KNOCK OUT 12.9 両国国技館:石井一成、大崎一貴に判定勝ちしフライ級王者に。不可思が辛勝、海人は圧勝。ライト級アジアT 重森陽太と町田光が初戦敗退
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KING OF KNOCK OUT 2018 両国国技館
2018年12月9日(日)両国国技館
レポート&写真:井原芳徳
第9試合 メインイベント KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント決勝 3分5R
○石井一成(ウォーワンチャイプロモーション/WPMF世界フライ級2位、元タイTrue4Uフライ級王者/50.95kg)※東京KBAから所属変更
×大崎一貴(OISHI GYM/WMC日本フライ級王者/50.90kg)
判定2-0 (小川49-48/大村49-49/和田49-48)
※石井が王者に。賞金300万円獲得
KNOCK OUTは昨年12月以来1年ぶり2度目となる両国大会を開催した。「KING OF KNOCK OUT」という大会名は昨年の両国と同じ。昨年の両国のメインイベントでは、KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座トーナメント決勝・森井洋介 vs. 勝次が置かれ、森井のKO勝ちで幕を閉じたが、今年も約半年かけて行われた王座決定トーナメントの決勝がメインイベントに置かれた。
6月の後楽園大会、8月の大田大会でトーナメント一回戦、10月の後楽園大会で準決勝が行われ、勝ち残ったのは20歳の石井一成と、22歳の大崎一貴。両者は過去2度引き分けており、14年12月のホーストカップ名古屋大会以来の対戦。4年の成長を確かめ合う戦いにもなる。
1R、大崎が中央から圧力をかけ、石井は回って距離を取る構図が続く。大崎がパンチを振るうが、石井はかわし、ロー、前蹴り、ミドルを当て、パンチも返す。お互いヒットはまだ少なく、ジャッジ3者ともイーブンだ。記者採点も10-10。
2R、次第に大崎の右ローのヒットが増えると、石井の足取りが悪くなる。すると大崎の右フック、左ボディも当たりだし優勢になる。ジャッジ2者が大崎。記者も9-10で大崎。
3R、劣勢と認識した様子の石井は、序盤から前に出て、大崎にローを打たせず、パンチと肘を積極的に振るい、ミドルと膝も絡めて優位に。大崎は攻撃が減り、終盤にはパンチをもらって少しふらつく。記者もジャッジ3名も石井につける。
4R、序盤こそ大崎が圧力を強めていたが、有効打につなげられず、中盤から石井が圧力をかけ返し、ロープに詰めてのパンチの連打で左ボディを強打したり、右ローにつなげたりして優位に。飛び膝といった大技も、当たらなくても絡めることで攻勢をうまく印象付ける。記者採点は10-9で石井。
5R、大崎は逆転を狙って必死に前に出てパンチ、肘を振るが、石井はステップしてかわしつつ、自身の右ストレートと右肘を的確に当てて優位をキープ。最後まで運動量が落ちず、パンチ、膝、肘、ローを当て続ける。記者採点は10-9で石井。合計49-47で石井。ジャッジ1者はドローだったが、2者も石井を支持し、石井の勝利となった。
石井が「KNOCK OUT今年最後の大会でベルト取れて、メインイベントと僕で良かったですか」と話すと、場内は拍手に包まれる。続けて石井は「フライ級がこれから盛り上がるよう、僕たちが引っ張って頑張ります。大崎選手は本当に強くて、これからもやるかもしれないんで、その時はまだお願いします。来年も素晴らしいものを見せるので、KNOCK OUTにもフライ級にも期待してください。来年盛り上げます。KNOCK OUT最高!」とアピールした。
第8試合 65kg契約 3分5R
