ONE 4.11 ルンピニー(レポ):平本蓮のBLACK ROSEに新加入・溝口司、ONE初戦は1R終了間際KO勝ち。成尾拓輝、1R KO勝ちしONE 2戦連続で35万バーツボーナス獲得
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ONE Friday Fights 104
2025年4月11日(金)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)ONE Championship
平本蓮のBLACK ROSEに新加入・溝口司、ONE初戦は1R終了間際KO勝ち
第1試合 MMA フライ級 5分3R
×エゼキエル・イシドロ[Ezekiel Isidro](フィリピン)
○溝口 司(BLACK ROSE)
1R 4’59” KO (左フック)
溝口は兵庫出身の21歳。キックボクシングをベースとし、アマチュアで100戦以上のキャリアを積み、K-1甲子園2021西日本予選-60kg級で優勝。MMAも並行して練習し、22年9月の大阪でのGLADIATORでMMAプロデビュー。23年6月までGLADIATORで3連勝する。昨年春のABEMA「格闘代理戦争」に参加予定だったが、腰と右拳の負傷により欠場。昨年9月にはラジャダムナンスタジアムでムエタイの試合をしタイ人選手に18秒KO勝ち。今年3月、平本蓮のBLACK ROSEへの加入を発表し、東京で平本らと練習。今回ONEフライデーファイツに初登場し、早速素質の高さを示す。対戦相手のイシドロも溝口同じく21歳でONE初参戦だ。
1R、イシドロがプレッシャーをかけるが、溝口は右回り主体で距離を取り、右ローを当てる。中盤、溝口がバックスピンキックを放つが、イシドロは交わしつつ蹴り足をつかんでタックルを仕掛けて倒す。だがすぐに溝口は立ち、イシドロがコーナーに押し込むと、振り回して離れる。中盤過ぎ、溝口はスイッチを織り交ぜるが、お互い攻めあぐね、スライマン・レフェリーは両者にアクションを促す。残り1分を切っても両者慎重な状態が続くが、残り10秒の拍子木が鳴ると、溝口は両手を振ってイシドロを挑発しつつ前に出ると、右と左のボディを連打し、少し潜り込んで左ボディを意識させてからの左フックを顔面にクリーンヒット。コーナー際で倒れたイシドロに、溝口が右の鉄槌を連打したところで、1R残り1秒のタイミングでレフェリーがストップした。溝口はすぐにリング中央で正座して目を閉じるパフォーマンスを繰り広げた。
成尾拓輝、1R KO勝ちしONE 2戦連続で35万バーツボーナス獲得
第3試合 キック 139ポンド(63kg)契約 3分3R
×アルベル・ダ・シウバ[Alber Da Silva](ブラジル)
○成尾拓輝(究道会館/HOOST CUP日本ライト級(60kg)王者)
1R 1’54” TKO (3ダウン:右フック)
成尾は昨年10月のシュートボクシング(SB)でポッシブルK(SB日本ライト級1位)に判定勝ち。11月のONEフライデーファイツ初戦ではジャン・ジンフーから計4度のダウンを奪ってKO勝ちし35万バーツ(約150万円)のボーナスも獲得し、連勝を5に伸ばした。だが12月のシュートボクシングでは手塚翔太(SB日本フェザー級1位)にローを効かされ、3Rギロチンチョークで一本負けしている。
対するダ・シウバはMMAの選手で、ONEフライデーファイツでMMAルールで2連敗後、9月の大会ではムエタイルールで睦雅に3R KO負けしている。今回はキックルールで出場した。
1R、成尾は開始すぐから前に出て、左の三日月蹴りを当て、左テンカオ、右ハイも放ち積極的に攻めて先手を取ると、開始15秒、右フックで早くもダウンを奪う。さらに成尾は左三日月、左右のハイを効かせ、左フックで2ダウン目を奪う。その後少し攻めあぐねたが、最後はコーナーに詰めて、ガードの上からパンチを連打し、隙間から右フックを当ててマットに沈めた。
勝利者インタビューで成尾は「パンチでもキックでも効かせて、絶対にKOで終わらせるプランでした。どうやって倒したら観客が盛り上がるか考えながら戦いました」と話した。成尾は今回も35万バーツのボーナスを獲得した。