DEEP 11.26 大阪 住吉区民センター（レポ）：三村亘、フェザー級に上げての復帰戦で23秒KO勝ち。MG眞介が一本勝ち。JEWELS暫定王座奪取の松田亜莉紗も凱旋挨拶

光野有二朗グループPresents DEEP OSAKA IMPACT 2023 3rd ROUND
2023年11月26日（日）大阪・錦秀会 住吉区民センター 大ホール

レポート：井原芳徳　　写真提供：DEEP事務局

第10試合　メインイベント　フェザー級　5分3R
○三村　亘（パンクラス大阪稲垣組）
×古根川充［こねがわ みつる］（修斗ジムASH）
1R 0’23” KO (スタンドパンチ)

　三村は後にDEEPバンタム級王者となる石司晃一と昨年3月に戦い、1R左フックでTKO負けして以来の試合。古根川は17年から20年までZSTを主戦場とし、U-FILE CAMP登戸等に在籍していたが、故郷の和歌山の修斗ジムASHに移籍。4月のDEEP大阪大会で3年ぶりに復帰すると、パンクラスのランカーの岩本達彦に2R TKO勝ちした。

　試合は開始すぐの短時間決着に。三村はゴングと同時にダッシュして飛び膝で襲い掛かり、かわされた後も前に出て左右のフックを振り回し、右フックを当てる。古根川は組み付いて対処するが、三村は組んだ状態から古根川の頭にパンチを当てる。後頭部に何発か当たったため、レフェリーが注意して数秒だけ中断したが、再開すると、三村は注意深く顔面にパンチを軽く当ててから、突き放してスペースを作ってから、右と左のフックをクリーンヒット。古根川は意識が飛んだ状態で倒れ、すぐさまレフェリーがストップした。古根川は意識が戻ったが担架で運ばれた。

　マイクを持った三村は「たくさんの方の前で祭りができて良かったです。負けて欠場して、上手くいかんこともあったんですけど、師匠の稲垣（克臣）さんに『追い詰められた時に出た力がホンマの強さや』とずっと言われて、その言葉を信じて本当に良かったです。稲垣さんありがとうございます。階級を上げて今回からフェザー級なんで、これからも頑張って行くんで応援お願いします」とアピールした。

第9試合　セミファイナル　バンタム級　5分2R
○MG眞介（reversal gym osaka anne)
×山﨑鼓大（BLOWS）
2R 3’34” 裸絞め

　1R、MGがオーソドックス、山﨑がサウスポーで構え、お互い見合う状態が続いたが、中盤過ぎ、MGの右ストレートが炸裂し、山﨑が少しひるむ。山﨑はタックルでピンチを逃れ、倒してハーフで押さえ、パウンドを返す。スタンドに戻り、最後、パンチが相打ちになると、ダメージの大きいMGに対し、山﨑がすぐに首相撲から左右の膝を連打し、MGが逃げて終わる。山﨑がポイントを取ったか？

　2R、中盤に入ると、山﨑から組みに行き、引き込む形で下になるが、すぐMGは立つ。MGは右ミドル、ストレートを当ててから、突っ込んできた山﨑に対してタックルを仕掛ける。山﨑に対処されても、MGは金網際での組みの攻防から倒してサイドで押さえる。MGはアームロック、肩固めのプレッシャーをかけつつマウントを奪い、パウンドを落とすと、背中を向けてしまった山﨑にパウンドを連打し、裸絞めを極めてタップを奪った。

第8試合　フェザー級　5分2R
○瀧口脩生（STYLE）
×牧野滉風（G-face）
判定2-1 (鶴和18-20/加納20-18/吉田20-18)

第7試合　フェザー級　5分2R
○前薗　渓（格闘技吉田道場)
×桑本征希（SMOKER GYM）
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

　第6試合終了後、3日前の11月23日の東京でのDEEP JEWELSで万智に判定勝ちしストロー級暫定王者となった、大阪在住の松田亜莉紗がケージに登場し、勝利報告を行った。
　松田は「試合内容としては色んな意見があると思います。その中で勝負の世界で勝てたのは凄く良かったと思います」「万智選手、凄い強くて、動きも早く、想像通りの選手でした」「次の試合は圧倒的に勝てるよう日々練習に取り組みますので皆さん応援してくれるとうれしいです」と話した。

第6試合　DEEP JEWELS ミクロ級　5分2R
○古林礼名（GSP多治見）
×永易加代（パラエストラ広島）
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

第5試合　バンタム級　5分2R
×上荷大夢（TEAM AGENT）
○八尋大輝（ニコニコファイトクラブ）
判定0-3 (18-20/19-19○/18-20)

第4試合　ウェルター級　5分2R
×小林　裕（フリー）
○角野晃平（TEAM FAUST）
1R 0’48” TKO (レフェリーストップ：グラウンドパンチ)

第3試合　ライト級　5分2R
○泉　彰洋（reversal gym osaka anne）
×大野“虎眼”賢良（キングジム神戸）
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

第2試合　DEEP JEWELS アマチュアSPルール 49kg契約　3分2R
○セアリ（キングジム神戸）
×SAAYA（VICTORY GYM）
判定2-1

第1試合　DEEP JEWELS アマチュアSPルール 58kg契約　3分2R
×サナエ（パラエストラ広島）
○山口　恵（BLOWS）
1R 2’05” KO (スタンドパンチ)

※以下はメインイベント終了後に実施の試合

第17試合　フェザー級　5分2R
○秋田良隆（キングジム神戸）
×藤田宇宙（パンクラス大阪稲垣組）
判定3-0 (20-18/20-18/○19-19)

第16試合　フェザー級　5分2R
×木村総一郎（パラエストラ加古川）
○森田敢流（パンクラス大阪稲垣組）
判定0-3 (18-20/19-19○/19-19○)

第15試合　バンタム級　5分2R
×関本龍翔（パラエストラ東大阪）
○田中壱季（ENCOUNTER）
1R 2’34” TKO (レフェリーストップ：グラウンドパンチ)

第14試合　バンタム級　5分2R
○キシシ（MIBURO）
×キャプテン禎（修斗GYMS直心会）
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

第13試合　フライ級　5分2R
○マルザヘンペーソク（MIBURO）
×飴山聖也（ENCOUNTER）
1R 3’34” 裸絞め

第12試合　フライ級　5分2R
○松原聖也（創道塾）
×上谷　章（パンクラス大阪稲垣組）
判定3-0 (19-18/19-18/19-18)
※上谷に反則減点1

第11試合　バンタム級　5分2R
×井上暉也（パラエストラ加古川）
○千種純平（パンクラス大阪稲垣組）
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)