Krush 10.28 後楽園ホール:勝利選手の試合後談話、菅原美優「テーマは『自分のやりたいことをやり通す』でした」|中村拓己プロデューサー「常に進化する菅原選手は競技者として素晴らしい」
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Krush.142 10月28日 後楽園ホール大会の本戦の勝利選手のバックステージでのインタビュー集、中村拓己K-1プロデューサーの大会総括談話、がK-1 JAPAN GROUPから届いた。(選手写真 (C)K-1)
Krush 10.28 後楽園ホール(レポ):菅原美優、チャン・リーにKO勝ちし女子アトム級王座3度目の防衛。昇也、瓦田脩二との接戦制す。松谷桐・山崎陽一が完勝
中村拓己K-1プロデューサー「常に進化する菅原美優選手は競技者として素晴らしい。菅原選手とチャン・リー選手の前に出る気持ちがあったからこそKrushのメインに相応しい試合になった」
「今回はメインに尽きる、特にそう思う大会でしたね。6月のK-1女子大会以来、K-1 JAPAN GROUPとして初の女子の試合で注目されたと思うんですけど、菅原美優選手とチャン・リー選手にメインイベントを任せて。勝った菅原選手には賞賛ですね。6月の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメントの決勝でパヤ―フォン選手に負ける悔しい思いをしたと思いますが、それをきっかけにパンチで倒せるスタイルに進化して。
菅原選手がすごいのはファイトスタイルが試合ごとに洗練されて新しい武器を憶えるところ。ただ勝って戦績をよくする以上に内容の濃い勝利で、日々の練習でテーマを持ってレベルアップするためにやっているファイターだなと感じます。ビジュアルやメディア露出がクローズアップされがちではありますが、競技者・アスリートとしてK-1という競技に真摯に向き合って練習している選手だと思います。その姿勢は男子女子関係なく素晴らしいですね。
あとは挑戦者がチャン・リー選手だったこともよかったです。もともとチャン・リー選手は他のジムでデビューして、それからK-1・Krushのベルトを目指してK-1ジム五反田に入って仕事も辞めて。格闘技に専念して勝ち星を一つずつ積み重ねたチャレンジャーだったので、何が何でもベルトを巻くという覚悟や執念を感じました。
結果は菅原選手のKO勝利でしたが、2人の倒スタイル・前に出る気持ちがあったからKO決着になったと思うし、2人とも僕たちが目指しているK-1・Krushの戦いが何か理解して戦ったからこそ、ああいう試合になったと思います。本当にメインイベントに相応しい試合でした。女子大会をやったことも含めて、女子再開の一発目がああいう試合になったことで『K-1・Krushは女子も面白い!』ということを伝えられたと思うし、11月以降も女子の試合を組んでいるのですが、その選手たちにもいい刺激になったと思います。
あとはバンタム級の松谷桐vs白幡太陽ですね。12月にK-1で初代王座決定トーナメントがあるなかで、KO決着ではなかったですがスピーディな展開・テンポの良い試合をしてくれて、あれはバンタム級にしかないものだと思いました。12月に期待を持てるような試合だったと思います。
今回のKrushは勝ち負けがシビアな試合が多く、勝ったら上に行く・負けたら脱落という凌ぎ合い・せめぎ合いが多かったと思います。K-1のようにトップ選手同士が戦う試合とは違う、Krushらしさ・後楽園らしさがあったかなと。負けた方には残酷な結果だけど、それをかけて戦う、気持ちと気持ちをぶつけ合う、そういうものが詰まっていた大会だったと思います。K-1 JAPAN GROUPはK-1、Krush、Krush-EX、K-1アマチュアと色んな大会をやっていますが、Krush・後楽園でしか見せられないものを見せられた大会だったと思います。
(第1試合の堀井翼について)彼のキャラとか人間性はさておき、試合としてはダウンの応酬があって、最後はTKOでしたけど、第1試合の仕事や役割は果たしたと思います。(及第点?)まだまだですね。あれだけ会見でデカいことを言って、プロモーターにつっかかってくるくらいですから。(試合になったら)『もっとやれよ!』という気持ちはありますけど…少なくとも今日は第1試合として、よかったかなと思います。