○不可思(クロスポイント吉祥寺 REBELS/KING OF KNOCK OUTスーパーライト級(64kg)王者、RISEライト級(63kg)王者)
×山口侑馬(山口道場/元INNOVATIONライト級王者)
判定2-0 (岡林50-48/北尻49-49/小川49-48)
不可思は今年2月に開幕した初代スーパーライト級王座決定トーナメントで、健太、鈴木博昭を下し、8月の大田大会の決勝に進み、秀樹から4Rに右フックでダウンを奪い判定勝ちしベルトを巻いた。山口兄弟の弟・佑馬は9月の大阪大会で杉本卓也をKOしている。
不可思と佑馬は14年3月のホーストカップ名古屋大会で対戦。不可思は名古屋のTHE BODY BOXから東京のクロスポイントに移籍したばかりで、地元名古屋で健在ぶりを示したかったが、右膝を元々痛めており、2Rに侑馬の左フックでダウンした後にタオル投入でTKO負けとなっていた。
1R、不可思はローをしつこくヒットし続ける。侑馬は中盤、パンチの打ち合いで左フックを当てて少しひるませるが、セコンドの指示に従い、追い打ちはしない。ジャッジ1者は侑馬につける。記者採点は10-10。
2R、不可思は回って距離を取り、左ジャブを突きつつ、左右のローを的確にヒットし続ける。侑馬はなかなか入らせてもらえないが、まだ持ちこたえている。ジャッジ3名ともイーブン。記者採点は10-10。
3R、不可思は右ローも当てつつ、パンチも増やす。不可思が手数では上だが、侑馬との打ち合いで被弾し、額を少し腫らす。ジャッジ2名がイーブン、1名は侑馬を支持する。記者採点は10-10。
4R、不可思は執拗に右ローを当てつつ、パンチもヒット。手数差をつけられた侑馬は足が止まるようになるが、時折左ボディ、右フック等のパンチを強打して踏みとどまる。記者採点は10-9で不可思。
5R、侑馬はローをもらい続けていると足が止まり、両者は接近戦が増える。侑馬もパンチを返し、不可思の右まぶたは腫れるが、不可思は何発も右ロー、右膝、右ストレートを当て、手数で圧倒する。記者採点は10-9で不可思。合計50-48で不可思。ジャッジは2者が不可思を支持し、不可思が勝ったものの、苦戦してしまい、マイクを渡されたが「色々言うことを考えていたんですけど、情けない試合をしたのでやめておきます」と話し、悔しそうな表情を浮かべた。
第7試合 65kg契約 3分5R
×水落洋祐(はまっこムエタイジム/元REBELS 65kg級王者、元WPMF世界ライト級暫定王者)
○海人(TEAM F.O.D/シュートボクシングS-cup 65kg世界トーナメント2018優勝・同日本スーパーライト級(65kg)王者)
3R 1’58” TKO (レフェリーストップ:右肘打ちによる左まぶたのカット)
海人はKNOCK OUT初参戦。鈴木博昭、宮越慶二郎、健太、不可思ら相手に9連勝し、9月にラジャダムナン王者のチャムアトーンに敗れたが、11月18日のシュートボクシングの1DAYトーナメントS-cupで優勝している。夏にはRIZINのリングにも上がり、幅広く知られる存在になった。対する水落は2月にマサ佐藤、4月に健太に敗れたが、8月に橋本悟、10月に北野克樹に勝利している。
1R、海人は序盤から積極的に攻め、右ストレートで水落をぐらつかせ、肘と膝のラッシュで追い詰める。その後も縦肘を自在に放ち続ける。水落も終盤に右ストレートを当てだすが、序盤の悪印象はぬぐえない。ジャッジ3名とも海人につける。
2Rも海人はリズム良く攻め、中盤には右テンカオを当てて下がらせてから、右肘を叩き込んで水落の左まぶたを切り裂く。このラウンドに2度のドクターチェックが入る。海人は右ストレート、崩しなどでも水落を追い詰める。
