RIZIN 6.24 真駒内アイスアリーナ:大島沙緒里、地元札幌のパンクラス新王者ソルトと対戦。飯田健夫、新居すぐる、後藤丈治、遠藤来生、山川賢誠、熊谷麻理奈ら地元勢多数参戦。矢地祐介と鈴木博昭が再起戦。柔術シュレック×空手上田幹雄の重量級王者対決も
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RIZIN.43(6月24日(土) 北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の追加対戦カードが発表された。本戦9試合、オープニングファイト4試合を追加。既に発表のフェザー級王座戦・クレベル・コイケ vs. 鈴木千裕、キックルール・梅野源治 vs.鈴木宙樹と合わせ、ほぼ全カードが揃った模様だ。
北海道出身選手のカードが多く組まれ、ソルト、遠藤来生、山川賢誠といった北海道を拠点とする選手が出場し、後藤丈治、新居すぐる、飯田健夫、熊谷麻理奈といった首都圏にいる選手も久々に故郷のリングに立つ。
その中で矢地祐介や鈴木博昭の再起戦、関根“シュレック”秀樹と上田幹雄の柔術×空手無差別級王者対決といった、北海道勢以外の注目カードも組まれた。
MMA 女子52.5kg契約(ストロー級相当) 5分3R
大島沙緒里(AACC/DEEP JEWELSアトム級(47.6kg)王者、DEEP女子ミクロ級(44kg)王者)
ソルト(マルスジム/パンクラス女子ストロー級王者)
大島は20年、にっせーに勝利しDEEP女子ミクロ級(44kg)王者となり、21年にはDEEP JEWELSアトム級(47.6kg)王座を獲得。これまでパク・シウと1勝1敗で、RIZINでは浅倉カンナ、山本美憂にもスーパーアトム級(49kg)で勝利している。最近では2月の韓国での試合で韓国の選手に一本勝ちしている。今回はストロー級相当の52.5kg契約。大島は「52.5kgですが試合をすることを自分自身で決めました。自分を信じて勝つ為に覚悟を決めて準備します。小さくてもやれるんだという所を皆さんにお見せします」との意気込みをRIZINから発表している。大島は身長149cmなのに対し、ソルトは167cmと、18cmも長身だ。
ソルトは札幌出身の32歳。RIZINの紹介文によると「特に格闘技に興味は無かったが、地元のすすきののラウンジで働いていた時にお店に来ていた格闘技関係者から試合観戦に誘われたことがきっかけで格闘技に興味を持ち、マルスジムに入会し総合格闘技を習い始め」たとのこと。キックとMMAの両方でアマチュアの試合を重ね、昨年1月にMMAプロデビューしたばかりだが、既に5戦し3勝2敗。昨年12月のパンクラスでは女子ストロー級王者のKARENとのノンタイトル戦で判定勝ちすると、4月のベルトを懸けての再戦でも判定勝ちし初のベルトを巻いた。ソルトは「北海道で練習していても、特に競技人口が少ない女性でも本気でやればRIZINにも出れるんだ。と、これから北海道女子、道産子の目標になれるように頑張ります」との意気込みを発表している。
MMA ライト級(71kg) 5分3R
矢地祐介(フリー/元修斗環太平洋&PFCフェザー級王者)
ザック・ゼイン(米国/マウイ柔術/RIZINハワイトライアウト2022選出選手)
矢地は21年9月に武田光司に判定勝ちし、大晦日にホベルト・サトシ・ソウザの持つライト級王座に挑戦し2R一本負け。昨年4月はルイス・グスタボに2R TKO負けしたが、10月の福岡大会ではボイド・アレンをグラウンドで押さえ続け判定勝ちした。12月のINOKI BOM-BA-YE×巌流島では木村“フィリップ”ミノルとキックルールで対戦しわずか66秒でKO負けし、半年ぶりの試合となる。
ゼインは昨年8月のハワイでのRIZINトライアウトで選抜された選手。10月の福岡大会でRIZINに初出場し、武田に1R腕十字で一本負けしている。その試合以前にも昨年は米国のローカル大会で4試合しいずれもフィニッシュ負けしており、元UFCのルイス・ペーニャに1R三角絞めで、ベラトール参戦中のイスラム・マメドフに1R裸絞めで敗れていた。矢地としては完勝して今年後半の再浮上につなげないといけない試合となる。
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
鈴木博昭(BELLWOOD GYM/元シュートボクシング世界スーパーライト級(65kg)王者)
西谷大成(トライフォース赤坂)
シュートボクサーの鈴木は21年10月にRIZINでMMAデビュー後2戦2勝したが、昨年7月の沖縄大会で平本蓮と打撃戦の末に判定1-2で惜敗。11月の名古屋大会では青井人を打撃で苦しめるも、寝技で攻め込まれ判定負けしている。
