIZIN FF
第13試合 メインイベント 61kg契約(バンタム級相当)(肘有り) 5分3R
×堀口恭司(アメリカン・トップ・チーム/RIZIN&ベラトール・バンタム級王者、元UFCフライ級(56.7kg)3位、元修斗バンタム級(60kg)世界王者)
○朝倉 海(トライフォース赤坂/元THE OUTSIDER 55-60kg級王者)
1R 1’08” KO (右ストレート→グラウンドパンチ)
堀口は6月14日(現地時間)のベラトール・ニューヨーク大会でダリオン・コールドウェルとの再戦を制し、ベラトールとRIZINとの二冠を達成した。今回の日本凱旋試合にあたり、堀口は対戦相手を募り、朝倉兄弟の弟・海が名乗りをあげた。海は17年末からRIZINに上がり、才賀紀左衛門、マネル・ケイプ、トップノイ、ムン・ジェフン相手に4連勝。4月の試合は負傷欠場し、大晦日以来の試合となるが、この大チャンスをものにする。
1R、堀口がロー、海は飛び膝を放ち、両者かわす。堀口が前に出て右フックを放つと、海が下がりながら右のショートフックをクリーンヒットする。堀口は膝をついてすぐ立ち上がるが、ダメージは大きい。海が右フックとボディへの左膝蹴りのラッシュで追いかけ、度々堀口に膝や手をマットにをつかせる。そして最後はコーナーまで下がらせてから、右ストレートをまたもクリーンヒット。ダウンした堀口に追い打ちのパウンドを当てたところでレフェリーがストップした。
勝利者インタビューで海は「勝てないって言った人多かったけど、そんなことなかったでしょ?右を合わせる作戦通りです。左のカウンターが上手いので、左には合わせないつもりでした。挑戦することの大切さをこの試合で伝えたかったです。自信になりました。でも対戦を受けてくれた堀口選手に一番感謝したいです。俺とやってもメリット無かったと思うんで、盛り上げるために受けてくれてありがとうございます」と話した。
堀口は試合後のインタビューで、試合の記憶が無いと明かし「ベルトを賭けて戦って、しっかり勝ちたい」と再戦を希望。海も「再戦するのが筋だと思う。大晦日にベルトを賭けて戦いたい」と話した。
第12試合 女子49kg契約(スーパーアトム級相当)(肘有り) 5分3R
○浜崎朱加(AACC/RIZIN女子スーパーアトム級王者、元INVICTAアトム級(47.6kg)王者、元JEWELSライト級(52kg)王者)
×アム・ザ・ロケット[Amp The Rocket/Suwanan Boonsorn](タイ/ターントンジム/プーケット・トップ・チーム/元ムエタイWMC&WPMF女子ミニフライ級(47.6kg)王者)
1R 3’29” 腕ひしぎ十字固め
浜崎は昨年大晦日に浅倉カンナを破ってRIZINのベルトを奪い、6月の神戸大会でジン・ユ・フレイに判定勝ちし、RIZINの王座を防衛し、向かうところ敵無しの状態。対するアムはRIZIN初参戦の23歳。ムエタイをベースとし、ブラジリアン柔術の青帯を持ち、古流柔術・柔道・伝統空手をベースとする「ヨーロピアン柔術」 で黒帯を持つ。MMAでも打撃を駆使しつつ腕十字等による一本を重ね、今年3月にはDEEP JEWELSに参戦し、佐藤絵実に1R裸絞めで秒殺勝利している。
試合は寝技の見応えある攻防に。1R、両者サウスポーに構え、アムが右ミドルを当ててから組み付き、倒してすぐさまバックを奪う。浜崎は落ち着いて対処し、アームロックを狙いながら返そうとする。アムは浜崎のアームロックを外し、バックをキープし、裸絞めを狙うと、場内はどよめく。浜崎が防御を続けると、アムはマウントからの肩固め狙いに切り替える。すると浜崎はブリッジし、アムにバックを取らせる動きを餌にし、すぐさま下に振り落としてリバーサルに成功。浜崎はハーフガード、マウントと移行し、今度はアムのブリッジの動きに合わせて腕十字を仕掛け、最後はしっかり極めてタップを奪った。
第11試合 61kg契約(バンタム級相当)(肘有り) 5分3R
○ビクター・ヘンリー(米国/UWF USA/DEEPバンタム級(61.3kg)王者)
×トレント・ガーダム[Trent Girdham/ギルダム](オーストラリア/タイガー・ムエタイ&MMA/元Aftershock&UFNバンタム級王者)
3R 2’14” 後ろ三角絞め
両者ともRIZIN初参戦。ヘンリーはジョシュ・バーネットの弟子で、所英男、上田将勝、大塚隆史らを下し、パンクラスでは石渡伸太郎、ハファエル・シウバに敗れるも大接戦を繰り広げた。今年3月のDEEPバンタム級タイトルマッチで元谷友貴に判定勝ちしている。ガーダムはムエタイ16勝3敗1分、MMA11勝2敗。昨年11月のシュートボクシングのS-cupトーナメント一回戦では健太に判定負けしている。
