修斗 12.2 豊洲PIT:女子大会COLORSで澤田千優、女子アトム級王座初防衛戦。挑戦者の中村未来「大嫌いです。エリートなんで」×澤田「もっともっと嫌いになってもらって勝ちたい」
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プロフェッショナル修斗公式戦 COLORS(カラーズ)Produce by SHOOTO(12月2日(土)東京・豊洲PIT)で、修斗世界女子アトム級(47.6kg)王者の澤田千優(AACC)が同級1位の中村未来(マルスジム)を相手に初防衛戦を行うことになった。
修斗では5月にニューピアホールで女子大会の新シリーズ「COLORS」の大会を初開催した。8月に広島で「TORAO | colors」というTORAOシリーズとの合同名の大会を開催し、今回東京で2度目の大会を行う。7月の後楽園大会で12月のCOLORSの開催と、澤田の出場は発表済だった。
5月大会のメインイベントでは、修斗女子世界スーパーアトム級(50kg)チャンピオンシップが組まれ、挑戦者・渡辺彩華が王者・SARAMIを2R KOしベルトを獲得した。今回は女子アトム級のチャンピオンシップが組まれた。
澤田は26歳(試合時)。子供の時からAACCでレスリングを習い、レスリングの名門の埼玉栄高、青山学院大に進学し、18年全日本社会人選手権優勝等の実績がある。MMA転向のためAACCに戻り、21年に修斗でプロデビューしMMA 6戦5勝1分。21年11月から開幕した初代修斗女子アトム級王者を決めるリーグ戦では3戦3勝し、昨年11月に小生由紀に判定勝ちし優勝しベルトを巻いた。今年2月にタイでのONEフライデーファイトに出場し、サナーズ・ファイアズマネシュ(イラン)に2Rアームロックで一本勝ち。その後ABEMAのプロジェクトで渡米し、名門・チーム・オーヤマにて練習を積みつつ、5月にはフロリダで試合をし、アナ・パラシオス(メキシコ)をフルラウンド圧倒し判定勝ち(下動画)。海外での2戦を経験し、今回初防衛戦で日本の大会に戻る。
澤田は中村と21年11月、プロデビュー2戦目・リーグ戦初戦で対戦し、澤田が判定0-2で勝利している(上動画)。中村はMMA 14戦8勝6敗。18年にプロデビューし、初期は負けが込んでいたものの、澤田に敗れた後はMMA 4戦全勝。リーグ戦では小生由紀、加藤春菜、久遠相手に3連勝し、5月のCOLORSでは川西茉夕に判定勝ちし(下動画)、ランキング1位の座を維持している。現在31歳。
澤田と中村の再戦は、9月24日の後楽園ホール大会の最中に発表された。澤田は試合場のケージに登場し、北海道在住の中村はビデオメッセージを寄せた。中村は2年前の澤田との試合について「やってみて巧いなってのがありました。最初はいけるかなってあったんですけど、ラウンドを重ねていって、最後はスタミナでやられた印象です」と振り返った。今の澤田については「前回はデビュー間もなかったので、あれから連勝して、自分の戦い方も明確になっていると思います」と評価。今回の再戦については「打撃は負ける気ないですし、澤田選手にテイクダウンをされた時にどれだけ仕掛けられるかだと思います」「5分5Rを上手に配分して戦うことは、私の性格的にできないですけど、5分5Rを戦い抜けるスタミナは絶対につけて来るつもりです」と話した。澤田に向けてのメッセージを求められると「格闘技エリートで、今まで順風満帆で来ていると思うんですけど、私が打ちのめして、ベルトを取りに行きたいです」と話し、聞き手から「澤田選手のこと好きですか?」と聞かれると、中村は「大嫌いです。エリートなんで」と笑顔で答えた。
これを聞いた澤田は「大嫌いと言われたんですけど、もっともっと嫌いになってもらって勝ちたいと思います」と笑顔で返答。「自分が好きでやっている格闘技なので、とことん自分と向き合って、覚悟を持って、しっかり勝ちます。限られた選手生命だと思っているので、さらなる高み目指して頑張りたいです」と話し、初防衛戦を今後の飛躍のステップにしたい考えを示した。