(パヤーフォンの挑戦者候補は菅原になる?)ダイレクトリマッチになるより、他の試合がいいかなと思います。同じ階級に菅原選手の首を狙う選手も出てくるでしょうし、K-1で海外選手も招聘している中で、そういう相手も面白いかなと思います。菅原選手にはvsパヤーフォンだけでなく、何かテーマがある試合をやるのがいいかなと思います。(Krushアトム級の今後は?)K-1フェザー級の軍司泰斗選手と同じで、今日の結果で菅原選手が頭一つ二つ抜けたと思います。なので、Krushでは誰が勝ち星を重ねて挑戦者になるか?というテーマがはっきりしたと思います。菅原選手には菅原選手で、K-1ではKrushにないテーマの試合を組んで、Krushでは誰が菅原選手の挑戦者になるのか?という試合を組む。そういう方向性が見えたと思います。リング上で菅原選手と話した時にパヤーフォンに負けたことがむちゃくちゃ悔しかったと言っていて、菅原選手はパヤーフォンへのリベンジが大きな目標だと思いますし、それにつながる試合を考えていきたいです。
(パヤーフォンの今後の試合は?)K-1で試合を組むことにになりますが、彼女は現地では大学生なので学校のスケジュールと合わせて試合を組まないといけないんですね。12月の大阪大会はほぼほぼカードが決まっているので、3月の『K’FESTA』以降、早いタイミングで試合を組みたいです。
(昇也が元ライト級王者の瓦田脩二に勝利したが?)ライト級は選手が多くて、8月・12月のK-1でもたくさん試合を組んでいます。元王者の瓦田選手に勝ったからすぐ挑戦というより、他にも色んな選手がいるなかで、そこから挑戦者に相応しい選手が出てくると思います。タイトル挑戦に向けて前進する大きな勝利でしたが、タイトル挑戦についてはそれも踏まえて考えたいです」
女子アトム級王者・菅原美優、合計4度のダウンを奪ってKO防衛に成功!「今日のテーマは『自分のやりたいことをやり通す』でした」
「Krush.142」の[メインイベント(第10試合)/【麺家 あくた川/D-POWER SYSTEMS Presents】Krush女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1RR]で挑戦者チャン・リーに3RKO勝利を収め、3度目の防衛に成功した王者・菅原美優のバックステージインタビューを公開!
菅原
「(試合を終えた感想)ホっとしたのと本当にうれしい気持ちと、(前回)負けてから、ここまでたくさんの人に支えてもらったので、感謝の気持ちでいっぱいです。(3年ぶりの対戦となったチャン・リーの印象は?)3年ぶりの再戦になっているんですけど、期間が開いているのもありますし、あの頃の自分たちとは違いすぎるので、あまり再戦の気分じゃなくて。別の人と戦っているような感じでしたね。
(合計4度のダウンを奪った右ストレートは鍵になると思っていた?)前蹴りと右をよく警戒されてはいたんですけど、やっと前蹴り以外の自分の武器ができたというか。今回すごいボクシングスパーをたくさんやらせてもらっていて。強い選手といっぱいスパーをやらせてもらって、右は褒めてもらえていたので、自信はありました。ちゃんと形で結果に出たのがすごくうれしいし、自信になりましたね。
(KANA選手を彷彿とさせるダウン連発だったが、倒せる自信はあった?)正直全然なかったというか、チャン・リーさんもすごく気持ちが強い選手なんで、絶対に3年前と同じような展開になるんじゃないかと自分で予想していたんですよ。泥仕合じゃないですけど。気持ちが出る分ぐちゃぐちゃっとなって、最後は気持ちが残った方が勝つかなと思っていて、4R勝負の気持ちでいましあt。こういう形になるとは想像していなかったので、びっくりというか。
(3度目の防衛に成功したが、Krushのベルトの防衛回数は意識している?)全然していないですね。試合前とかベルトはあまり見ないようにしているくらい。いい意味で意識しないようにしていて。守りに入るとよくないと思うので、ベルトは守るためにあるんじゃなくて強い人についてくるんで、そういうところはあまり意識していないですね。(結果として数字がついてきた?)そうですね。
