K-1 9.10 横浜アリーナ:ReBIRTH K-1初の大会、全選手計量クリア。金子晃大「勝ったほうがK-1を背負う」×玖村将史「明日は新生K-1の最終章」。無差別級T出場のサッタリ、今回も8選手で最軽量。池田幸司と心直の舌戦を宮田Pが制止
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ReBOOT ~ K-1 ReBIRTH ~(9月10日(日)横浜アリーナ)の公式計量が9日午後1時より東京で行われ、全選手がクリアした。計量後には全選手登場の記者会見が行われた。
金子晃大「勝ったほうがK-1を背負う」×玖村将史「明日は新生K-1の最終章」
第14試合 K-1スーパー・バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)※初防衛戦
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者、元Krushスーパー・バンタム級王者)
金子と玖村は20年3月のK’FESTA.3で初対戦し、玖村が判定勝ち。昨年2月の第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝で再戦し、金子がダウンを奪って判定勝ちし、1勝1敗の五分の成績だ。
王者・金子は昨年6月のTHE MATCHでRISEバンタム級(55kg)王者の鈴木真彦に判定負けしてしまうが、その後は今年6月のK-1でのエムレ・カラジャ戦まで海外勢相手に4連勝した。
挑戦者・玖村はTHE MATCHで、後にRISE世界バンタム級王者となる志朗に判定勝ち。続く9月のK-1でコンペットに判定負けししたが、12月にはイスマイル・アル・カディをKOすると、3月のK-1では、金子に勝っている鈴木真彦に判定勝ちし、RISEの同階級ツートップを下している。
両者もファンも待望のタイトルマッチの前日計量を金子も玖村も同じ50gアンダーの54.95kgでクリアした。フェイスオフではずっと両者目を離さず、スタッフに制止されようやく離れ、緊張感を漂わせた。
計量後の調印式で金子は「倒して勝つというのが一番だと思います」、玖村も「誰が見ても玖村が勝ったと思われる試合をします。そのために一番わかりやすいのがKOなので、KOで仕留めたいです」と、3度目の対戦は完全決着とすることを約束した。
今大会は中村拓己氏からカルロス菊田氏にK-1プロデューサーが交代してから初の大会。大会名はK-1 ReBIRTHで、菊田氏は世界進出、他団体との積極交流の方針を掲げている。だが金子×玖村は中村体制下でストーリーが紡がれたゴールデンカードだ。
玖村はその状況を意識し「明日は新生K-1の最終章だと思っていたので、僕が美しく終わらせて、チャンピオンになって、K-1 ReBIRTHを引っ張りたいです。新しい体制になって不安に思っているファンの方も多いと思いますけど、この試合を見れば、これからのK-1は玖村将史がいれば大丈夫だと思ってもらえると思います」と宣言した。
金子も「今後のK-1を背負う思いは?」と聞かれ「勝ったほうが背負うことになると思うので、その上で僕にしか進めない道を進みたいです」と発言。菊田体制下の軽量級の主役争いという点でも重要なカードとなる。
K-1 30周年記念 無差別級トーナメント/サッタリ、今回も全選手最軽量の84.7kgで出場
今大会の軸となるのが「K-1 30周年記念 無差別級トーナメント」。菊田氏は7月のプロデューサー就任発表時「かつてのK-1のように日本だけでなく世界で予選を行い、勝ち抜いた強者によるファイナルトーナメントを行う。あの頃のトーナメントシステムに“ReBIRTH”します」「今後は中軽量級の総称を(K-1 WORLD)MAXとします」「(重量級の)WORLD GPは世界での地区予選を進めます。WORLD MAXは選手層の厚さを考えても日本での開催が中心になります」と概略を説明した。K-1スーパー・バンタム級タイトルマッチの金子晃大 vs. 玖村将史が後者のWORLD MAX路線を代表する試合なら、無差別級トーナメントは前者のWORLD GP復興路線の試金石となる。
K-1からはK-1クルーザー級(90kg)王者のシナ・カリミアン、Krush同級王者のマハムード・サッタリが選抜され、中国の武林風、ブラジルのWGP、リトアニアのKOK、ルーマニアのDFSといった大会から選手が派遣され、8選手による1DAYトーナメントで優勝を争う。優勝者にはベルトではなく王冠が授与される。
計量での体重は以下のとおり。アジア勢のサッタリ、カリミアン、リュウ・ツァーは100kg未満、他の欧米からの6選手が100kg以上と、体格差が分かれた。中でもサッタリはUFCでいえばヘビー級の中で一人だけ2階級下のミドル級相当の体で戦うような形となる。
マハムード・サッタリ(イラン)84.70kg
クラウディオ・イストラテ(イタリア)108.60kg
シナ・カリミアン(イラン)95.10kg
ケリム・ジェマイ(ドイツ)106.35kg
ミハル・トゥリンスキー(ポーランド) 115.35kg
アリエル・マチャド(ブラジル) 104.50kg
ヴァレンティン・ボルディアヌ(ルーマニア)112.65kg
リュウ・ツァー(中国)99.25kg
サッタリは昨年4月のK-1無差別級トーナメントの時も85.2kgの最軽量ながら、K-Jee、京太郎、谷川聖哉を撃破し優勝した。今回は欧米勢が主な相手のため勝手が違いそうだが、「体格差は関係ありません。自分が一番と信じ、ベストを尽くして戦いたいです」と自信たっぷりに話した。
準決勝では同じイラン出身のK-1でのライバルカリミアンと当たる可能性がある。サッタリは「本来なら彼の持つK-1クルーザー級のタイトルを懸けて戦いたかったかったのですが、トーナメントで勝ち上がれば戦います。そうなれば皆さんが期待通りのいい試合になると思います」とコメントした。
カリミアンは「今回のトーナメントのオファーは元々無かったのですが、私は志願して参加しました。レベルの違いを見せます」と豪語。過去には愛鷹亮戦、K-Jee戦でまさかのKO負けを喫することがあり、反則勝ちに終わった昨年12月のカルロス・ブディオ戦も苦戦する内容だったが、果たして有言実行なるか?
