シュートボクシング 12.26 TDCホール:吉成名高、初のOFGマッチで「新しい一面の僕を見せられる」「今後の選択肢の中にはONE参戦もある」|RISEルールで笠原友希戦のGUMP「ただKO決着することだけ考えています」
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-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT- GROUND ZERO TOKYO 2024(12月26日(木)TOKYO DOME CITY HALL)に出場する、吉成名高、GUMPのインタビューがシュートボクシング協会から届いた。
第7試合 ムエタイ(オープンフィンガーグローブ着用) スーパーフライ級(52.16kg) 3分3R
吉成名高(エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定スーパーフライ級王者・元フライ級&ミニフライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ダイヤモンド・スーパーフライ級王者、同ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・LPNJ・WMC・WBC・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者)
バックチョー・シックンナ(タイ)
第6試合 RISEルール 61.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元同フェザー級(57.5kg)王者)
GUMP[ガンプ](TEAM TEPPEN/RISEスーパーフェザー級(60kg)7位、DEEP☆KICK -60kg王者)
吉成名高「やっぱりムエタイの試合はスリリングだった、面白かったと言われたい」
―― 12月1日のRWS JAPANでラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級タイトル3度目の防衛に成功したばかりですが、まさかのSB電撃参戦に驚いたファンは多いかと思います。
名高 1日の試合が終わって、中川(夏生)会長からSBさんのお話を聞いて2日後くらいに出場することを決めてからすぐトレーニングを再開しました。
―― 1日の試合後のマイクアピールでは「今年の試合はこれで終わりだと思います」と言われてましたが、年内にもう1試合しようと思った決め手は何ですか。
名高 SBさんの興行にはタイの選手が結構出たりして注目のカードが多いのでよくチェックをしていて、しかも今回は5年ぶりの『GROUND ZERO』開催ということで、お声が掛かったからには自分も少しでも盛り上げることができればなと思って参加しようと思いました。
―― キャリア初のオープンフィンガーグローブ(以下OFG)着用ということで躊躇はなかったですか。
名高 従兄弟の士門が先日のONEに出てOFGのムエタイの試合で凄い勝ち方をしたことが刺激になったことや、今主戦場にしているRWSではスーパーフライ級で対戦相手が見つからないからONEに出た方がいいとタイ人関係者から言われつつある中、自分の今後の選択肢の中にはONE参戦もあるので、自分がOFGをはめてどんなパフォーマンスができるかというのを知っておく上でも今回の機会はすごくいいなと思いました。
―― 実際にOFGをはめて練習した感触はどうでしょうか。
名高 実際打ってみて、もっと拳を痛めるかなと思ったんですけど、意外と全然そんなことはなかったですね。実際に試合ではめるSBのOFGを支給していただいたんですけど、そのOFGが結構握りやすく、パンチに力が入るなと思いましたし、タイ人のクン先生からは「いつもよりパンチが硬い」と言ってくれたので、結構手応えを感じています。
―― 名高選手のパンチは速すぎることでも有名ですが、OFGは通常のグローブが軽いことでパンチを打ったときに自分の目がそのスピードに追いつかなくなるのでは?
名高 あはは! そこは大丈夫ですが(笑)、OFGはグローブよりもサイズが小さいので相手の攻撃は結構見えやすいと思いました。士門と試合の時期が近かったので、一緒に目鳴らし程度にOFGをはめてマススパーをやった時に、このパンチは当たりそうだなとか、このパンチは見えるなとか、このパンチにちょっと気をつけなきゃなといったいろんな発見がありました。
―― パンチのスピードアップもそうですが、OFG着用で首相撲の展開では相手を組みやすいだけにさらにこかしやすくなりますよね。
名高 そうですね。手首の使い方で相手のバランスを崩したりすることが僕は得意なので、それが首相撲の展開で活きるなと思いました。OFG着用だと足をかけずに体さばきだけで相手をぶん投げることもできる感触があったので、首相撲の展開でもさらに面白いものを見せられると思います。
―― 振れた瞬間に相手をこかしたりも?