(今後の目標は?)やっぱりK-1のベルトが本当に欲しいので、今の目標はそれだけなので。来年のK-1の大きい大会とかでパヤーフォン選手ともう一度チャンスをいただければと。お願いします。それまでしっかり仕上げるので。もっともっと強くなるので。
(右で倒した結果で、RING OF VENUSから強くなった実感はある?)女子大会は自分はいい形で終わらなかった大会で、逆にチャン・リーさんはめちゃめちゃいい形で終わった大会で。そこを止められたのは大きかったなって。ひたすらもう勝ちを取るためだけに練習を必死にやってきて、それがこうやって形になってよかったなっていう感じですね。
(結果としてダウンを取ったけれども倒してやろうというパンチではなかった?)今日は大宮司さんにも『相手との勝負だけど、自分との勝負だよ』と言われていて。自分のやりたいことをやり通すだけがテーマだったんですよ。パンチにしても自分の距離でロングのパンチを打つとか、そういうのを目標にやっていたので、本当にそれがいい形につながったなと言うか、自分を信じて、大宮司さんを信じて、みんなを信じてよかったなっていう。間違いなかったなって思えて幸せです。
(K-1女子大会からの再起戦で防衛戦、追い詰められた感じはあった?)そんなにないですね。負けたら負けなんで。いい意味でも悪い意味でも自分の実力不足なので。自分が全力を出して負けたらそれはもうしょうがないというか、ただの実力不足なので。それも含めて今日のテーマが『自分のやりたいことをやり通す』だったので、やっぱりそれが結果に繋がってくれてよかったなという感じです。
(ダウンを取った後に喜ばずに仁王立ち。あのポーズの意味は?)倒れた、という感じです。(これで決まったという感じ?まだまだという感じ?)まだまだという感じでしたね。立ってくるんで。いかないと、と思って。相手が立ち上がって、全然目が生きていたので。チャン・リーさんの。(また)来るなと思ったので、そこでは喜べないですね。勝ったときにセコンドを見て笑顔でみんな迎えてくれて、そこでなんかハッとしたなというか、勝ったんだなと。
(まだまだ臨戦態勢だった)そうですね。相手が生きているうちは終わっていないので。意識が飛ぶじゃないですけど、戦意喪失するまでが試合なので。気を抜かず、という感じですね。(パンチが上達した中で、何が一番上達した?)今回女子選手とスパーリングをたくさんさせてもらったんですよ。ボクシングスパー。週2くらいで通わせていただいて、パートナーで呼んでもらったりして。やっぱり男の子とのスパーだと、あまり正直打ち込めない。打たせてもらえない。力があると押し負けたりとか。女子とやることで、打ち込みができたというか。その感覚はスパーでつかめたんですよね。
これが当たったら倒れるんだとか、今はいいのが入ったなとか、パンチの感触を覚えたというか。これが実際グローブが小さくなってギアがなかったらどうなるか、までは分からなかったですけど、それが今回結果に出て、それなのかなという感じですね。
(パンチの見本、目標にしている選手はいる?)パンチを得意にしている人だと、ディフェンスが荒いので、パーネル・ウィテカーさんとかがすごく好きで。ディフェンスが上手い選手が好きなんですよ。憧れで言うと、今で言うとガーボンタ・デービスさんとか、ああいう一発ドカンと倒すのは憧れで見てますね。イメージはつかめました。ああいう人を見ていると。ゴロフキンのマネはできません。腰硬くないんで。やってみようと思ったこともあるんですけど、痛いです。
(ファンへメッセージ)今日はたくさんの応援ありがとうございました。本当にたくさんの人に支えられて今日の結果に繋がったと思うので、これからも感謝の気持ちを忘れずにがんばりますので、これからも応援よろしくお願いします。押忍」
昇也、接戦を制して瓦田脩二へのリベンジに成功「これから本気で攻めていく。まだまだこんなもんじゃないです」
「Krush.142」の[セミファイナル(第9試合)/【株式会社 東亜工業所 Presents】Krushライト級/3分3R・延長1R]で瓦田脩二に延長判定勝利を収めた昇也のバックステージインタビューを公開!