3Rも海人がパンチと肘で攻めていると、水落は血だるまになり、傷が深まり、ドクターチェックが入るが続行する。海人はパンチ、膝、肘で圧倒。また血だるまになっても、なかなか和田レフェリーは止めない。最後は海人は左テンカオで押し倒すようにダウンさせた後、立った水落の血だるまの顔を見て、ようやくレフェリーがストップした。
マイクを持った海人は「どうですか?これが立ち技最強のシュートボクサーです。まだまだ敵がたくさんいるので、もっともっと広い世界に行きたいと思います。もっと強くなってKNOCK OUTのリングにも上がらせてもらえるよう頑張ります。良かったらシュートボクシングにも足を運んでください」とアピールした。
第6試合 55.5kg契約 3分5R
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/WPMF世界スーパーバンタム級王者、ISKA K-1ルール 世界バンタム級(55kg)王者)
×高橋 亮(真門ジム/NKBバンタム級王者)
判定3-0 (大成48-47/岡林48-46/北尻48-45)
両者は昨年12月の両国大会で対戦し、ダウンの応酬の末に引き分けており、1年を経て決着戦が組まれた。小笠原兄弟の弟・瑛作は6月のKNOCK OUTで江幡塁に3R KO負けしたが、8月のタイ・ラジャダムナンスタジアムでのタイ人との試合、10月のREBELSのKING強介戦と連勝している。対する高橋は高橋三兄弟の次男。5月の宮元啓介戦、9月の瀧澤博人戦で判定勝ちし現在3連勝中だ。
1R、両者サウスポーに構え、瑛作が順調に左右のローを当てていたが、中盤、亮の左ストレートがヒット。瑛作が少しふらつくと、亮は右ハイを瑛作の喉の辺りに当て、そのまま押し倒すような形で倒し、瑛作はダウンしてしまう。その後の瑛作はロー主体で持ち直す。
2Rも瑛作は前足狙いで執拗に左右のローをヒット。亮はパンチ主体の状態だったが、終盤は左ローを増やす。ジャッジ1者は瑛作につける。
3Rもローの応酬となるが、ダメージが大きいのは亮のほう。左ローをもらうと、一瞬動きが止まる場面が目立ち始める。ジャッジ3者とも瑛作につける。
4Rも瑛作が執拗に左ローをヒット。亮はクリンチで防御する場面が増え、小川レフェリーは両者に注意する。瑛作は飛び膝やハイも絡め、倒すチャンスをうかがう。このRでポイントは五分に戻せたか?
5R、瑛作はこの勢いのまま、パンチ、左ミドルも絡めつつ、左ローを当て続け、亮を圧倒。終了間際に左ローでようやくダウンを奪うことに成功。点差を広げて判定勝ちし、決着戦を苦しみながらも制した。
瑛作は「1年経って成長したと思いましたが、高橋選手強かったです。完勝ではないので3度目の対決があるかもしれませんが、ありがとうございました」とマイクで話した。
第5試合 58.5kg契約 3分5R
○駿太(谷山ジム/Bigbangキック ルール・スーパーフェザー級王者)
×村田裕俊(八王子FSG/NKBフェザー級2位・元王者)
5R 1’49” TKO (レフェリーストップ:肘打ちによる右まぶたのカット)
駿太は9月の大阪大会でKNOCK OUTに初参戦し、高橋聖人に判定勝ち。村田は昨年2月にKNOCK OUTに初参戦し、森井洋介と引き分け評価を高めた。昨年12月にNKB王座を失い、今回はそれ以来の試合となる。
1R、村田がサウスポーからの左ミドルを当て続け、駿太はやや劣勢ながら、右ストレート、右肘、、右ミドル等を随所で返す。
2R、村田はミドルよりも左ローの比重を上げ、右ストレート、肘も振るう。駿太は接近戦で右肘、右ストレートをうまくねじ込み、右ハイも当て、大差はつけさせない。ここまでジャッジ3者ともイーブンだ。
3R、駿太はパンチと肘の数を上げ、やや優位となるが、村田も随所でパンチと肘を返し抵抗する。ジャッジ1名が駿太を支持する。