1R、スタンドの打撃戦で、ヘンリーが右フックをクリーンヒット。3分過ぎにガーダムが組み倒し、背後を狙い続ける。終盤、ヘンリーがボディと顔面へのパンチの連打で追い詰めて、終了間際は上になる。ガーダムは左まぶたを腫らす。
2R、ガーダムはサウスポーからの左ミドル、右ローをヒット。中盤、ガーダムがパンチのヒットを増やすと、ヘンリーが組み付いて倒そうとするが、反転してガーダムが上になる。しかしヘンリーは動き続け、脱出して上になる。ガーダムも下からもがき、ヘンリーに思うように攻めさせない。
接戦で迎えた3R、打撃の応酬の後、ガーダムが押し込んで倒す。ヘンリーは脱出しながらアームロックを仕掛けて上に。ヘンリーは足を越えてマウントを奪うと、腕十字を狙うかと思いきや、後方から三角絞めを極めてタップを奪取。フィニッシュ技の豊富なヘンリーが、今回も新たな引き出しを見せて勝利した。
第10試合 61kg契約(バンタム級相当)(肘有り) 5分3R
○マネル・ケイプ(アンゴラ/AKAタイランド)
×水垣偉弥(Sonic Squad/元UFCバンタム級(61.2kg)5位、元CAGE FORCE王者)
2R 1’36” KO (右フック)
水垣は35歳・プロ14年のベテラン。UFCのバンタム級トップ戦線で活躍後、海外大会出場を経て、5月のDEEPで日本の大会に復帰し、昇侍に判定勝ち。RIZIN初参戦決定後の会見では「堀口選手と戦うためにRIZINに来ました」と話していた。RIZIN 4勝3敗のケイプは今の水垣の実力査定の絶好の相手だ。
1R、サウスポーのケイプが序盤から左右のパンチを強打し先手を取る。水垣は右フックを放つが距離が遠い。中盤過ぎ、ケイプは顔を突き出して挑発する場面も。終盤、ケイプがオーソドックスにスイッチすると、水垣は左ボディを当てるようになる。終了間際、ケイプは那須川天心を真似てのトリケラトプス拳のポーズを見せ、側転蹴りを出し、観客を楽しませる。
2R、ケイプはサウスポーに戻し、圧力をかけ、左ミドル、ローを当てる。そして一気に距離を詰め右アッパーと右フックを連続でヒット。水垣が倒れ、すぐさまレフェリーがストップした。ケイプはシューズを履いており、踏み込みが強くなったのも功を奏したといえよう。
第9試合 キックルール(肘無し・つかみ攻撃1回) 75kg契約 3分3R
×ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュウジム/元ISKAムエタイ&WMC世界ミドル級(72.6kg)王者、K-1 WORLD MAX -70kg世界トーナメント’04’05ベスト8)
○ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ/元RISEウェルター級(67.5kg)王者、元ISKA世界スーパーウェルター級(70kg)王者)
判定1-2 (30-27/29-30/27-28)
43歳の大ベテラン・ウェインがプロ100勝目を目指しRIZINに初参戦。1R終盤、ウェインがバックスピンキックを当てるが、直後にザノリニがバックハンドブローを当て返すと、効き目を発揮し、右フック等のパンチラッシュで追い詰める。記者採点はザノリニ。
2R、蹴り主体のファイトで、ザノリニがローを効かせるが、ウェインもパンチの連打からの左ミドルを何度か決めて抵抗し、はっきり差をつけさせない。記者採点はイーブン。
3R、ウェインは左ミドル、左ボディを当て、ザノリニは左ローを返し、お互い削り合う。中盤、ザノリニが右のオーバーハンドフックを連続で放ち、押すような形だがウェインが少しバランスを崩す。しかしすぐ持ち直し、ウェインも左ミドルを返し続ける。ザノリニが若干優位だが、記者採点はイーブン。合計29-30でザノリニ。
判定の結果、ザノリニの勝利に。ジャッジの採点は意外にも割れ、バラツキが激しいが、日ごろキックの試合を採点している豊永ジャッジの採点が妥当だろう。
第8試合 女子49kg契約(スーパーアトム級相当)(肘有り) 5分3R
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸/RIZIN女子スーパーアトム級(49kg)トーナメント2017優勝)
×アリーシャ・ザペテラ[Alesha Zappitella](米国/スコーピオン・ファイティング・システム)