昇也
「(試合を終えた率直な感想)KOしたかったです。(試合の出来としては満足していない?)満足はいっていないですね。(瓦田の印象は?)気持ち強かったですね。(1Rでノーガードノーステップの構えを見せたが、あの意図は?)リラックス効果です。(プレッシャーを与えるよりもリラックスがメイン?)そうです。(パワフルな左右のパンチで瓦田選手を追い込んでいたが)試合前から塾長と周りのメンバーと練っていた作戦とは違ったんですよね。本当はゴング直後のグローブタッチと同時に胴回し(回転蹴り)にいくつもりでした。
(会見では体調が悪そうだったが?)ここだけの話、早く戦いたくて。喋るよりも早く戦いたくてうずうずしていました。やっとこの日が来たかみたいな。計量前日(サウナで)体重を落としていた時に、整骨院の先生が一緒に付き添いで来てくれたんですけど、そこの体重計が1kgずれてたんですよ。500gオーバーで楽勝だと思って夜に寝て、朝起きて村上塾の体重計で測ったら1kgオーバーで『え?』みたいな。サウナの体重計ウソじゃんみたいな。焦りましたね。計量に向かっているときに渋滞もあって。『むちゃくちゃやん…』と思って泣きそうでした。(昨日は)だいぶピンチでした。
(リカバリーが成功してかなり調子が良さそうに見えたが?)今日だけじゃないです。これからです。安保璃紅選手と試合が決まったときに俺言ってたじゃないですか。今年は本気で攻めるんで。まだまだこんなもんじゃないです。精進します。(これからの目標は?)聞いてくれてありがとうございます。Krushのベルトをとりあえず獲って、K-1のベルトですね。(ファンにメッセージ)KO勝ちできなくて申し訳ございませんでした。次の試合はもっとがんばるので、がんばるというか倒せる技をもっと見つけるので、練習するので、期待していてください」
松谷桐、白幡太陽を自慢のテクニックで完封「今日は(卜部)功也さんを意識しつつ、自分の得意な技を混ぜて戦いました」
「Krush.142」の[第8試合/Krushバンタム級/3分3R・延長1R]で白幡太陽に判定勝利を収めた松谷桐のバックステージインタビューを公開!
松谷桐
「(試合を終えた率直な感想)勝ったのは素直にうれしいんですけど、もっといけば倒せたのかな、というのは試合の中でやってみて感じました。(白幡の印象は?)すごく気持ちのある選手で、最後まで倒しに来たので、試合していて楽しかったです。(顔面への前蹴りが光ったが?)自分のスタイルをもう一回考えて、(卜部)功也さんにもいろいろ教わりながら、もっと良くなるように改善してもらっての今回の動きでした。いつもよりはいい感じに動けたんじゃないかなと思います。
(前蹴りも含めて白幡選手の前進を上手くさばいていたが)作戦というか功也さんを意識してというか。そこに自分の得意な技を混ぜていくというのを意識していました。なんでもできるというのを見せたくて、それで今回みたいな動きになりました。(憧れの人に自身のスタイルを融合させた?)そうですね。
(今回はK-1側として他団体から来た選手をを迎え撃つ形となったが、自身の立ち位置の変化は感じる?)特にないんですけど、12月にK-1の初代バンタム級王座決定トーナメントもあって、元々K-1にいた人もまだまだいっぱいいて、まだ自分は(外から)来た側だと思っているので、元々いる選手も倒していきたいなと思っています。
(今回の勝利で12月の初代K-1バンタム級王座決定トーナメントにプレッシャーをかけられたと思う?)プレッシャーをかけるのもそうですけど、今回勝って自分が出ていたら優勝できていたと思わせる試合をしたかったです。周りのお客さんとかにもそう思ってもらえたらいいなと思っていました。(今後・直近の目標)次のトーナメントに出る選手をしっかり一人ひとり全員倒して、自分はすぐにK-1のベルトを巻けると思っているので、全員倒してK-1チャンピオンになるのが目標ですね。
(3R行ききれなかったのは?)今回はテクニックで戦おうというのがあって。前回は倒しにいこうとしすぎて自分の動きができなくて、それも含めて功也さんと練習させてもらって、倒しに行きすぎないように、悪いところがでないように意識して戦いました。(最後までペースを守れたという意味では収獲?)そういう面ではよかったのかなと思います。
(ファンへメッセージ)たくさんの応援ありがとうございました。これから自分がバンタム級で一番強いことを勝って証明していくので、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。
倉田永輝、黒田勇斗を下してスーパー・バンタム級転向後は無傷の3連勝!「競り合いの展開で自分が勝てたことは大きな勝利」
「Krush.142」の[第7試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]で黒田勇斗に判定勝利を収めた倉田永輝のバックステージインタビューを公開!
