BOM 10.1 神奈川歯科大学体育館:地元凱旋試合の吉成名高「ラジャダムナン3階級を制覇したらONEも選択肢に出て来る」。品川朝陽「名高に負けないぐらいの試合を」
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Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern × Shimizu presents BOM 44(10月1日(日)神奈川歯科大学体育館)に出場する吉成名高、品川朝陽のインタビューがBOMプロモーションから届いた。大会の模様はU-NEXTにて14時より生放送される。プロ全12試合のうち、名高の試合は第5試合に置かれ「1stメインイベント」、品川の試合は最終第12試合に置かれ「2ndメインイベント」となっている。
なお、タイ側からの要望により、12月22日のタイ・ラジャダムナンスタジアム出場の査定試合「Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern」の対象から、夜叉猿 vs. 松信亮次、大翔 vs. しょーいが除外され、品川朝陽 vs. ルックボール・LBムエタイが新たな対象となり、計3試合が対象試合となっている。
吉成名高
第5試合 1stメインイベント スーパーフライ級 3分5R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定フライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOM同級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー&ラジャダムナン認定ミニフライ級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界同級王者)
チョンデン・シッダマン(タイ)
――今回、地元・横須賀での試合になりました。
名高 アマチュアを含めても初の地元での試合になります。会場の神奈川歯科大学体育館は実家から車で10分と近い場所にあり、普段、自分が生まれ育っている思い出深い場所で試合ができるというのは凄く嬉しいです。そこの会場のすぐ近くに公園があるんですけど、なんかイベントがあった時にそこの公園に行っていたので、そこで自分が試合できるのは本当に不思議な感覚です(笑)。
――今大会は今年6月20日に永眠された自民党県連元幹事長の竹内英明氏を偲ぶ追悼大会として開催されますが、生前には名高選手も交流があったそうですね。
名高 お会いしたことは2、3回ありました。僕がラジャダムナンのベルトを獲ってルンピニーのタイトルに挑戦する前の18歳ぐらいの時に、竹内先生の事務所に中川(夏生)会長とご挨拶に行ったことがありました。竹内先生は格闘技に詳しく、旧KNOCK OUTで自分と(石井)一成君のエキシビションマッチを会場で見られていたようで「絶対スターになれるから体に気をつけて頑張ってね」と優しく声を掛けて下さったことが凄く印象に残ってます。今年の1月に横須賀市のスポーツ大賞に選んでいただき、その表彰式には竹内先生がいらしていて、そこでも「頑張っているね」と言っていただき少しお話しました。その時はすでに体調が悪かったみたいですが、周りの人には全くそういう素振りを見せられてなかったので僕は全く気づず、『またお話できて良かったな』と思っていた数か月後に訃報をお聞きしまして凄くショックでした。
――天国から竹内先生にはどういった姿を見てもらいたいですか?
名高 竹内先生は横須賀のために色々動いてくださった方なので、竹内先生が愛した横須賀の地で最高のパフォーマンスを見せたいと思っています。
――今回の対戦相手チョンデン・シッダマンについてはどういった情報がありますか?
名高 動画を調べたところ、1年くらい前の映像しかなく、左でも右のどっちでも試合してて、どちらの構えでも戦える選手なのかなと。身長は多分同じくらいでちょっと細身に見えたのですが、首相撲はちょっと厄介かなと。でも、正直なところ。今回自分の中では7月のラジャダムナンスタジアム認定フライ級タイトルマッチで対戦したウェウワー選手、8月の初防衛戦で対戦したルンヴィッタヤー選手と比べると、レベルは下なのかなと思います。
――関係者の情報によると、昨年9月の『超RIZIN』での名高選手のバンダサック戦の試合映像を見て、「名高とやってみたい。タイで有名な名高を倒す」と本人が名乗りを上げたそうですね。
名高 タイトルマッチで対戦したウェウワー選手も前日会見で自信満々の発言をしていて、上手いタイプの選手は自分がやられるイメージをあまり持たないから自信があるのではないでしょうか。
――今回、試合のテーマはありますか?
名高 5Rあるので、1R目は焦りすぎずに色々試しつつ動きたいと思っています。ここ最近はコンスタントに試合が続いていて、前回は足を怪我していた状態での試合でしたが、今回は怪我も良くなっていて万全の状態でできるかなと思うので、自分の中では色んな動きを出せるのが凄く楽しみです。ただ、相手が右と左のどちらの構えで来るのかはやってみないと分からず、相手がどっちの構えになってもこういう技が当たるかなと考えているものがあるので、スピード、フェイントを使って翻弄できればなと思います。他の選手には見せられない、自分だけのスタイルの試合を見せて、“やっぱり吉成名高は違うんだな”と思わせるような試合をしたいと思います。
――9月22日にルンピニースタジアムで開催された「ONE FRIDAY FIGHTS 34」ではスーパーレックvsロッタンや、4月に対戦したソンチャイノーイがジョムホートに2RKO勝ちなど、凄い試合の連続でした。名高選手が強すぎるが故に、ああいうバチバチな試合は成立しないですけど、ロッタンのような激しい試合をやってみたいと思いますか?