判定2-1
浅倉は6月の神戸大会で山本美憂に敗れ、今回もレスリング出身選手との戦いに。美憂戦ではタックル主体だったが、今回はスタンド主体のファイトを繰り広げる。
対する初来日のザペテラはレスリングの16年のリオデジャネイロ五輪の米国チームの最終候補にまで残った実績があり、同年10月にMMAデビュー。5連勝の後、6月のインヴィクタで初黒星を喫している。
1R、浅倉はサウスポーに構え、圧力をかけ、左右のストレート、左ミドルを当てて主導権を握る。ザペテラは鼻血を出す。
2R、ザペテラは作戦を変え、前に詰めパンチを返すようになり、左右の連打で浅倉をスリップさせる場面も。浅倉が左のテンカオを放つと、ザペテラはタックルで捕まえて倒して、しばらく押さえ込む。中盤、スタンドに戻り、浅倉が左ミドルを当てると、ザペテラは少し下がるように。浅倉はザペテラのタックルも切る。終盤にも浅倉が左のパンチと蹴りを当て、前半の悪印象を拭う。
3R、しばらくお見合いが続き、中盤、ザペテラがパンチを連打してからタックルを仕掛ける。浅倉は倒されず突き放し、左ボディストレートをお返しする。あとは最後まで左右のミドル、ストレートも的確にヒットし続ける。
記者採点は浅倉。浅倉の判定勝ちに。ジャッジは割れ、1者は2Rの浅倉のスリップを重視した模様だ。記者はその時のダメージは小さいと判断し、その他の場面での打撃の的確さとヒット数を評価した。
浅倉は「パッとしない試合でしたけど、試合後にマイクを持つのは久々で素直にうれしいです。前回、美憂さんと試合して、一番下に戻ったんですけど、ここから這い上がります」と宣言した。
第7試合 53kg契約(ストロー級相当)(肘有り) 5分3R
―越智晴雄(パラエストラ愛媛/DEEPストロー級(52.2kg)王者)
―ジャレッド・ブルックス(米国/MASHファイト・チーム)
1R 0’10” 無効試合 (偶発的なバッティングで越智がカットしドクターストップ)
越智は昨年9月のRIZINで当時のパンクラス王者の砂辺光久に3R KO勝ちしている。ブルックスは16年にWSOF-GC東京大会で猿丸ジュンジに、パンクラスで潤鎮魂歌にTKO勝ちしている。その後、フライ級に階級を上げ、UFCに参戦していたが、ストロー級が適正階級だ。
期待の一戦だったが、不完全燃焼な幕切れに。開始すぐ、越智が右フック、ブルックスが左ストレートを同じタイミングで放つとバッティングに。ブルックスが組み付いて倒して上になるが、越智の額が切れており、ドクターチェックが入り、止血が行われたものの、傷が深いためストップがかかった。
第6試合 71kg契約(ライト級相当)(肘有り) 5分3R
○上迫博仁(チームクラウド/和術慧舟會HEARTS/パンクラス・ライト級(70.3kg)2位、元DEEPフェザー級(65.8kg)王者)
×イーブス・ランドゥー [Yves Landu](フランス/スネーク・チーム)
2R 3’45” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
初来日のランドゥーはMMA 15勝8敗の33歳。1R、上迫が圧力をかけ続け、ランドゥーのタックルを切り続け、倒されてもすぐスタンドに戻す。終了間際、上迫が左ハイを放った際にスリップし、上からランドゥーが鉄槌を連打するが、残り時間は少ししかなく、上迫は耐えきる。
2R、ランドゥーの左の飛び蹴りと右フックで、上迫は2度スリップしてしまうが、距離を取って窮地を脱する。するとランドゥーのタックルに合わせ、右膝蹴りを顔面にヒット。上迫はそのまま上になり、ロープ際の難しいポジションでバランスをキープしてマウントを奪う。コツコツとパウンドと肘を当て続けてダメージ与え、ランドゥーが防御できなくなると、パウンドを連打してフィニッシュした。
第5試合 61kg契約(バンタム級相当)(肘有り) 5分3R
×祖根寿麻(ZOOMER/修斗バンタム級世界4位、元環太平洋王者)
○ジャスティン・スコッギンス(米国/レボリューションMMA)
判定0-3
1R、スコッギンスはサウスポーで低めに構え、左ミドルなどの蹴り主体のファイト。祖根は懐の深いスコッギンスをなかなか詰められないが、終盤に右フックを当てるように。
2R、スコッギンスは左のフェイントからの右ストレートを当てて、祖根をダウンさせ、チャンスを作る。祖根は離れ、難を逃れると、距離を取り続ける。終盤、祖根は側転蹴りの奇襲を仕掛けるが、失敗して倒れ、スコッギンスにバックを取られそうになる場面も。