キックルール初戦の上田幹雄「新人なので新たな気持ちで戦う」
第13試合 スーパー・ヘビー級(100kg以上) 3分3R(延長1R)
K-Jee[けいじ](K-1ジム福岡チームbeginning/元K-1&Krushクルーザー級(90kg)王者/92.05kg)
上田幹雄(BRAVE/極真会館全世界空手道選手権2019優勝/111.15kg)
◆K-Jee
これから活躍する選手と、今うまく行っていない俺が戦う構図で、懐かしいと思いました。僕が初めて(2014年に)Krushに初参戦した時は自分もプロで6戦しかしていなくて、相手はタイトルマッチで負けた後の復帰戦の山内佑太郎選手でした。その時の逆の立場になりましたね。こんなところで負けねえぞと思って引き受けました。(他団体の選手を迎え撃つ心境)特に無いですね。負けが続いているので、勝ちが欲しい、それだけです。
◆上田
明日は自分の強さを証明します。色んなルールでやっていますけど、強さを証明できるならどこでも戦いたいので、前回RIZINで勝って、今回K-1で勝つだけです。極真の世界チャンピオンと言われていますが(キックでは)新人なので新たな気持ちで戦いたいです。(MMAのスタンドの)練習ではキックルールでやっていたので、そのまま培った自分を出します。
軍司泰斗「今回のテーマは“遊び”」
第10試合 フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1王者、同級世界最強決定トーナメント2022優勝、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
アンジェロス・マルティノス[Angelos Martinos](ギリシャ/FFK-POLITIS TEAM/ISKAフルコンタクトルール世界ライト級(61kg)王者)
◆軍司 K-1が第2章になって初の大会で、初めての試合なので、K-1らしい試合をします。トーナメント以来KOができていないので、そろそろ倒します。今回のテーマは“遊び”だと思っていて、楽しみながら戦います。
(新しいK-1を引っ張る気持ち)世界のフェザー級最強を目指しているので、強さを見せれば自ずとK-1を引っ張れると思います。
(今後のK-1の開国路線について)(国内の)他団体の試合をこの間も見ましたけど、出たいとは思っていません。僕がこの階級で一番強いと思っているのですけど、組まれたらやるという気持ちはあります。海外やONEとか色んな団体があるので、そういった選手と世界で戦えたらと思います。
菅原美優、RISE王者宮崎小雪とは「いつでも戦えるように準備します」
第4試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1&Krush女子アトム級(45kg)王者)
マリア・ネラ[Maria Nella](ギリシャ/EFLアガデミー・アテネ/WAKOヨーロッパ女子-48kg級王者)
◆菅原 前回の試合からスパンが短いですけど、その中でも成長した姿を見せます。(相手の印象)前に出てくる選手なので、苦手なタイプですが頑張ります。足が長いのがうらやましいです(笑)。
(今後のK-1の開国路線について)先日RISEで(女子アトム級(46kg)王者の)宮崎小雪選手が自分の名前を出してくれましたが、女子はまだ交わる機会をもらっていないので、その機会があったらすぐに応えられるよう、いつでも戦えるように準備します。開国したということですので、色んなところの選手と戦いたいです。でも私の戦場はここなので、ここで色んな経験を積みたいです。
池田幸司と心直の舌戦を宮田Pが制止
第2試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級王者、K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
心直[しんた](REON Fighting sports GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級(52kg)王者)
大会序盤で注目度が上がっているのがこの一戦。心直はKrushプロデューサーに復帰した宮田充氏が手掛けるKNOCK OUTの元王者で、今回K-1 GROUP初登場。宮田氏が引き連れて来たような形での参戦でありながら、宮田氏は会見やXでの心直の言動に不快感を示し、心直のXのアカウントをブロックしていることでも話題を呼んでいる。
池田と心直はまだ会見等で対面しておらず、試合決定後はX等を通じトラッシュトーク合戦を繰り広げ、初対面の前日会見は案の定舌戦に。まず池田が「心直、以前の会見でおかゆ食ってたけど、なんで今日ラムネなんだよ。もっと焼肉とかでっけえの持って来いよ」と挑発すれば、心直は「お前ここで焼肉したらどう考えても迷惑だろ、モラルだろ」と言い返し、池田も「お前が言うな。うっせえモラルニキ」と批判する。
その後も舌戦が続き、池田は「宮田プロデューサー、何でこんな変な奴連れて来たんですか」と苦言を呈すると、宮田氏は「(壇上の)江川(優生)君がどんどん険しい顔になっているんで。この後も他の選手の会見があるから、心直さ、それぐらいにしよ」と、他の選手そっちのけで続く言い合いを制止した。この流れで司会の長坂哲夫アナウンサーがXのブロックの件について質問すると、宮田氏が「見たくないからそうしただけで。これからは見たいXだけ見て行きたいんで」と説明すると、心直は「俺もぱんちゃん璃奈見たくねえよ」とツッコんで、ラムネを頬張っていた。
対戦カード
第15試合 K-1 30周年記念 無差別級トーナメント 決勝 3分3R(延長1R)
準決勝1の勝者 vs. 準決勝2の勝者
第14試合 K-1スーパー・バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)※初防衛戦