倉田永輝
「(試合を終えた率直な感想)階級を上げてから1RKOが続いていて、3Rいくことがなかったので、こういう競り合いの展開で自分が勝てたことは大きな勝利だなと思います。(黒田の印象は?)黒田選手も前回負けていて、あとがないのは分かってたし、こういう展開になる覚悟はできていたので、自分の想像通りの気持ちの強い選手でした。
(階級を上げてから3連勝、強敵相手に競り合っての勝利だが?)でも自分が見ている舞台はK-1だし、ここで満足するわけにはいかないので。これから自分の思い描いた格闘技人生にしていきたいなと思います。
(試合を通じて手応えがあった攻撃、鍵になったポイントは?)試合が決まってから2か月間、この試合に勝つことだけを考えて生活をしてきて、練習もそうですし、生活もそうなので、それが活きたと思います。
(K-1の王座決定トーナメント出場者に勝利して、この階級の中でもランクがグッと上がったと思うが?)実感はこれからですかね。トップどころとやってみないと分からないというか、まだ全然通用しないと思いますし。こんなんじゃまだK-1のチャンピオンになれないと思うので、現状に満足しないでもっと練習したいと思います。
(これから先の目標)来月同門の(永坂)吏羅くんがタイトルマッチあるんで、吏羅くんが(ベルトを)獲ってくれると思うんで、その後、自分がKrushのベルトを狙っていきたいと思います。(ファンへメッセージ)今回こういう一戦で勝てたので、55kgでこれから自分に期待してくれていた人はあんまりいないと思うんですけど、自分が55kgで必ずトップになると思うんで、今後も注目よろしくお願いします。応援よろしくお願いします」
藤村大輔、夜叉猿戦にかけていた想いとは?「もし負けたら退こうかなという考えもあった。色んな覚悟を持って挑みました」
「Krush.142」の[第6試合/Krushスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]で夜叉猿に3R判定勝利を収めた藤村大輔のバックステージインタビューを公開!
藤村大輔
「(試合が終わった率直な感想)もうめちゃくちゃうれしいですね。マジでほっとしています。(試合前には後がないというコメントもあったが)いろんな覚悟を持って挑んだ試合で。もし負けたりとか、そういう結果だったらちょっと退こうかなというのを考えたりもあって。そういった面で覚悟をもって挑んで、その中で勝てたのでめちゃめちゃうれしいです。
(夜叉猿の印象は?)タフですね。めちゃくちゃタフでした。(タフでパワーのある夜叉猿を技術でいなしていたが)元々夜叉猿選手がラグビー出身で、前に来る力って僕が思っている以上に相当強いなと思っていたので、それを想定して練習して取り組んだという感じでしたね。(イメージ通りに運べた試合ではあった?)ものすごい強烈なものをイメージしていたので、イメージ以内に収まったという感じです。
(この喜びを誰に伝えたい?)会場まで来てくれている皆さんもそうですし、毎回来てくれている両親もそうですし、スポンサーの皆さんもそう。僕のことを見てくれていた全ての人に感謝を伝えたいです。(次の目標は)もっと技術を磨いて。僕はフィジカルがすごく強い自信があるんですけど、そのフィジカルだけでは勝ち進んでいくことはできないので、しっかり技術・テクニックを磨いていきたいなというのがあります。
(ファンへメッセージ)僕の試合を見てくださった皆さん、全ての応援してくれた皆さん、ありがとうございました。これからもしっかり勝って盛り上げていきます。ありがとうございました」
山崎陽一、愛娘に捧げる復帰後初の勝利!「復帰のきっかけは娘の一言。これからも勝って娘と写真を撮り続けたい」
「Krush.142」の[第5試合/Krushスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]でアラン・ソアレスに1RKO勝利を収めた山崎陽一のバックステージインタビューを公開!