西谷はYoutubeでの「朝倉未来1年チャレンジ」の企画育ちの26歳で、現在も未来のいるトライフォース赤坂で練習する。3年前にMMAプロデビュー後からDEEPを主戦場にし11戦6勝5敗。5月7日の後楽園大会で高野優樹に判定勝ちし2連勝中だ。裸絞めやダースチョークで4度一本勝ちしており、極めの強さは鈴木にとって脅威となりそうだ。
鈴木はRIZINから届いた談話で「聞けば、未来君からの指名があったという話を聞いて、こりゃ舐められてんなと率直に思いました。おかげさまで火がついているので、次戦こそは一本勝ちを狙おうかなとか思っていたけど、やっぱりぶっ飛ばしにいくから楽しみにしてて下さいな」と意気込みを述べている。
MMA ヘビー級(120kg) 5分3R
関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア/JBJJF全日本柔術選手権2016アダルト黒帯無差別級優勝)
上田幹雄(BRAVE/極真会館全世界空手道選手権2019優勝)
関根は8月13日で50歳になるベテラン。21年大晦日のRIZINでシビサイ頌真に、昨年4月に貴賢神にTKO勝ち。7月のスダリオ剛戦では左フックをもらってわずか53秒KO負けしたが、本来反則となる後頭部への殴打だった。12月には極真会館(松井章奎館長)の07年の世界大会準優勝者・ヤン・ソウクップと巌流島ルールで対戦し3Rで勝利し、今回も極真会館出身のストライカーと対戦する。
上田は極真会館の19年の世界大会で優勝し、日本人として16年ぶりに世界王者になる快挙を成し遂げた。昨年4月のRIZINでのMMAデビュー戦では髙阪剛を蹴りで追い詰めるも、右のクロスカウンターをもらい逆転KO負け。昨年12月のGRACHANでソン・ムジェを左ハイキックで12秒KOし、MMA初勝利をあげた。4月29日のRIZIN代々木大会に出場予定だったが、相手のカルリ・ギブレインがブラジルからの出国手続きに不備があり来日できないことが理由で試合中止となっていた。
MMA バンタム級(61kg) 5分3R
トレント・ガーダム(オーストラリア/タイガームエタイ&MMA)
後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA/修斗バンタム級世界4位)
ガータムはタイ在住のオーストラリア人。RIZINでは18年8月にビクター・ヘンリーに三角絞めで敗れ、20年2月には井上直樹に判定負けし、昨年10月の福岡大会では梅野源治とキックルールで対戦したが、開始早々にもらったローキックで右足を負傷し、わずか21秒でTKO負けしていた。
後藤は札幌出身。北海道大学経済学部在学時からパンクラスを主戦場にし頭角を現し、卒業後は上京し長南亮代表のTRIBEに移籍。修斗の上位戦線で活躍し、魚井フルスイング、ダイキ・ライトイヤー、加藤ケンジといったRIZIN出場経験者にも勝利している。昨年11月に須藤拓真にヒールフックで一本負けして以来の試合となる。
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
関 鉄矢(SONIC SQUAD/元ZSTフェザー級王者)
遠藤来生[らいき](パワーオブドリーム/パンクラス・フェザー級9位、元PFCバンタム級王者)
関はRIZINとDEEPに並行参戦し、昨年は5月に原口央に判定勝ちしたが、7月に中原由貴に判定負けしている。対する遠藤は山本喧一氏が札幌で運営するパワーオブドリームの主力の31歳でRIZIN初参戦。パンクラスのランカーで、昨年7月にはRyoにKO勝ちしたが、今年3月には高木凌にKO負けしている。
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/パンクラス・フェザー級4位)
飯田健夫[たてお](フリー/修斗フェザー級世界3位)
新居と飯田は91年1月生まれで揃って北海道出身。新居はRIZIN発表の談話で「対戦相手は北海道で高校の柔道やってた頃からの親友で、お互い地下格闘技から始まり、東京にでた時も北海道出身として必ず成り上がろうと誓いあった仲間です。そんな仲間と人生賭けて戦えるのは僕の誇りです。必ず倒して僕が前に進みます」、飯田もTwitterで「タイトルマッチ負けてからずっと引退しようか迷ってたけどもう少しだけ格闘技を続けます。対戦相手は高校生の頃からの友達。なぁなぁな試合はしない。友達だから出来る最高の闘いをする」と記している。