名高 全然思わないです(苦笑)。もちろんバチバチな試合は試合会場が盛り上がって凄くいいと思うんですけど、僕は自分だけ痛くなければいいなと(笑)。相手に何もさせない、完封する試合というのは、技術がないとできないことだと思うので、僕はそういう試合にこだわっていきたいですね。今、強い選手がONEに流れていて、自分の今の目標を達成した後、新しい目標を考えた時にONEの舞台も選択肢に出てくるのかなと。自分もそこの舞台に行って勝っていける自信がありますし、自分はロッタン選手やスーパーレック選手のレベルの選手になれると思っているので、3階級制覇したら会長たちと相談して考えたいと思います。ONEムエタイでチャンピオンになった日本人選手はいないので、僕が出るまではみんな取らないように温存しといてほしいですね(笑)。
――!? 狙うとなると、どの階級になるのでしょう?
名高 今は3階級制覇に集中してますが、プラジャンチャイ(・PK・センチャイ)選手のストロー級だと、ゆくゆくはやっていける体重になると思うので、そういった選手たちとは拳を交えたい気持ちも最近出てきました。ONEルンピニーだとオープンフィンガーグローブなので、やると決まったら、色々と練習方法も変えなきゃいけないのかなとは思います。今いろんな大会がある中で、いろんな選択ができると思うので、凄くワクワクします。
――まさかの仰天プランでこっちもワクワクしてきました!
名高 ありがとうございます(笑)。今後の僕の展開にも期待してください。
品川朝陽
第12試合 2ndメインイベント Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern – フェザー級 3分5R
朝陽・PKセンチャイムエタイジム[品川朝陽](PKセンチャイムエタイジム/BOM・IPCC世界・IMCインターナショナル・フェザー級王者、元WBCムエタイ世界&ルンピニー日本スーパーバンタム級王者、元ムエサイアムイサーン・バンタム級王者、元MA日本フライ級王者)
ルックボール・LBムエタイ(タイ)
――試合の方が間近に迫ってきました。試合に向けての調整はいかがですか?
朝陽 前回8月のムーンペット・ラチャノン戦では1RでKO勝ちできたことで、ほぼ怪我もありませんでした。前回の試合が終わってすぐに今回の試合が決まり、早めに練習を再開したので調子はいい感じです。
――エイワスポーツジムでの練習は相当厳しいメニューだとお聞きしたことがあります。試合に向けてかなり追い込んだ中で、短期決着に終わると物足りなさを感じることはないですか?
朝陽 正直なところ、この前の試合は1R2分30秒で終わったのでもっとやりたい気持ちはありました(苦笑)。KO勝ちを求めてくる知り合いには喜んでくれ、初めて観戦したエイワスポーツジムの会員さんは僕の姿に驚いてくれたのですが、高いチケットで見に来てくれた方は「まあまあな額を払ったのにこんなに早く終わるんだ!?」という反応もありました(苦笑)。
――短期決着は朝陽選手自身が強くなりすぎたのも理由にあるのでは?
朝陽 ありがとうございます。そうですね。1つ1つの技の重さを意識したり、ローに関しては普通のローとカーフキックを、場所を見極めながら蹴り分けたりしていたことで、すぐにローを効かせることができたんだと思います。
――次の試合で一番見せたい技は何でしょう?
朝陽 左ボディ、左フック、ローには自信がありますが、左ボディが一番かもしれないですね。前回ボディで倒していて、その感覚がまだ残っていますし。
――次の相手ルックボールにはどういう相手だと聞いていますか?
朝陽 田舎の方で試合経験を重ねていて、ムエサイアムのチャンピオンで気持ちの強いファイタータイプ。パンチと右ミドルでガツガツくるようです。凄くタフな相手だと聞いていて、映像を見たところ、前回の相手とはレベルの違いを感じましたし、トレーナーのパコーンさんからは「ファイタータイプで、朝陽と競るぐらいの相手」だと聞いています。僕と同じようなファイトスタイルでパンチと蹴りを得意としているので、間違いなく面白い試合になると思います。ガツガツ来てくれると僕も楽しく試合できるので嬉しいです。ぜひ打ち合いたいですね。
――練習ではどういうところを強化していますか?