山崎陽一
「(試合を終えた率直な感想)うれしいです。(3年半振りの復帰後、待望のKO勝ちの感想は)いやあ、うれしいだけです。(アラン・ソアレスの印象は?)ちょっと……ないです(笑)。(30秒で一発KO・左フックは練習していた?)自然と出た感じで、狙ったわけじゃないです。(久しぶりのマイクの感想は?)KO勝ちも久々だし、勝ったのも久しぶり。3年引退していたので、よかったです。
(戦前のテーマだった『勝つこと』はクリアしたが)自分が復帰したきっかけが娘で、前回引退したときは練習や試合よりも生まれたての娘との時間がいいというか、練習に集中できなかったんです。早く帰って沐浴したいなとか、娘と一緒に過ごしたい欲が強くなってました。その時は試合が決まっていたんですけど、これはダメだなと思って『この試合が終わったら勝っても負けても引退しよう』と思って引退したんです。。
そうしたら去年の春くらいに、娘に『パパ、もうやらないの?』と言われて。『何を?』と聞いたら『キック、パンチ』っていうんです。『パパ、もうトレーナーだよ、やってるじゃん』といったら『戦う方!』って。その時は『パパ、やらないよ』と言って、ジムで一人でサンドバックを叩いたんですけど、10秒くらいで『やっぱり(復帰は)ないな』と。でもそれから少し練習しては『やっぱりない』っていうのを半年くらい繰り返して。
そしたら去年の秋、娘と二人で散歩している時にも『パパやらないの?』と言われて『パパが勝つところを見たい?』と聞いたら『見たい』と言うんです。娘はそんなに覚えていないと思うし、何の気もなく言ったと思うんですけど、その瞬間に復帰を決めました。ただ自分は38歳にもなるし、住んでいる場所も福島だし、師匠の大宮司さんもいないし、昔の仲間もいない、KIKUCHI GYMでは先生なのでトレーナーもいない。でも何か、今やらないと後悔するなと思って。勝ってリングに娘を上げて写真を撮るというのが夢じゃないですけど、やってやろうと思いました。
(いざ試合を再開して)きっかけは娘ですけど、今は自分のためにやっています。自己満足ですね。勝ってリングに娘を上げて写真を撮りたいって思っているので、あとはそれをやるです。それをできる限りやり続けたいなと。それが強い相手でも大きい舞台でも。勝って娘と写真を撮り続けたいという感じです。
(今日は難しかったが、これからは娘さんとのリング上の写真をコレクションしていくのが大きな目標)それをできる限り続ける感じですかね。(ファンにメッセージ)もうすぐ39歳になるんですけど、城戸(康裕)さんもいますし、白須康仁さんも復帰したんで、若い子たちに負けないようにいい試合をしていくので、応援よろしくお願いします」
古宮晴、怪我からの復帰戦&ライト級転向初戦で判定勝利!「僕は余裕を持って楽しんだ方がいい動きもできる」
「Krush.142」の[第4試合/Krushライト級/3分3R・延長1R]で龍之介に3R判定勝利を収めた古宮晴のバックステージインタビューを公開!