4R、両者激しい肘の応酬となり、中盤、村田が右まぶたを切られ出血する。やや駿太の肘とパンチのヒットが多い展開に。
5R、駿太が執拗に肘、膝で攻め続けていると、村田は少し疲れが見えて来る。まぶたの出血も激しくなり、ドクターストップがかかった。
第4試合 KNOCK OUTライト級(61.5kg)アジアトーナメント一回戦Bブロック 3分5R
○イ・チャンヒョン[チャンヒョン・リー](韓国/仁川ムビジム/RISEスーパーフェザー級(60kg)王者)
×町田 光(橋本道場/WPMF世界スーパーフェザー級王者、REBELS 60kg級王者)
4R 2’12” TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる額のカット)
ライト級アジアトーナメントは10月の後楽園大会で一回戦のうち2試合が行われ、KNOCK OUTとラジャダムナン王者のヨードレックペットが岩城悠介に、森井洋介がキヨソンセンに勝利している。同じ大会でのトーナメント出場者決定戦で町田は前口太尊に判定勝ちした。チャンヒョンには6月のRISE幕張メッセ大会で判定負けしており、今回のほうが町田にとっては戦いやすいルールだったが、チャンヒョンがRISEでは使えなかった肘で勝利をつかむことに。
1R、チャンヒョンがスピードのある右ロー、左ジャブを当てるが、町田もボディへのパンチ、右ローを返し、まだ差はつけさせない。
2R、町田が執拗にボディ狙いの右ストレートと左ミドルを当てていると、チャンヒョンは口が開き、しんどうそうな表情を浮かべるように。町田は首相撲で膝を当て、接近戦で右肘を当て、居合ポーズからの左ボディフックも当てて主導権を握る。ジャッジ3者とも町田につける。
3R、町田が膝、肘でやや優位に試合を進めていたが、チャンヒョンも肘を返し、左の縦肘で町田の額を切り裂く。ドクターチェック後、町田は手数を上げるが、明確な攻撃は出せない。ジャッジ3者ともチャンヒョンにつける。
4Rも町田は前に出るが、組もうとして両手を出したところで、チャンヒョンの右ストレートが隙間を縫うように炸裂し、町田はダウンする。その後も町田は攻めるが、チャンヒョンは的確にパンチと肘を当て続け、中盤過ぎに岡林レフェリーがドクターチェックを要請すると、ついにストップがかかった。チャンヒョンは2月11日の大田区総合体育館大会の準決勝で森井と対戦する。
第3試合 KNOCK OUTライト級(61.5kg)アジアトーナメント一回戦Aブロック 3分5R
×重森陽太(伊原道場稲城支部/元新日本キック日本フェザー級&バンタム級王者)
○ボルドバートル・アルタンドルグーン(モンゴル/SHINOBU FIGHT 2018 プロキックボクシング全モンゴル最強決定トーナメント60kg優勝)
2R 2’43” KO (右フック)
重森は昨年12月の両国大会で日本人キラーのマキ・ピンサヤームに判定勝ち。2月の宮越慶二郎戦は引き分けに終わったが、その後はホームリングの新日本キックで4月、7月、9月とKO勝ちし、好調を維持している。対するボルドバートルはKNOCK OUT初参戦の22歳。日本でも活躍したアマラ忍の推薦選手で、8月のシュートボクシング・モンゴル大会ではSB日本スーパーフェザー級王者の深田一樹に判定勝ちしている。
1R、強引にパンチを振り回すボルドバートルに対し、重森は落ち着いて右ミドルを的確に当て続けて主導権を握る。2R、ボルドバートルがパンチラッシュを仕掛けてきたが、重森はかわすと、左ストレートを当ててダウンを奪う。
このペースのまま重森の完勝かと思われたが、重森がなかなかとどめを刺せずにいると、少しずつボルドバートルの大振りの右フックが当たり出し、ラウンド終盤、右フックが連続で当たり、重森がダウン。重森は立ち上がれず、まさかの初戦敗退となってしまった。2月の準決勝でボルドバートルはヨードレックペットと対戦する。なお、決勝は新たに開催発表された4月29日のベルサール高田馬場大会で行われる。