新居はRIZINでは中村大介、山本空良に連敗したが、パンクラスでハンセン玲雄、高木凌相手に1Rアームロックで連勝中。飯田は4連勝後、3月に修斗世界フェザー級王者のSASUKEに挑戦したが2R KO負けしている。
MMA 女子バンタム級(61kg) 5分3R
熊谷麻理奈(ウィラサクレックムエタイ札幌ジム/ホーストカップ日本女子スーパーライト級(63kg)王者)※トリスタージムから所属変更
栗山 葵(SMOKER GYM)
両者RIZIN初参戦。熊谷は札幌出身の35歳。アマチュアボクシングで12年に全日本選手権準優勝の実績があり、その後キックに転向しプロで20戦近く経験。18年からはMMAも並行し、2年前からは上京しDEEP JEWELSを主戦場とする。
栗山は19年にMMAデビューしDEEP JEWELSを主戦場としてきた選手。今年2月には敗れたものの中井りんの相手も務めた。萩原京平のいる大阪のSMOKER GYMに所属する選手でストライカータイプのため、ボクシングとムエタイをベースとする熊谷との打撃戦が見ものだ。
キックルール(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 57.5kg契約(フェザー級相当) 3分3R
山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/RISEフェザー級6位)
平野凌我(MTS/RISEフェザー級3位)
両者RIZIN初参戦。山川は地元北海道で長年開催されているBOUTの主力。対する平野は岡山出身。両者RISEのフェザー級ランカーだが今回初対決となる。
以下はオープニングファイト4試合。MMAの試合は5分2R制に。小出龍哉以外の7人は北海道出身者だ。早坂は38歳のベテラン。星久保将城は18歳で出場選手最年少となる。
MMA ライト級(71kg) 5分2R
渡辺トシキ(パワーオブドリーム)
安海健人(ALMA FIGHT GYM BASE/修斗ライト級新人王2022)
MMA 55kg契約(フライ級相当) 5分2R
丸山大輝(マルスジム)
早坂優瑠[すぐる](CORE QUEST KUSHIRO)
キックルール(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 58kg契約(フェザー級相当) 3分3R
星久保将城[しょうき](Kickboxing Academy Sapporo)
がんばれ!ふるかわくん(GRABS)
キックルール(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 61.5kg契約(ライト級相当) 3分3R
愛翔[あいと](Kickboxing Academy Sapporo)
小出龍哉(TEAM TEPPEN)
既報対戦カード
MMA RIZINフェザー級(66kg)タイトルマッチ 5分3R
クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術/王者、元KSW&REBEL FC同級王者)※初防衛戦
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/挑戦者、KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(65kg)王者)
キックルール(肘有り・ワンキャッチワンアタック) 62.5kg契約 3分3R
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界・WBCムエタイ世界・同インターナショナル・スーパーフェザー級王者、元M-1フェザー級王者、元WPMF日本&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者)
鈴木宙樹[ひろき](クロスポイント吉祥寺/元REBELS-BLACK -60kg級王者)
概要
大会名 RIZIN.43
日時 2023年6月24日(土) 開場・12:30(予定) 開始・14:00(予定)
会場 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(北海道札幌市南区真駒内公園1-1)
チケット料金 VIP席 100,000円 SRS席 25,000円 S席 15,000円 A席 8,000円 ※1歳よりチケットが必要 一般発売5/14(日)10:00~
チケット販売 イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RIZIN FF事務局 03-5772-3223 https://jp.rizinff.com/