朝陽 フェザー級に階級を上げてKO決着の試合が少なくなっているので、一発一発の攻撃を意識することに重きを置いています。前回、物足りなさはありましたが、今度の試合では、試合した感覚を得られて、来ているお客さんも満足するような試合内容ができると思います。
――楽しみですね。短期決着狙いではなく、試合時間を長めに使いますか?
朝陽 もちろん最初からKOを狙っていきますが、今回1Rはゆっくり試合を組み立てていき3Rぐらいで仕留められたらと思います。でもスイッチが入ったら1Rから速攻勝負を仕掛けてしまうかもしれませんよ(笑)。KOできるタイミングがあればいつでも仕留めにいきます。
――同門の名高選手も出場しますが、試合内容、結果は意識しますか?
朝陽 そうですね。名高にばかり注目が行きそうですが、ポスターには名高と同じサイズで載せてもらったので、名高に負けないぐらいの試合は見せないといけないと思っています。
――今回勝って、次の試合予定も決まっていますか?
朝陽 はい、年内だと12月にタイで試合をする予定です。
――同階級の話題になると、8月25日のONEルンピニーで小笠原瑛作選手が1R31秒と豪快なKO勝ちをしていました。
朝陽 そうですね。やはり同じ階級の選手なので小笠原選手の試合は毎回チェックして見ています。ああいうド派手な試合を見ていると、『自分も負けてられない』と凄く影響を受けています。ムエタイMVPのロンナチャイ、ワンチャローンといった強豪タイ人選手にも勝っているので、いつか交わるタイミングがあればぜひやりたいですね。グローブでもオープンフィンガーグローブでも、僕は問題ないです。
――最後に会場まで応援に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
朝陽 国内での試合はラストだと思います。前回はメインでしたが、今回は名高になり(BOMではタイの興行と同じくメインイベントを中盤に置いている)、僕は試合順ではラストになります。大会をいい形で締めるためにもKOで終わらせたいと思います。
――いい試合を期待しております。
朝陽 ありがとうございます。僕の倒す姿をぜひ目に焼き付けてください。
対戦カード
第12試合 2ndメインイベント Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern – フェザー級 3分5R
朝陽・PKセンチャイムエタイジム[品川朝陽](PKセンチャイムエタイジム/BOM・IPCC世界・IMCインターナショナル・フェザー級王者、元WBCムエタイ世界&ルンピニー日本スーパーバンタム級王者、元ムエサイアムイサーン・バンタム級王者、元MA日本フライ級王者)
ルックボール・LBムエタイ(タイ)
第11試合 Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern – ライト級 3分3R(延長1R)
羅向(ZERO)
小清水涼太(KING LEO)
第10試合 BOMミドル級王者決定戦 3分5R
松島勲也(MSJ KICKBOXING GYM)
ソッガオ・ペッティンディーアカデミー(タイ)
第9試合 IPCC日本スーパーミドル級(76.2kg)王者決定戦 3分5R
夜叉猿(力道場)
松信亮次(Bay Side Kid)
第8試合 WMC日本&IPCC日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R
大翔(ウィラサクレック・フェアテックス荒川/WMC日本王者)
しょーい(湘南格闘クラブ/IPCC日本王者)
第7試合 スーパーバンタム級 3分3R
佐野佑馬(創心會)
森下翔平(Team SHOHEI)
第6試合 女子46.5kg契約 2分3R
奥脇奈々(エイワスポーツジム)
MARI(ナックルズGYM)
ジュニアスーパーファイト 2分2R
大村光駕(エイワスポーツジム)
川原さくら(尚武会)
第5試合 1stメインイベント スーパーフライ級 3分5R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定フライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOM同級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー&ラジャダムナン認定ミニフライ級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界同級王者)
チョンデン・シッダマン(タイ)
第4試合 Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern – 女子ピン級 2分3R
吉成乃亜(エイワスポーツジム)
ティダーペット・ソースワンナラン(タイ)
第3試合 フェザー級 3分3R
稔之晟(TSK japan)
吏亜夢(ZERO)
第2試合 スーパーライト級 3分3R
小野寺楓珂(BOM SPORTS GYM八戸)
呉島 寿(ハーデスワークアウト)
第1試合 スーパーフライ級 3分3R
矢野来輝(BOM SPORTS GYM東京)
希羅(MSJ KICKBOXING GYM)
概要
大会名 Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern × Shimizu presents BOM 44
日時 2023年10月1日(日)開場・13:00 開始・14:00
中継 U-NEXT(2,189円/月)
会場 神奈川歯科大学体育館(神奈川県横須賀市稲岡町82)https://www.kdu.ac.jp/corporation/outline/access/
チケット料金 VIP席¥30,000 SRS席¥20,000 A席¥10,000 B席¥7,000 立見¥3,500
チケット販売 イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ BOMプロモーション(エイワスポーツジム) 045-324-3855 http://bom.tokyo/