RIZIN 10.1 名古屋 ドルフィンズアリーナ:皇治×朝倉海は実施断念、榊原CEO「RIZINの歴史と、競技に対するリスペクトを考え」。メインイベントは所英男×ヤマニハ、セミは太田忍×佐藤将光。全選手計量クリア
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RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA(10月1日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館))で榊原信行CEOが実施を計画していた皇治 vs. 朝倉海は、結局実現しないことになった。両選手の代替の相手での試合も行わない。榊原氏が大会前日の9月30日、名古屋での公開計量の場で発表した。
名古屋大会はメインイベントでの太田忍の相手が井上直樹から佐藤将光に急きょ変更となり、9月24日のRIZIN.44で榊原CEOは「海、助けてください」と、怪我の療養中である朝倉海に緊急参戦を要請した。その際に生電話で皇治に海とのMMAデビュー戦を提案し、両選手困惑しつつも、皇治は「いいとも」と答え、海も「本当に決まったら皆さん応援してください」と話し、試合を承諾する意向を示していた。その後、調整が進められるも、なかなか正式発表には至らず、28日夕方に海が「結局どうなるんだ?」とXにポストすると、約1時間後に皇治も「ほんでどないなるんやあ?」とXにポストし、両者とも困惑した様子だった。
30日の公開計量の場で榊原氏は「結果としては朝倉海、皇治、試合は行いません」と発表した。「海は7月に怪我をし、10月に間に合わせたいと思いつつも、思ったほど回復が進みませんでした。それでも10月は大晦日に向けてのウォームアップの試合で、誰かふさわしい人がいれば出たいという思いでした。皇治も真剣に考えてくれました。デビュー戦が朝倉海というのもインパクトもあるし」と状況を改めて説明しつつ「とはいえ残酷ショーになる可能性も高いと思いますし、リング上で向き合えば手心も加えられない中で、RIZINとしてもこのカードを無理に組むことは、ここまで積み上げて来たRIZINの歴史と、競技に対するリスペクトを考えると、組むべきではないという判断に至りました」と断念の理由を説明した。
続けて榊原氏は「今日の朝まで最終調整しました。グラップリングの試合にしたらどうだとか、1週間色々ありました。お互い合意に至るルールも見つけられない中で、(海×皇治は)やるべきではないという判断は数日前に行いました。その後も海は『皇治選手以外で誰か戦える人はいないですかね』ということで調整しました。最後、先週試合したクレベル(・コイケ)選手も前向きに考えてくれて、昨日の晩にはクレベルと海がやるんじゃないかという話にも行きましたけど、ここで選手が痛んで、大切な大晦日の試合に穴をあけることが無いように(と考えました)」と交渉過程を明かし、最後は「海×皇治が無くても、今ラインナップしている選手が十分名古屋大会を魅せてくれます」と出場選手への期待を述べた。
榊原氏の中止発表後、海は自身のYoutubeで中止の経緯を説明した。海は「榊原さんにどうしても助けて欲しいと言われて、僕はRIZINで戦って今ここまで来れているので、困っている時は僕が助けるしかないと思いました。前回も欠場しているので、やるしかないと思いました」「皇治選手と榊原さんの間で交渉があったと思うんですけど、お金の面なのか色んな条件なのか、初めて僕とやるのか怖かったのか、わからないですけど、結局できないということで、試合2日前ぐらいに中止という連絡が来ました」「他の選手でできないか探してもらいました。クレベルと立ち技ルールでやってくれないかという話が来て、それだったら面白いと思って、70kgぐらいならいいと思ったんですけど、クレベルも急きょで落とすのが難しいと。他にやる選手がいないということで、今回は中止となりました」「僕が出ると思ってチケットを買った方には申し訳ないです」「皇治選手もいきなり僕とやると言われて困惑したと思うんですけど、なんとかやろうとしてくれたと思いますし、実現させるためにみんなが協力してくれたことには感謝したいです」「大晦日に万全の状態でふさわしい相手との試合がみんな見たいと思うので、榊原さんに実現してもらえるようお願いしました。ここからは大晦日に向けて準備したいです」と述べた。
Youtubeは名古屋の計量会場のホテルで撮影された模様で、「(オファーの後)スパーリングができるか確認して、1週間ぐらいで仕上げて、試合できる状況にはしていました。今日はパンツとマウスピースを持って(名古屋の計量)会場にきました。本当にやる気で、試合に向けてスイッチを入れていました。試合をするつもりで名古屋に来たので、ちょっと寂しい感じがあります」とも話しつつ、「でも、大晦日は100%、というか、120%、前より強くなった姿で戦いができると思うので期待していて欲しいです」と締めくくった。
計量では全選手が無事クリアした。試合順も以下のとおり決まり、愛知出身の井上直樹の欠場により、岐阜出身の所英男と静岡在住のアラン“ヒロ”ヤマニハの一戦がメインイベントに格上げとなっている。9.24 埼玉と10.1 名古屋のセット編成のパンフレットの試合表では、井上 vs. 太田忍がメインイベントとなっていた。
公開計量後にマイクを持った所は「(9.24 埼玉でコイケに勝利した)金原正徳さんに乗っけてもらって、今ここに立っています。明日は自分の力で、ヒロ選手から必ず一本を取ります。僕とヒロのプライドを持った試合で、名古屋の盛り上がりの中心になれるよう頑張ります」、ヤマニハは「所選手は日本の伝説の選手で尊敬しています。戦えてうれしいです。歴史に残る試合にします」と抱負を述べた。
対戦カード
第13試合 メインイベント MMA バンタム級(61kg) 5分3R
