シュートボクシング 11.14 後楽園ホール：MISAKI、“開国”K-1からの刺客・チャン・リーと対戦。MISAKI「打撃で、倒しに行きます」

　SHOOT BOXING 2023 シリーズFinal – Start towards 40th anniversary -（11月14日（火）後楽園ホール）にK-1 GROUPからチャン・リー（K-1ジム五反田チームキングス）が初参戦し、MISAKI（TEAM FOREST／SB日本女子アトム級（46kg）王者）と対戦することが決まった。46.5kg契約・3分3R（無制限延長R）で争われる。

　昨年6月、那須川天心 vs. 武尊をメインイベントに開催されたTHE MATCH 2022では、セミファイナルで海人 vs. 野杁正明が行われ、笠原友希 vs. 中島千博と合わせSB vs. K-1の対抗戦が2試合組まれ、いずれもSB勢が勝利した。だが今年3月のRISEとK-1のビッグイベントの中での対抗戦計6試合の枠組みにSB勢はいなかった。7月、K-1がカルロス菊田＆宮田充体制に移行し、他団体との本格交流を進める“開国”路線を打ち出す。RIZINとも10月の名古屋大会から交流を再開し、K-1 GROUPから斎藤祐斗が参戦し梅野源治と対戦していた。14年旗揚げの“新生”K-1とSBの選手が、お互いの団体に乗り込んで戦うのは今回が初。なおかつ昨年6月のTHE MATCH以降のK-1とSB＆RISE絡みの交流の中で、女子の試合が組まれるのは今回が初。女子は男子よりも選手数が少なく、各プロモーションとも再戦が多くなりがちなため、女子の交流スタートは、選手の試合機会を増やし、技術やモチベーションを高めることになるだろう。

MISAKI（左）

　MISAKIは27歳。16年にプロデビューし戦績31戦21勝（4KO）9敗1分。RISE女子のエースだった寺山日葵とは3戦1勝1敗1分。18年にはMIOのSB日本女子ミニマム級（48kg）王座に挑戦し判定負け。20年にはREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦でぱんちゃん璃奈に判定負け。昨年12月のRISE＆SB両国大会ではRISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪に判定負けし、今年2月のRISEでも同級1位の小林愛理奈に判定負けしたものの、どちらの試合も高いレベルでの競り合いを繰り広げていた。最近では6月のSBでタイ人選手を1R左フックでKOしている。

チャン・リー（右）

　チャン・リーは31歳。18年にプロデビューし戦績17戦8勝(1KO)8敗1分。うち13試合がK-1 GROUPでの試合で、1年3試合ペースでコンスタントに経験を積んできた。昨年10月、菅原美優のKrush女子アトム級（45kg）王座に挑戦し、累計4度のダウンを奪われ3R KO負け。4月のKrushではKAIに判定勝ちして以来の試合となる。

　SBルールはキック・パンチだけでなく、投げ技でポイントが入り、立った状態での関節技や絞め技も認められるため、リーの適性が気になるが、カード発表直後にMISAKIはXにポストし「看板選手をSBの舞台へ送り込んで下さったK-1様　そして漢気SB参戦してくださるチャン・リー選手　本当にありがとうございます！　SBのリングですがこのリングに上がってくださった漢気を買って 打撃で、倒しに行きます。」と記し、打撃勝負に意欲を示している。
　リーがSB初戦で王者を食うのか？それともK-1王者・菅原を引きずり出すのか？今後の展開がどうなるか含め楽しみな一戦だ。

対戦カード

70kg契約　3分3R（無制限延長R）
海人（TEAM F.O.D／SB世界＆KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級（70kg）王者、RISEミドル級（70kg）王者、GLORYライト級（70kg）4位、元SB日本スーパーライト級（65kg）王者）
マサロ・グランダー（オランダ／マイクスジム／元King of Kings -65kg級王者）

オープンフィンガーグローブマッチ　64kg契約　3分3R（無制限延長R）
笠原弘希（シーザージム／SB日本ライト級（62.5kg）王者、元同スーパーフェザー級（60kg）＆フェザー級（57.5kg）王者）
スーパーボール・ティーデ99［Superball Tded99］（タイ／元プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者）

オープンフィンガーグローブマッチ（肘有り）　ヘビー級　3分3R（無制限延長R）
坂本優起（シーザージム／SB日本ヘビー級2位、元同スーパーウェルター級（70kg）王者）
関根“シュレック”秀樹（ボンサイ柔術）

46.5kg契約　3分3R（無制限延長R）
MISAKI（TEAM FOREST／SB日本女子アトム級（46kg）王者、元J-GIRLSミニフライ級王者）
チャン・リー（K-1ジム五反田チームキングス）

出場予定選手

笠原友希（シーザージム／SB日本スーパーフェザー級（60kg）王者・元フェザー級（57.5kg）王者）
山田彪太朗［こたろう］（シーザージム／SB日本フェザー級（57.5kg）王者）
山田虎矢太［こやた］（シーザージム／SB日本スーパーバンタム級（55kg）王者）

概要

大会名　SHOOT BOXING 2023 シリーズFinal – Start towards 40th anniversary –
日時　2023年11月14日（火）開場・17:00　開始・17:30
会場　後楽園ホール
中継　U-NEXT（2,189円/月）
チケット料金　SRS席15,000円　RS席10,000円　S席7,000円　小中学生シート2,000円（当日販売のみ/要身分証明書）　※当日券は各500円UP
チケット販売　チケットぴあ　イープラス　後楽園ホール　シュートボクシング協会　SB公式ネットショップ　出場選手・所属ジム
お問い合わせ　シュートボクシング協会　03-3843-1212　http://www.shootboxing.org/