名高 そうですね。それこそタイミング次第で、相手は何が起きたかわかんないぐらいに転ばせることもできるんじゃないかと思います。今までの試合では見せられなかった、新しい一面の僕を見せられるんじゃないかなと思っています。
―― 対戦相手のバックチョー選手に関しては、会見以降、追加情報は入手されたんですか?
名高 タイ人はFACEBOOKを結構使うので相手の名前で検索したら、OFGをはめてジムで練習している動画がありました。ちょっと背が高く、右ミドルを蹴って首相撲になったらヒジは得意としているような感じだったのですが、僕のスピードにそれを合わせられるかといったら難しい話になってくると思うので、僕はスピードを使って翻弄していきたいと思います。
―― 今回の『GROUND ZERO』ではMMAルール、RISEルール、KNOCK OUT-BLACKルールといろんな試合がある中で、どういった試合を見せたいですか。
名高 自分のOFGのデビュー戦ということで注目度が高いと思うので、怖い一面を見せたいと思いますね。ムエタイの破壊力だったりとか、一発で会場が沸くような威力、スピードのある攻撃を見せて、やっぱりムエタイの試合はスリリングだった、面白かったと言われたいですね。
―― 今回、本戦13試合の中で第9試合となりましたが、メイン以外の試合順になるのは相当久しぶりですよね?
名高 そうですね、セミとかメインが多く、試合順が真ん中からちょっと上ぐらいになるのはかなり久しぶりかもしれないですね。部外者の僕なのでまずないことですが、SBさんのリングでメインを任されるとなるとかなり荷が重くなるので(苦笑)、ちょうど最高な順番に組んでいただきありがとうございますという感じです(笑)。自分の試合が終わったら、山田ツインズ&笠原お兄さんとONEとの対抗戦や海人選手の試合を注目して見たいと思います。
―― 名高選手と同じく、世界のトップ戦線で戦っている海人選手と同じ大会に出るというのもなかなかないことですよね。
名高 今までにお会いしたこともなかったと思うので、今回をきっかけに少しお話しできたらなとは思いますね。
―― 海人選手にインタビューし名高選手の参戦について聞いたところ、「ヒジありのムエタイルールであれば、階級を抜きにして考えたら日本人で吉成選手が一番強いと思うので、そういう意味で同じ70kgの選手であればやりたいと思う選手」とのことでした。
名高 階級はもちろん違うので海人選手とやることは絶対ないですけど、海人選手は日本の格闘技界を引っ張っている選手の一人なので、そういうふうに言っていただけるのはすごく光栄ですし、僕もいい試合をしなきゃなと気が引き締まりました。
―― では海人選手以上の試合内容も見せますか!?
名高 せっかく出るからに今日一番面白かったと言ってもらえるような試合をしなきゃいけないと思いますし、ムエタイの試合は僕だけなので、そこの責任感もすごく感じているので、どの試合よりも僕が輝く試合をしたいと思います。
―― 最終的にどういった勝ち方をしたいですか?
名高 OFGで自分がどういう動きができるのかも確認したいところもあり、試合の駆け引きの中で技にこだわりはないですけど、大きな一発を当ててパシッと決めたいですね。
―― では最後に試合を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
名高 今回、唯一OFGのムエタイルールの試合をやらせていただいているということで、僕の初のOFGの試合はどういった試合になるのかにぜひ注目してもらって、必ず最後はバチッと倒して会場を盛り上げて皆さんに楽しんでもらえるような試合をするので、ぜひ応援よろしくお願いします。
GUMP「ただKO決着することだけ考えています」
―― 試合が近づいてますが、調整はいかがでしょうか。
GUMP めちゃくちゃいい感じに仕上がっています。
―― 趣味が走ることということですが、追い込み練習が終わった試合の数日前や試合後も走るんですか?