所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル/ブルテリア・ボンサイ)
第12試合 MMA 63kg契約 5分3R
太田 忍(パラエストラ柏/16年リオ五輪レスリング・グレコローマン59kg級銀メダリスト)
佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大/元修斗バンタム級世界王者)
第11試合 MMA ヘビー級(120kg) 5分3R
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED/117.85kg)
イム・ドンファン[Lim Dong Hwan](韓国/チーム・ストロングウルフ/104.2kg)
第10試合 MMA フライ級(57kg) 5分3R
伊藤裕樹(ネックス)
トップノイ・キウラム(タイ/バンタオムエタイ&MMA)
第9試合 キック(肘有り・つかんでからの攻撃は1回) 61.5kg契約(ライト級相当) 3分3R
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界・WBCムエタイ世界・同インターナショナル・スーパーフェザー級王者、元M-1フェザー級王者、元WPMF日本&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者)
斎藤祐斗(JK TRIBE)
~休憩~
第8試合 MMA 58kg契約(フライ級相当) 5分3R
中村優作(TEAM FAUST/元WSOF-GCフライ級王者)
ヒロヤ(トライフォース赤坂)
第7試合 MMA ミドル級(84kg) 5分3R
イゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)
ANIMAL☆KOJI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)※TEAM ANIMALから所属変更
第6試合 MMA 女子52.5kg契約(ストロー級相当) 5分3R
渡辺彩華(AACC/修斗女子スーパーアトム級(50kg)世界王者)
万智(67ジム)
第5試合 MMA ヘビー級(120kg) 5分3R
貴賢神[たかけんしん](フリー/116.85kg)
荒東“怪獣キラー”英貴(パラエストラ大阪/GRACHAN無差別級王者/119.8kg)
第4試合 MMA フライ級(57kg) 5分3R
村元友太郎(ALIVE)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル/ジレ・ヒベイロ・チーム/元UFCフライ級7位)
第3試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
ビクター[ビクトル]・コレスニック(ロシア/タイガームエタイ/Kuznya/セルビアンBC&ロシア・オープンFCフェザー級王者)
高木 凌(パラエストラ八王子/パンクラス・フェザー級2位)
第2試合 MMA ライト級(71kg) 5分3R
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
井上雄策(リバーサルジム川口REDIPS)
第1試合 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA/修斗バンタム級世界5位)
日比野“エビ中”純也(ISHITSUNA MMA)
オープニングファイト第3試合 MMA 68kg契約 5分3R
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(GSB大須MACS)
太田将吾(NEX-SPORTS)
オープニングファイト第2試合 キックボクシング(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 57kg契約 3分3R
竹野元稀(風吹ジム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)3位、WBKF世界バンタム級王者)
内藤凌太(Bell Wood Fight Team/SB日本フェザー級(57.5kg)4位、元DEEP☆KICK -55kg王者)
オープニングファイト第1試合 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
切嶋龍輝(マーシャルアーツクラブ中津川)
MASANARI(キック塾)
概要
大会名 For Japan presents RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA
日時 2023年10月1日(日)開場・11:30 オープニングファイト開始・12:00 本戦開始・13:00 終了・20:00~21:00頃
会場 ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館) http://www.aichi-kentai.com/
中継 ABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 Club、RIZIN LIVE、スカパー(いずれもPPV形式。料金は各配信社サイト参照)
チケット料金 VVIP席330,000円/VIP席110,000円/SRS席33,000円/S席22,000円/A席11,000円(完売) ※1歳よりチケットが必要
チケット販売 イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RIZIN FF事務局 03-5772-3223 https://jp.rizinff.com/