二重作拓也氏の著書「可能性にアクセスするパフォーマンス医学」が星海社新書から10月24日発売。“行動”を司る筋肉・視線・脳・呼吸・重力・言葉を医学的に追及
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スポーツドクターの二重作拓也氏の著書「可能性にアクセスするパフォーマンス医学」が10月24日に星海社新書より発売された。(1350円(税別))
二重作拓也(ふたえさく たくや)氏は1973年福岡県北九州市生まれ。極真空手の全日本ウェイト制大会に出場した実績がある格闘技の実践者。高知医科大学医学部を卒業し、リングドクター、チームドクターの経験とスポーツ医学の臨床経験から「格闘技医学」を提唱する。
格闘技専門誌「Fight&Life」では連載を担当。ハイキックに最適な関節の角度といった格闘技テクニックを医学的に解説し、パンチドランカー予防策も紹介する「Dr.Fの格闘技医学 第2版」(秀和システム)、格闘技に留まらない一般的な“強さ”という概念の言語化を追求した「強さの磨き方」(アチーブメント出版)といった著作を近年出版してきた。糸井重里との対談(ほぼ日刊イトイ新聞)、田原総一朗との対談(Youtube)といった、各界の著名人とのコラボ―レーションも増え、音楽家のプリンスのメッセージを紹介した「プリンスの言葉」(秀和システム)といった著作もあり、活動の幅は広い。
今回の「可能性にアクセスするパフォーマンス医学」は星海社新書の一冊として発売される。星海社新書は「武器としての教養」をキャッチコピーに掲げ、初代編集長の柿内芳文氏は2011年の刊行開始時のメッセージで「思考が変われば行動が変わり、行動が変われば生き方が変わります」との文を記している。二重作氏の今回の著書「可能性にアクセスするパフォーマンス医学」は、そういった“行動”をよりブラッシュアップするための具体的・実践的な技術をたっぷり紹介する作品となっている。
格闘技選手はキック、パンチ、テイクダウン、サブミッションといった“行動”を積み重ねることで勝利という目標に進む。だがそのような行動は、対戦相手に当たる拳やスネだけでなく、体全体の細かな筋肉の動き、それを命令する脳、視線等のフェイント、セコンドからの声によるアドバイス等といった、様々な周辺要素によって構成されている。地球が生む重力は不可抗力だが、逆に「仲良く」することで武器にもなる。試合前のウォーミングアップが足りなければ序盤に相手にやられる可能性もあるだろうし、試合中の呼吸が乱れれば、終盤にキックやパンチやタックルを出す余力も無くなるだろう。
「可能性にアクセスするパフォーマンス医学」では、様々な格闘技術の構成要素のパフォーマンス向上方法について、医学をベースに紹介している。だがその内容は、格闘技に限らず、“行動”する=体を動かすあらゆる人も応用ができる。ほかのスポーツや、俳優の演技、歌手の歌唱でも活用できるため、実際に二重作氏の著書を読んで参考にする芸能界の人たちも増えているそうだ。ショービジネスの世界に限らず、日頃の物を運ぶ、歩く、道具を使うといった行動にも役立つだろうし、物の考え方の視点を変えるきっかけにもなるだろう。万人の“可能性”を高める可能性に満ちた一冊だ。(井原芳徳)
星海社新書「可能性にアクセスするパフォーマンス医学」紹介(星海社の資料より抜粋)
身体をつかう、すべてのひとへ
現役スポーツドクターが解き明かす、パフォーマンス向上の医学的背景
現代におけるテクノロジーの発達は、人間の根幹を成す「運動」の欠落という大きなマイナスを招いています。「運動と共に理解すること」は人間本来の性質です。運動すれば、理解できる。理解できれば、予測できる。予測できれば、生きる可能性が広がるーー運動は本来、「生きる」に向かう行為なのです。
本書は脳や身体の可能性を、現役のスポーツドクターがその根拠となる医学的背景とともに解説し、「視る」「呼吸する」などの具体的な側面から「パフォーマンスとはなにか」を紐解き、人間の心と身体における原理原則を共有します。「パフォーマンス医学」はあなたの可能性にアクセスします。
(本書構成)
第1章 脳と運動
・運動とは何か?
・運動イメージの変革
・パフォーマンスのヒント
第1章では、運動が生じるシステム、脳と運動について考察しています。つい当たり前と考えてしまいがちな「運動」ですが、知れば知るほどその緻密さと精巧さに驚くばかりです。特に運動の源流へのアプローチはパフォーマンスを次のレベルに引き上げてくれるでしょう。
第2章 身体のおもしろさ
・「視る」とパフォーマンス
・「呼吸」とパフォーマンス
・「運動器」とパフォーマンス
・「重力」とパフォーマンス
・レントゲンからわかること
第2章では、身体の不思議に着目してみました。視るってどういうこと? 歩くとパフォーマンスの関係は? 「腰を落とせ!」の指導は動けなくなる? 格闘技医学においてリング上で実証されてきたレントゲン画像等も登場し、「読んで、動いて、変わる」面白さを共有します。地球と仲良くする「重力」の使い方も解説していますので、地球外からいらした生命体の方々にも是非読んでいただきたい章でもあります。
第3章 静かなる強化
・ウォーミングアップ
・睡眠
・学びとパフォーマンス
第3章では、パフォーマンスや練習の土台となる「静かなる強化」について考察しています。何気ないジェスチャーの中にヒントがあったり、睡眠中に脳の中で凄いことが起きていたり、言葉ひとつで運動が大きく変わったり、といったことが実際にあります。パフォーマンス以外の部分もまた、パフォーマンスを高めてくれるでしょう。
インタラクティヴ・ファイト
おわりに
【関連リンク】
・星海社新書の公式サイトの作品紹介ページ
https://www.seikaisha.co.jp/information/2023/10/05-post-276.html
・二重作氏のXアカウント上でもこの作品についての情報発信が行われています。
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