修斗 11.19 後楽園ホール:修斗初2階級同時制覇なるか?ストロー級王者・新井丈×フライ級1位・山内渉でフライ級王座決定戦
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プロフェッショナル修斗 11月19日(日) 後楽園ホール大会において、修斗世界フライ級チャンピオン決定戦・山内渉(FIGHT FARM/世界1位)vs. 新井丈(和術慧舟會HEARTS/ストロー級王者)が行われることになった。
新井は昨年9月には猿丸ジュンジを1R 110秒 右フックでKOし、ストロー級王者となる。その後2試合は1階級上のフライ級で戦い、11月に大竹陽を1R KOすると、3月に当時フライ級世界1位の関口祐冬に判定勝ちした。5月には平良達郎がフライ級級世界王座を返上。7月の後楽園大会ではフライ級世界1位の山内渉が3位のヤックル真吾を70秒でKOすると「“実質フライ級1位”の新井丈選手、僕とベルト懸けてやりましょう」とアピール。その後の試合で新井も安芸柊斗を1R KOしストロー級王座を初防衛すると「山内君、フライ級タイトル、平良君返して空いてると思うんで、ストロー級チャンピオンとタイトル懸けて、俺とやろうよ、よろしく」「修斗30年の歴史で、2階級同時制覇した人いないんで、修斗史上初、歴史に名を刻む新井丈の姿見に来てください」とアピールしていた。
プロ修斗のルール(日本修斗教会公式サイト参照)では「第26条【チャンピオン】」において「同一の者が同時に複数のクラスのチャンピオンになることは認めない」「タイトルを保持したまま他のクラスのチャンピオンシップに出場することは出来ない」と定められている。過去にマモルと扇久保博正が、修斗のフライ級とバンタム級の2階級制覇を成し遂げたが、同時ではなかった。新井の希望をかなえるには、ルールを変えないといけない状況だった。
だが9月24日の後楽園大会において、山内渉 vs. 新井丈のフライ級王者決定戦が発表された。ルールの変更について説明は無かったが、大会主催のサステインの広報でもある北森代紀リングアナは「いよいよルールを変えてまで2本のベルトを巻こうとしております新井丈選手」と紹介しており、近く正式に修斗協会からもルール変更が説明されるだろう。
山内は「やっとベルトを懸けて戦えるということで今からワクワクしています。僕らの試合にハズレは無いんで、当日はバチバチの殴り合いするんで、楽しみしてください」と挨拶。
新井は「みんなの後押しもあって、目標としていた2階級制覇、やっと形になりました」と感慨深げに話すと「実は前回の山内君の試合を見て、うちの身内たちも『おい、丈。あの山内のパンチ、フルでもらうと危ないんじゃないか?効くから気をつけろよ』と警戒されているんで…、それを無視して、殴り合っちゃおうと思います」と笑顔で話すと、観客から拍手と歓声が起こった。続けて最後に「自分の体が壊れるの、全然問題無いんで。それよりも見てるみんなの心を動かしたいんで、11月19日、ここ後楽園ホール、会場に試合を見に来てください」とアピールした。
この後の記念撮影は、サステインの坂本一弘代表がフライ級のベルトを、新井がストロー級のベルトを持ち、2本世界ベルトが一つのシーンにおさまる異例の光景となった。