3Rもスコッギンスが序盤に右と左のストレートを連続を当て、祖根をダウンさせる。祖根はその後、時折パンチの連打で詰めようとするが、なかなか当てられないまま終了。数度チャンスを作ったスコッギンスが判定勝ちした。
第4試合 59kg契約(肘有り) 5分3R
○征矢 貴(パラエストラ松戸/修斗13年フライ級(56.7kg)新人王&MVP)
×村元友太郎(ALIVE)
2R 1’28” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
1R、村元が開始すぐから飛び膝、タックルを仕掛ける等、積極的に攻めるが、征矢は防御を続ける。中盤、村元が左右のパンチを連続で振って来るが、征矢が右フックを当ててダウンさせ、立った村元に組み付いて倒し、トップをキープする。征矢がパウンドを落とし、サイド、マウントとポジションを移動する。終盤、村元が脱出してスタンドに戻し、パンチを振るうが、空振りが続く。
2Rも村元がパンチ、タックルで積極的に攻める。少し被弾した征矢だったが、胴タックルから足を掛けて、一瞬村元を崩し、村元が立つと、ロープ際に詰めて右アッパー、右フックを立て続けにヒット。コーナーに詰めてパンチを連打し、村元が防戦一方になったところでレフェリーがストップ。征矢が復帰後RIZIN 2連続KO勝ちとした。
第3試合 女子49kg契約(スーパーアトム級相当)(肘有り) 5分3R
○あい(KRAZY BEE)
×タバサ・ワトキンズ[Tabatha Watkins](米国/スコーピオン・ファイティング・システム)
判定3-0
1R、あいが序盤からタックルで倒すが、ワトキンズは下になっても落ち着いており、足を登らせて腕十字を仕掛ける。あいは立ち上がって振り落とし、ピンチを脱する。あいは上からパウンドを落とすが、当たりは浅く、ワトキンズは執拗に片腕をつかんで再び関節技を狙おうとする。
2Rもあいが上になるが、パウンドを落とせば、またもワトキンズが腕を捕まえ、腕十字、アームロック、横三角絞めで脅かす。あいは防御を続け、上四方の位置からワトキンズの頭に膝を連打して、サイドになってからも鉄槌を連打し、好印象を残す。
3Rもあいが上になり、パウンドを落とし、サイドで押さえつけ、頭に膝と肘を当て続ける。ワトキンズはサブミッションに持ち込めず防戦一方に。最後はあいが上からパウンドラッシュでレフェリーストップ寸前まで追い込み、判定勝ちを決定づけた。
第2試合 キックルール(肘無し・つかみ攻撃1回) 53kg契約 3分3R
×瀧谷渉太(KSS健生館/元K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級(55kg)王者)
○大﨑一貴(OISHI GYM/WMC日本フライ級(50.8kg)王者)
判定0-3 (26-30/25-30/25-30)
1R、大﨑がサウスポーの瀧谷に圧力をかけ続けるが、パンチを当てるが、まだ有効打は乏しい。終盤、パンチの打ち合いでもまだ五分だ。
2Rも接戦が続くが、大﨑が圧をかけ続け、随所でパンチや前蹴りをヒットし、瀧谷を削る。終盤、大﨑が瀧谷をロープに詰め、右インロー、左ボディ、右フックを連続で当てると、瀧谷は片膝立ちになり、レフェリーはダウンを宣告する。
3Rも大﨑が左ボディ、右ローなどを当て続け優勢。瀧谷は踏ん張りが効かず、度々スリップする。終盤、大﨑が右フックでダウンを奪い、点差を広げ完勝した。
第1試合 キックルール(肘無し・つかみ攻撃1回) 57kg契約 3分3R
○堀尾竜司(TRY HARD GYM/元K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級(55kg)王者)
×桜井宇宙(COMRADE)
判定3-0 (29-28/29-27/29-27)
桜井は名古屋キックの名門・大和ジム出身のMMA選手。1R、お互い慎重だったが、終了間際、桜井の右の飛び膝が堀尾のアゴに命中し、パンチラッシュでダウン寸前まで追い詰める。堀尾はラウンド終了のゴングに救われる。
2R、堀尾は左ボディを効かせると、桜井を詰める時間が長くなり、パンチの連打をまとめる場面が増える。ポイントを五分にする。
3Rも堀尾が、左ボディ、右フック、飛び膝で積極的に攻め続ける。終盤、コーナーに詰め、パンチと膝を連打し、桜井が棒立ちになったところでレフェリーがダウンを宣告。これで点差をつけ、堀尾が地力の差を見せつけ判定勝ちした。