古宮晴
「(試合が終わった率直な感想)とりあえず怪我からの復帰と階級を上げて新階級での一戦だったので、とにかく勝ててうれしいです。(龍之介の印象は?)3カ月前に福岡で戦っているのを見て、僕の勝手な印象ですけど、飛び込みが強いのとリーチが長いという印象で、フィジカル面ではそこまで、かなと思っていました。でもいざ試合をやってみると、結構パンチも蹴りも重たかったので、びっくりしました。
(今回の試合に向けて準備したのものはうまくできた?)対策していたことは相手のイメージが違って出せなかった部分もありました。(これで4連勝だが?)とにかく楽しもうという感じですね。余裕を持って楽しんだ方がいい動きもできるので。前回2月に試合をして、8カ月空いていたので楽しかったです。
(次の目標は?)ここで言うのも恥ずかしいですけど、KOして大阪大会をお願いしたかったですけど、KOできなかったので…。いつオファーが来るか分かりませんけれども、次に向けてしっかり準備して、僕の課題である倒せる試合をできるように頑張りたいです。
(ファンへメッセージ)前回怪我で試合がなくなって、残念な思いをさせてしまって待ってもらいました。今回しっかり勝てていい結果を皆さんに届けられたのでよかったなと思います。もっと倒せる試合、面白い試合をできるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
児玉兼慎、代打・大利賢佑に勝利して更なる飛躍へ!「いつでも誰でもいいので試合をやりたい」
「Krush.142」の[第3試合/-64kg契約/3分3R・延長1R]で大利賢佑に3R判定勝利を収めた児玉兼慎のバックステージインタビューを公開!
児玉兼慎
「(試合を終えた率直な感想)ほっとしたのと、ちょっと悔しいですね、普通に。倒さなきゃいけない相手だと思っていたので。それがちょっと悔しいです。(対戦相手が1週間前に急遽変更だったが)初めてだったので、こういうことが。戸惑いましたけど、それまで普通に調整して追い込んできたので、問題はないかなという感じでした。(大きな方向転換はなかった?)そうですね。構えは同じオーソドックスだったので。
(大利の印象は?)やってみて気持ちが強かったし、フィジカルも強かったです。体がデカいというのもありますけど。いい選手だと思います。(1Rに左から右でダウンを奪取したが、あれは練習通り?)そうですね。対戦相手が変わる前からフックの練習はしていたので、それって感じですね。
(3Rにノーガードで受けるようなシーンがあったが)相手が倒れなかったので。相手の攻撃もこれなら大丈夫かなと思って。打たれ強さだけは誰にも負けないと思っているし、あれだけもらってローも蹴ってもらいましたけど、全くノーダメージです。今からでも試合できるくらい。そこはパフォーマンスというか。倒せればよかったですけど。
(ほぼほぼダメージ無し?)どこも痛いところはないです。心が痛いです。倒せなかったので。(次の目標)いつでも誰でもいいので試合をやりたいです。すぐにでもできますし。チャンピオンクラスでも誰でもやるんで、いつでもオファー待ってます。
(ファンにメッセージ)久しぶりのKrushだったんですけど、まだまだこんなもんじゃないんで、次の試合で魅せようと思うんで、これから応援よろしくお願いします」
赤田功輝、ラウェイ王者・南雲大輝に勝利も猛反省「倒しきれなくて悔しい。全ての技で倒せる選手になって帰ってくる」
「Krush.142」の[第2試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]で南雲大輝に3R判定勝利を収めた赤田功輝のバックステージインタビューを公開!