GUMP そこはブレずに走っています。僕には外の寒さとかも関係ないですし、逆に試合前の方が積極的に走りますね。走った方がリフレッシュされるというか、走った方が調子も良くなり疲れがないんです。
―― そんなことあります!? ちなみにどのくらい毎日走るんですか?
GUMP 大体1時間ぐらいは走ってますね。試合までに考えることはいっぱいあるんですけど、試合後は逆にそれを考えずに同じく1時間、走りたいように走れます。
―― 例えば試合で足にダメージがあっても?
GUMP 大体いつもノーダメージなんで普通に走っています。結構走り続けるとヒザを痛める人もいると聞きますが、そこでもノーダメージです(笑)。
―― 今回の試合に関して聞いていきたいのですが、試合に向けて強化されていることはありますか。
GUMP 前回11月23日の岩郷泰成戦から1カ月ぐらいの期間で那須川会長とマンツーマンで突き詰めてやってきたので、全体的にレベルはすごく上がっていると思います。そこはちょっと楽しみにしといてほしいですね。スタミナ的には前回の試合が終わった翌日から追い込みをやってきましたし、今回は特にパンチのレベルも前回より上がっていると感じています。
―― 対戦する笠原選手にはどういう印象がありますか。
GUMP いろいろな試合をYouTubeで見させてもらったんですけど、上手さもありながら一発で倒す強さもあるなと。単純に強いですよね。ONEにも出ていますし、THE MATCHといった大舞台も経験してますし、それこそ天心君とも試合してきた強豪選手だと思っていますし、僕にとっては過去最強の相手です。相手はチャンピオンということで僕にとっては美味しいだけしかないです。僕と試合してもらえてありがたいなと。周りから見たら、僕が格下という位置づけだと思うんですけど、そういうリスクある中で試合してくれるので、笠原選手にはリスペクトしています。
―― 弱点は見つけられました?
GUMP 試合映像を何回も見ていたら、おのずとそういうところも見えてきました。僕の分析だけでなく、那須川会長やジムの仲間にも意見を聞いたりしていて、チームとしてもだいぶ分析できたかなと思います。
―― 笠原選手とは一度、天心選手とやっているだけに、那須川会長もすでに攻略法は万全だったり?
GUMP そうですね。那須川会長が自信を持って僕と練習してくれたので、そこは何の心配もしてないです。
―― 強豪の笠原選手との試合でも怪我はなさそうですか?
GUMP そうですね。ケガもなくノーダメージです。ちょっと欲しがってませんか?
―― (笑)。短期決着も考えていますか?
GUMP 理想としては早い決着ですけど、ラウンドが長くなったところでその戦い方をするだけなので、ただKO決着することだけは考えています。
―― 今回の一戦は、来年3月29日のRISE両国国技館大会から開催される61.5kg世界トーナメントに向けた査定マッチということですが、すでに意識している選手はいますか?
GUMP チャンヒョン・リー選手とやりたいんですよね。他の出場メンバーはわからないので誰が相手でもいいです。
―― なぜチャンヒョン選手と対戦したいんですか?
GUMP チャンヒョン選手のようなゴリゴリ前に出るスタイルが好きで、たまに僕もこれはいいなと思うものを真似させてもらったりしています。あと、僕たちは顔が似てるんですよね。那須川会長とかみんなめっちゃいじってくるんですけど、前回のRISEワンデートーナメントに出たイ・ソンヒョン選手とジムの白鳥大珠先輩が同じ控え室やったんですよね。那須川会長がソンヒョン選手に「二人は似てるでしょ?」と聞いたら、「ほんとそっくり!」と日本語で言われ、同じジムの選手のお墨付きなので間違いないです。
―― もし二人の試合決まれば、どっちが本物のチャンヒョン・リー対決になるわけですね?
