ONE 2.7 ルンピニー(レポ):陽勇、左三日月蹴り・ハイキック駆使し2R TKO勝ちし2連勝・ボーナス獲得。18歳の川野龍輝がONE初戦で判定勝ち
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ONE Friday Fights 96
2025年2月7日(金)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)ONE Championship
左三日月蹴り・ハイキック駆使し2R TKO勝ちし2連勝・ボーナス獲得
第4試合 キックボクシング フライ級(61.2kg) 3分3R
×レアンドロ・ミランダ[Leandro Miranda](ポルトガル)
○陽勇[ひゅう](チーム・メディ・ザトゥ/TEAM3K)
2R 0’42” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
陽勇は22歳。22年、新極真会等が参加するJFKO全日本フルコンタクト空手道選手権で優勝し、同年末にキックデビューし9戦9勝(2KO)。23年12月にRISEで基山幹太に判定勝ちし、昨年3月に龍華に判定勝ち。7月の修斗大阪大会でのキックルールでのCKC 2024 -63kgトーナメントでは2連続KO勝ちし優勝した。9月のONEフライデーファイツでの同大会初戦ではユセフ・サードに判定勝ちし、今回2戦目を迎える。対するミランダはONE初参戦の25歳。
1R、前に出るミランダに対し、陽勇はサウスポーで構えて回って距離を取り、左ミドルを随所で当てる。ミランダは左右のフックを出すが、陽勇はブロック、スウェーで対処している。すると終盤、陽勇が右テンカオを当てつつ、近距離からの左の三日月蹴りを当ててダウンを奪う。さらに陽勇はパンチと膝の連打でダウンを奪う。最後もパンチと膝を当て続けるが、ミランダが耐える。
DAZZLING Japanese rising star Hyu steamrolls Leandro Miranda for a second-round TKO!#ONEFridayFights96 | LIVE NOW
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2R、陽勇は左ボディストレートを当ててから、左ハイも当ててひるませると、左ミドル、インローも当て、ロープ際に詰めボディに左右のパンチの連打をまとめたところで、オリヴィエ・コスト・レフェリーがストップした。
勝利者インタビューで陽勇は「日本で課題に取り組んで、タイでもヴェナム・トレーニング・キャンプで練習して、作戦通りです。三日月蹴りは何パターンも練習していました」と話し、35万バーツ(約160万円)のボーナスが授与されると発表されると、英語で感謝の言葉を述べ、家族のためにボーナスを使うと話し、チーム・メディ・ザトゥのトレーナー陣にも感謝を示した。
18歳の川野龍輝がONE初戦で判定勝ち
第2試合 キックボクシング 122ポンド(55.33kg)契約 3分3R
×ワン・ユハン(中国)
○川野龍輝(クロスポイント吉祥寺)
判定0-3
川野は18歳。KNOCK OUT、K-1、Stand Up等のアマチュア大会で優勝を重ね、23年12月にKNOCK OUTでプロデビューし、同大会で7戦6勝(4KO)1敗。9月から12月にかけて3試合連続KO勝ちし、今回ONEフライデーファイツ初戦を迎えた。対するユハンもONE初戦で17歳と若手同士のマッチメイクとなった。
1R、川野が序盤から右ロー、カーフキック、左フックを当てて先手を取り、右ストレート、ミドルにもつなげる。だが中盤からワンが前に出て左ボディを当てていると、川野は口が開いて下がりがちに。ワンは手応えを感じた様子で左ボディを度々当てるように。川野は右ハイを返すが、ワンはひるまない。記者採点はワン。
ONE初参戦の川野龍輝が果敢に攻め続け、ワン・ユハンとのフルラウンドの戦いをユナニマス判定で制す
18歳の川野は、嬉しいONE初勝利を飾った
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— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) February 7, 2025
2R、川野はワンにパンチを出される前に積極的に右ミドル、ハイを出して当てる。足を効かされたワンは下がりがちになり、攻撃が減ってしまう。川野は与座優貴が得意とする奥足狙いの右インローも随所で当てる。記者採点は川野。
3R、川野は与座キックと右ミドル、ハイを巧みに蹴り分けて主導権を維持する。ワンは足が流れがちに。川野は組まずに押しながら距離を取るテクニックも使いこなす。最後、川野は前に出て、右ストレート、ミドルを単発ながらも当てて終える。記者採点は川野。合計28-29で川野。ジャッジ3者も順当に川野を支持し、川野が判定勝ちでONE初戦を制した。