赤田功輝
「(試合を終えた率直な感想)まず勝てたことはうれしいです。ほっとしているんですけど、KOできなかったと率直に思っていて、今までの試合で一番冷静に戦えて、これ試そうこれ試そうとモモカンとかハイキックとかの技を試したんですけど。それが逆に空回りして、6割7割で攻めちゃいました。自分の武器は10割で攻めることだったと思うので、そこが果たせなかったのが反省点、KOできなかったのが反省点です。
(南雲の印象は?)今までと違ったタイプだったし、ミャンマーラウェイのチャンピオンだったので、独特な怖さはもちろんあって。しかも体操技で倒すとずっと挑発されていて『体操技って何だろう……』と夜眠れなかったりもしてたので、ちょっとそういうところも攻めきれなかった要因だったのかな、見過ぎちゃったのかなと。結局ラウェイサンダーって何だったのかなって思いました。
(1Rは南雲選手のフックをガードして反撃していたが)相手がフックを大きく振って入ってくるのがわかっていたので、チームでそこでガードをしてカウンターでフック、ヒザ、フックやストレートのパンチで返す練習を徹底的にやっていました。本番は狙っていたというよりは体から勝手に出ちゃったというイメージでした。あれはチームで作戦を組んで練習していた技のひとつです。
(2Rでスタンディングダウンをとったが、あの頃はもう攻撃は見切っていた?)そうですね。一発入って効いていたのはわかっていたんですけど、そこからが全然ダメダメで。倒せる、倒そう倒そうと思っていて単調単発になっちゃって結局倒しきれないので、3R終わっちゃってたのが本当に悔しいです。
(一方で3Rはバリエーションのある攻撃を見せたが)技の練習をちょっとしたいなと思っていて。今回初めてハイキックだったりとかモモカンとかヒザの攻撃とかを出して。実践じゃないと味わえない経験ってあると思うので、いろいろ試そう試そうと思っていたら3R終わっちゃって。もうちょっとダウン取った時のパンチのラッシュを前半に持ってきてダウンをもっと取っておけば楽に勝てたんじゃないかなと思います。
(今日の結果を受けて卜部功也会長から言葉はあった?)きびしいというか、インターバルもずっと怒られてて。もっといけるよ、もっといけるよ、何してるの、っていう言葉をもらっていて(苦笑)。試合終わった後もこんなんじゃ上に通用しないよって。自分のためを思ってああいう厳しいことを言ってくれて。本当に大事な存在というか。次に上に行くための言葉を受け取ったので、すぐに練習に取り入れて次は倒しきりたいと思います。
(次の目標は?)今回の試合で僕の新しい戦い方を見せられたと思うので、そこに本来の10割の倒しにいく攻撃を今日見せた新しい技にプラスして、全部の技で全部倒せるファイターになって次の試合に帰ってくるので、次の試合を楽しみにしていてください。強くなって帰ってきます。(ファンへメッセージ)応援ありがとうございました。皆さんの声が聞こえていたし、戦っているときも『この攻撃欲しい』『ハイキック!』という声が聞こえていて、ありがとうと思ってハイキックやヒザを出していたので、僕を助ける思いで応援してくれたら、次の試合もがんばれるので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
堀井翼、第1試合でSATORU成合との喧嘩に勝利!「いいクオリティの喧嘩ができた」
「Krush.142」の[第1試合/Krushライト級/3分3R・延長1R]でSATORU成合に2RTKO勝利を収めた堀井翼のバックステージインタビューを公開!
堀井翼
「(試合を終えた率直な感想)ちゃんと倒しきれなかったから、それは悔しいかな。(1R1分で終わらせる宣言がかなわなかったが、第1試合としては盛り上がったのでは?)それはダメです。第1試合1分で決めるのが男で、有言実行してこそ男なんで。今日2Rいって、しかもダウン取られてるから、俺の合格点はゼロ。ダメでした。1%くらい。(1Rのダウン、ダメージは?)わざと転んだんですよ。わざとダウンして、一回『また負けちゃう?』みたいな雰囲気でやるっていうのが、俺の昔の喧嘩のスタイルだったんで。ダウン取られてやられてからやりかえして勝つみたいな。喧嘩のクオリティとしてはよかったんじゃないかと思います。
(試合前に笑顔もあったが?)今まではスポーツをしにいっちゃってて笑顔がなかったんだけど、今回は喧嘩だったから。喧嘩するときにビビりながら行く人なんて誰もいないんで。相手を痛めつけようと思ってリングに向かってたら、ハハって感じで笑顔になってましたね。(SATORU選手については?)気持ちはめちゃくちゃヤンキーだし、いい男だったし、カッコよかった。ただ一つ言えるのは、ちょっと技術が足りないのかなって。失礼な言い方になっちゃうけどね。
(南雲にエールを送っていたが?)何やってんだよ!!………って言いたいところだけど、頑張ってたからしょうがない。次また頑張ってもらって、俺と南雲でKrushガンガン盛り上げて。だから復活しろよ!今日がダメでも次があるから!(今後の目標は?)Krush、K-1のベルトを獲ることでしょ!だから次も面白いカード組んでほしいっすよ。面白い相手、格上とやりてえなって。(ファンのみなさんにメッセージ)大好きだよ!俺のこと注目よろしく!」