GUMP そうです(笑)。多分、観ている皆さんはどっちが攻撃をしているのか分からなくなると思います(笑)。
―― あのチャンヒョン選手の強打で前に来られたらさすがに……。
GUMP ノーダメージですね(笑)。
―― 今回のGROUND ZEROに向けてはRISE代表として乗り込むという気持ちもありますか?
GUMP そうですね。せっかくビッグマッチの出場メンバーに選んでもらったので、しっかりRISEの強さをSBのリングで見せたいと思いますね。
―― では会場に来てくれるファンにメッセージを。
GUMP 11月に試合をしたんですけど、その時よりももっとパワーアップしたGUMPが今回のリングにはいるので、皆さん注目してください。
対戦カード
第11試合 メインイベント スーパーウェルター級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級(70kg)王者、KNOCK OUT-BLACK同級王者、RISEミドル級(70kg)王者、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
ゲリック・ビレット[Guerric Billet](フランス/元GLORYライト級3位、WAKO-PRO世界ミドル級(75kg)王者)
第10試合 オープンフィンガーグローブマッチ(肘有り) スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者、元同スーパーフェザー級(60kg)&フェザー級(57.5kg)王者)
ジャック・ジャックムエタイ[Jack Jack Muaythai](タイ)
第9試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
カオムーカイ・ペットシームー(タイ)
第8試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
シッティチャイ・ソーデッチャパン[Sitthichai Sor.dechapan](タイ)
第7試合 ムエタイ(オープンフィンガーグローブ着用) スーパーフライ級(52.16kg) 3分3R
吉成名高(エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定スーパーフライ級王者・元フライ級&ミニフライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ダイヤモンド・スーパーフライ級王者、同ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・LPNJ・WMC・WBC・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者)
バックチョー・シックンナ(タイ)
第6試合 RISEルール 61.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元同フェザー級(57.5kg)王者)
GUMP[ガンプ](TEAM TEPPEN/RISEスーパーフェザー級(60kg)7位、DEEP☆KICK -60kg王者)
第5試合 RIZIN MMAルール フェザー級(66kg) 5分3R
白川ダーク陸斗(JAPAN TOP TEAM)
奥山貴大(NEX SPORTS/GSB/SB日本ウェルター級(67.5kg)王者)
第4試合 KNOCK OUT-BLACKルール(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 53kg契約 3分3R(延長1R)
佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本バンタム級(52.5kg)王者)
柿﨑 瑠[るい](クロスポイント大泉)
第3試合 女子44.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級(45kg)王者、元J-GIRLSミニフライ級王者
撫子(GRABS kickboxing studio/ミネルヴァ・ピン級(45.36kg)王者)
第2試合 61kg契約 3分3R(無制限延長R)
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本フェザー級(57.5kg)1位、香港Energy Fightインターナショナル・スーパーフェザー級王者)
成尾拓輝(究道会館/HOOST CUP日本ライト級(60kg)王者)
第1試合 スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
都木航佑[たかぎ こうすけ](キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級(70kg)1位、元KROSS×OVER KICK -67.5kg王者)
ピラポン・ノーナクシン[Peerapong Nornaksin](タイ/ノーナクシンジム)
オープニングファイト第2試合 スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
笠原直希(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)1位)
庄司理玖斗[りくと](拳乃会/NJKFスーパーバンタム級6位)
オープニングファイト第1試合 51.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
片山 魁[かいと](TEAM FOREST)
和田修虎(橋本道場)
概要
大会名 -SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT- GROUND ZERO TOKYO 2024
日時 2024年12月26日(木)開場・16:00 開始・17:30
会場 TOKYO DOME CITY HALL
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VVIP 10万円 VIP 8万円 アリーナSRS 5万円 アリーナRS 3万円 アリーナS 15,000円 第1バルコニー 15,000円 第2バルコニー 10,000円 第3バルコニー 7,000円 ※当日券は各500円UP
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