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者、元Krushスーパー・バンタム級王者)
第13試合 スーパー・ヘビー級(100kg以上) 3分3R(延長1R)
K-Jee[けいじ](K-1ジム福岡チームbeginning/元K-1&Krushクルーザー級(90kg)王者)
上田幹雄(BRAVE/極真会館全世界空手道選手権2019優勝)
第12試合 K-1 30周年記念 無差別級トーナメント 準決勝2(2ノックダウン制) 3分3R(延長1R)
一回戦3の勝者 vs. 一回戦4の勝者
第11試合 K-1 30周年記念 無差別級トーナメント 準決勝1(2ノックダウン制) 3分3R(延長1R)
一回戦1の勝者 vs. 一回戦2の勝者
第10試合 フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1王者、同級世界最強決定トーナメント2022優勝、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
アンジェロス・マルティノス[Angelos Martinos](ギリシャ/FFK-POLITIS TEAM/ISKAフルコンタクトルール世界ライト級(61kg)王者)
第9試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
江川優生(POWER OF DREAM/元K-1&Krushフェザー級(57.5kg)王者)
横山朋哉(リーブルロア)
第8試合 K-1 30周年記念 無差別級トーナメント 一回戦4(2ノックダウン制) 3分3R(延長1R)
ヴァレンティン・ボルディアヌ[Valentin Bordianu](ルーマニア/Catalin Morosanu Academy/DFS推薦選手)
リュウ・ツァー[Liu Ce](中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/中国キックボクシング選手権2023 90kg級優勝/武林風推薦選手)
第7試合 K-1 30周年記念 無差別級トーナメント 一回戦3(2ノックダウン制) 3分3R(延長1R)
ミハル・トゥリンスキー[Michal Turynski](ポーランド/HW LOW-KICK/KOK&WKNヘビー級王者、WAKO-PROスーパーヘビー級王者/KOK推薦選手)
アリエル・マチャド[Ariel Machado](ブラジル/Hemmers Gym/Madison Team/WGP Kickboxingライトヘビー級王者/WGP推薦選手)
第6試合 K-1 30周年記念 無差別級トーナメント 一回戦2(2ノックダウン制) 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY/K-1クルーザー級王者/主催者推薦選手)
ケリム・ジェマイ[Kerim Jemai](ドイツ/ZAM-ZAM Ulm/ISKA世界スーパーヘビー級王者/ISKA推薦選手)
第5試合 K-1 30周年記念 無差別級トーナメント 一回戦1(2ノックダウン制) 3分3R(延長1R)
マハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/Krushクルーザー級王者、K-1無差別級トーナメント2022優勝/主催者推薦選手)
クラウディオ・イストラテ[Claudiu Istrate](イタリア/Kombat Gym/ISKAヨーロッパ・ヘビー級王者/IRON FIGHTER推薦選手)
~ オープニングセレモニー ~
第4試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1&Krush女子アトム級(45kg)王者)
マリア・ネラ[Maria Nella](ギリシャ/EFLアガデミー・アテネ/WAKOヨーロッパ女子-48kg級王者)
第3試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
里見柚己(team NOVA/Krushライト級王者)
伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
第2試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級王者、K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
心直[しんた](REON Fighting sports GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級(52kg)王者)
第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
モハメド・イスラム[Mohamed Islam](モロッコ/ナイトジム/IFMA欧州65kg級王者、IFMAベルギー&SPFスイス63.5kg級王者)
概要
大会名 ReBOOT ~ K-1 ReBIRTH ~
日時 2023年9月10日(日) 開場・11:00 開始・11:30
会場 横浜アリーナ https://www.yokohama-arena.co.jp/access/
中継 ABEMA(生放送|無料)、U-NEXT(生放送|2,189円/月)、DAZN(ダゾーン)(生放送|980円/月)、GAORA(9月10日(日)17:00~22:00)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 センターSRS 60,000円 センターRS 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドA 10,000円 スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/