第2試合 女子48kg契約 2分5R
○小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/MuayThaiOpen女子フライ級王者)
×伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ&WMC女子世界ミニフライ級王者、元WPMF女子世界ピン級王者)
判定2-0 (大村49-48/小川49-49/和田49-48)
小林7月のGirls S-cupでイリアーナ・ヴァレンティーノにダウンを奪われプロ初黒星を喫したが、9月のKNOCK OUT大阪大会では、2年前に引き分けている喜多村美紀に判定勝ちしている。
伊藤はKNOCK OUT初参戦。4歳からキックを始め、那須川天心らとしのぎを削り、16歳での国内プロデビュー後はWPMF女子世界ピン級王座を獲得。去年から階級を上げ、WBCムエタイとWMCでタイトルを獲得している。
1R、両者ミドルキックの応酬を繰り広げ、小林は右肘も当て、伊藤は蹴り足をすくって倒すことも成功させる、まだ手数は少なく五分だ。
2Rもミドル主体の攻防だが、終盤に差し掛かり、伊藤の蹴りのヒットが少し増え、右ストレートも命中するようになり、やや優勢に。ジャッジ1者が伊藤を支持する。
3Rも伊藤の右ミドルのヒットが目立つ状況が続いたが、小林も随所で右ミドル、右ストレートを返す。ジャッジ2名が伊藤を支持している。
4Rも伊藤の蹴り数が少し上回る状況が続いたが、5R、開始すぐから、劣勢の小林は意を決したように前に出て、叫びながら右のパンチ、肘を連打し、伊藤を下がらせる。伊藤も肘と前蹴りを返し、最後は激闘となり試合を終える。
記者採点は3Rに伊藤、5Rに小林につけ、49-49のドロー。ジャッジは2者が小林を支持し、小林が辛うじて勝利をもぎ取った。小林は「自分はまだまだ弱いです。最後のラウンド、死ぬ気で行き、負けじと肘を出しました。まだまだですが、いつかRENA選手と試合してもらえるよう頑張ります」と涙声でアピールした。
第1試合 61.5kg契約 3分5R
○森井洋介(ゴールデングローブ/元KING OF KNOCK OUTライト級(61.5kg)王者)
×マサ佐藤(名護ムエタイスクール/中国英雄伝説アジア64kgトーナメント2016優勝、蹴拳ムエタイライト級王者)
4R 0’33” KO (左ローキック)
森井は昨年12月の両国大会のメインイベント、初代KING OF KNOCK OUTライト級王座決定戦で勝次をKO。今年は第1試合からの登場となる。今年4月にヨードレックペットを相手に王座防衛に失敗。8月に大月晴明をKOした。10月のライト級アジアトーナメント一回戦でキヨソンセン相手に苦戦しながらも延長KO勝ちしており、来年の準決勝に向けて負けられない戦いとなる。対する佐藤は9月の大阪大会で山口裕人にTKO負けして以来の試合だ。
1R、右ローの応酬の中で、次第に森井がヒットを増やす。2Rも執拗に蹴り続けると、佐藤は少しバランスが悪くなる。ジャッジ3者も森井につける。3Rは左右のローを当て続け、ダウン寸前まで追い込む。4R、開始すぐの左の奥ローでダウンを奪うと、再び左奥ローでダウンを奪ったところで大成レフェリーがストップした。
なお、来年の大会スケジュールとして、1月16日の渋谷TSUTAYA O-EAST大会、2月11日の大田区総合体育館大会は既に発表済だが、4月29日のベルサール高田馬場大会、6月1日の横浜文化体育館大会、8月18日の大田区総合体育館大会も新たに開催が発表されている。